「06 書誌」カテゴリーアーカイブ

天邪鬼の筆の跡

『天邪鬼の筆の跡 被爆記者が綴る長崎の戦後史』(佐原治平、歳暮の騎士社、19870131)

まえがき
1 長崎原爆史
ピカドンの街
原爆症報道
2 長崎の終戦断面史
口伝報道始末記
今だから言おう 長崎版”反乱”
3 原爆の聖者
4 長崎の伝統
5 ながさきの水問題
6 天邪鬼の大論争
7 天邪鬼のインタビュー
老兵は静かに去る(長崎市長 田川務)
お忙しい政治家の生活と意見(長崎県知事 佐藤勝也)
西岡武夫代議士訪問記
時の顔(佐世保市長 辻一三)
8 コラムニストの天邪鬼
9 天邪鬼の死生観
「あとがき」にかえてー人生の好敵手(松野秀雄)

新版ナガサキ―1945年8月9日

『新版ナガサキ―1945年8月9日』(長崎総合科学大学平和文化研究所編、岩波書店、19950720)

内容

まえがき 鎌田定夫(長崎総合科学大学平和文化研究所)
歴史と殉教の街-長崎 1
1 長崎の街 2
2 世界への窓-長崎 6
3 島原の乱 10
4 阿茶さん、唐人屋敷、唐船 14
5 市民自治の街・長崎 18
6 長崎の祭り 22
7 明治維新と長崎 26
8 長崎の要塞化 30
9 中国大陸への侵略と長崎 34
10 壊滅前夜の長崎 40
II  原爆と長崎 45
11 原爆がつくられるまで 46
12 原爆をどこに投下するか 50
13 長崎をおそった原爆 54
14 八月九日一一時二分 58
15 灼熱地獄と化した長崎 62
16 犠牲者は外国人の中にも 66
17 家も、学校も、病院も 70
18 解明しつくされない被害 74
19 ポツダム宣言の受諾 78
20 原爆使用は必要だったのか 82
III 八月九日、あの日の記憶 87
21 閃光の下で 88
22 〝死の同心円〟 92
23 消えた街並み 96
24 爆心圏の学校 100
25 〝浦上五番崩れ〟 104
26 いしぶみは語る 108
IV 長崎を最後の被爆地に
27 占領下の平和運動 116
28 第五福竜丸の衝撃 120
29 「もういやだ」-被爆者運動の展開 124
30 分裂より統一を 128
31 風化に抗して-反抗証言と原爆被災復元運動 132
32 若者と教師たち 136
33 長崎のこころと文学 140
34 長崎をゆるがす佐世保 144
35 いま核兵器が使われたら 148
V 行動への決意 153
36 地獄を生きる
-山口仙二・谷口稜曄の場合154
37 死者たちの怒りを背に
-下平作江・池田早苗の場合 160
38 漂流から抵抗へ
-福田須磨子の回心 164
39 怒りと祈りのはざまで
-永井隆・秋月辰一郎・片岡津代 168
40 ナガサキの中の朝鮮・中国
-李奇相・朴玟奎・徐正雨たち174
41 憎しみをこえて
-元連合軍捕虜たちの証言 180
42 「生ける屍」から平和の旅へ
- 渡辺千恵子の不屈の生涯-184
43 戦争と暴力、核冷戦を終わらせるために 188
44 明日に向かって
-被爆五〇年、若者たちは今192
長崎年表 197
「ナガサキ」参考文献 202

太平 昭和20年創刊号

『太平 昭和20年創刊号』(時事通信社、19451201)

zas19451201
17~25頁 加藤勘十「吾等の進むべき道」
<24頁 「而して今後の戦争における兵器の残虐的殺人力は、今次の原子爆弾の例を見ても明瞭である通り」>

蝉の眼 柳原天風子第一句集

『蝉の眼 柳原天風子第一句集 石叢書Ⅱ』(石俳句会、19601101)

内容

1~7 序 田原千暉
1 花の日
12 長与村 Ⅰ
23 旅程
37 蝉の眼
53 浦上忌
71 長与村 Ⅱ
88 半島
1 跋 昭和35年9月7日  隈治人
13 解説 1960.10.9 八反田宏
19 後記 昭和35年10月15日

 

岩波写真文庫 242 長崎県—新風土記—

『岩波写真文庫 242 長崎県—新風土記—』(岩波書店編集部・名取洋之助編、岩波書店、19571025)

内容

04 壱岐・対馬
12 五島列島
18 大陸との交渉
20 北松浦半島・平戸島
26 近代の歴史
明治維新より現在まで—軍都としての歩み <佐世保、大村、長崎>
28 佐世保湾・大村湾・西彼杵半島
42 長崎市
48 外国文明の波及
50 諫早地峡・野母半島
56 キリシタン
58 島原半島

夕凪 句集

『夕凪 句集』(松尾立石編輯、夕凪吟社刊、19600115)

目次

作者 タイトル
007 陣内閑人 草萌
013 本川琴亭 クラス会
019 志田ろせん 山桜
023 「原爆忌の流燈一つづつ更けて」
025 (故)松尾白水 牡丹
031 渡辺丹々川 牡丹雪
036 長崎原爆救護の思出「銀杏ちる一葉々々もみな仏」
037 小佐々梨村 花蘇鉄
043 浜田雪楼 春惜む
049 本郷刀 紙漉
055 永田満穂
061 鬼崎大耕 山茶花
067 吉田東西 夜なべ
073 許田漁長 日焼け
076 「原子禍の片足鳥居青嵐」
079 鶴田蔦子 蔦紅葉
085 川崎紀穂 海の日
091 松尾立石 朝桜
097 松尾美智子 母心
渡辺丹々川 あとがき

長崎県産業読本

『長崎県産業読本』(長崎県教育研究所<長崎市>、第一教育出版<佐世保市>、19550525)

内容

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はじめに
第1 本県産業の基礎は、どうなっているか
第2  本県の産業は、どんな組み立てになっているか
第3  本県の産業について調べよう
第4  県民の生活は、どうなっているか。
 7.本県の観光
 (1)観光資源
 (へ)国際文化都市
(2)観光地の利用の様子
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bk19550525b1
(3)よい観光地にするには、どうすればよいか
第5  本県の産業を進めるための、いくつかの問題
第6  本県の産業振興はわたくしたちの力で

 

陸軍葬儀委員長—支那事変から東京裁判まで

『陸軍葬儀委員長—支那事変から東京裁判まで』(池田純久著、日本出版共同株式会社、19530305)

内容

自序
009 命取りの支那事変
033 つきあい下手な日本人
047 弾雨を潜って
071 裏切ったソ連
109 壕中御前会議
危機一髪/原子爆弾/ソ連の参戦/陸軍は徹底抗戦か/或いは負けか、互角か/天皇の聖断/内閣首班の性格/得意の鼻へし折らる/運の悪い満州皇帝/陸軍葬儀委員長/
149 割り切れぬ東京裁判
恐る恐る弁護人に/見直したアメリカ弁護人/東京裁判は文明の逆行/大噓吐きの満州皇帝/鉄のカーテン/
181 戦争は御免だ
冷戦から熱戦へ/熱戦の形態/日本は真空地帯/無防備が安全か/ガンジー主義/自主軍備/集団防衛/統帥権問題
207 木に竹を継ぐ
無批判なアメリカ民主主義/国民性と政治/日本の場合/アメリカ型/
221 危険信号
 対日講和条約/戦争の萌芽/

極限の中の人間—極楽鳥の島

『極限の中の人間—極楽鳥の島』(尾川正二<おかわまさつぐ>、国際日本研究所、19690525)

内容

 部
 序に代えて 西治辰雄
<原子爆弾によって荒廃した広島の一角、宇品の山寨然とした仮設の校舎で、尾川兄との最初の出会いはつくられた>
 1  序幕
 <地図 東部ニューギニア>
 2  転進
 3  人と人
 4  戦野
 5  自然と人間
 6  終戦
1  玉砕宣言
2  流言
3  戦争と人間
 <広島に落とされたという、とてつもない爆弾のことを聞いた>pp.246-247
4  処刑
5  髑髏隊
6  武装解除
7  配流
8  奴隷
9  人間模様
10  自由
11  帰鳥
12  権威と秩序
13  二人の老人—浦賀港-
14  浦賀検疫所
<外地の家は、すでに失われていることを知った。外地に生まれ、育って、故郷を失っていたのである。広島郊外の伯母にあてて、とにかく電報を打った>p.284
15  招集解除
16  廃墟—広島-
 あとがき
 <帰還後1年間、ほとんど病床ですごした。広島県安佐郡安村、農家の納屋の一隅である。>