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陸軍葬儀委員長—支那事変から東京裁判まで

『陸軍葬儀委員長—支那事変から東京裁判まで』(池田純久著、日本出版共同株式会社、19530305)

内容

自序
009 命取りの支那事変
033 つきあい下手な日本人
047 弾雨を潜って
071 裏切ったソ連
109 壕中御前会議
危機一髪/原子爆弾/ソ連の参戦/陸軍は徹底抗戦か/或いは負けか、互角か/天皇の聖断/内閣首班の性格/得意の鼻へし折らる/運の悪い満州皇帝/陸軍葬儀委員長/
149 割り切れぬ東京裁判
恐る恐る弁護人に/見直したアメリカ弁護人/東京裁判は文明の逆行/大噓吐きの満州皇帝/鉄のカーテン/
181 戦争は御免だ
冷戦から熱戦へ/熱戦の形態/日本は真空地帯/無防備が安全か/ガンジー主義/自主軍備/集団防衛/統帥権問題
207 木に竹を継ぐ
無批判なアメリカ民主主義/国民性と政治/日本の場合/アメリカ型/
221 危険信号
 対日講和条約/戦争の萌芽/

極限の中の人間—極楽鳥の島

『極限の中の人間—極楽鳥の島』(尾川正二<おかわまさつぐ>、国際日本研究所、19690525)

内容

 部
 序に代えて 西治辰雄
<原子爆弾によって荒廃した広島の一角、宇品の山寨然とした仮設の校舎で、尾川兄との最初の出会いはつくられた>
 1  序幕
 <地図 東部ニューギニア>
 2  転進
 3  人と人
 4  戦野
 5  自然と人間
 6  終戦
1  玉砕宣言
2  流言
3  戦争と人間
 <広島に落とされたという、とてつもない爆弾のことを聞いた>pp.246-247
4  処刑
5  髑髏隊
6  武装解除
7  配流
8  奴隷
9  人間模様
10  自由
11  帰鳥
12  権威と秩序
13  二人の老人—浦賀港-
14  浦賀検疫所
<外地の家は、すでに失われていることを知った。外地に生まれ、育って、故郷を失っていたのである。広島郊外の伯母にあてて、とにかく電報を打った>p.284
15  招集解除
16  廃墟—広島-
 あとがき
 <帰還後1年間、ほとんど病床ですごした。広島県安佐郡安村、農家の納屋の一隅である。>

歌集 鶺鴒

『歌集鶺鴒 長崎多磨叢書第三篇』(迫澤子著、長崎多磨会刊、19530120)

001 序 島内八郎
013 三日月集(昭和20年以前)
018 箒雲集(昭和21年)
035 季節の花(昭和22年)
063 見通しの廃墟の中に雙塔<そうとう>はそのおもかげを半ば曝しつ(浦上天主堂)
064 うず高き瓦礫をぬきて立つ塔にキリストマリアの像は残りつ
065 聖歌隊のコーラスをいま聴きおりて眼つぶりぬ廃墟の中に
066 あけくれ抄(昭和23年)
072 二月の感情(昭和24年)
086 瀬音抄(昭和25年)
092 向日葵集(昭和26年)
過去を抱く
不安から逃れたときの悦びをくりかえしつつ老いゆくかわれは
死の翳におびやかさるるといふ貌〈かほ〉のみにくくゆがむとみにこのごろ
120 愛憎抄(昭和27年)
原爆の悲しき痛手うすらぎて過ぎ来し日日よ七年は経つ(原爆七周年記念日二首)
原子野に早や建ち並ぶ家家の窓の灯りよ胸に沁み来る
132 母の歌集『鶺鴒』によせて 田中幹朗
134 短歌的リアリズムについて 迫徹朗
138 後記 迫澤子

 

季刊文芸誌 岬 第一号

『季刊文芸誌 岬 第一号』(長崎・風の会編・刊、19670115)

内容

zas0215-misaki
特集 長崎と私
28 佐多稲子「もどかしさ」
29 原田種夫「愛する古都」
27
42 「風木雲太郎詩集 ビードロに寄せて」

 

瓊波(たまなみ) 第20号

『瓊波(たまなみ) 第20号』(長崎市立中学校国語研究部、19721220)

内容

はじめに 004
1 八月に英子は・・・<詩歌> 001
2 原爆<論説風に書いた文章> 030
西浦上1年「平等な社会」
緑が丘1年「27年前に落ちた原子爆弾」
福田2年「世界平和」
西浦上2年「戦争を知らない私だけど」
梅香崎2年「勉強する意義」」
大浦3年「原爆」
西浦上3「三たび許すまじ」年
3 負けたあの日<随筆風に書いた文章> 048
長崎1年「原爆忌」 73
4 アンネ=フランクへの手紙<読書感想文> 130
5 海水魚<説明ふうに書いた文章> 153
6 海の色のように<創作> 154

 

 

原爆記-長崎師範学校被爆三十周年祈念

『原爆記-長崎師範学校被爆三十周年祈念』(長崎被爆祈念誌刊行会<編・刊>19750809)

内容<作業中

タイトル
原爆記録誌発刊によせて
1 教師の記録
2 追悼記
3 学生の記録
1 三菱兵器製作所大橋工場にて
2 地下工場で
3 夜勤を終えて
4 入学間もなく
5 教練を受けて運動場で
6 音楽教室
7 私は残留性だった
8 あの日、あのころ
9 軍隊にいた私と原爆
4 学校の復興
5 在籍者名簿
あとがき

 

詩誌「錨」5号

『詩誌「錨」5号』(錨の会、19700910)

内容

タイトル 備考
詩 深江福吉
01 蘇生の時
04 マリアの首
05 浦上の黄昏
09 ブルドーザー
12 虫の声
14 蚊と蚤と
15 ビラ
17 ファイアストーム
18 ある旅館にて
19
……
33 <私論>深江福吉「モノローグⅢ・Ⅺ 原爆体験の文芸作品化について」
36 <私論>深江福吉「詩人は情報化に対蹠せよ」
39 深江福吉「後記」
発行所:「錨の会」(長崎市滑石町)