広島・長崎手記全集―原子爆弾の証録(幻案19820508)
広島・長崎手記全集―原子爆弾の証録(幻案19820508)
NHKニュース:特集原爆ドーム保存募金
1989年4月末 | |
森滝市郎 | |
宇吹暁 |
年表:原爆ドーム保存募金(第2回)
1987年 | ||
月 | 日 | 事項 |
1 | 22 | 広島市、原爆ドームの保存調査(10月から約4カ月)を20年ぶりに実施することを決定。 |
7 | 11 | 「原爆ドーム保存調査技術検討委員会」によるドームの保存調査、開始(1967年保存工事以来初の調査)。 |
8 | 18 | 広島市原爆ドーム保存調査技術検討委員会、同市で第2回会合を開催。9月から調査を実施することを決定。 |
9 | 18 | 広島市の原爆ドーム保存調査で、エックス線撮影によるドーム上空の検査開始。 |
11 | 4 | 広島市の原爆ドーム保存調査技術検討委員会、調査結果を発表。それによると、本体に重大な傷みはなく、一部に補修が必要。 |
11 | 16 | 原爆ドームの保存調査技術検討委員会の第4回会合、 広島市で開催。次回会合で、ドーム補修工事の時期・工法を決めることを決定。 |
12 | 9 | 広島市原爆ドーム保存調査技術検討委員会、ドームの補修箇所(約80カ所)を決定。(昭和63年度に工事予定。) |
1988年 | ||
月 | 日 | 事項 |
1 | 20 | 広島市原爆ドーム保存調査技術検討委員会、第6回会合開催。ドームの補修工法などを決定。 |
2 | 24 | 広島市原爆ドーム保存調査技術検定委員会の最終委員会、開催。ドーム保存についての最終報告書を作成することなどを確認。 |
2 | 29 | 広島市議会本会議で、原爆ドーム補修工事費などについて協議。社会党議員、工事費を全国からの募金でまかなうことを提案。 |
4 | 9 | 広島市原爆ドーム保存調査技術検討委員会、原爆ドーム保存についての最終報告書を広島市に提出。それによると、ドーム全体の大規模補修は必要なしと報告。 |
10 | 6 | 広島市、来年秋に原爆ドームの補修工事を実施することを発表(1967年に次いで2度目)。補修費の全国募金を検討していることを表明。 |
12 | 8 | 広島市、来秋からの原爆ドーム補修工事の費用を一般会計で賄うか、募金にするかを来年1月中旬に決定すると発表。 |
1989年 | ||
月 | 日 | 事項 |
1 | 24 | 広島市、平和記念公園周辺の川に遊覧船を就航させるため、第三セクターの会社を設立。船上からは原爆ドーム・原爆慰霊碑などが眺望でき、7月から就航の計画。 |
1 | 25 | 広島県原水禁、原爆ドーム保存のため、国内外で募金活動を展開するよう広島市に申し入れ。 |
2 | 1 | 広島市、原爆ドーム保存工事費(2億円)を「募金」と「市費」で半額ずつ賄うことを決定。募金期間は5月から約8カ月間とし、内外に呼びかけ。 |
2 | 1 | 広島国際文化財団、広島市の原爆ドーム保存募金活動への全面協力を決定。 |
2 | 8 | 奈良・東大寺、広島市の原爆ドーム補修にと約24万円を寄付。広島市での同寺管長自筆色紙などの即売会の収益金。 |
2 | 10 | 広島県労会議・広島県原水禁、原爆ドームと被爆建物保存のための募金を3月から全国に呼びかけることを決定。 |
2 | 12 | 「広島県高校生平和ゼミナール」、広島市で開催(約200人参加)。英語・国語などの授業形式で平和学習。原爆ドーム保存などを求める緊急アピールを採択。 |
2 | 20 | 広島市、平成元年度当初予算案を発表。新規事業として原爆ドーム保存工事費・原爆養護ホーム建設費などを計上。美術を通じ平和に貢献した画家に贈る「ヒロシマ賞」(賞金500万円と被爆石)を創設。 |
2 | 28 | 原水禁、静岡市で全国委員会を開催。原爆ドーム保存募金・「脱原発法」制定運動を展開することなどを決定。 |
2 | 04? | 原爆ドーム補修工事費募金について、問い合わせ・協力の申し出など相次ぐ。2日間で80件以上。 |
2 | 28? | 広島市、原爆ドーム保存の補修費募金活動開始を繰り上げることを検討中。募金についての問い合わせが全国各地から相次いだため。 |
3 | 2 | 広島市議会本会議で、留学生への原爆資料館などの無料解放・原爆ドーム保存募金などについて論議。 |
3 | 3 | 広島市議会の全議員63人、原爆ドーム保存のために寄金(1人1万円ずつ計63万円)。 |
3 | 4 | 広島テレビ、「広島土曜ジャーナル」で「モニュメントは2つはいらない!」を放送。原爆ドーム保存と「ひろしまピースタワー」建設について考察。 |
3 | 6 | 広島市の局長級職員(37人)、原爆ドーム保存のために寄金(1人1万円ずつ、計37万円)。 |
3 | 9 | 広島市、原爆ドームの保存募金を訴える「原爆ドーム保存募金趣意書」作成。B4判に募金名称・趣旨・ドームの歴史などを記載。 |
3 | 9 | 広島県教組、東京での日教組臨時大会で、原爆ドーム保存募金運動に取り組むよう提案。 |
3 | 9 | 広島県選管、広島市議会議員の原爆ドーム保存募金に対して、「公職選挙法で禁止している「寄付」行為に当たると、市選管に善後策を検討するよう指導。 |
3 | 15? | 広島市の吉島東小学校で、児童ら、原爆ドーム保存のための一円玉募金運動に取り組み(1月中旬開始)。 |
4 | 3 | 広島国際文化財団など、中国新聞紙上で、原爆ドーム永久保存募金への協力呼びかけを開始。 |
4 | 3 | 原水爆禁止日本国民会議中国ブロック会議の原水禁学校、鳥取県東伯郡で開催(約75人参加、4日まで)。脱原発法制定署名運動・原爆ドーム永久保存募金運動への取り組みなどを確認。 |
4 | 20 | 広島市、5月1日からの原爆ドーム保存のための街頭募金活動に、同市長が参加することを決定。 |
4 | 20 | 日教組と全国原爆被爆教職員の会、生徒・教職員を対象にした原爆ドーム保存募金運動の内容を発表。募金運動による新たな平和の展開を企図。 |
4 | 22 | 広島市の歌謡教室講師小川智道(被爆者)、「ドーム募金支援のカラオケ・チャリティー・レッスン」を実施(28日まで)。レッスン料を原爆ドーム永久保存募金に寄付。 |
4 | 23 | 「国連軍縮京都会議」に出席したベネゼエラ・ソ連代表、原爆ドーム募金に寄金。(海外からの第1号。) |
4 | 24 | 「国連軍縮京都会議」に参加したカナダ代表、来広し、原爆ドーム保存募金に寄金。 |
4 | 26 | 広島市、5月1日からの原爆ドーム保存募金の概要を発表。それによると、1日には広島市長・被爆者ら、街頭で募金活動開始のPR。ポスター6千枚、募金趣意書1万枚を準備。全国からの送金相次ぎ約1250万円。 |
4 | 27 | 広島市の寺尾正而(妻・娘ら身内6人が被爆死)、原爆ドーム保存に寄金(200万円)。これまでのドーム募金の最高額。 |
4 | 28 | 東京都品川区、広島市の原爆ドーム保存募金運動を開始。同区では、募金のための予算として百万円を計上。 |
4 | 05? | 旧広島県産業奨励館(原爆ドーム)の設計者故ヤン・レツルのめいから、「広島折鶴の会」メンバーに、ドーム保存への協力を訴えた手紙(1988年夏に送付)に対する返書が届く。 |
4 | 07? | 福岡県の会社員古賀英毅、原爆ドーム保存に寄金。 |
5 | 1 | 広島市の原爆ドーム保存募金、正式スタート(12月25日まで)。すでに約450件、1500万円を超す寄付。目標額1億円。市役所・各区役所・原爆資料館などに募金箱を設置。 |
5 | 6 | 日本原水協、東京で全国理事会開催(150人参加、7日まで)。運動方針を決定。「ヒロシマ・ナガサキからのアピール」署名運動の継続・拡大などを確認。原爆ドーム保存運動に協力することなどを決定。 |
5 | 11 | 福山市立蔵王小学校児童会、原爆ドーム保存募金(約4万円)を県教組福山支区に寄託。 |
5 | 11 | 広島市長、訪米。サクラメント市を訪れ、世界連帯都市市長会議・原爆ドーム保存募金への協力を呼びかけ。 |
5 | 12 | 広島市地域婦人団体連絡協議会、原爆ドーム保存募金に協力することを決定。目標額300万円。 |
5 | 13 | 広島県原水禁、広島市内街頭で原爆ドーム保存募金(約20人参加)。初の街頭活動。8月まで毎月2回実施。被爆橋元安橋保存なども訴え。 |
5 | 15 | 広島そごう・NTT中国支社、原爆ドーム保存募金へ寄付(16万円)。 |
5 | 15 | 東京都品川区、原爆ドーム保存募金活動を開始。区役所などにポスター・募金箱を設置。同区では、区予算としても募金100万円を計上。 |
5 | 16 | 広島修道大学で学生・教職員らが発起人となり、原爆ドーム保存募金への取り組みを開始。学内13ヵ所に募金箱を設置。 |
5 | 17 | 大阪市立淡路中学校生徒、修学旅行で来広。平和記念館を訪れ、昨年持参した韓国人被爆者資料を展示するよう要請。原爆ドーム保存募金に寄付(10万円余)。 |
5 | 18 | ベルギーの駐日大使、新任のあいさつなどで来広し、原爆ドーム保存募金に寄金(2万円)。 |
5 | 19 | 映画「千羽づる」(神山征二郎監督)、完成し、広島市で試写会開催。監督ら来広し、記者会見。製作協力券の販売で集めた原爆ドーム保存募金(30万円)を広島市に寄贈。 |
5 | 20 | 東京都品川区の武蔵小山商店街第2ブロック、原爆ドーム保存募金に協力してチャリティーセールを実施。 |
5 | 23 | 広島県佐伯中央農業共同組合、原爆ドーム保存募金運動を開始。支所など22ヵ所に募金入れを設置。 |
5 | 28 | 広島市による原爆ドーム保存募金、3000万円を突破(28日現在)。個人からの募金879件、団体からの募金66件、小・中・高校114校など。 |
5 | 30 | 三井不動産相談役江戸英雄、原爆ドーム保存募金に寄付。 |
5 | 05? | 広島市の大衆演劇場「清水劇場」で、原爆ドーム保存募金を実施。出演者の協力で色紙・ブロマイドの販売収益などを募金。 |
5 | 20? | 広島市の原爆資料館に置かれた原爆ドーム保存募金箱に、修学旅行生らの募金相次ぐ(17日現在、114万円)。 |
5 | 21? | 広島市の七宝作家田中稔子のグループ、作品展の収益を原爆ドーム募金に寄付(10万円)。 |
5 | 29? | 広島県山県郡安野中学校生徒、広島の原爆ドーム保存募金の趣意書を作り、各家庭に協力を呼びかけ。 |
6 | 2 | 広島折鶴の会と電気通信共済会中国支部、原爆ドーム保存募金協賛のテレホンカードを作成し、販売を開始。1枚1000円で、うち200円を募金に。 |
6 | 5 | 広島国税局、開局40周年を記念して、原爆ドーム保存募金に職員の浄財約143万円を寄付。 |
6 | 7 | 広島県立安西高校生徒、平和公園で「ヒロシマを語る会」メンバーから、被爆体験などを聞く。原爆ドーム募金に寄金(約4万9千円)。 |
6 | 7 | 第16回広島平和音楽祭のゴールデン・メープル賞、決定。原爆ドーム保存をテーマに、広島市の森下義数が作詞した「生きてよかった ありがとう」が受賞。 |
6 | 8 | カナダ出身の広島女学院中・高校教諭ビル・ランドリー、カナダの国際使節団代表らから託された原爆ドーム保存募金を広島市に寄贈。 |
6 | 17 | 大衆演劇の俳優里見要次郎(広島出身)、出身校の宮島工業高校生徒と、広島市内で原爆ドーム保存の街頭募金を実施。 |
6 | 18 | 天理教広誠少年会、広島市で、原爆ドーム保存募金協賛バザーを開催。会員ら30人がパンフレットを配布し、協力を呼び掛け。 |
6 | 19 | 広島市の原爆ドーム保存募金、5000万円を超える(目標額1億円)。募金件数2021件、総額5085万円。 |
6 | 26 | 原爆小頭児と親のグループ「きのこ会」、広島市の原爆ドーム保存募金に寄金(10万円)。 |
6 | 29 | 京都府天田郡夜久野町の「平和の旅」の一行(21人)、来広し、被爆体験などを聞き平和学習。原爆ドーム保存募金に寄付(町費10万円)。 |
6 | 30 | 原爆ドーム保存募金のチャリティーコンサート、広島市で開催(エリザベト音楽大など後援)。 |
6 | 04? | 原爆ドーム保存募金、開始約1ヶ月で3200万円を達成。目標額の約三分の一。 |
6 | 21? | 北海道札幌郡広島町、町として原爆ドーム保存募金に協力することを決定。7月1日から呼びかけを開始。 |
7 | 4 | 広島市のスーパーマーケットの共同仕入れグループ、買い物客からの募金などを原爆ドーム保存募金に寄付(100万円)。この他、企業の広島支店長のグループから10万円。 |
7 | 6 | カナダ・バンクーバー市のテレビ局、広島の原爆投下をテーマにした番組を製作し、放送。併せて原爆ドーム保存募金キャンペーンを開始。目標額約300万円。海外でのキャンペーン取り組みは初。 |
7 | 14 | 広島市の合唱グループ「コーロ・エレガンテ」、同市で演奏会を開催。収益の一部を原爆ドーム保存募金に寄付。 |
7 | 15 | 東京都品川区で、5月からの原爆ドーム保存募金が178万円に達する。 |
7 | 16 | 広島平和文化センター、広島市での海と島の博覧会のスペースアイランド自治体館に、原爆ドーム保存募金箱を設置。 |
7 | 17 | 大竹市立大竹中学校の生徒会有志(20人)、JR大竹駅前で、原爆ドーム保存の街頭募金を実施。この他、県立千代田高校生徒会も実施。 |
7 | 17 | 米の小学生から、広島市の原爆ドーム保存募金に1万円が届く。 |
7 | 18 | 広島県安芸郡熊野町原爆被爆者の会、同町内会被爆者からの原爆ドーム保存募金を広島市に寄付。 |
7 | 19 | 広島市安芸区畑賀小学校の児童会、原爆ドーム保存募金に寄付(1万2000円余)。 |
7 | 19 | 広島市の尾立峯雄、原爆ドーム保存募金に250万円を寄付。個人としてはこれまでの最高額。 |
7 | 20 | 広島市の原爆ドーム保存募金への寄付が相次ぐ。エリザベト音大山岸靖助教授のチャリティーコンサート収益金85万円余、五日市中学校生徒会8万円余、矢野小学校児童会3万円余、合唱グループ「コーロ・エレガンテ」のコンサート収益金2万円余。 |
7 | 25 | 中米ベリーズから、原爆ドーム保存募金に寄付(10万円)。同国首相が日本からの資料でドーム保存募金を知り、寄付を指示。 |
7 | 26 | 中国新聞社、原爆ドーム保存募金に寄付(50万円)。 |
7 | 27 | 旧産業奨励館を設計したヤン・レツルの設計事務所に勤めていた建築家の遺族、原爆ドーム保存募金に寄付(10万円)。 |
7 | 28 | 枚方市がチャーターした「平和の船」、広島港に入港。同市長・市議・市民ら約600人が参加。原爆資料館の見学、慰霊碑巡りなど実施。原爆ドーム保存募金に寄付(約20万円)。 |
7 | 30 | 大津市の市民グループによる「ひろしまへ いのちに出会うたび」の平和バスツアーで、市民48人、来広。原爆資料館の見学、被爆体験の聴取など(31日まで)。原爆ドーム保存募金に寄付(3万6000円)。 |
7 | 31 | 広島市の原爆ドーム保存募金、約8100万円に達する。 |
7 | 31 | 東京都港区の区役所で、原爆写真展を開催。同展で原爆ドーム保存募金を実施。 |
7 | 08? | 米カンザス大学演劇科学生、原爆劇「広島」を公演。同劇の作者堀田清美(広島県出身)に舞台写真・公演料などが届く。(公演料は原爆ドーム保存募金として広島市に寄贈。) |
7 | 09? | 広島文化財団、広島市の原爆ドーム保存募金運動に協力して募金箱・ポスターを作成し、県内の飲食店などに配布。 |
7 | 25? | 広島県高田郡高宮町立高宮中学校の全校生徒(149人)、広島市で平和学習会開催。原爆ドーム保存募金に寄付(約3万3000円)。 |
8 | 1 | 中国5県の中国新聞販売店、原爆ドーム保存募金に寄付(60万円)。 |
8 | 1 | 財団法人多山報恩会、広島市の原爆ドーム保存募金に寄付(100万円)。 |
8 | 1 | 立正佼成会、広島市の原爆ドーム保存募金に寄付(500万円)。これまでの最高額。 |
8 | 2 | 広島県信用組合職員、原爆ドーム保存募金に寄付(100万円)。 |
8 | 3 | 広島県豊田郡川尻町の小学生ら、同町民が折った折りづる(4万7000羽)を「原爆の子の像」などにささげる。今年6回目。原爆ドーム保存募金に寄付(約30万円)。 |
8 | 3 | 広島市の中学生ら、原爆ドームをかたどったソーラーバルーン(太陽気球)を作り、掲揚し、ドーム保存募金への協力を呼びかけ。 |
8 | 4 | 広島市江波中学校第4期同窓生、原爆ドーム保存募金に寄付(24万3000円)。 |
8 | 4 | 西独ベルリン市のベルリン州大蔵大臣、来広し、帰国後に原爆ドーム保存募金をベルリン市民に呼びかけたいとの意向表明。(世界平和連帯都市市長会議出席のため来日。) |
8 | 4 | 旧陸軍省の広島災害調査班長だった岸英夫、原爆ドーム保存募金に応じ、広島市を再訪。 |
8 | 4 | 広島市の原爆ドーム保存募金、目標額の1億円を突破し、1億3千万円に。原水禁国民会議1千万円、東京都品川区270万円など大口寄付が相次ぐ。 |
8 | 5 | 原爆ドーム保存募金のためのチャリティーダンスパーティー、広島市で開催。 |
8 | 5 | 日本生活協同組合連合会、原爆ドーム保存募金に寄付(100万円)。 |
8 | 5 | 北海道札幌郡広島町代表、来広し、広島市の原爆ドーム保存募金に寄付(174万円)。 |
8 | 6 | 呉市の音楽愛好家ら、「愛と平和の歌を聞く会」を結成し、チャリティーコンサートを開催。収益金は原爆ドーム保存募金に寄付。 |
8 | 6 | テレビ番組「託す~広島へのメッセージ」(新広島テレビ)、放送。原爆ドーム保存募金をテーマに。 |
8 | 6 | イスラエルの平和活動家の所有するFMラジオ局「ボイス・オブ・ピース」、原爆記念日の特別音楽番組を放送。原爆ドーム保存募金を呼び掛け。 |
8 | 6 | テレビ番組「サンデーリポートひろしま『みんなで残そう原爆ドーム』」(広島テレビ)、放送。 |
8 | 7 | 安芸郡海田町商工会青年部、原爆ドーム保存募金として広島市に寄付(10万3500円)。 |
8 | 9 | 広島県職員退職者会、原爆ドーム保存募金に寄付(約40万4000円)。 |
8 | 11 | 女優吉永小百合、原爆ドーム保存募金に寄付(テレビ番組「託す~広島へのメッセージ」の出演料100万円)。 |
8 | 15 | 広島県柔道連盟常任理事中谷雄英、原爆ドーム保存募金に寄付(10万円)。 |
8 | 06? | 東京都の品川区長、来広し、区民らによる原爆ドーム保存募金を広島市に寄付(約280万円)。 |
9 | 8 | 広島市の原爆ドーム保存募金、2億円を突破。5月1日開始以来、募金件数5800件、総額2億517万684円。 |
9 | 13 | 全国珠算教育連盟広島県支部、原爆ドーム保存募金に寄付(21万円)。 |
9 | 15 | 原爆ドーム保存募金に協力するガレージセール(不用品などの売買)、広島市西区で実施(17日まで、売上金の5%をドーム募金に寄付)。 |
9 | 26 | 主婦連・都被団協など6団体、原爆ドーム保存募金1200万円余を寄付。 |
9 | 26 | 東京・有楽町で、講演会「みんなで残そう原爆ドーム」、開催(広島市原爆ドーム保存募金事務局・朝日新聞社主催)。作家上坂冬子・映画監督新藤兼人による講演。 |
9 | 26 | 広島市地域婦人団体連絡協議会、原爆ドーム保存募金620万円余を寄付。 |
9 | 27 | 原爆ドーム保存募金のためのチャリティー展示即売会、広島市で開催(10月2日まで)。画家奥田元宋・平山郁夫らの作品を販売。 |
9 | 27 | 広島市母子寡婦福祉連合会、原爆ドーム保存募金67万円余を広島市に寄付。 |
9 | 28 | 西独プロテニスのプレーヤー、シュティフィ・グラフ、来広し、原爆ドーム保存募金50万円を寄付。 |
9 | 12? | 広島市出身の指物師木村正(被爆者)、同市内デパートでの職人芸展の収益金を原爆ドーム保存基金に寄付。 |
9 | 15? | 広島市で被爆した兵庫県の会社役員、いわき市の小学生から託された原爆ドーム保存募金を中国新聞社に届ける。 |
10 | 3 | 長崎県被爆教職員の会など、広島原爆ドーム保存募金への協力を校長会などに呼びかけるよう長崎市・市教委に要請。 |
10 | 7 | 東京大学付属高校生徒、文化祭で、広島研修旅行の報告と原爆ドーム保存募金バザーを実施。 |
10 | 9 | 中国電力、中電コンサートでの募金(15万円余)を原爆ドーム保存募金に寄付。 |
10 | 16 | 東京都新宿区とヒロシマ原爆ドーム保存募金新宿区協力会、原爆ドーム保存募金約80万円を広島市に寄付。 |
10 | 28 | 広島市、原爆ドーム保存募金で全国から寄せられた手紙を本にまとめる構想を発表(1990年出版予定)。 |
10 | 29 | 広島市安芸区矢野婦人会(伊藤サカエ会長)、原爆ドームをテーマにした劇「原爆の母」を同区福祉センターで上演。 |
10 | 31 | 広島市、原爆ドームの保存工事を開始(1990年3月終了予定)。安全祈願式開催(約30人出席)。広島市長、ドーム保存募金が2億6千万円余に達したことを報告。 |
11 | 1 | 広島国際文化財団、原爆ドーム保存募金運動の一助に、原爆ドームをデザインしたプリペイドカードを販売。 |
11 | 6 | 全国解放保育連絡会、広島市に原爆ドーム募金を寄付(40万円)。 |
11 | 10 | 西日本旅客鉄道労働組合、広島市に原爆ドーム保存募金を寄贈(194万円)。 |
11 | 14 | 広島市の原爆ドーム保存工事で、ドーム内部への足場組み立て作業、開始。 |
11 | 14 | 広島県立海田高校生徒会、原爆ドーム保存募金(約8万円)を安芸区役所に寄託。 |
11 | 15 | カナダの平和団体の招きで被爆体験を訴えた広島県被団協(佐久間澄理事長)の村田忠彦、カナダでの原爆ドーム保存募金(約3万円)を広島市に寄付。 |
11 | 15 | 版画家長谷川富三郎、原爆ドームなどを描いた版画を広島県立美術館などに寄贈。 |
11 | 18 | 英の画家グラハム・クラーク、原爆ドーム募金にと自作の版画をチャリティー頒布(20日まで)。自作の絵画「ダンス・フォア・ピース」を広島市に寄贈。 |
11 | 20 | 広島市の原爆ドーム保存募金、国際バレーボール連盟からの募金(約286万円)で、三億円を突破。内訳は、個人募金約1億5千万円など。 |
11 | 20 | 広島市、国際バレーボール連盟会長ルーベン・アコスタ・ヘルナンデスに、特別名誉市長の称号を贈呈。広島市でのピースセレモニー開催・原爆ドーム保存募金への寄付などの功績による。 |
11 | 21 | 原爆ドーム保存工事を請け負った清水建設、ドーム保存募金246万円余を広島市に寄付。 |
11 | 21 | 呉市の元教師中森明、自費出版した「ヒロシマの鎮魂のために」の中で呼びかけた原爆ドーム保存募金50万円を広島市に寄付。 |
11 | 25 | 京都府八幡市長ら、来広し、原爆ドーム保存募金に50万円寄付。同市は、原爆ドームをあしらったシールを作成し、販売した収益金を寄付。 |
11 | 01? | 原爆ドームの設計者ヤン・レツルのめいから、読売新聞広島支局に、ドーム保存を願う手紙が届く。 |
12 | 7 | 広島市の原爆ドーム保存工事で、工事用足場が完成し、鋼材補強などの作業開始。 |
12 | 8 | 広島県被団協(森滝市郎理事長)、原爆ドーム保存募金532万円余を広島市に寄付。 |
12 | 8 | 浄土真宗本願寺派安芸教区、原爆ドーム保存募金231万円余を広島市に寄付。 |
12 | 11 | 広島県原水禁、原爆ドーム保存募金500万円を広島市に寄付。 |
12 | 11 | 原爆ドーム補修などに協力するチャリティー展、広島市で開催(広島職場美術協会主催、19日まで)。 |
12 | 14 | 広島市の大下学園祇園高校校友会、文化祭のバザー売上金22万円余を原爆ドーム保存募金に寄付。 |
12 | 14 | 広島市議会で、原爆ドーム保存募金の運用をめぐり論議。広島市長、1億円を超えた額については、保存募金として積み立てると答弁。 |
12 | 21 | 22年前に広島市の原爆ドーム保存工事に携った技術者ら、ドームの工事現場で再会。 |
12 | 22 | 富士通労組、原爆ドーム保存募金765万円余を広島市に寄付。このほか、広島司法書士会から308万円余。募金合計は3億5千万円を突破。 |
12 | 22 | 中国電力・中国新聞社、原爆ドーム保存募金130万円余を広島市に寄付。 |
12 | 25 | 広島市が呼びかけていた原爆ドーム保存募金の受け付け、締め切り。総額3億7085万円、総件数7774件、うち広島市内分は約2億1700万円、2808件。 |
12 | 26 | 広島市、原爆ドーム保存募金に添えて寄せられた各地からの手紙(約3000通)をまとめて出版することを決定。 |
12 | 28 | 広島市の原爆ドーム保存工事の年内作業、終了。 |
広島平和記念都市建設方案 (昭和24.9.20立案)
広島大学蔵 |
原爆にたをれむ人もやすらかに平和の光受けて眠らむ
広島平和記念都市建設方案 (昭和24.9.20立案) |
企画部 | 建設構想の研究、実施の促進 | ||
建設法に伴ふ国家各機関との交渉 | ||||
建設予算編成と財源捻出(県市、国家、外国) | ||||
都市形態整備 | 特殊的 | 記念保存物調査決定(産業奨励館、原爆十景等) | ||
新建設物 | 慰霊塔(平和塔) | |||
記念館 | ||||
美術館 | ||||
科学館 | ||||
一般的 | 土木工事 | 道路 公園 | ||
軌道 ガス | ||||
上下水道 | ||||
橋梁 | ||||
建築工事 | 公共文化、社会事業的建造物 | |||
個人住宅 | ||||
内容充実 | 霊場設置 | 二十万犠牲者の鎮魂場 | ||
原爆資料 | 実物、写真 | 調査蒐集 | ||
文書、統計 | ||||
平和精神涵養 | 講演会(教育、宗教、文化団体連絡) | |||
雑誌(平和協会ヨリ発行) | ||||
市旗(平和都市象徴・各戸掲揚) | ||||
平和祭発展 | 行事の研究(世界的構想へ) | |||
市民の熱意表現工夫 | ||||
世界平和運動 | 国際連合、ユネスコ連絡(行事) | |||
会場の建設 | ||||
文化施設内容 | 美術館 | 資料研究、調査、蒐集 | ||
科学館 |
2020年11月(日録)
日 | できごと |
01 | 「ヒロシマ遺文」TOP頁の更新 |
01 | ヒロシマ遺文への投稿=「2020年11月(日録)」、「千田書房」、「広島平和記念都市建設方案(19490920立案)」、 |
02 | ヒロシマ遺文への投稿=「アメリカ大統領とヒロシマ」 |
03 | アメリカ大統領選挙始まる。 |
04 | ヒロシマ遺文投稿「火幻」の増補作業。 |
第6回新日本婦人の会呉支部「第5回戦争体験を聞く会」。つばき会館4階。基町高校卒業生からの報告。基町高校生が描いた「原爆の絵」パネル展示。大中伸一さん。 | |
05 | 西岡喜美子資料の整理 |
05 | ヒロシマ遺文への投稿「豊田清史」.「詠草」・「ふるさとよしうら」の増補改訂作業。 |
07 | 西岡喜美子資料の整理。 |
10 | 新聞切り抜き(2019~2020年分の核問題関係)の分類整理。 |
11 | 「原水協通信(2020年)」 |
12 | ヒロシマ遺文への投稿=「年表:原爆ドーム保存募金(第2回)」、「NHKニュース:特集原爆ドーム保存募金」。 |
14 | ヒロシマ遺文への投稿=「原爆慰霊碑一覧(広島市内)」 |
15 | ヒロシマ遺文への投稿=「原爆慰霊碑一覧(広島県内)」、「原爆慰霊碑一覧(全国)」 |
16 | ヒロシマ遺文のカテゴリーを大幅変更。 |
16 | ヒロシマ遺文への投稿=「ふたたび被爆者をつくるな 日本被団協50年史」、「広島・長崎手記全集―原子爆弾の証録(幻案19820508)」、「広島・長崎手記全集―原子爆弾の証録案19820518」、「汐文社あて宇吹書簡控(広島・長崎手記全集関係)」。 |
17 | ヒロシマ遺文への投稿=「広島市立第一高等女学校原爆慰霊碑(平和塔)」、「中国配電株式会社弔魂塔」、 |
18 | ヒロシマ遺文のカテゴリー「原爆被災写真」関係の文献を自宅から倉庫に移動。 |
18 | ヒロシマ遺文のカテゴリーを大幅変更。「原爆被災資料」の下に「広島原爆被災白書」を作成。ヒロシマ遺文への投稿=「広島城壊滅!」、「資料・広島平和記念公園(ピカ資料研究所)」、 |
19 | 自宅の爆心地復元関係資料を引き出す。 |
19 | ヒロシマ遺文への投稿=「資料:中国軍管区司令部」 |
20 | ヒロシマ遺文のカテゴリー「原爆被災資料」の内容変更に合わせ、自宅書庫にある資料を整理。整理のついた「平和教育」関係の本4箱を桜が丘に移動。 |
21 | 倉庫にある地図類(安芸書房復刻版や復元関係)を自宅に持ち帰る。 |
21 | NHKスペシャル『「三島由紀夫 50年目の “青年論”」.』〜22時29分。~21:50。視聴。 |
21 | NHK BSプレミアム『“イマジン”は生きている ジョンとヨーコからのメッセージ』〜22時29分。録画を視聴。 |
21 | 自宅の復元関係資料の整理。 |
21 | ヒロシマ遺文への投稿=「猿楽町」、「広島県産業奨励館」、「広島県燃料配給統制組合」、「帝国銀行広島支店」、「日本銀行広島支店」、「地図:国泰寺地区」、 |
22 | ヒロシマ遺文への投稿=「最新大広島市街地図(193301)」、「地図:中島地域」、「地図:本川地域」、「地図:基町地域」、「地図:白島・二葉の里地域」、「地図:幟町地域」、「地図:荒神地域」、「地図:段原地域」、「地図:皆実地域」、「地図:大河地域」、「地図:宇品地域」、「地図:竹屋地域」、「地図:千田地域」、「地図:吉島地域」、 |
23 | 桜が丘へ自宅書庫にあった8月6日前後の新聞などを収納したA1判のファイルホルダー類を桜が丘の倉庫に移動。 |
23 | ヒロシマ遺文への投稿=「地図:千田地域」、「地図:吉島地域」、「原子爆弾の炸裂点(ABCC)」、「矢賀警防分団日誌」、 |
24 | ヒロシマ遺文への投稿=「ふるさと似島(平和学習参考資料)」、「明治中期広島近傍地形図」、「芸備銀行」、「東照宮原爆慰霊碑」、 |
26 | 日本新聞協会第73回新聞大会(神戸市)。新聞協会賞授賞式。授賞理由=「公文書や被爆者団体の資料、生存被爆者らの証言から公的記録に残っていない犠牲者の名前や、詳細が不明だった遺骨の身元を突き止め、75年を経ても歴史の空白を埋められることを実証した。さらに写真アーカイブを構築し、原爆投下前の街の姿や生活の営みを伝えた」、「被爆者の実態や国の不作為を丹念な取材により浮かび上がらせた一連の報道は、記憶を風化させないジャーナリズムの力を示す優れた調査報道として高く評価」 |
27 | ヒロシマ遺文のカテゴリー「広島原爆被災白書(地域)」に学校関係のデータを加える。 |
ヒロシマ遺文への投稿=「ヒロシマの被爆建造物は語る-被爆50周年 未来への記録」 | |
27 | 23:00~24:00 ETV特集「没後50年 転生する三島由紀夫」。視聴。 |
28 | ヒロシマ遺文のカテゴリー「広島原爆被災白書(地域)」 |
28 | ヒロシマ遺文への投稿=「大田洋子文学碑建立記念誌」、「島外科(原爆爆心地)」、「黒い雨―降雨地域住民に被爆者手帳を」、 |
13:30~16時。第6回新日本婦人の会呉支部「第5回戦争体験を聞く会」。つばき会館4階。基町高校卒業生からの報告。基町高校生が描いた「原爆の絵」パネル展示。大中伸一。参加せず。 | |
1128 | 第6回新日本婦人の会呉支部「第5回戦争体験を聞く会」。つばき会館4階。基町高校卒業生からの報告。基町高校生が描いた「原爆の絵」パネル展示。大中伸一さん。参加せず。 |
予定
年月日 | |
20201208 | 真珠湾攻撃(12月8日未明、ハワイ時間12月7日)79周年。 |
20210122 | 核兵器禁止条約発効 |
『原水爆禁止運動』(今堀誠二、潮出版社、19740625)
目次
第*回大会 | タイトル<初出掲載誌紙> |
プロローグ | |
原水禁運動の発足 | |
杉並アピール | |
見殺しにされた被爆者 | |
被爆者救援運動の発足 | |
1 | 三千二百万人の国民運動の進展 |
<初出掲載誌紙:『歴史学研究』187号(195509)> | |
八月六日の回想 | |
発言の本音 | |
被爆者の生活と意見 | |
科学者の責任 | |
救援運動の出発 | |
基地闘争への賛否 | |
ヒロシマ・アピール | |
歴史学研究会の問題点 | |
歴史をになうもの | |
2 | 被爆者・全国民・全世界との連帯が高まる |
<初出掲載誌紙:『歴史学研究』200号(195610)> | |
世界を動かしたヒロシマ | |
世界の連帯 | |
進む戦争準備 | |
沖縄問題 | |
再軍備への告発 | |
被爆者救援運動との結合 | |
原子力の平和利用と大衆 | |
大衆運動の進め方への反省 | |
3 | 地方原水協の強化と中央および国際組織の空転 |
<初出掲載誌紙:『歴史学研究』211号(195709)> | |
台所までもち込まれた運動 | |
専門家の告発 | |
歴史家は何をすべきか | |
六大陸にひろがった原水禁運動 | |
原水爆戦争体制との対決をうち出す | |
会議は空転する | |
全学連の誤謬 | |
大会決定の成果と不安 | |
問題点のかずかず | |
組織と理論に重大な欠陥 | |
4 | 日本の非核武装化にたちむかうために |
<初出掲載誌紙:『歴史学研究』223号(195709)> | |
岸内閣を助けた原水協 | |
ICBMの評価を誤る | |
欧米で核兵器反対運動高まる | |
平和行進 | |
原爆の加害国化する日本 | |
統一戦線 | |
日本の核武装 | |
空転する討論 | |
中国・朝鮮への差別 | |
運動の進め方への反省 | |
難航した国際会議 | |
実験禁止から核武装反対へ | |
原水協を全国民のものに | |
5 | 原水禁運動の正しい道と左右の日和見主義 |
<初出掲載誌紙:『歴史評論』110号(195910)> | |
原水禁運動のマニフェスト | |
一千万人の平和行進 | |
自民党の妨害工作 | |
安保改定と原水禁運動 | |
大会からの脱退者 | |
左右の日和見主義者 | |
6 | 戦う平和運動の目標は軍備全廃か冷戦終結か |
<初出掲載誌紙:『歴史学研究』246号(196010)> | |
二千二百万人の平和行進 | |
平和の敵は誰か | |
平和運動における二大潮流 | |
人類の導きの星 | |
日本と沖縄での戦いの報告 | |
大会の混乱と成果 | |
軍備全廃か冷戦終結か | |
7 | 帝国主義時代の平和理論と原水爆時代の平和理論 |
<初出掲載誌紙:『歴史学研究』257号(196109)> | |
謀略工作 | |
平和運動における西欧方式とAA方式 | |
AA地域別会議流れる | |
本会議でのかけひき | |
大会決議のおもてうら | |
原水爆時代の平和理論 | |
大衆の平和運動 | |
両派の自己批判と運動の進展 | |
8 | 社・共両党の激突と大衆の統一への願い |
<初出掲載誌紙:『歴史学研究』269号(196210)> | |
矛盾の中で | |
総評まかり通る | |
あらゆる核実験に抗議する問題 | |
核戦争の元凶は誰か | |
幅広い運動か、反帝政治闘争か | |
原水協の「内乱」と統一のエネルギー | |
9 | 国民運動の崩壊と再生への四つの芽 |
<『思想の科学』19号(196310)> | |
宗平協―国民運動をはぐくむもの | |
地方原水協の活動 | |
原水協、国民を無視 | |
大会準備のなかでー国民運動にそむくもの | |
大会のうらおもて―国民運動の崩壊劇 | |
大会懇談会の諸報告―国民運動の新しい芽 | |
すべての地域と職場に原水協をつくろう | |
10 | 毛沢東理論からみた日本原水協批判 |
<初出掲載誌紙:『歴史学研究』299号(196504)> | |
原水禁運動と私 | |
毛沢東の平和理論の問題点 | |
中ソ対立と原水禁運動 | |
民族解放運動との接点 | |
資本主義国の平和運動の意義 | |
統一戦線への整風運動 | |
日本の平和運動の性格 | |
広島の平和運動の性格 | |
原水協はその基本原則で再統一を | |
核兵器のない世界をめざして | |
<『聖教新聞』1973年2月21日~28日> | |
日本の安全はどうして守るのか | |
平和運動のゆくえ | |
新しい平和の条件 | |
国際連合の将来 | |
あとがき | |
湯崎稔「原爆被災資料の問題をめぐって-広島大学と『被災資料センター』」(『原爆と広島大学 「生死の火」学術篇』、広島大学原爆死歿者慰霊行事委員会、19770910 )
1. | はじめに | |
2. | 被災資料収集活動のはじまり | |
その先駆的活動 | ||
長岡省吾と原爆資料館 | ||
3. | 「原爆白書」運動の胎動 | |
『原水爆白書』 | ||
地元紙による白書キャンペーン | ||
金井の「被害白書」提案 | ||
4. | 原爆被災白書運動と「資料センター」問題 | |
「談和会」運動 | ||
原医研の「標本保存センター」計画 | ||
「7人委員会」の白書運動支援 | ||
佐藤首相会見と要望書提出 | ||
原医研の「原爆被災学術標本センター」の設置要求 | ||
「原爆被災学術標本センター」の構想内容 | ||
「センター構想」に対する市民の反応 | ||
原医研「原爆医学標本センターの開設」 | ||
「白書推進委員会」と「市民の会」の発足 | ||
「白書推進委員会」の活動 | ||
5. | 学術会議と「資料センター」設置運動 | |
学術会議の取り組み | ||
「原災研」の発足と資料収集の高まり | ||
資料センターをめぐる研究班活動 | ||
学術会議の資料センター設置勧告 | ||
センター設立推進運動の展開 | ||
センター設立推進組織の発足 | ||
全国推進組織の発足と「センター案」の具体化 | ||
学術会議の「合同会議」と「被災資料小委員会」 | ||
学術会議の政府申入れ | ||
AFIPからの資料返還と世論の高まり | ||
6. | 「原爆被災学術資料センター」の発足 | |
7. | 結びにかえて-今後の課題 | |
『原爆と広島大学 「生死の火」学術篇』(広島大学原爆死没者慰霊行事委員会、19770910 )
目次
章節 | |
自然科学の部 | |
はじめに 竹山晴夫(広島大学長) | |
第I章 | 理・工学関係 |
第1節 | 物理学及び化学分野(竹山晴夫、禰宜田久男) |
1.広島文理科大学物理学教室員による残存放射能測定 5 2.広島文理科大学化学教室員による残存放射能測定 8 3.平原英治による残存放射能測定 8 4.庄野直美の諸研究 8 5.藤原武夫の爆心の位置推定 8 |
|
第2節 | 動物学分野-原子爆弾災害の動物学的調査 |
1.情報収集から判断される被爆直後の動物相 9 2.第一次調査における動物相の状況 9 3.放射能による動物への影響を調べるための観察と実験 10 4.第二次調査の動物相の状況 11 |
|
第3節 | 植物学分野(藤田哲夫、安藤久次、田中隆荘) |
1.原子爆弾の植物に対する影響調査のこと 12 2.被爆後爆心地附近に生じた雑草の調査と標本展示 16 3.被爆後広島市に残存または出現した蘚苔類の研究 16 4.原子爆弾による被害植物の解剖学的研究 17 |
|
第4節 | 地学分野-原子爆弾による岩石等の表面の剥離現象と溶解現象-(小島丈児) |
まえがき 27 1.カコウ岩表面の剥離現象 27 2.岩石等の表面の溶融現象 28 3.熱線と爆風と剥離現象の前後関係 28 4.広島と長崎の比較 30 |
|
第5節 | 建築学分野(佐藤重夫、葛西重男) |
1.広島原爆ドーム保存工事 31 2.原爆による広島市内建築物の破壊調査 37 |
|
第Ⅱ章 | 医学関係 |
第1節 | 原子爆弾被爆と医学研究-病理学を中心に-(飯島宗一)49 |
1.被爆影響の医学研究史概観 49 2.広島大学と病理学的寄与 52 3.ABCCと放射線影響研究所 53 4.被爆による医学的障害 55 |
|
第2節 | 医学部における初期の研究と原爆放射能医学研究所の設立(渡辺漸) |
第3節 | 原爆放射能医学研究所の設立前後(志水清) |
第4節 | 原爆放射能医学研究所における将来計画と協同研究への歩み(岡本直正) |
第5節 | ヒロシマと原爆(西丸和義) |
1.私とその周辺 62 2.県立医専から医学部の周辺 63 |
|
第6節 | 原爆症の病理学的争点 体験からの考察-(杉原芳夫)65 |
1.原爆ケロイド 66 2.慢性原爆症-原爆の遅発性影響 68 3.被爆二世 76 おわりに 78 |
|
第7節 | 原爆の放射線量測定(竹下健児) |
1.広島原爆と物理的調査 79 2.瞬間放射線 81 3.残存放射能 83 4.考察 87 |
|
第8節 | 原子爆弾被爆直後の罹災者の白血球数について(西丸和義)89 |
緒言 89 1.調査方法 89 2.調査成績 90 3.考察と総括 91 結語 95 |
|
第9節 | 原爆症ならびにその後遺症と神経精神医学的(小沼十寸穂)98 |
はしがき 1.原爆症亜急性期に関するもの 97 2.原爆症後遺症と神経精神医学的知見 98 3.その他の関連的知見 101 まとめ 102 |
|
第10節 | 原爆白内障(百々次夫、調枝寛治)105 |
1.原爆白内障の臨床的観察 105 2.原爆白内障の診断に関して 109 3.実験的研究の概要 110 4.まとめ 111 |
|
第11節 | 原爆被爆婦人の晩発障害と被爆後出産児の異常について (田渕昭) |
1.被爆婦人の晩発障害 112 2.被爆後出産児の異常 117 まとめ 121 |
|
第12節 | 広島における胎内原爆被爆児の障害-とくに発育障害について- (藤原篤、平位剛)121 |
はじめに 121 1.流早死産と出産後の早期死亡 122 2.胎内被爆児の発育障害 122 まとめ 126 おわりに 127 |
|
第13節 | 原爆被爆者の内科的障害(蔵本淳)128 |
第13節 | 原爆被爆者の内科的障害(蔵本淳)128 1.急性障害の概要と初期の対策活動 128 2.広大原医研内科の診療状況と研究活動 129 |
第14節 | 回想 (上村良一) |
第15節 | 原爆症と外科(江崎治夫) |
第16節 | 原爆放射能医学研究所臨床第二(外科)部門研究概況(岩森茂)143 |
第17節 | 被爆者における衛生学的研究(奥田久範)145 |
第18節 悪性新生物の死亡統計(栗原登)147 | |
第19節 | 広島の原爆被爆者白血病(大北威、高橋宏)151 |
1.序にかえて:白血病とはどういう病気か 151 2.原爆被爆者の白血病についての研究 152 3.広島における被爆者白血病疫学の概要と近況 155 |
|
第20節 | 広島被爆児より発生せる悪性新生物(大谷敏夫)160 |
第21節 | 原爆被爆者の甲状腺疾患(江崎治夫)165 |
1.はじめに 165 2.予備調査 167 3.研成績 167 付言 173 |
|
第22節 被爆者の胃がん、乳がん(服部孝雄、大屋正章、山県司政、名草幸博)174 | |
はじめに 174 1.胃がんについて 175 2.乳がんについて 181 |
|
第23節 | 被爆者の肺癌(徳岡昭治)183 |
第24節 | 原爆と皮膚悪性腫瘍(矢村卓也)186 まえがき 186 まとめ 188 |
第25節 | 原爆被爆者と尿路性器疾患(石部知行、仁平寛巳、加藤篤二)189 |
第26節 | 原爆と唾液腺腫瘍(広瀬文男、武市宜雄)191 |
1.原爆被曝者に発生した唾液腺腫瘍 194 2.X線照射による唾液腺腫瘍の誘発 196 3.原爆被曝者の剖検例における唾液腺の組織変化 198 4.考察並びに将来の研究方向 199 |
|
第27節 | 放射線発癌-胃、直腸および前立腺における実験癌の誘発-(広瀬文男) |
1.実験胃癌の誘発 201 2.実験直腸癌の誘発 207 3.実験前立腺癌の誘発 209 4.結語 210 |
|
第28節 | 速中性子照射による生物学的効果の側面-特に心臓異常発生の実験 奇形学的立場から-(岡本直正、佐藤幸男、日高惟登、秋本向孝、宮原晋一)211 |
はじめに 1.速中性子と、その生物学的効果について 212 2.心臓異常発生の催奇形源としての速中性子による実験 212 3.速中性子照射後の胚葉細胞の変化いわゆる急性期の症状について 213 4.染色体の変化について 214 5.照射後5日目以降の変化、特に心ループの変化について 214 6.心球部にみられる細胞死について 7.完全大血管の成り立ち方について 216 おわりに 218 |
|
第29節 | 中性子線の生物作用-原医研障害基礎研究師門-(安徳重敏)219 |
第29節 中性子線の生物作用-原医研障害基礎研究師門-(安徳重敏)219 1.緒言ん 219 2.中性子線およびγ線の物理的性質 219 3.急性致死のRBE 220 4.器管の細胞に対するRBE 221 5.中性子線障害の修飾因子 221 6.原爆放射線の特異性 222 7.結語 224 |
|
第30節 | 放射線の生物学的影響について(澤田昭正)225 |
1.中性子の影響 225 2.瞬間大線量照射の影響 232 3.DNAに対する放射線の影響 233 |
|
第31節 | 核酸と蛋白質にたいする電」放射線の影響-特にクロスリンクについて-(山本修)226 |
1.序 236 2.放射線による蛋白質の変性 237 3.含イオウアミノ酸と芳香族アミノ酸の特異的反応性 237 4.蛋白質-蛋白質クロスリンクの機構 238 5.蛋白質-核酸クロスリンクの機構 240 6.核酸-核酸クロスリンクの機構 241 7.生体内で得られた結果 242 8.非共有結合によるクロスリンク 212 9.結語 243 |
|
第32節 | 被爆者をめぐる社会医学的研究の動向(務中昌己)245 |
はじめに 245 1.研究部門開設の背景とその経過 245 2.研究対象とその学問的意義 245 3.研究の方法とその体制 245 4.研究の経過 246 5.被爆者をめぐる社会医学的研究の概要 217 6.被爆者をめぐる社会医学的研究上の問題点 218 7.被爆者をめぐる社会医学的研究の今後の方向と主たるテーマ 248 おわリに 249 |
|
第33節 | 原爆被災のシミュレーション(渡辺嶺男)249 |
1.シミュレーション 219 2.構造モデルと過去モデル 250 3.原爆被災の過去モデル 251 4.原爆被災包括モデル 251 |
|
第34節 | 被爆者医療(志水清)252 |
人文科学の部 | |
第I章 | 人文科学関係(横田輝俊、磯貝英夫、松元寛)257 |
第Ⅱ章 | 社会科学関係(山田浩、北西允、横山英)260 |
はしがき 260 1.被爆の実態および調査 260 2.平和運動をめぐって 263 3.ヒロシマの戦後と世界の中のヒロシマ 266 |
|
第Ⅲ章 | 平和教育関係(大槻和夫)269 |
はじめに 269 1.長田新の平和教育論とその実践 269 2.教育学部附属中学校「原爆と平和」 271 3.教育学部社会科教室を中心とする調査研究 272 4.教育学部附属中・高校国語科の試み 273 5.教育学部附属小学校の『子どもと父母と教師が書いた、原爆の記憶』3部作 273 6. 平和教育の発展の中で 274 おわりに 276 |
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原爆被災資料の問題をめぐって-広島大学と「披災資料センター」-(湯崎稔)279 | |
1.はじめに 279 2.被災資料収集活動のはじまり 280 3.「原爆白書」運動の胎動 282 4.原爆被災白書運動と「資料センター」問題 281 5.学術会議と「資料センター」設置運動 291 6.「原爆被災学術資料セター」の発足 311 7.結びにかえて-今後の課題 312 |
|
あとがき 横田輝俊 314 | |
原爆体験記読書会
呼び掛け人:田原幻吉・宇吹暁
全11回(198604~198703)
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回 | 月 | 日 | 出席者 |
1 | 04 | 08 | 「絶後の記録」
参加者:大野・中川・豊永・宮道・舟橋・冨沢・春日・羽原・内田・宇吹・田原 |
2 | 05 | 13 | 参加者:中川・若林・江崎・豊永・宮道・冨沢・羽原・内田・渡辺・宇吹・田原 |
3 | 06 | 10 | 「原爆の子」。
参加者:大野・若林・江崎・豊永・宮道・舟橋・宇吹・田原 |
4 | 07 | 08 | 参加者:大野・中川・豊永・羽原・内田・宇吹・田原 |
5 | 09 | 09 | 「星は見ている」。
参加者:大野・若林・江崎・豊永・舟橋・宇吹 |
6 | 10 | 14 | 参加者:大野・若林・舟橋・内田・宇吹・田原 |
7 | 11 | 11 | 「天よりの声」。
参加者:中川・豊永・舟橋・内田・宇吹・田原 |
8 | 12 | 09 | 「もうひとつのヒロシマ」。
参加者:中川・若林・江崎・豊永・舟橋・羽原・内田・宇吹・田原 |
9 | 01 | 13 | 参加者:若林・江崎・舟橋・内田・渡辺・宇吹・田原 |
10 | 02 | 10 | 参加者:江崎・豊永・宮道・内田・宇吹・田原 |
11 | 03 | 10 | 参加者:大野・若林・豊永・宮道・舟橋・羽原・内田・島津・宇吹・田原 |
原爆資料の収集と保存を考える(今堀・山崎・田原)
中国新聞連載
年月日 | |
19680307(上) | 今堀誠二 |
特質無視のウ報告 資料の不足で迫力欠く 原爆被災資料広島研究会への期待 | |
19680308(中) | 山崎与三郎(原爆資料保存会幹事) |
原爆資料の重要性 体験と実証で平和を 年とともに困難さ増す | |
19680308(下) | 田原伯(原爆文献研究家) |
個人の体験からの発言 分類・整理が急務 独力で一万点を集める | |
気違い扱いの十年 | |
10年余り前、それまでの務めをやめて、ただ原爆資料の収集に全生活を当てたので私は「原キチ」と呼ばれ、変り者扱いにされてきた。 | |
現在約一万点の原爆資料を集めることができた。 | |
資料不備な図書館 | |
全国の古本屋捜し | |
整理・研究が日課 | |
収集三原則と分類 | |
これは田原氏の談話をまとめたものである。 |