- 9 谷本清, 米国平和行脚を終え広島に帰る.
1.31 トルーマン米大統領, 原子力委に水爆製造を指令.
- 4 ハンス・ベーテなど米物理学者, 水爆研究に対し警告.
- 8 丸木位里・赤松俊子の「原爆の図」展(東京). 以後全国を巡回.
2.27 日本平和を守る会正式発足.
- 5 広島県教職員組合第6回大会,「平和声明」を採択.
3.10 国際ワイズメンズクラブ日本区大会, 「広島メッセージ」を採択.
3.15-19 平和擁護世界大会常任委員会第3回総会,19日ストックホルム・アピールを採択.
3.21 「アカハタ」連載記事「平和への熱情」に大田洋子「原爆の体験を道標に」を掲載
- 6 大山郁夫を囲み広島市内「精養軒」で平和擁護の懇談会. 約60人出席. 平和擁護世話人会結成. 4月15日に第 1回世話人会を流川教会で開く.
4.15 日本ペンクラブ「広島の会」, 平和宣言を発表.
4.22 反戦詩歌人集団結成準備会を新日本歌人協会広島支部で開催. 5月 1日に「反戦詩歌集」第 1号創刊.
- 1 第21回メーデー. 広島では「戦争反対, 平和擁護」を声明.
5初 世界民青連の呼びかけにこたえ民青団広島地区委員会が 8月 6日を反戦闘争デーとし, 反戦大デモンストレーション実行を決定.
5.10 トルーマン米大統領, 原爆の再使用を言明.
5.12 モスクワ放送, 「原爆の廃墟の中から全世界の青年諸君に訴う」を報道. この声明は青年祖国戦線結成大会(東京で)に参加した広島民青団の代表が連名で発表したもの.
― 日本弁護士会第1回定期総会,「平和宣言」を採択.
5.31 広島文理大学生自治会大会で「平和を守る会」結成. ストックホルムアピール 1人 5名の署名を集めることを決議.
5.- 民青団広島地区委員会, 広島市八丁堀で写真「原爆の日の惨状」数点を掲示し, 平和投票の署名運動展開. この運動が広船・全商工・全逓など労組青年部へ広がる.
- 3 広島文理大学生自治会, 1日ストを宣言し,平和大会.「戦争反対」・「平和を守れ,学問の自由を守れ」・「イールズ声明を撤回せよ」などのスローガンを採択.大会宣言に「原爆の再使用禁止」を盛り込む.
- 7 共産党中国地方委員会機関紙「平和戦線」第7号,被爆写真を特集.主張に「再び原子爆弾を繰り返すな,全愛国者は平和戦線へ!」を掲げる.峠三吉「八月六日」を掲載.
6.15 広島文理大学生自治会, 広島市南座で「きけわだつみの声」を上映(超満員).終わって反戦学生同盟を中心に日鋼事件一周年集会(平和広場)までデモ行進.
― 日鋼争議一周年を記念する平和擁護人民大会.1000人参加. 原爆反対などのスローガン決議.
6中 広大内に広島反戦学生同盟結成.
6.24 「平和戦線」第8号,「原爆をうけた人達」の掲載開始.
6.25 朝鮮戦争勃発.
6.27 広島平和擁護世話人会, ストックホルムアピール支持署名運動と八月六日に平和大会開催の方針など決定.
- 1 広島平和擁護委員会世話人会, 「平和への訴え」を発表.
7.13 西ドイツ訪問中の楠瀬広島県知事・浜井広島市長, 朝鮮での原爆使用反対を表明.
7.14 広島平和委, 8・6平和大会実行委員会を開く.スローガンは原爆禁止.
7.24 全中国地方共闘委・全労連中国地協・県労協など, 電産民同のゼロ号指令に反対し電産労働者に統一と平和擁護の闘争を訴えるとともに8・6原爆カンパニアに際し全日本の労働者に反帝・平和闘争に立ち上がるよう呼びかける 7.25 中国地方青年代表者会議. 労組青年部・民主的青年組織など21団体代表40数名参加反帝平和闘争・朝鮮民族解放闘争支持などを決定. 8・6の平和大会への参加を全国の青年に呼びかけ青年平和擁護大会開催を決定.全世界の青年にこの大会への支援と代表派遣要請のアピールを決議.
7.27 広島平和擁護委員会, 全国の平和愛好者に8・6平和大会への参加を呼びかける.
- 1 反戦・平和擁護週間の第一日目, 街頭署名運動のトップを切って全建労広島支部20数名, ストックホルムアピールの街頭署名.
- 1 中村武雄編「ヒロシマを忘れるな」(自由青年出版社)発刊.
- 2 広島平和協会, 平和祭中止を決定.
- 3 広島西署長, 広島平和擁護委員会主催の平和擁護市民大会の許可願の受取りを拒否 ― われらの詩の会,「平和のための宣言」を発表.
- 5 広島市警察, 8月6日以降の集会禁止のビラを全戸に配布.
― 中国地方のブロック別青年平和会議が「全世界に対する平和宣言」など決議.青年平和大会は原子兵器の禁止・朝鮮に原爆を使うな等のスローガンで2000人規模の集会を開くことを決める.
- 6 広島・福山・三次で非合法の平和集会.
広島では午前11時30分, 八丁堀「福屋」前で平和大会, 約 500名. 午後 0時30分広島駅前で平和大会, 約 300名, 猿猴橋までかけ足デモ. 「福屋」屋上や市内映画館などで平和の闘いを訴えたビラ 2万枚配布.
三次では数班に分かれ「原子兵器の禁止」などのプラカードを先頭に平和署名を集め, 午後は 300名が三次で結集大会を決行, のち三次・十日市間をデモ行進. 10名検束される.
福山, 60名参加. 青年祖国戦線結成大会を成功させる.
― 広島平和擁護委員会, 平和宣言「平和を愛する全世界の人民へ」を発表.
― 丸木位里・赤松俊子(絵・文)平和を守る会(編)「ピカドン」(ポツダム 書店)発刊.
― 武村好郎編「平和歌集」(広島原爆記念会)発刊.
― 「反戦詩歌集 第二集」発刊.
― 「われらの詩 第八集」発刊.
― 広島市民生局社会教育課編「原爆体験記」(広島平和協会)発刊.
8初 ストックホルムアピール署名, 広島県内で10万票突破.
- 9 政府, 警察予備隊の設置を閣議決定.
- 3 県内で国際青年デー. 広船で前夜祭. 福山で平和集会. 尾道では日立向島労組を中心に大衆集会.
9上 国鉄労組広島支部( 12000人)の平和世論調査結果. 全面講和67%, 原子爆弾使用禁止52%, 軍事基地化反対78%.
9頃 広島平和擁護委員会に報告された平和投票(ストックホルムアピール)数は広島一帯で 62282票. うち青年祖国戦線4608, 全造船分会6322, 全建設広島支部5942, 広島県朝鮮人団体協議会5608.
9.30 GHQ労働課セニア来広.広島造船労組幹部と会見しストックホルムアピールを支持しないよう勧告.
- 5 広島市内五流荘で原爆の図三部作展覧会始まる. 5日間でストックホルムアピール署名 186票.
10.20 上下高校の記念祭で「平和展」. 会場で原爆写真などを紹介(25日まで). 10.27 広島平和擁護委員会, 10万400 票のストックホルムアピールを岡山にリレー |