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沖縄人民党の歴史 第1章~第3章

沖縄人民党の歴史 第1章~第3章

『沖縄人民党の歴史 付=党史年表 1947~1973』(沖縄人民党史編集刊行委員会、19851115)所収

目次

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第1章  沖縄人民党の創立と初期のたたかい
01 沖縄人民党創立の背景
1 戦前の沖縄県とたたかいの伝統
2 沖縄戦とアメリカ軍の占領
3 敗戦後の県民の状態とたたかいの始まり
02 党創立と初期の綱領・方針
1 沖縄人民党創立大会
2 人民党創立の意義と創立期の党の特徴
3 たたかいを開始した党
4 当時の政党の状況
03 大衆の党をめざして
1 第二回党大会と食糧配給停止反対闘争
2 所得税全免要求の三党共同闘争
3 第三回党大会-強化された指導部
  第2章 日本復帰方針の確立
01 講和問題と群島知事選挙
1 本格的な基地建設の開始
2 シーツの就任と群島知事・議員公選発表
3 第四回党大会と知事選挙
4 社会大衆党の結成
02 復帰方針の確立過程と講和をめぐるたたかい
1 信託統治反対、日本復帰をかかげて
2 全面講和のだたかい
3 日本復帰運動の展開
4 奄美における復帰のたたかい
5 サンフランシスコ講和と沖縄、奄美、小笠原
6 メーデー記念行事
  第3章  サンフランシスコ体制の始動
01 サンフランシスコ「平和」条約の発効とたたかいの新たな展開
 1 軍事的植民地的支配の固定化
2 第五回党大会―琉球人民党第一回代表者大会
3 第一回立法院議員総選挙と宣誓拒否
4 条約第三条の撤廃をめざすたたかいと第一回メーデー
5 ビートラーの反共声明と笠利村での選挙
02 労働法をかちとるたたかい
1 恒久基地の建設と労働者
2 かちとられた労働法
 3 警察予備隊募集反対のたたかい
4 武力による土地強奪
 03  圧政下での抵抗闘争と奄美の返還
1 雑誌『平和』事件
〔大山光二(人民党員・名護市議会議員)1952年12月アメリカ軍に逮捕される、理由は雑誌『平和』配布。翌53年1月22日、アメリカ「民政府」の軍事法廷、大山に重労働3年と罰金刑2万5千円。〕
 2 天願事件と植民地化反対闘争
 3 第二回メーデー〔1953年5月1日〕
 4 琉大事件
〔琉球大学 1951年2月12日開学式。1953年4月10日、琉球大当局、学生4人を謹慎処分、5月9日退学処分。理由は原爆展を無許可で開いたこと、など〕
 5 全沖縄労働組合協議会の結成
 6 奄美の返還と第六回党大会

沖縄人民党の歴史

『沖縄人民党の歴史 付=党史年表 1947~1973』(沖縄人民党史編集刊行委員会、19851115)

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刊行にあたって(瀬長亀次郎)1985年9月
<前略> 人民党の闘争を抜きにして沖縄の戦後史は語れない。これは人民党を好きな人も好きでない人もひとしくみとめていることである。
人民党の歴史の教訓は第一に、日本民族の真の独立を達成しなければならないということである。独立を奪われた民族が、アメリカ帝国主義の抑圧と圧制、搾取と強奪などだえがたい苦しみを強要されたことを県民はひとしく肌で感じとっている。
第二に、安保条約=日米軍事同盟の鉄鎖をたち切って、平和、民主主義と基本的人権、人間らしいくらしをかちとること。
第三に、核基地のもとでの沖縄県民の不安と恐怖からの解放である。核兵器の全面禁止・廃絶、この人類の死活にかかわる緊急な政治の中心課題を実現するために、反核国際統一戦線の一翼をにない、県民のなかに原爆死ノー、生存を、の統一戦線をきずきあげること。
あの「ひめゆりの塔」の碑には、「いはまくらかたくもあらん やすらかに ねむれとぞいのる まなびのともは」と、また広島の原爆碑には「安らかに眠ってください 過ちは繰返しませぬから」と刻まれている。
このことを思うとき、日本の平和の原点はまさに沖縄と広島、長崎である。この原点をふまえ沖縄戦終結、広島、長崎原爆投下四十年のこの年を核兵器廃絶への転換の年にしなければならない。
「沖縄を日本とアジアの侵略の拠点から平和のとりでにする」という初心にたち、強大な県党組織をつくりあげる決意をあらためてのべ、むすびにするものである。(一九八五年九月)。
01 沖縄人民党の創立と初期のたたかい
02 日本復帰方針の確立
03 サンフランシスコ体制の始動
04 弾圧の激化と”島ぐるみ”土地闘争の高まり
05 瀬長那覇市政と民主主義擁護、祖国復帰運動の発展
06 軍事的植民地的支配の新段階と県民運動の前進
07 専制支配の強化とそのもとでの共闘と分裂
08 ベトナム侵略戦争の拡大と大衆闘争の高まり
09 革新共闘の発展と三大選挙の勝利
10 日米共同声明路線反対闘争の発展と国政参加選挙の勝利
11 核も基地もない沖縄をめざして
12 科学的社会主義の党に向かって
年表