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日本兵捕虜は何をしゃべったか

『日本兵捕虜は何をしゃべったか 文春新書214』(山本武利、弁芸春秋、20011220)

内容

捕虜第1号…7
1 米軍の対日諜報システム…17
日本兵を捕えろ/日本語を学べ/敵文書を収集、分析せよ/日本兵捕虜から情報を絞り取れ/多様な諜報機関
2 日系二世の秘密戦士たち…49
AT-Sの設立と二世/水も漏らさぬAT-Sの組織/二人の日系二世情報兵の活躍
3 ずさんな日本軍の情報管理…73
国内向けの漏洩防止策/兵よ投降と漏洩の心理/高級将校の無責任/暗号書の遺棄/視野狭窄の大本営参謀
4 ガダルカナル戦線…113
死者数の割に少ない捕虜/遺棄された作戦命令書/情報凝縮の陣中日記/兵士の母、恋人への遺書
5 ニューギニア、フィリピン戦線…139
一九四三年の戦果/一九四四年の戦果/一九四五年の戦果
6 中国、ビルマ、インド戦線…153
将校の供述/下士官、兵卒の供述/朝鮮人兵士・軍属の供述/従軍慰安婦の供述
捕虜と日本占領…181
あとがき…187

思想検事

『思想検事』(荻野富士夫、岩波新書、20000920)

内容

思想検事とはなにか
「思想司法」という発想―大逆事件から3・15事件まで
1 「裁判攻め」、そして森戸事件
2 治安維持法―治安法制の最強・最大の武器
3 京都学連事件前後
4 思想検事の誕生
弾圧と「転向」の体系ー「共産党の自壊没落時代」を演出
1  大量検挙のなかで
2  法の拡張解釈ー目的遂行罪の活用
3  「転向」方策を編み出す
4  さらなる機構の拡充へ
5  思想検事たちの勝利宣言
検事主導の「思想戦」ー日中戦争下の取り締まりと拡大と深化
1  思想犯保護観察制度の成立
2  社会民主主義と宗教運動も標的に
3  思想検事の再拡充
4  「思想司法」の掌握指揮をめざす
 Ⅳ  「思想国防」体制の構築―対米英開戦から敗戦まで
 1  司法理念のあらたな展開
 2  新治安維持法はなんであったか
 3  「陛下の検察官」ー「思想国防」の支柱として
4  「決戦段階」の弾圧強化
 公安検察への道ー克服されないままの戦後
1  思想検察はなぜ断罪されなかったか
 2  公安検察への継承
 結び ふたたび思想検事とはなにか
 治安維持法関連条文
 あとがき
 参考文献一覧

二十世紀日本の戦争

『20世紀日本の戦争』(阿川弘之・猪瀬直樹・中西輝政・秦郁彦・福田和也、文芸春秋〈文春新書〉、2000720〈第1刷〉0805〈第2刷〉

内容<作業中>

1 日露戦争 近代との邂逅
2 第一次世界大戦 「総力戦」の世紀
3 満州事変 終わりなき暴走
4 太平洋戦争 混迷と陶酔
 「四国同盟」なら勝てたか
宮中で失神した近衛文麿
ノモンハン事件の衝撃
見抜けなかったナチスのいかがわしさ
情報戦は中国の圧倒的勝利
元老はなぜいなくなった
石油禁輸は開戦の方便に使われた?
アメリカの謀略
強気の建前、弱気の本音
判断を歪めるテロへの恐怖
「大和」「武蔵」の幻影
日米戦は「行きがけの駄賃」
アメリカの挑発をどうかわすか
ハル・ノートにひそむ岐路
「爽快感」の構造
真珠湾の勝利は本当によかったのか
情報の軽視がもたらしたもの
国際法軽視、二つの理由
短調軍歌の奇妙な陶酔
原爆のお䕃で終戦にできた?
5 湾岸戦争 残された課題
国連軍と日本国憲法
「戦後システム」の破綻
アメリカの占領政策は国際法違反
空回りする「第九条論議」
公のための死をどう顕彰するのか
第二の統帥権問題
大きなショックが必要
あとがき 猪瀬直樹

オバマの孤独

『オバマの孤独』(シェルビー・スティール著、松本剛史訳、久世和彦編、青志社刊、20080412)

内容<作業中>

まえがき
1 人間オバマ
1 「一滴の血」のルール
2 現存する”劣等人種”制度
3 父親探し
4 本物の黒人であること
5 迫られた、黒人社会への帰属
6 ふたりの女性
2 社会のなかのオバマ
7 現実と対峙するための「仮面」
8 白人社会と交わす「約束の取引」と「意義申し立て」
9 白人から崇拝される有名黒人
10 生まれながらの交渉人
11 アメリカが待ち望んでいた男
12 彼は黒人らしい黒人か?
13 オバマが歴史の外へ転落する危険

2025年11月(日録)

2025年11月(日録)

できごと
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 02 )ヒロシマ遺文への投稿=「オバマも救えないアメリカ
03 文化の日)ヒロシマ遺文への投稿=「歴史とはなにか」、「検証「戦後民主主義」
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検証「戦後民主主義」

『検証「戦後民主主義」 わたしたちはなぜ戦争責任問題を解決できないのか』(田中利幸、三一書房、20190520)

内容

序文 アジア太平洋戦争と「戦後民主主義」/7
1 日清・日露戦争から「満州事変」まで/8
2 日中戦争から「武力南進」政策の開始まで/12
3 三国同盟調印から太平洋戦争開始まで/18
4 太平洋戦争期における日本軍の残虐行為/23
5 日米軍事同盟の原点としての日米「原爆正当化」共同謀議/31
1 米軍による日本無差別空爆と天皇制ファシズム国家の「防空体制」/41
1 日本の「防空法」と「防空体制」の実態/45
2 太平洋戦争期の「防空」と「防空壕」の実情/52
3 「御真影」と「御文庫」の絶対守護命令に表れている天皇制の本質/57
4 東京大空襲と「吹上防空室」補強作戦/62
5 米軍日本本土無差別空爆の実相/71
6 通常戦略爆撃の一貫として理解された原爆無差別大量殺戮/87
7 「加害・被害両責任の隠蔽」の絡み合い/92
2 「招爆責任」と「招爆画策責任」の隠蔽 日米両国による原爆神話化/101
1 広島・長崎原爆攻撃の隠された政治的意図とポツダム会談/106
2 原爆攻撃と「国体護持」をめぐる日米政府の駆け引き/116
3 国体護持、統帥権とポツダム宣言受諾の関連性/134
4 日米両国の原爆利用 米国の無差別大量殺戮「正当化」と日本の原爆被害の「終戦利用」/145
5 原爆責任隠蔽と矛盾にみち屈折した「戦後日本民主主義」/161
3 「平和憲法」に埋め込まれた「戦争責任隠蔽」の内在的矛盾
前文と9条活用への展望に向けて/169
1 天皇裕仁の免罪・免責を目的とした憲法第1章と2章9条の設定/173
2 戦争責任意識の希薄性がもたらした憲法9条「非戦・非武装」の抜け道/189
3 「戦争責任」の自覚に基づく憲法前文と9条の一体的相互関連性/198
4 「主権国家」観念を超える「国家悪」論 大熊信行と小田実/205
5 市民の「抵抗権」としての9条活用と民主精神確立に向けて/216
4 象徴天皇の隠された政治的影響力と「天皇人間化」を目指した闘い/231
1 「国体」観念を継承する憲法第1章 宗教的権威と非人間的「象徴」/234
2 「象徴権威」の政治的役割 その歴史的背景/245
3 戦後「象徴権威」の活用 天皇に見る「加害と被害の逆転」と「一億総被害意識」の創出/251
4 「象徴権威」の現代的活用 あらゆる政治社会問題を隠蔽する幻想効果と戦争責任のさらなる隠蔽/260
5 天皇裕仁の戦争責任追求を通して「天皇人間化」を目指した労働運動家、学生と元日本兵/270
5 「記憶」の日米共同謀議の打破に向けて ドイツの「文化的記憶」に学ぶ/299
1 罪と責任の忘却ーハンナ.アレントの目で見るオバマ大統領の謝罪なき広島訪問/302
2 広島の「記憶の伝承」方法の精神的貧困性/313
3 葬り去られた記憶の復活 「ノイエ・ヴァッへ」と「空中に浮かぶ天使」/322
4 ドイツ「過去の克服」運動の歴史と「記憶と継承」としての追悼施設運動/328
5 「コミュニケーション的記憶」から「文化的記憶」へ
ドイツ個別の記憶から人類の普遍的記憶への止揚/333
6 日本独自の文化的記憶による「歴史克服」を目指して/339
あとがき/356

 

歴史とはなにか

『歴史とはなにか』(岡田英弘、文芸春秋、20010220)

内容

1 歴史のある文明、歴史のない文明
歴史の定義
歴史のない文明の例
中国文明とは何か
地中海文明とはなにか
日本文明の成立事情
2 日本史はどう作られたか
 神話をどう扱うべきか
 「魏志倭人伝」の古代と現代
 隣国と歴史を共有するむずかしさ
 3  現代史のとらえかた
 時代区分は二つ
 古代史の中の区切り
 国民国家とはなにか
 3  結語
 だれが歴史を書くか

オバマも救えないアメリカ

『オバマも救えないアメリカ』(林壮一、 新潮社〈新潮新書〉、20110620)

プロローグ
1 オレもオバマに投票したよ
―2人の教え子との対話
2 あそこの住民は簡単に人を殺す
―最も危険な街WATTSを歩く
3 ここはゴーストタウンになりかかっている
ースプリングスティーンが歌った街で
4 メキシコナンバーの車には近づくな
ー国境にて
5 黒人はいつだって虫けらのように扱われる
ーオスカー・グラント事件
6 祖父のように景観になろうと思う
ー黒人格闘家ヴァーノン・ホワイトの志
7 トロントに観光で来られるなら金持ちだ
―カナダの移民たち
8 このままだとデトロイトは地獄になるよ
ー物乞いたちの生活
9 まずは高校を卒業させてやりたい
ー10代のホームレスを見守る人たち
10 オバマは希望を与えようとしないじゃないか
ー故郷・シカゴを歩く
11 オバマは理想主義者で、現実が見えていないよ
ー移民たちの明暗
12 政治家が何を話そうが、オレは全く興味ないね。あんまり人間を信用すると、痛い目に遭うよ
―元世界チャンプの諦念
エピローグ

2025年11月(日録)

2025年11月(日録)

できごと
01
 02 ) ヒロシマ遺文への投稿=「オバマも救えないアメリカ」、「」、
03   ヒロシマ遺文への投稿=「歴史とはなにか」、「検証「戦後民主主義」」、「2025年11月(日録)」、「オバマの孤独
 04  ヒロシマ遺文への投稿=「二十世紀日本の戦争」、「思想検事
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伝書鳩―もうひとつのIT

『伝書鳩―もうひとつのIT』(黒岩比佐子、文芸春秋(新書)、20001220)

内容<作業中>

忘れられた鳩通信
1 鳩通信の発祥
2 軍用鳩の活躍―第一次世界大戦まで
3 軍用鳩の終焉―第二次世界大戦から現代まで
4 新聞社・通信社の鳩便
5 様々な鳩通信
6 通信から鳩レースへ
鳩レースと競馬/海外鳩レース事情/明治の旦那衆が始めた競翔会/1千キロメートルの醍醐味/靖国神社の慰霊碑「鳩魂塔」/
鳩の特殊な能力
ピカソとモネを見分ける/都市の嫌われ者になったドバト
あとがき