呉戦災 あれから60年

『呉戦災 あれから60年』(呉戦災を記録する会、2005/07/01)

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1 呉戦災六十周年記念募集体験記
Ⅰ 炎の嵐
呉戦災の全てを体験した私の学徒時代  佐藤裕 14
学徒動員の記憶―道路を炎が走った   藤居由和 28
人生を考えるきっかけをつくってくれた空襲 斉藤久仁子 35
手記                 増田恭人 45
ある郵便局員の回顧録         三上勇夫 59
私の戦時体験             河上利男 67
昭和二十年の日記           神垣増雄 75
Ⅱ 教室を追われて工場へ
紅の血燃ゆれど            大久保圭子 96
学徒動員による戦中体験記       中西弘子 108
九三式中練試飛行図          藤井キヨ子 112
広第十一空廠についての体験談     杉野恵美子 113
学徒動員中の呉大空襲         栗村英子 114
学徒動員と二度の空襲         福岡都喜子 115
竹原高等女学校学徒動員について    木原芳枝 117
県立竹原高等女学校勤労動員      田中眞佐子 119
戦争中の生活体験           西迫マツ子 123
飢えていた私達            奥本実和子 127
学徒動員体験記            岸本典子 134
偶然が命を救う            東林英子 137
暑い夜                住吉典子 140
学徒動員から六十年          中島澄江 141
動員と空襲              多田静子 142
八月の手記―私と戦争         山田ミサ子 143
学徒動員               宮内後広子 145
旅行証明書              田中幸子 146
呉湾の今昔              山中和子 147
大空寮                西田登喜子 149
生き地獄               杉原幸子 150
Ⅲ 銀翼の影の下で―初空襲の日
呉軍港の空襲             木村フジエ 152
呉初空襲               竹本博治 153
呉空襲と父の死            小瀬利治 154
奪われた青春、戦忘れない       広本積 157
Ⅳ 眠れぬ疎開の日々
私の戦争―学童疎開体験記       久万正栄 160
子供たちの太平洋戦争―岩方国民学校児童の集団疎開―山崎優 164
哀れな記憶―断片           朝倉邦夫 170
Ⅴ 五月の黒い空
「タコツボ」に生きる         住原哲二 174
工場死守のためのタコツボ入り     四宮静雄 176
爆弾と「タコツボ」          佐々木茂 179
阿賀町での空襲            Sさん 180
Ⅵ 工廠爆撃の恐怖
呉工廠の空襲と市街地の焼夷弾空襲に遭遇して 藤久常夫 186
呉市街地と呉工廠の思い出       松本春義 189
呉海軍工廠砲煩部の空襲        村上久夫 192
Ⅶ 焔にまかれて
炎の記憶               濱本義人 194
呉空襲の体験             信太サカエ 195
呉市史を正す―吉浦地区の被害と体験  中田文芳 198
呉市における生活体験記        守屋優 202
戦災も原爆の延長線にある       奥川忠 205
三世代に語り継ぐ           中宗洋子 207
呉空襲の記憶             中田芳子 207
五十三年ぶりのいれいひ        中宗政成 209
呉空襲と当時の生活風景        藤川順子 211
呉市街地の空襲            吉原忠司 213
呉市街地空襲について         中塩寛治 216
空襲                 河野久恵 219
呉空襲を顧みて            戸田貞子 220
戦時中の思い出            真苗チヅ子 224
防空壕の思い出            岡崎和子 225
勤労動員と呉空襲の体験        小川宮三 227
自分史上にみる戦災記         村田隆子 229
呉戦災体験記             蔵下一士 232
家族と家を焼かれて          中下量人 236
〈資料〉空襲被害対策二関スル件         238
〈資料〉呉空襲犠牲者数各種統計一覧表      243
〈資料〉米国戦略調査団への提出資料 呉空襲被災統計 244
〈資料〉爆弾投下統計
Ⅷ 火の空と血の海のあいだ
「伏龍」特攻隊と戦艦「日向」の戦闘  石井康 248
呉軍港戦闘記             黒永忠 252
一信号兵の思い出           大皿俊治 258
「日向」軍艦旗返還の思い出      浜万寿生 267
Ⅸ 潤いなくして
呉海軍鎮守府建設頃の挿話及び呉空襲を目撃 植田盈 270
戦時下の郷原・黒瀬           加納清子 273
戦時中の生活について          横間フキエ 275
Ⅹ 戦場の暮らし
海軍哀愁の栞              原田初 278
戦火のなかの呉海軍病院         松岡幸子 287
加害の体験を見つめて          久保田哲二 289
〈資料〉布告 昭和二十年八月十五日 呉鎮守府  303
〈資料〉連合軍進駐地付近住民ノ心得 広島県警察部 304
XI 記憶と和解
弔意と平和を希求―戦災死者名簿の公開  朝倉邦夫 306
祝 詞   工僚神社 宮司       佐々木尚宏 307
祭神人名帳 工僚神社  308
殉国之塔について            横間フキエ 310
殉国の塔殉職者名簿   312
お地蔵さん               宮本澄枝 313
地蔵尊建立趣意書  315
呉市空爆死亡者名簿 供養地蔵尊  316
2 米軍による呉市民尋問録
米軍による呉市民尋問録         神垣惟秀 318
〈資料〉回答者一覧  345
〈資料〉呉市への尋問調査        吉田魏彦 訳 348
3 米軍パイロットの呉空襲体験記
米軍パイロットの呉空襲体験記 吉田魏彦 354
Ⅰ 三月一九日「紫電改」と米海兵隊機の空中戦
「紫電改」の邀撃で全身傷だらけの帰還   364
一九四五年三月一九日 呉地方攻撃 概要(一)  368
一九四五年三月一九日 呉地方攻撃 概要(二)  370
死闘三〇分―ついにとらえた「紫電改」のイラスト 374
報告に「紫電改」初登場             374
敵機の強烈な印象                375
敵機空軍パイロットは精鋭            375
日本機の撃墜・損傷記録 十四機         376
米軍の損失も甚大                377
一機帰投なし 三名生死不明           378
六名が戦闘中行方不明              380
日本の空母「天城」を攻撃            387
「大和」攻撃誤認報告              388
カボット艦載機の写真撮影            390
Ⅱ 三月一九日大和攻撃
大和をめぐって(一)               392
大和をめぐって(二)               393
大和をめぐって(三)               395
七万トン超の「大和」を四万八千トンの新情報で  397
大和をめぐって(四)               398
大和攻撃略図                  399
広島湾においてベニントン艦載機ヘルダイバー、大和型を攻撃 400
Ⅲ 四月七日 大和の最期
主砲による三式弾の砲火を浴びつつ        401
一九四五年四月七日「大和」攻撃抜粋      404
大和攻撃―二回目の交戦             404
Ⅳ 七月二四日―二八日
「天城」「葛城」攻撃              407
偽装艦三隻発見、次の攻撃目標に         410
一九四五年七月二四日 呉地方攻撃 概要    411
「莉根」への攻撃                412
「日向」をめぐって               415
一九四五年七月二五日 呉地方攻撃 概要    416
一九四五年七月二八日 呉地方攻撃 概要    418
偽装した日本艦船を攻撃(1)(2)
Ⅴ 撃墜されたパイロットたちの記録
呉海軍刑務所に収監された米飛行士一覧      422
呉近辺の墜落米パイロットの公開調査       425
Ⅵ 追記
呉海軍刑務所に収監された米飛行士一覧      422
呉近辺の墜落米パイロットの公開調査       425
おわりに