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原爆と検閲 アメリカ人記者たちが見た広島・長崎

『原爆と検閲 アメリカ人記者たちが見た広島・長崎』(繁沢敦子著、中央公論新社、20100625)

内容

見出し
被爆地へ向かった三人 3
1 航空特派員たちが見た広島 19
1 航空特派員の派遣 20
2 広島の何を伝えたのか 29
3 戦略航空軍の意図 47
2 アメリカでの掲載記事 55
1 ナカシマの原稿の行方 56
2 「原爆症」への加筆と修正 60
3 特高課長たちの証言 69
3 長崎ルポと変わる論調 75
1 長崎の描写 76
2 米陸軍の「残留放射能」否定 89
3 科学記者たちの”協力” 94
4 アメリカの検閲-第二次世界大戦下 101
1 検閲局の設置 102
2 自主検閲の浸透 113
3 原爆開発における検閲 121
5 占領下日本の検閲 135
1 対日本の言論 136
2 対連合国の報道 140
3 ウェラーの「幻の長崎ルポ」 144
6 航空特派員の”任務” 155
1 原爆投下の「正当化」捜し 156
2 空軍独立のために 162
3 広報官マクラリーが「消した」事実 166
被爆地を見た記者たちのその後 175
1 彼らが歩んだ戦後 176
2 核への意識と愛国心 196
あとがき 201
参考文献 216

証言・私の昭和史6-混乱から成長へ

『証言・私の昭和史6-混乱から成長へ きき手:三国一朗』(テレビ東京編、旺文社刊、19850125)

内容

003 三国一郎 「文庫本」刊行にあたって
006 まえがき
008 編集部注記
013 犬丸徹三 マッカーサーが東京に来た日
028 三遊亭円生、古今亭志ん生、横田卯平 敗戦と涙と落語とーある満州終戦秘話
044 佐藤亮一,園田真平 国府軍に捕われて一五ケ月-終戦直後の北京収容所
062 白根清香,相沢光朗 円切り替えのころ
078 影山三郎,丸山仁一,山下正一 新レイテ島の捕虜新聞
097 中村勝平,渡辺安治 回想の六〇〇万復員-最大の戦後処理
112 香月泰男,斎藤可寿子 私のシベリア抑留回想-一画家の執念
曽祢益,山田久就 公職追放の内幕-GHQ製民主化
128 長谷川幸雄 東条大将自決ならず!
145 高柳賢三等 ビー・サイレント!-東京裁判開廷す
161 佐藤達夫 GHQ六〇二号室-憲法誕生秘話
並木幾太郎等 悪夢・帝銀事件
古橋広之進,サトウハチロー,橋爪四郎 フジヤマのトビウオー敗戦の日々に輝く栄光
藤井恒男等 下山国鉄総裁怪死事件
埴原和郎 朝鮮戦争死体処理班-ある人類学者の回想
石田稔造,川辺照男,川辺トシコ 桜木町事件-八分間で国電丸焼け
白井義男,アルビン・R.カーン 白井、チャンピオンとなるー日本ボクシング界初の栄冠
菅谷篤二 恋文代筆二〇年-恋文横丁の元参謀
一万田尚登  占領下の日銀総裁-法王といわれた八年間
金井正夫,三原明夫 奄美大島の祖国復帰なるー二〇万人が断食した?
高木俊朗,古谷綱俊 ブラジルの勝組・負組-日本人移民の悲劇
見崎吉男,安部光恭,大井俊亮 ビキニの閃光-第五福竜丸と私
大沼国作等  洞爺丸沈没すー日本最大の海難事故
松本俊一,木谷忠 日・ソ復交なるー松本全権の回想
城野宏 最後の戦犯だった私-中国と私の26年
加納竜一,山中真男,中山弘美 返ってきた幻のフィルム
小林亮,後藤清敏  ある父と子の戦争記録-戦死公報をめぐる20年
西垣匡,三長高明 ジャングルに探りあてた父-ある戦争孤児の20年
原田勝正 戦後・混乱から成長へ
年表

渡辺浩

資料年表:渡辺浩(わたなべ・ゆたか)

年月日
1930
** 長崎(築町)で誕生。
1945
0809 長崎で原爆被爆。15歳、長崎県立長崎中学校3年生。
1953
**** 早稲田大学第一文学部卒業。
2002
1120 渡辺浩『15歳のナガサキ原爆』(岩波ジュニア新書)
 目次 はじめに
1 ナガサキを知っていますか 1
2 小国民と戦艦「武蔵」 15
3 戦争している国の中学生 29
4 一九四五年八月九日 53
5 われわれの8・9 91
6 爆心地を越えて 107
7 再び爆心地へ 121
8 ナガサキ・ディ・アフター 141
おわりに―二十一世紀を生きていく人たちへのお願い 173
原爆被害地図・長崎市街地図・広域図
 2025
 0428  『毎日新聞』(2025/4/28 朝刊文化面)
 <未来への轍(わだち)>原爆をいかに語り継ぐ 悲惨と「許し」、映画の力で

2025年6月(日録)

2025年6月(日録)

できごと
01 )ヒロシマ遺文への投稿=「ヒロシマは昔話か 原水爆の写真と記録 | ヒロシマ遺文
 02  ヒロシマ遺文への投稿=「はらおぐさ 原小草 開園10周年記念特集」、「清らかな鈴の音を 15年の歩みから」、「天皇系図(抄)
03   ヒロシマ遺文への投稿=「戦争をしない国 明仁天皇メッセージ」、「恵の丘長崎原爆ホーム
 04   ヒロシマ遺文への投稿=「ひろしまを考える旅
05    ヒロシマ遺文への投稿=「広島から世界の平和について考える
 06    ヒロシマ遺文への投稿=「原爆献水 ヒロシマでは平和祈念と環境保全はかさなる
 07  ヒロシマ遺文への投稿=「ヒロシマ調査・研究入門 原爆被害を調べる人のためのガイドブック」、「広島爆心都市からあいだの都市へ 「ジェンダー×植民地主義交差点としてのヒロシマ」連続講座論考集
08 ) ヒロシマ遺文への投稿=「どっこい私は生きている ヒロシマの車いすおばちゃんの手記
 09   ヒロシマ遺文への投稿=「危機からの脱出 平和運動入門」、「太陽 No.9 特集・長崎
10    ヒロシマ遺文への投稿=「資料年表:増田善信
11   ヒロシマ遺文への投稿=「SSDⅢに核兵器のすみやかな廃絶を要請する日本連絡会日本連絡会代表団行動の記録
12  ヒロシマ遺文への投稿=「新婦人しんぶん ヒロシマ・ナガサキ関連記事
13
13
 14
15 ) ヒロシマ遺文への投稿=「広島大学75年史通史編目次
16
 17  ヒロシマ遺文への投稿=「天皇裕仁と地方都市空襲
18  ヒロシマ遺文への投稿=「広島女学院大学宇吹ゼミ
19
20   ヒロシマ遺文への投稿=「皇室の20世紀 隔週刊DVD付きマガジン
21
22 ) ヒロシマ遺文への投稿=「主な学生運動<広島大学 >
23
24   ヒロシマ遺文への投稿=「英霊とともに三十年―靖国神社国家護持運動のあゆみ―」、「象徴天皇がやって来る 戦後巡幸・国民体育大会・護国神社
25
26   ヒロシマ遺文への投稿=「戦後日本と戦争死者慰霊―シズメとフルイのダイナミズム
 27   ヒロシマ遺文への投稿=「「靖国」と日本の戦争
28   ヒロシマ遺文への投稿=「昭和天皇の「極秘指令」
29 )ヒロシマ遺文への投稿=「オリンピック・スタデイーズ  複数の経験・複数の政治
30
 ヒロシマ遺文への投稿=「」、「」、「」、「」、「」、「」、

障害者と戦争-手記・証言集

『障害者と戦争-手記・証言集』(清水寛・編著、 新日本出版社、19870725)

内容

 頁  著者  タイトル  メモ
 005  清水寛  はじめに―戦争と障害者
 014  堀登喜雄  聴覚障害の身で被爆して
 029  西岡恒也  ある弱視者の戦中戦後
 043  安部和二郎  私の8・15と障害者運動
 063  森種子  肢体不自由のわが子と生きて
 079  上杉文代  よみがえった海辺の教育—もう戦争は許せない
097 伊波園子   沖縄戦と私のあゆみ
119  坂田正晴  わが俳句を証として―戦後生まれの戦争体験
八・九わが誕生日や車椅子
梅の核に唾液ひろがる八・九
 138  程塚英雄・長沼皖司  子どもたちに戦争体験から何を学ばせるか―総合学習「満蒙開拓から障碍児へ」の実践をめぐって
  158  吉野豊・椙谷恵吾・吉田悦男  平和はぼくらのねがい―与謝の海養護学校の「平和学習」のとりくみ
  159  清水寛   あとがきに代えて

幻の声-NHK広島8月6日

『幻の声-NHK広島8月6日』(白井久夫、岩波書店(新書)、19920720)

1 声が聞こえる 1
一通の手紙 2
田辺澄子の問い 5
ラジオ誕生五〇周年の試み 8
一枚の絵・大阪を呼ぶラジオ 13
「日本放送史」唯一の被爆記 17
「まぼろしの声」を企画する 22
2 それは女の声か 27
NHK原爆之碑 28
執念の名簿 34
三人の女子アナウンサーがいた 38
女の声を聞いた 43
女性技術者・村上フユ子の証言 46
女性タイピスト・深井雪野の証言 49
田辺澄子の「ヒロシマ」 53
死者を数える 57
3 男の声も流れた 61
マイクはふきとんだ-第二スタジオ・古田アナウンサー 65
増幅器は振れていた-調整室・寺川政雄 69
それは父です-倉田ディレクター・遺族 73
放送所も呼んでいた-西崎俊夫・武田要・松岡巌 75
複数の声が連絡を求めていた 81
誤操作ではない-調整室・寺川政雄 85
ヒロシマの声が聞こえる-放送所長夫人・堤ハツネ 88
4 最後の声 93
放送を停止せしめざること 94
ひとつの命令・五つの空襲 98
放送局の朝 103
そのときラジオは・・・ 109
「電波をだせ」 116
午後、連絡線は確保された 122
黄昏の放送所 126
失われた一日 130
5 警報放送はあったか 135
誤解された警報放送 136
警報発令は司令部壕内で死んだ 141
古田アナウンサーはどこにいたのか 148
手にした原稿は? 152
すべては四三秒以内のこと 157
6 警報の遅れ、それは・・・ 163
警報の遅れはくり返された 164
発令者は誰か 174
作戦室の主役たち 179
たち遅れた中国軍管区 183
五〇九混成群団・新しい作戦 197
死者一五%の違いか 201
ラジオの遅れ 204
7 死者たちの声 209
「カ細イ 静カナ言葉」 210
最後の犠牲者 214
「天ノ命ナランカ」 219
闇に沈む声 228
エピローグ 死すとも乱さぬ声 233
あとがき 243

もういやだ 第3集 わが身焦がされてもなお

『もういやだ 第3集 わが身焦がされてもなお』(長崎原爆青年乙女の会編、汐文社、19850809)

谷口稜曄 発刊にあたって(原爆青年乙女の会会長)
7 小旗幸三郎 悪夢の刻
19  田中ウタノ 悲しみはいつまでも
27  平山兼則 真夏の悪夢
41  永富郁子 生命のある草
49  永瀬和子 小学生の兄と二人残されて
57  小幡悦子 工場の二階から逆さ吊り
65  平田みち子 出産のたびに不安
71  黒川正 俺たちがやらんば
85  片岡津代 青春を奪われて
97 山田拓民 被爆を背負って
105  谷口稜曄 被爆の証人として生きる-私の体を見てください
119 山口仙二 あの日から-私の生きた日々
143 下平作江 原子野に生きる
あとがき

MONITOR 広島の証言と警告 21世紀に伝える

『MONITOR 広島の証言と警告 21世紀に伝える』(第5回被爆者交流会地元実行委員会、アーベイン・グラフィックス編、全逓広島地区婦人部、19840804)

内容

14

01 次代への継承
中村洋(全逓広島地区本部執行委員長) 被爆の実相をひろめ被爆体験の継承のために
03 被災状況
06 原爆の傷あと
07 体験談
岡田三智夫(全逓原爆被爆者全国協議会副会長)「今、私の息子が21歳」
10 岡平勝昭「戦争の歴史はもう」
12 割瀬昇「原爆の悲惨さを思い」
14 郵政退職者座談会 伝えてください私たちのこの思い
松田英夫、長谷川貞子、畠山静子、柴田艶子
20 寄稿文 山本誠(広島市議会議員)
22 用語解説
24 寄稿文 友田健二(全逓広島貯金支部支部長、全逓文化活動編集委員)
26 レポート 原爆養護ホームを訪ねて
志水清(広島原爆養護ホーム所長)「ホームの法制化を」
30 朝原健次「被爆二世が掲げる反核の火」
32 池田節夫「健康状態に不安」
33 資料集
37 第10回はたらく婦人の広島県集会 於:三次高校
38 修学旅行生の感想文から
40 広島平和記念公園ガイド
42 編集者雑感
43 馬場篤子(全逓広島地区婦人部長)「ヒロシマから―あとがきにかえて―」
表紙(裏)「生ましめんかな」<栗原貞子著「ヒロシマというとき」より>

 

花の幻 続・平和を作る人たち

『花の幻 続・平和を作る人たち』(安藝基雄<安芸基雄>著、みすず書房、19850826)<作業中

内容

序 1
1
1 軍隊からの手紙
1.満洲から 11
2.シベリアから 18
2 弟への告別 22
3 学生時代の事ども 39
1.後藤豊氏のこと 40
2.崎山美文氏のこと 44
3.山中湖畔清書講習会のこと 48
4.川西瑞夫氏のこと 50
5.広瀬嘉信氏のこと 58
6.増田繁雄氏のこと 62
7.徴兵の問題 65
4 般若心経と母 68
1.8・15の心経 70
2.終戦記念日に 78
3.女性の強さについて 81
5 シベリアの戦友たち 86
6 歴史と現代 96
1.クローチェとトインビーの歴史観 96
2.韓国のこと 104
3.中国のこと 115
4.民主主義と議会 121
5.再度自衛隊について 127
6.老子の戦争観 135
7 非戦論の系譜 139
1.仏教の沈滞 139
2.日蓮宗不受不施派 142
3.大逆事件 148
4.法華宗義綱要事件 150
5.新興仏教青年同盟と妹尾義郎 152
6.「弓箭の家業」と「往生の素意」 160
7.内村鑑三と日蓮 168
8.クェイカーと日本 170
9.ドゥホボール教徒 174
10.非暴力と暴力 176
8 ガンディーと戦争 180
1.ボーア戦争とガンディー 180
2.内村鑑三の批判 181
3.畏れなき心 186
9 受難と信仰 190
1.災難を免れる道、受ける道 190
2.信仰の論理 196
3.無神論者の弁 199
10 核戦争と安楽死 203
1.核シェルター 203
2.イギリスから 206
3.アメリカから 208
4.予知予告できない事態 209
5.安楽死是非 211
11 ヒロシマ・ノート 214
1.市長の死 216
2.一原爆体験者の証言 223
3.日本の対応 232
4.アメリカの対応 237
5.ジュノーとバーチェットの対応 253
6.欺瞞か真実か 263
7.禁じられなかった出版 266
8.花の幻 271
9.パスカルの賭け 276
10.罪過のある者 279
11.戦争の犠牲 281
12.歴史の教訓と預書 289
12 結語 305
2
1 平和の代償(内村鑑三記念講演)319
2 塚本先生と私(塚本先生記念講演)345

 

平和を作る人たち

『平和を作る人たち』(安藝基雄<安芸基雄>著、みすず書房、19840115)

内容

序 1
1 私の体験
2 学生時代のこと 21
1.小・中学校 21
2.亡き兄 俊雄 25
3.浪人生活へ 29
4.増田氏のこと 32
3 学生と徴兵 44
4 国境守備隊にて 57
1.関東軍 57
2.伝染病補備教育と関東軍防疫給水部 65
3.日ソ開戦 75
4.勃利街道にて 79
5.当てなき行軍 86
6.武装解除と勝者の軍規 91
5 拉古収容所にて 96
6 シベリアにて 104
1.野口孝国氏との邂逅 104
2.給食問題 108
3.駅長夫人 111
4.佐藤氏のこと 121
5.追いかけられた軍医 134
6.社会教育 138
7.作業遂行と医務室 141
8.贈賄と収賄 144
9.脱走計画 150
10.政治部の審問 152
11.懲罰大隊 158
12.反ユデンコ闘争 163
13.大衆裁判とその弁護 168
14.駅長夫人との再会 173
15.民主運動の変貌 176
7 占領下の日本 185
1.復員 185
2.母のことども 192
3.学生運動の左傾化と矢内原先生 204
4.モリヤの山 207
8 沖縄問題と矢内原東京大学総長 211
9 棄民政策の現実(満洲と沖縄)218
10 警察予備隊と自衛隊 228
11 日米安全保障条約とアメリカ 235
12 専守防衛の欺瞞 245
13 リア王の幻影とレジスタンス 250
14 偽りの民族主義と非暴力の精神 264
15 結語、平和への道 287
2 平和を作る人たち
1 西郷頼母 303
2 ヨハナン・ベン・ザカイ 311
3 マーチン・ルーサ・キング 316