『赦し 長崎市長本島等伝』(横田信行著、にんげん出版、20080220)
内容
章 |
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序 |
衝撃 繰り返される凶行 11 |
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1 |
彷徨 貧困からの脱出 14 |
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源流 苦学 徴兵 敗戦 大学 教職 上京 型破り 挑戦
忘れ得ぬ人々1―やじ将軍 松田九郎 |
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2 |
飛躍 大衆政治家として 46 |
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天命 成熟 倦怠 劇的
忘れ得ぬ人々2―シスター 江角ヤス |
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3 |
成長 行政と市民の狭間で 66 |
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巧妙 浸透 波紋 失態 磐石 情熱 愛国心 平等 絆 窮地 激戦
忘れ得ぬ人々3―数多い出会いに感謝 |
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4 |
直面 原爆に向き合い 108 |
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形成 畏敬 憂鬱 勇躍 連帯 苦渋 法王
忘れ得ぬ人々4―以心伝心 秋月辰一郎 |
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5 |
挑戦 菊のタブー 134 |
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偶発 重圧 毅然 騒然 感激 複雑 加害 閉塞 銃撃 感傷 葛藤 爪跡 決意 天皇制
忘れ得ぬ人々5―個性の塊 深堀勝一 |
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6 |
円熟 平和市長誕生 176 |
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暴発 究極 懐柔 僥倖 亀裂 訪韓
忘れ得ぬ人々6―闘士 磯本恒信 |
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7 |
終焉 権力闘争の果てに 202 |
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不和 反旗 落日 諦観 疎遠 焦燥 寂寥 継承
忘れ得ぬ人々7―「祈りの長崎」 永井隆 |
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終 |
赦し 終生、庶民として 238 |
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相克 痛烈 限界 矜持 信念 苦悩 悲憤 贖罪 加憲 使命 庶民 |
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あとがき 最後の弟子として 282 |
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止
『つながってひろがって 被爆者のおもいを受けつぐ学生たち』(著者 佛教大学社会福祉学科黒岩アフターゼミ著、クリエイツかもがわ、 20070331)
内容
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はじめに |
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1 |
絵本『ようすけ君の夢』のあらすじ8 |
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2 |
ゼミのはじまり 12 |
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仲間との出会い/被爆者の生活史を知る/二〇〇五年原爆展開催 |
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3 |
真柳さんとの出会い 7 |
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真柳さんの生活史を聞く/真柳さんの「話」―もう私たちだけで十分なんです |
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4 |
絵本をつくりたい! 20 |
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感じたおもいを胸に……/絵本をつくろうよ!/伝えることは難しい!/強力な助っ人登場☆/「お話」に絵をつける/コーヒー片手に/大切にしたいこと/空白のページの意味 |
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5 |
ひろがる平和活動 31 |
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絵本完成/原画展へ向けて/原画展での交流/被爆者の体験とゼミ生の感想/平和を考える写真展 NO WAR KNOW WAR |
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6 |
大学をとびだして! 42 |
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大阪の小学校/京都の小学校/おいでよ!ハリーナ!/平和集会/近畿原爆訴訟支援のつどい |
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7 |
平和をひろげる 54 |
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教育実習生/弁護士*原爆症認定近畿訴訟弁護団/歌手*illy |
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8 |
言葉をつむいで 64 |
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ゼミ生の風船メッセージ/空白のページ |
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ゼミ生の紹介 |
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非核平和を願って(ゼミ担当教員 黒岩晴子) |
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止
『似島(にのしま) 廣島とヒロシマ』(原水爆禁止似島少年少女のつどい実行委員会編、一粒の麦社、20120725)
内容
頁 |
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01 |
はじめに(米田進 広島市原爆被爆教職員の会・会長) |
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04 |
似島をたずねる前に |
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1、軍都廣島と似島 4
2、戦争末期の似島 13 |
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18 |
歩いてみよう似島 |
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1、陸軍第一検疫所跡 20
2、陸軍兵器補給廠似島弾薬庫跡 27
3、陸軍第二検疫所跡 34
4、似島馬匹検疫所など 41 |
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48 |
おしよせる被爆者 |
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1、8時15分 48
2、原子雲の下から 53
3、宇品港で 58
4、似島陸軍野戦病院で 59
5、麻酔薬のない中、不眠不休の手術 65
6、救護活動に動員された少年特攻隊 68
7、厩舎の周辺で見た一つの命 72
8、救援部隊の遺体搬送作業 77 |
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80 |
被爆者の眠る島 |
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慰霊のために-遺骨発掘の願い 80 |
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87 |
似島少年少女のつどい |
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似島から平和教育を 87
「にのしま」楽譜 92 |
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96 |
おわりに |
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止
『無防備地域運動の源流一林茂夫が残したもの』(池田真規・古川純・松尾高志・丸山重威・山内敏弘・吉池公史編、日本評論社刊、20060720)
頁 |
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第1 |
無防備地域運動の源流 |
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003 |
平和運動と私-青春そのものだった原爆展運動 |
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005 |
『非防守地区』は平和への努力の成果-ジュネーブ条約追加第一議定書の画期的意義と背景 |
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国際紛争の性格が大きく変わってしまった/6 国家利益の保護から一般住民の保護に/7
非防守地区宣言は自治体でできる/9 |
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011 |
《非防守地区》運動のすすめ |
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これが非防守地区だ/11 戦禍から文化財守る国際条約/12 「市民防衛」ゆがめる防衛庁/14 国際条約上の「市民防衛」とは/15 食糧、水道、原発への攻撃禁止/17
人口集中地区には軍事施設おけぬ/18 国民的論議をまきおこす必要/19 |
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021 |
非核都市宣言運動と無防備地域運動―世界の民衆は「核管理社会」にかわる社会を模索しつつある |
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自治体をテコにした運動の世界史的意味/21 地球的規模でルネッサンスがすすむ/23 国際条約にみる第二次大戦後の第きな変化/24
「自由に豊かに平和に生きる権利」のためのたたかいがはじまっている/26 新しい発想の運動を/28 非核三原則と非核都市宣言運動/28 国益第一主義から住民保護最優先の条約へ/30 地域から戦争できぬ態勢をつくる/32 憲法の精神は人類共通の課題となりつつある |
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036 |
自分の運命は自分できめる |
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『議定書』は平和運動の武器/36 玉砕主義より「生き延びる知恵」を/38 住民保護最優先の平和論議が大切/40 戦争をやらせぬ態勢を地域から/42 |
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044 |
どこまですすんだ? 自治体の平和政策はいま |
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平和予算、そして独自の平和外交へ/44 政策の主体をめざす/45 『最後の被爆地』-長崎市民平和憲章/46 カギを握る市民の動き/47 紛争防止 重要性を増す自治体の国際活動/49 新たな飛躍-平和政策の共通基盤づくり/50 |
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052 |
世界の民衆が共生できる自由、民主主義そして平和を |
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052 |
1 市民平和訴訟と平和に生きる権利 |
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059 |
2 半世紀前の常識で考えていないか |
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068 |
3 非核自治体の平和政策の転換 |
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073 |
4 ”自治体を平和の拠点に”の大切な意味 |
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5 民衆の海に極が沈む時代の始まり |
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083 |
顔の見える草の根「国際連帯」を-行動こそ私を、日本・世界を変える |
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第2 |
林茂夫が残したもの |
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091 |
林茂夫の警告は今生きている 百里裁判での証言を通して(池田眞規 いけだ・まさのり/弁護士) |
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「平和運動に何故軍事問題の研究が必要なのか」についての林さんの意見/92
林さんの戦後の日本の軍事問題における百里裁判での証言の最後の言葉/92
暴露された自衛隊の極秘資料「三矢研究」は実際の作戦計画であった(証言1)93
三矢研究の危険な想定(証言2)/94 三矢研究の目的と恐るべき内容(証言3)/95 |
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097 |
軍事問題研究者としての林茂夫(松尾高志 まつお・たかし/ジャーナリスト) |
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「平和の敵」の分析11-朝鮮戦争から自衛隊へ/97
日米安保と三矢研究分析/98 「理科の人」の厳しさ/卯
変革のためのリアルな分析/100 |
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102 |
「国際関係と安全保障」・「平和学」で語ったメッセージ―教育者としての林さん(古川純 ふるかわ・あつし/専修大学法学部教授) |
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「国際関係と安今保障」の講義から
「平和学」ゲスト講師授業から |
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112 |
「軍事ジャーナリスト」の生き方-欠かさなかった「運動」の視点(丸山重威 まるやま・しげたけ/関東学院大学法学部教授) |
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自衛隊の募集作戦/ジャーナリスト・林茂夫と自衛隊/
運動への視点と発想/ |
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119 |
『軍事民論』掲載論文にみる林茂夫の遺志(吉池公史 よしいけ・きみちか/元『軍事民論』編集者 |
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林さんの姿勢/「あれはマズイんだ」/林さんか見た1977年/m 無防備地域運動に通底する思想/林さんの倫理性/ |
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林茂夫と無防備地域運動(山内敏弘 やまうち・としひろ/龍谷大学法科大学院教授) |
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「非防守地区」運動のすすめ(1981年)/「無防備地域運動」の理論と「運動」の展開/むすびに代えて |
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第3 |
私と林茂夫 |
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135 |
学生時代の塩伸一 |
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日下信昌/寺尾豊太郎/大屋鍾吾/柳原二郎/宮川裕行「原爆展と被爆体験の聞き取り」 |
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143 |
平和委員会と林茂夫 |
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|
小林徹/吉川勇一「平和委員会事務局で」/筧美知子「平和新聞のころ」/山村茂雄/花房良三/日谷守/上原久志 |
|
164 |
自衛隊裁判との関わり |
|
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内藤功/黒川ミヱ/今村嗣夫/中北龍太郎 |
|
173 |
反基地闘争の中で |
|
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谷中敦/古関彰一/平山武久/篠田健三 |
|
183 |
無防備地域運動との出会い |
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|
稲垣秀樹/桝田俊介/矢野秀喜/華山喜三代/山部芳秀/坂珪定雄/花誠逸逸/高橋弘之 |
|
202 |
研究者として、運動家として |
|
|
金子徳好「原水禁大会『議事要録』編集部員」のころ/吉岡吉典/藤井治夫/吉田嘉清/榎本信行/森下一徹/星野安三郎/石井次雄/豆多敏紀/池田五律/田島純夫/木下壽国/丸浜江里子「戦後平和運動の『語り継ぎ』を目指して」 |
|
|
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|
228 |
素顔の林茂夫・家族が見た塩伸一 |
|
|
塩綾子/塩史子/吉岡蓉子/平松尚子 |
|
237 |
弔辞 |
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|
志茂寧郎 |
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240 |
林茂人・年譜 |
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242 |
林茂夫・著作目録 |
|
249 |
あとがき |
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|
止
『燐が燃えたまちヒロシマ―被爆60周年に寄せて』(佐藤光雄著、阿部芳郎編、本の泉社刊、20040806)
内容
章 |
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1 |
疎開先で見た「きのこ雲」…7 |
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|
防空壕の中から…10/目の前で少女が…12/ポツダム宣言の受諾…12/遺体を原爆調査委が…13 |
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2 |
突然死する級友たち…19 |
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|
祖母の遺体を奈毘に…22/国連憲章と憲法…23/占領軍のスト中止命令…24 |
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3 |
強まる逆流のなかで…29 |
|
|
レッド・パージ…30/「一九五〇年八月六日」…31/広島力ープのこと…35/全面占領から半占領へ…37/十三歳からアルバイト…39 |
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4 |
原水爆禁止運動とのかかわり…41 |
|
|
初の原水爆禁止世界大会で…42/ビキニ環礁での水爆実験…43/急速に広がった署名…44/最初で最後の合唱…46/ウイーン・アピール…47/国会取り囲んだ統一行動…49/「たたかう世界大会」へ…51/ケネディ・ライシャワー路線…52 |
|
|
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|
5 |
「部分核停」をめぐる論争 |
|
|
ソ連の核実験…58/部分核停をめぐって…59/ベトナム侵略戦争開始…62/ベトナム人民支援カンパ…63/被爆者援護と合わせて…64/警察、公安庁がスパイ活動…66米空母「寄港』も…67/革新自治体の誕生…68 |
|
|
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|
6 |
初の訪米で核廃絶訴え…73 |
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|
被爆者救援の盛り上がり…74/八〇年代の巻き返し…75/「ヒロシマ・ナガサキアピ」ル署名」開始…79 |
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7 |
大国の干渉からソ連崩壊へ…81 |
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|
ウイーン会議のこと…82/中曽根内閣と「浮沈空母」…84/ゴルバチョフ路線の悪影響…86/ソ連、東欧諸国の崩壊…88/本島長崎市長との出会い…90 |
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|
|
8 |
核を拒否した国・ニュージーランド…95 |
|
|
非核法可決後に訪問…97/社会保障が充実…98/核積載艦船入港を…99/非核法反対派の発言も保障…101/「非核法」成立と女性…102/非同盟・中立を訴える…103/一九世紀から政策は進歩的…105/マオリ抜きに語れぬ…106/デリケートな少数民族政策…107/クーデターにCIA関与?…108/「来訪に間に合わせた」…109 |
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9 |
草の根からの国際交流…111 |
|
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ブラジルでの環境サミット…112/驚いた超インフレ…113/地球温暖化と米政権…114/五〇年ぶり叔母と再会も…115/魅力あふれる町…116/中仏両国の核実験再開…117/タヒチへ抗議に…119/警察官もVサイン…121/滞在中に事件が頻発…122/認められた核廃絶の主張…123/初めて大統領と会談…131/阪神大震災のこと…133/力発揮した自治体職員…134/北海道南西沖地震でも…135/ようやく消えた究極廃絶…136 |
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10 |
地方分権と有事法制 |
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|
「地方分権」と「戦争法」を考える…142/地方自治は世界の流れ…143/九条と九二条の関係…144/戦争法の発動を許さない…146/強まる国の関与…146/地方自治体は拒否できる…147/あいまいな法解釈で…149/四七五本を一括で…150/「戦争法」に対応して…151/ガイドライン関係法…153/不当な自治権侵害…155/協力拒否の発言も…157/傷病兵受け入れも想定…158/医師など医療従事者も…159/引き続き監視を…160 |
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著者あとがき…161
編者あとがき…163
参考文献…165
著者.編者紹介…166 |
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|
止
『私のあしながおじさん』(久保美津子、みもざ書房、20060620)
内容
頁 |
タイトル |
備考 |
011 |
荒神橋付近にて |
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私の血はやらない 18 |
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「賃金」と「給与」 26 |
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黄色い水 30 |
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黒い泡立草 亡き母を悼む 34 |
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川から逃れた女学生 38 |
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本音 42 |
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老人力 45 |
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|
「オキ」に消えたあしながおじさん 50 |
|
|
庇護者 57 |
|
|
比治山にて 67 |
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|
段原中町四一一番地 75 |
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|
見送った電車 82 |
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弟 87 |
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塩と線香をもって平和公園を歩く(下江カツ子さんの場合) 99 |
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大竹から義勇隊で出動(宗野敬江さんの場合) 104 |
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間一髪!爆心から生きのびる(道田政雄さんの場合) 112 |
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|
灰色の時 125 |
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|
つくし 136 |
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原爆物語 144 |
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ラブレターの行方 152 |
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密葬 159 |
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黒い傷 169 |
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美津子のあゆみ 179 |
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あとがき 189 |
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|
止
『はざまに生きて五十年 在米被爆者のあゆみ』(伊藤千賀子著、米国広島・長崎原爆被爆者協会編・刊、19960520)
内容
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序文(上坂冬子) |
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在米被爆者のあゆみ |
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はじめに-在米被爆者…2 |
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|
1 進まぬ援護…3
2 援護法を求めて①…9
3 原爆二法の適用…15
4 医師団派遣実現へ…18
5 援護法を求めて②…23
6 検診医師団の継続化へ…26
7 在米被爆者の実相の普及…29
8 在米被爆者を救え…34
9 被爆者協会の新たな出発…41 |
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|
在米被爆者関連年表…55 |
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在米被爆者関係新聞記事一覧…103 |
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付表…169 |
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あとがき(伊藤千賀子)…176 |
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備考
『戦争と民衆 戦争体験を問い直す』(三谷孝編、 旬報社刊、20080410)
内容
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はじめに… |
三谷孝 3 |
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Ⅰ |
総論 戦争体験を問い直す |
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第1章〈戦争体験〉-その全体像をめぐる〈人間〉の営み…
はじめに-戦争の”歴史性” 21
1〈原爆と人間〉-視点を探し求めて 23
2〈戦争体験の全体像〉-その形象化と非戦の胎動 35
(1)オーラル・ヒストリー&パーソナル・ドキュメント 36
(2)第二世代、同世代・異世代間の対話、コミュニティ 37
(3)集合的記憶・トラウマ 39
(4)メモリアル・モニュメント・ミュージアム 40
(5)つぐない・戦争犠牲は受忍しない 41
むすびに代えて-”戦なき世”を 43 |
濱谷正晴 21 |
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|
第2章 東井義雄の戦中・敗戦経験とペタゴジー-戦後教育実践に刻んだもの…
はじめに-教育における戦中と戦後経験 50
1 敗戦から戦後へ 53
(1)戦後教育の出発時の東井における教育課題 53
(2)敗戦時の立脚点-唐川校から相田校へ 55
2 『学童の臣民感覚』を生み出した東井の歩み 60
3 村と学校を繋ぐ「土生が丘」-沈潜の戦後実践 65
(1)「土生が丘」の成立基盤 65
(2)「土生が丘」の出発と構成 66
(3)村の教育の課題と「土生が丘」の展開 68
(4)「村を捨てる学力」への対抗と「村を育てる学力」の登場 69
(5)『村を育てる学力』の上梓 72
4 小括-敗戦時の課題と戦後の総括 74 |
木村元 50 |
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|
Ⅱ |
原爆体験 |
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|
第3章 原爆被害者と「こころの傷」-トラウマ研究との対話的試論…
はじめに 85
1 被爆者の精神的被害にかんする研究 87
2 トラウマとPTSD-概念の系譜 89
3 トラウマ研究と表象不可能性 92
4 被爆者の語りと沈黙 95
5 死者を抱きしめながら 101
6 証言者と聴き手 105
おわりに 109 |
直野章子 85 |
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第4章 ある被爆者の原爆体験と証言活動-その思想的営為…
はじめに 122
1 被爆 123
2 思想的営為 125
3 証言活動 129
4 語り手の多元的主観性と証言者の「立場」-むすびに代えて 134 |
源氏田憲一 122 |
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Ⅲ |
沖縄戦 |
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第5章 沖縄戦と民衆-沖縄戦研究の課題…
はじめに 141
1 沖縄戦とはなにか 142
(1)沖縄戦への道 142
(2)沖縄戦の経過 144
2 沖縄戦の特徴-これまでの研究で明らかにされてきたこと 147
(1)沖縄戦研究の視点 147
(2)沖縄戦研究の成果 150
3 『沖縄戦と民衆』で提起したこと 153
4 近年の研究成果 156
(1)その後の沖縄戦研究 156
(2)新しく見つかった日本軍資料 157
(3)県や警察の資料 160
5 沖縄戦研究の課題 162
さいごに 167
[追記] 170 |
林博史 141 |
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|
第6章 本土における沖縄戦認識の変遷-軍隊と民衆の関係という論点をめぐって…
はじめに 175
1 沖縄戦の語りの変化-軍隊の目から民衆の目へ 177
(1)①援護法の適用と「軍民一体」の語りの形成 177
(2)②戦後本土における沖縄戦の記録 181
(3)沖縄における住民の戦争体験記録運動の始まり 186
2 本土における沖縄戦への着目の始まり 190
(1)①空襲・戦災体験記録運動の活発化とそこでの沖縄戦の扱い 190
(2)②本土における沖縄戦への着目 194
3 本土における沖縄戦認識の争点化 199
(1)教科書の沖縄戦記述の増加と争点化 199
(2)戦場における軍隊と民衆の関係という論点への着目 204
おわりに 206 |
小野百合子 175 |
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Ⅳ |
中国大陸での戦争に関連して |
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第7章 中国における戦時性暴力をめぐる記憶と記録…
はじめに 219
1 同時代の文書史料が語る「戦時性暴力」の記録 221
(1)同時代の抵抗権力による公文書 222
(2)同時代の抵抗権力等によるインフォーマルな文書 224
2 『山西抗戦ロ述史』が語る「戦時性暴力」の記憶 227
①山西省東南部、壷関県鶴屋村で発生した性暴力の証言 228
②山西省東北部、代県劉広村で発生した性暴力の証言 229
③山西省東南部、潞城県五里後村で発生した性暴力の証言 230
④山西省西南部、襄汾県の農村の砲台で発生した性暴力の証言 230
⑤山西省西南部、襄汾県南賈村の砲台で発生した性暴力の証言 231
⑥山西省北部、忻県宋家荘村で発生した性暴力の証言 232
3 共著が語る「戦時性暴力」の記憶 235
(1)「個人の個別の被害」の記憶 235
(2)もうひとつの「被占領経験」の記憶 240
(3)村の性暴力と都市部における「慰安所」との関係 243
むすび-歴史研究者として学んだこと 245 |
内田知行 219 |
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第8章 ある「シベリア抑留」のライフストーリー-自分史のなかの戦争の記憶…
はじめに 250
1 Aのライフストーリー 252
(1)成長と職業の選択 252
①生い立ちと教育 252
②卒業と就職-鉄道業務のなかの戦争 255
(2)Aの戦争-入営・「満洲」・「シベリア」・「ダモイ」 256
①部隊での経験と敗戦の記憶 256
②アングレンでの強制労働 261
③強調される記憶-ソ連人との交流・「民主教育」・「ダモイ」 263
④復員、再就職後の生活について 267
2 いま、戦争を語ること 269
(1)自分史における戦争の記憶の位置 269
(2)戦争を語ることについて 270
むすびに代えて 272 |
佐藤美弥 250 |
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第9章 中国東北地区における朝鮮族部隊について-中華人民共和国建国期を中心に…
はじめに 278
1 「満洲国」崩壊後における朝鮮族部隊の成立 280
(1)成立の背景 280
(2)国共内戦での活躍 281
(3)中国共産党による改編 284
2 朝鮮族部隊の北朝鮮への移動 286
(1)移動のプロセス 286
(2)移動の背景 288
3 朝鮮戦争と新たな入隊 292
(1)入隊志願の動機 292
(2)入隊情況 295
おわりに 297 |
李海燕 278 |
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補講 「防衛のための戦い」の記憶-中世ノルウェーのレイザングルについて…
はじめに 305
1 戦いへの召集の二つの方法-レイザングルと緊急の全員召集 306
2 マンゲルズの基礎としての「ビール醸造組」 307
3 法に見るレイザングル 311
4 「王のサガ」と文書に見るレイザングル 316
おわりに 320 |
阪西紀子 305 |
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叢書名 一橋大学大学院社会学研究科先端課題研究叢書, 3
著者紹介 326
『女がヒロシマを語る』(江刺昭子・加納実紀代・関千枝子・堀場清子編、インパクト出版会刊、 1996/08/06)
内容
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はじめに 4 |
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1 |
ヒロシマをめぐるディスクール |
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江刺昭子 |
大田洋子再読 10 |
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石川逸子 |
栗原貞子の軌跡 44 |
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古浦千穂子 |
原爆歌人正田篠枝とわたし 64 |
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マヤ・モリオカ・トデスキーニ |
映画に描かれた女性被爆者像-フェミニズムの視点から考える 84 |
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2 |
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少女にとってのヒロシマ |
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岡田黎子 |
もうひとつのヒロシマ 112 |
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関千枝子 |
なぜ女学校は消えた? 136 |
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村井志摩子 |
ダンス・モノローグ ヒロシマのボレロ 148 |
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3 |
女がヒロシマを語る |
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堀場清子 |
すべての人に伝えたい 176 |
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関千枝子 |
原爆被害と女性 198 |
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加納実紀代 |
女がヒロシマを語るということ 226 |
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編者・執筆者紹介 244 |
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目次
『原爆の図 描かれた「記憶」、語られた「絵画」』(小沢節子著、岩波書店、 20020725)
内容
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はじめに |
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Ⅰ |
前史二人の画家 |
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1 |
丸木位里水墨の自由 |
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生い立ち―絵の世界との出会い/自己表現の術を求めて-社会主義運動への参加/水墨の発見とシュルレアリスム |
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2 |
赤松俊子 自己実現の物語 |
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促される自立とセクシュアリティ/「女流画家」への道/ミクロネシア体験の意味/位里との出会いとモスクワ再訪 |
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3 |
戦時下の画家夫婦 |
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相互の影響とそれぞれの画業/太平洋戦争下の絵本 |
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Ⅱ |
生成原爆の表象 |
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1 |
広島へ、広島から |
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八月六日からの「距離」/「新しい時代」の政治と美術/裸体と群像-よみがえる記憶 |
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2 |
二 描かれた被爆体験『ピカドン』と初期「原爆の図」 |
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「体験」の集積(1)生者と死者の記憶/「体験」の集積(2)山端庸介の写真/記憶の器―小さな絵本と大きな絵本/破綻する構成と「リアリズム」 |
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3 |
表現の力 |
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裸体と女・子ども/小さきものへのまなざし/共同制作の意味 |
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Ⅲ |
旅 人びととの出会い |
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1 |
「逆コース」のなかの全国巡回展 |
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巡回展の実態/メディアとしての「原爆の図」/巡回展の担い手たち |
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2 |
語りのはたらきと「原爆の図」の大衆性 |
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語りと祈り/「焼け死んだややこ」の話/母子像と少女像の浮上/せめぎあう大衆意識 |
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3 |
平和運動と中期「原爆の図」 |
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占領の終結と「原爆の図」の変化/消された富士山―迷走するナショナリズム/批判と共感 |
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4 |
世界巡回展の光と影 |
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ミッシング・リンクとしての世界巡回展/旅路の果て-母の死 |
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終 |
展開二 十世紀の体験を描く |
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「原爆の図」の帰国と制作の再開/アメリカ展の衝撃/後期「原爆の図」の物語/世紀を超えて-「原爆の図」の発見 |
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註 |
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あとがき |
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III …143
ヒロシマの歴史を残された言葉や資料をもとにたどるサイトです。