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『歴史と教育』総目録

機関紙『歴史と教育』総目録

       広島歴史教育者協議会 1962年月日設立

No. 発行年
月日
内容(抄=広島の動向を中心に)
1 196210  設立大会特集
2 196212
道重哲男「わが国におけるファシズムの成長過程-高等学校日本史における近・現代史に教材的取り扱いの一例として」
3 1963
  後藤陽一「人権の歴史としての日本史について」(4月27日呉歴教協発会記念講演要旨)
 広島歴教協  討議資料-部落解放と歴史教育について
ニュース 歴教協呉地区協議会の発足
佐伯郡下に歴教協サークル結成の動き
特別 19630428
<資料>義務教育諸学校の教科用図書の無償措置に関する法律(案)
<紀元節問題に関する資料>1963.2.5国民文化会議声明
「紀元節法案」の歴史
4  196311
渕上和俊 歴史授業研究-主体的学習を深めるために-第13次広島県教研報告
歴史教育者協議会第15回大会参加記
高橋信雄 (1)「部落解放と歴史教育」分科会に参加して
三上勝康 (2)京都大会で感じたこと
天野卓郎 第13次広島県教育研究集会社会科部門集会から-中学校部会
事務局 広島歴教協の動き
(1)佐伯社会科教育協議会の結成(6月22日)
(2)歴教協安芸サークルの結成(10月12日)
(3)歴教協評議員遠山茂樹先生を囲んで(10月26日)-広島史学研究大会・日本歴史学協会総会-
5  19640120 第2回大会特集号
今堀誠二  歴教協の進むべき道―広島歴史教育協議会第2回大会講演
横山英 大衆運動をどう把えるか-五四運動の評価について
天野卓郎 大正デモクラシー運動について
6  19640420
川島 例会報告-戦争をどう教えるか
7  19650110
今堀誠二 挨拶
細田鼎 現代と社会科教育-広島歴史教育協議会第3回大会講演
8  19650310
今堀誠二 現代史の課題(1)
紀元節復活に反対する
9  19651220
天野卓郎 民族の伝統と変革をどう扱うか(1)-明治維新の学習ノート
今堀誠二 現代史の課題(2)
 10 19660410
 天野卓郎  1966年度”ひろしま歴教協”のとりくみのために<資料>-「民族の課題」にどう迫るか-
 11  19660715  教科書検定問題特集
天野卓郎  教科書検定訴訟を支援する全国連絡会第2回全国総会に参加して
<資料>  教科書検定訴訟を支援する全国連絡会第2回全国総会(1966.7.10)運動の現状と課題
同上 声明
天野 教科書検定訴訟を支援する歴史研究者の会懇談会ひらかれる
高橋 教科書訴訟を支援する広島集会
 12  19660801  第18回歴教協大会報告資料特集
扉のことば―年表にない歴史
川島孝郎 第6分科会・歴史学習の方法 学習授業の方法-戦後の実践を事例として
天野卓郎 第11分科会・現代史 現代史学習のねらいと構成-報告「資料」として(1)-
 13  19661201  ひろしま歴教協1966年次研究集会特集
今堀誠二 歴史の現時点
青才智恵雄 社会科における「生きる」ということの意味-社会科教師の基本像
空辰男 とくに政経社教授に訓育的過程をしている
川島孝郎 大会参加記-教科書批判学習について-
天野卓郎 ”歴史と教育”手帖
 14  19671001  石井金一郎先生追悼号<別記
 1  196402  広島歴教協月例会報告
 1  19670501  ひろしま歴教協通信
 2  19670601
 3  19670701
 4  19670901
 5  09671101
 19  19701216
 1  19720910  広島県歴教協広島支部ニュース
2
3
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5
6
7
8
9 19730613 広島県歴教協広島支部ニュース(再刊)

 

8・6全国高校生集会

(8・6)全国高校生集会

会場 備考
01 1974 広島・労働会館  参加者:約100名
02 1975 広島・神崎小学校 参加者:広島県内60数人、全国各地200数十人、計約300人。
『ヒロシマ・ナガサキをになう高校生 第21回原水爆禁止世界大会階層別集会「高校生と原水禁運動」報告集』
03 1976 広島・観音中学校 参加者:230名。
『第22回原水爆禁止世界大会分科会「高校生と原水禁運動」現地実行委員会報告集』
04  1977  広島・戸坂農協会館  参加者:300名。
05 1978  広島・広島女学院   参加者:232人(35都道府県)
06 1979 広島商業高校旧講堂 参加者:330人(30都道府県)。
『高校生のヒロシマ・アピール 原水爆禁止1979年世界大会関連行事・第6回全国高校生集会総括集』(8・6全国高校生集会現地実行委員会・広島県高校生平和ゼミナール実行委員会)
07 1980 広島女学院中学講堂 参加者:500余名(36都道府県)。
『高校生のヒロシマ・アピール 原水爆禁止1980年世界大会関連行事・第7回全国高校生集会総括集』(8・6全国高校生集会現地実行委員会・広島県高校生平和ゼミナール実行委員会)
08  長崎・長崎商業高校  参加者:約300名
09 1982 広島女学院中学講堂 参加者:645名(1都1道2府31県)。
10  1983   長崎・長崎商業高校   参加者:約350名
11  1984  広島・二葉中学校  参加者:約700名
12  1985  長崎・長崎商業高校  参加者:500名
13 1986 広島女子商業高校  参加者:880名(40都道府県)。関連行事:NO NUKES CONCERT。広島県民文化センター、参加者700名
14  1987  長崎・長崎商業高校  関連行事:NO NUKES CONCERT。広島・安佐南区民文化センター、参加者500名
15 1988  広島商業高校  参加者:900名。 関連行事:NO NUKES CONCERT。広島・広島東区民文化センター、参加者500名
16  1989  長崎・活水女子高校 参加者:500名(33都道府県)。関連行事:NO NUKES CONCERT。広島国労会館、参加者200名
17  1990  広島・観音中学校男  参加者:700名(33都道府県)。関連行事:NO NUKES CONCERT。参加者500名
18  1991  長崎市平和会館
19 1992  舟入高校・南区民文化センター  参加者:800名。関連行事:NO NUKES CONCERT。参加者1000名
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22  1995
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27  2000  オンライン
28  2001  オンライン
29  2002  広島市アステールプラザ
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35
36
37
38 20110808 長崎
39
40
41 2014 広島
42 2015 広島
43
44 20170808 活水高校(長崎) 19都道府県約110名
45
46 2021
47 2020 オンライン
48 20210808 オンライン
49 2022 広島朝鮮初中高学校

『原爆の子-広島の少年少女のうったえ』

原爆の子-広島の少年少女のうったえ
長田新(編)、岩波書店、1951年10月2日

資料

 本
 書名  著者、発行所 発行年 所蔵
所蔵 G=原爆資料館、U=宇吹
原爆の子 見よ!戦争の惨苦を!-広島の少年少女・魂の叫び 日本労働組合総評議会情報出版部 19520803 U
 長田新編「原爆の子」より(仮題)ひろしま(第一稿) 八木保太郎脚本、 日本教職員組合 G
   映画「ひろしま」の制作年=1953年。
 君たちに捧げる  『原爆の子』(岩波版) 出版六〇周年記念  中村巖、朝日新聞出版 (制作) 2011/12/31 G

『平和教育運動』

『平和教育運動』(1974年2月1日創刊)

発行年月日 備考 所蔵
創刊 1974/02/01 第1回全国平和教育シンポジューム報告 GU
1975/01/25 第2回全国平和教育シンポジューム報告 GU
1976/05/01 第3回全国平和教育シンポジューム報告 GU
1977/01/25 第4回全国平和教育シンポジューム報告 GU
1979/05/20 第5回全国平和教育シンポジューム報告 GU
7 1980/05/20 第7回全国平和教育シンポジューム報告 GU
1980/07/10 GU
1981/06/15 第8回全国平和教育シンポジューム報告 GU
1982/10/15 第9回全国平和教育シンポジウム報告集 GU
10 1983/03/31 第10回全国平和教育シンポジウム報告集 GU
11 1984/02/01 第11回全国平和教育シンポジウム報告集 GU

平和教育(季刊)

[季刊]平和教育 第1号(創刊号)
日本平和教育研究協議会、明治図書出版、19760525

発行年月日
(著者)
特集
(タイトル)
所蔵
G=原爆資料館、U=宇吹
01 19760525 平和教育をどうすすめるか GU
石田明 平和教育の今日的課題
森田俊男/松山善三/山田洋次/金沢嘉市/大田堯/飯島宗一/梅根悟/小川岩雄/棋枝元文/小森秀三
『季刊・平和教育』の発刊にあたって
鎌田定夫 被爆30年子どもたちの証言
文沢隆一 平和記念資料館物語
中沢啓治 インタビュー “はだしのゲン”とわたし
増岡敏和 作家と作品1 峠三吉 峠三吉の抒情の変革とその生涯
永田守男 マスコミの動向 被爆の炎は消えず
02  19760825  戦争体験をどう継承するか GU
03  19761125  平和のための学校行事設定の意義  GU
04  19770310  平和教育は人格形成にどうかかわるか GU
05  19770610  平和教育のあゆみと憲法・教育基本 GU
06  19770930  子どもの戦争観はどうなっているか GU
07  19780130  世界に広がる平和教育 GU
08  19780601  地域に学ぶ平和教育  GU
09  19790101  未来につなげる戦争の学習 GU
10  19790701  子ども・青年の危機と現代のファシズム  G
11  19800301  教育の荒廃と平和教育の課題 G
12  19800901  80年代と平和教育の課題  G
13  19810601  国防教育と自衛 G
14  19820201  道徳教育としての平和教育  G
15  1982/08/01  現代平和教育をめぐる実践的課題  G
16  1983/02/01  草の根の平和教育 G
17  1983/10/01  日本における沖縄の位置と課題 G
18  1984/04/01  核未来戦争の脅威の中で何を教えるか G
19
20  1985/04/01  核戦争の危機と教育の課題 GU
21  1985/11/01  アジア・アフリカをどう認識させるか  G
22  1986/04/01  子どもたちにいのちと人権を守る力を  G
23
24   1986/10/01  いじめ・暴力にたちむかうちから G
25  1987/01/01  ここからはじめる平和教育 G
 62  2002/06/01  二一世紀の平和教育 G

 

広島女学院原爆被災実態調査報告書(19700625)

広島女学院原爆被災実態調査報告書(19700625)

<昭和20年8月6日広島女学院に在籍の生徒を対象とする>
(広島女学院大学学生自治会・広島女学院原爆被災実態調査委員会、1970年6月25日)

内容目次
はじめに

はじめに(抄)
昭和42年6月,広島女学院大学では同大学宗教委員会と,学生自治会共催のもとに、「8・6の意味するもの」と題する一連の講座を全学生対象に企画,実施しました。以後毎年続けられているこの講座に対する学生の反応は,必らずしも満足出来るものとは言えませんが,今回の調査が学生たちの手によって始められたことは,やはり講座がもたらした結果の一つだと言えると思います。
「原爆」を知るための手がかりとして,「原爆」は私たちの先輩たちにどんな爪跡を残しているか」,又,「私たちが,被爆者である先輩たちから受け継がねばならないものは何なのか」と言うことから先ず始めようとしました。同時に,広島女学院と原爆を,被爆25年に当って,何らかの形で整理し,後輩に記録として残すことも必要なのではないかと思われました。しかしこの調査作業の間中,「一体私たちはこの調査から何を得ようとしているのだろうか」,「私たちがしようとしていることは本当に必要なのか」,「先輩たちに迷惑をかけるだけで終るのではないだろうか」と言った疑問と不安が絶えず私たちについて廻りました。そして最終段階に来た今,「原爆」と言う問題は,一度や二度の調査,成は数冊の本を読んだだけで掴み得るものではなく,ましてや解決出来るものではない事を改めて痛感しました。
面倒なアンケートに積極的に回答して下さった方々には,一人一人お目にかかってお礼を申し上げたい程感謝で一杯です。アンケート用紙にぎっしり書き込みをして励まして下さった方々もありました。しかしそれど同時に,66%もの方にご回答いただけなかったことを,私も同じ調査対象者である卒業生の一人として,大変残念に思います。心情的に決して答えやすい事がらではありませんし,それぞれご家庭の事情もあり,中にはこの調査でご迷惑をおかけした方もあると思います。しかし切角若い学生たちが,毎日の行動の決断を追られながら,或は,「今更原爆でもあるまい」と言った声を耳にしながらも,原爆を知ろう,被爆者の実態を知ろうとして集ったのにと残念に思うのです。
(以下略)

調査の概要(目的・方法・時期・対象・委員)
調査の結果

1 被爆の状態
2 被爆者自身の健康状態とそれに関する不安度
3 原爆問題に対する関心度
4 原爆死没者に対する意識
5 原水禁運動及び被爆者援護に関する意識
6 被爆者に対する差別の実態
7 被爆二世に対する意識
8 A.B.C.C.に対する意識
9 原爆投下及び現在の核兵器に対する意識
10 支持政党
11 「原爆」と人生観について
12 「原爆」という言葉に対する反応

調査結果を見て

調査から学んだもの

後記

付録Ⅰ「広島女学院原爆被災実態調査」調査票/付録Ⅱ在学生用調査票

広島・長崎原爆被爆者大会(19620522)

広島・長崎原爆被爆者大会
1962年5月22日
広島市公会堂で2,500人の被爆者の参加のもとに開催。厚生省公衆衛生局全画課長の講演・両市被爆者代表の意見発表ののち,次のような宣言および決議を採択。大会の席上、全日本被爆者協議会を結成。

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案内ビラ

宣言
われわれ原爆被害者は,一生拭い去ることのできない放射能に対する不断の脅威と不安を内包し,日常生活並びに社会活動に多くの障害と制約を受け,物心共に苦難の十七年を生きてきた。その間放射能障害による症状の悲惨な現実と,被爆者の生活の実態が認識され,被爆者の切実な声が通して,最近に至り原爆医療法が制定され,逐次医療の充実をみつつあることはまことに慶びに堪えない。ここに関係各位の並々ならぬ御熱意と御努力に対し深甚なる感謝の意を表するものである。
本日被爆者大会の開催に当り,われわれは核爆発の実験停止と,真の世界平和確立のための,広島・長崎の悲願達成に,根気強く努力をつづけ,全国二十方に上る被爆者相携えて,あらゆる困難と苦痛を克服して力強く生き抜くことを誓い,更にいわれなき無この犠牲者に対する国家の責任と保障において,万全の援護対策の速かなる実現を切に要望して已まない。
右宣言する。

決議
戦後既に十七カ年の歳月を閲みし,全国二十万に上る原爆被爆者の多くは,経済的基盤を失い,或いは放射能障害に悩みかつ脅えつつ,日常生活並びに社会活動に幾多の制約を蒙り,苦難の日々に堪えて今日に至った。
医療に関しては,さきに特別立法により補償の途が開かれ,稍々安らかなるものを得たとはいえ,更に政府,国会その他関係機関におかれては,被爆者の生活の実態に鑑み,原爆犠牲者国家保障性の見地に立って更に援護その他強力なる施策を打出すべきである。よって次の事項について速かに適切なる措置を講するとともに全面的な援助を要請する。
一、特別被爆者の範囲の拡大をすみやかに実現することを期する。
二、原爆被爆者援護対策の確立を期する。
三、原爆被爆者ホームの建設を要望する。
四、原水爆禁止と世界恒久平和実現への正しい国民運動を力強く推進する。
五、全日本被爆者協議会の結成を促進する。
右決議する。

大会次第

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広島・長崎原爆被爆者医療法改正対策委員会陳情運動日誌

「原爆放射能医学研究所設置」・「原爆医療法中二粁の制限拡大」・「戦傷病者戦没者遺族等援護法中学徒・女子挺身隊・義勇隊等の時限法改正」に関する陳情運動日誌
(広島・長崎原爆被爆者医療法改正対策委員会 1962年2月)

はしがき
昭和三十四年九月原爆医療法の一部改正を目的とする政治運動展開を企図して構成された本対策委員会は、同年、画期的な同法改正に成功、翌三十五年原爆放射能医学研究所設置運動に乗り出し、僅々一カ月の短期間において同所究所創設にかかる予算獲得・法律改正を奇蹟的に果し、引続き三十六年には、特別被爆者の二粁制限撤廃に立ち上り、遂にその制限を三粁に拡大する予算獲得に成功し、ここに原爆問題の当面する重要案件を殆んど処理し終えたものである。
本委員会が斯る華々しい成果を収め得たのは、自民党幹部を始めとする関係各位の強力は御支援・御協力によるところであるが、特に運動の推進役を担当して貰った自民党広島県支部連合会被爆者対策委員長・広島市被爆者対策委員長任都栗司君の献身的努力に負うところ極めて多く、ここに改めて深甚なる敬意と謝意を表明するものである。
本委員会は、運動の当初より事務局をして運動の詳細を記録せしめていたものであるが、原爆問題の重要案件を殆んど処理完了した今日、ここにこれが運動日誌を公にし、格別の御協力を賜わった関係各位に対し心からの謝意を表すとともに、将来の参考とすることとした。
各位の御高覧を御願いして止まない。
昭和三十七年二月
広島長崎原爆被爆者医療法改正対策委員会
常任委員 参議院議員 岩沢 忠恭

目次(其の一)

年月日
昭35(1960)
0922~1210
1.原爆医療法中2粁の制限拡大問題に関し、主として厚生省当局の意向を打診
1212-1213 1.原爆被害者医学総合研究機関の設置に関し関係各方面と基礎的打合わせ(特に所管省問題)をなす。
2.本対策委員会、昭和35年運動目標を原爆被害者医学総合研究機関の設置に置くことに決定。
1214-1221 1.広島市及び長崎市の原爆問題関係機関と打合せの結果、原爆医学研究機関の設置について地元の意識統一成る。
2.原爆医学研究機関設置にかかる陳情書作成
1223-1227 1.原爆医学研究機関設置に関し、関係各方面、特に自民党政調会文教部会に対し、陳情書提出の上、強力に陳情。
2.文部省当局に対し、原爆医学研究機関設置に関し、陳情運動展開中の旨連絡、表面化した場合引受け方陳情
1227 1.原爆医学研究機関設置の案件、広島大学に附置することとし、自民党政調会文教部会において満場一致をもって採択に決定
1228-0105昭36(1961) 広島大学当局に対し、原爆医学綜合研究機関設置に要する必要予算を至急追加要求方要請
2.広島大学との協同陳情書(要求予算を含む)作成
昭36(1961)
0106~0107
1.広島大学より広島原爆放射能医学研究所にかかる追加要求予算書を文部省当局に提出
2.広島大学より文部省に対し、提出の追加要求予算内容一部訂正の上、必要陳情書作成
0106~0107 1.自民党役員、同政調会役員、文教部会役員に対し、訂正陳情書を提示の上原爆放射能医学研究所問題の採択方について強力に陳情
2.自民党政調会文教部会は、政調役員会に対し原爆放射能医学研究所予算四億六百万円を要求することに決定
0107-0109 1.自民党政調役員会において原爆放射能医学研究所関係予算満場一致をもって採択に決定
0109-0111 1.自民党政調会副会長並びに各部会長合同会議において原爆放射能医学研究所関係予算採択に決定
2.大蔵省に対し、関係有力者を通じ、協力に陳情
0111-0115 文部省は、大蔵省当局に対し、新規追加要求予算として原爆放射能医学研究所予算四億六千六百万円を提出
0116-0117 1.広島原爆放射能医学研究所設置に要する関係予算、大蔵省第三次査定に於いて二カ年継続事業として遂に承認を受く
2.本件に関し格段の協力を賜った自民党役員、同政調会役員、その他関係各位に対し、御礼挨拶廻りをなす。

 

目次(其の二)

年月日
昭36(1961)
00403~1003
1.戦傷病者戦没者遺族等援護法中、学徒、女子挺身隊、義勇隊等の時限法改正に関し、運動の基本的打合せ、陳情書の作成、国会に対する請願書の提出並びに同請願の衆議院社会労働委員会において採択に至るまでの陳情
2.、原爆医療法中二軒の制限拡大に関し、運動の基本的打合せ、拡大の必要性を裏付ける資料の蒐集並
びに二粁制限拡大に伴う経費の昭和三十七年度厚生省要求予算に計上に至るまでの陳情
3.昭和三十六年度原爆医療法一般疾病医療費予算の不足に伴う予備費補充に関する陳情
4.原爆放射能医学研究所にかかる昭和三十七年度予算要求に関する陳情
1004-1116 1.原爆医療法中二粁の制限拡大にかかる経費について、昭和三十七年度厚生省要求予算に計上決定に伴い、関係各方面に対し、これが予算獲得に関する基礎的陳情運動
1128-1211 1.原爆問題陳情運動の一元化、漸くにして決定
2.二粁制限拡大の必要性を裏付ける資料蒐集、漸く完成し、陳情書作成
1212-1216 1.原爆医療法中二粁の制限拡大の必要性について、関係各方面、主として自民党政調会、社会部会並びに大蔵省に対し、陳情書を提出の上、強力に陳情
2.二粁制限拡大の案件、自民党政調会社会部会を満場一致をもって通過
3.原爆放射能医学研究所にかかる昭和三十七年度事業並びに長崎支所設置の明年度予算獲得について関係方面に強力に陳情
1217-1219 1.二粁の制限拡大に関し、自民党政調会役員並びに大蔵省当局に対し、関係有力者を通じ、強力に陳情
1220-1221 1.明年度予算にかかる大蔵省第一次査定の結果、二粁制限拡大に要する予算全額ゼロ査定を受く
1222-1223 1.二粁軒制限拡大関係要求予算、大蔵省第一次査定に於いて全額不承認の結果に基き、これが復活要求について自民党政調会役員並びに大蔵省当局に対し、引続き強力に陳情
2.広島原爆放射能医学研究所残事業にかかる要求予算、大蔵省第一次査定において不承認の結果に基き、自民党政調会関係役員にこれが復活要求について陳情
1224-0105昭37(1962) 1.二粁制限拡大関係要求予算、大蔵省第二次査定において三粁に拡大することとする基本線に基き、遂に承認を受く。
2.、戦傷病者戦没者遺族等援護法中学徒、女子挺身隊、義勇隊等の時限法改正に関する予算、厚生大臣、大蔵大臣の大臣接渉において、昭和三十八年度予算に計上することに確約を得る。
2.本件に関し、格段の協力を願った自民党役員、同政調会役員その他関係各位に対し、御礼の挨拶廻りをなす。

 

 

 

核実験禁止要請に関する決議(19620811)

核実験禁止要請に関する決議

世界で最初に原爆の惨禍を受け、今尚放射能害による死と闘いつつ原水爆禁止と核実験停止を全世界にくりかえし強く呼びかけてきた広島県民は、今回の貴国の核実験に対し不安と憤激の念とどめがたく、真に遺憾とするものである。
たといどのような理由があろうと実験のもたらす放射能は人類の生存に多大な悪影響を与え、実験が実験を呼ぶ悪循環は、軍拡競争に拍車をかけ、恐しい人類の危機をますます増大させている。
よって、広島県議会は従来しばしば決議要請した如く広島県民を代表してここに貴国核実験の即時中止を要請するとともに核保有国による実験停止協定の締結、核兵器の製造禁止を含む軍備全廃を目指して即時首脳会談を開いて努力されるようう要請する。
昭和三十七年八月十一日
要請先
ソビエート社会主義共和国連邦
アメリカ合衆国