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原爆ドームと楮山ヒロ子

『原爆ドームと楮山ヒロ子 ヒロ子の日記と原爆ドームの保存』(寺田正弘・中村秀次・吉村勝文著、原爆ドームと楮山ヒロ子の会、20191215)

内容<作業中

章節
序にかえて 2
1 楮山ヒロ子の生涯と人となり 9
1-1 今なぜ楮山ヒロ子なのか 10
1-2 原爆ドームと楮山ヒロ子 11
1-3 楮山ヒロ子の生い立ちと人となり 14
(1)生い立ち 14
(2)社会的背景(どのような生活環境の中で育ったのか) 21
(3)人となり 24
小学校時代 24
中学校時代 26
高校時代 28
1-4 楢山ヒロ子の追憶 31
(1)小学校卒業時のクラス写真より 31
(2)中学校卒業時のクラス写真より 32
(3)中学校の卒業文集より 33
(4)中学校卒業時のクラスメートにあてたサイン帳より 34
1-5 小・中・高校時代を振り返って 36
(1)小学校時代と中学校時代 36
(2)中学校時代のクラスの雰囲気 36
(3)高校時代 37
1-6 なぜ佐々木禎子のように名が広がらなかったのか 37
(1)佐々木禎子の生涯と人となり 37
(2)彼女はなぜ広く知れ渡るようになったのか 38
(3)楮山ヒロ子があまり知られていないのはなぜか 39
(4)佐々木禎子と楢山ヒロ子の共通点 39
(5)急性白血病とは 40
1-7 楮山ヒロ子の日記について 41
(1)なぜ日記をつけ始めたのだろうか 41
(2)なぜ8月6日にあのような日記が書けたのか 42
(3)なぜ日記が公開されるに至ったのか 45
1-8 追補 45
1-9 追加(前回発行した『ある日』への追加文です) 46
(1)国際婦人会議宛ヒロ子のお母さんのメッセージより 46
(2)「幼き日のひろ子さん」古池あさよさんより 48
(3)「惜別」段野信子さんより 51
2 ドーム保存へ 53
1.『ある日楮山ヒロ子の日記』 54
2.楮山ヒロ子の日記から原爆ドーム保存へ 56
3.河本一郎の略歴とドーム保存までの歩み 70
4.河本一郎の人となり 81
5.原爆ドームの存廃論義 85
3 対談集 89
3-1 段野・三上さんから楮山ヒロ子および河本一郎・折鶴の会などについて尋ねる 90
(1)楢山ヒロ子と段野(旧姓沖田)さん 91
(2)楮山ヒロ子の日記とドーム保存 96
(3)「折鶴の会」と河本一郎 100
(4)折り鶴の処理 107
(5)「折鶴の会」のさらなる活動 110
(6)ヒロ子の親友、段野(旧姓沖田)さんとめぐり合う 112
(7)マクミラン先生との出会い 120
(8)河本一郎と自転車 122
(9)被爆70年、ドーム100年 124
(10)ヒロ子の葬儀 126
3-2 黒瀬先生(広島女学院理事長)から河本一郎について尋ねる 128
(1)河本一郎との出会い 129
(2)河本一郎と広島女学院とのかかわり 132
(3)広島女学院退職後の河本一郎 134
(4)佐々木禎子を世界に向けて発信 136
(5)河本一郎の原点 138
(6)YMCAとの接点 140
(7)河本一郎の原動力 143
4 平和への歩み 147
1.なぜアメリカは日本に原爆を投下したのか 148
2.原爆はどのようにして開発されたか 152
3.なぜ広島・長崎が投下目標に選ばれたか 153
4.原爆投下に関するいくつかの重要な証言 155
5.楮山ヒロ子の日記のメッセージを書き残して行く意義と責務 159
6.原爆投下に関する日米の公式見解 160
7.追記 161
5 マスメディアによる取材 163
5-1 国内にむけての報道 164
(1)新聞より 164
(2)テレビより 165
5-2 国外にむけての報道 166
(1)****ントンポスト(アメリカのインターネット新聞)より 166
(2)NHKワールドより 167
あとがき 168

楮山ヒロ子

楮山ヒロ子

かじやま・ひろこ 生19600405没 享年17 広島で被爆。急性リンパ性白血病のため広島市民病院で死亡。<投稿>

資料年表:楮山ヒロ子

年月日 事項 備考
出典:C=『中国新聞』
1960
0405 急性リンパ性白血病のため広島市民病院で死亡。 C
0505 広島「折鶴の会」、原爆ドーム保存のための署名と募金運動開始を決める。楮山ヒロ子が日記(1959年8月6日)「あの痛々しい産業奨励館だけがいつまでも、恐るべき原爆を後世にうったえてくれるだろう」と記していたのが動機(「アンヘルの名とともに―河本一郎小伝」)。 C
0806 原爆の子の像(広島平和記念公園)前で追悼の集い(3回目)。広島子どもを守る会「あゆみグループ」、レイノルズ夫妻など約200人が参列。楮山ヒロ子の日記(1959年8月6日付)紹介。 C
1967
0804 広島「折鶴の会」、楮山ヒロ子の日記を中心に同会の歴史をつづった「爆心地」を発刊。 C
1994
0802 楮山ヒロ子の日記、広島原爆資料館へ寄贈へ。 C
2011
0331 2012年度からの中学校用教科書の検定に合格した歴史教科書(東京書籍)、楮山ヒロ子の日記をきっかけに60年代に広がった原爆ドーム保存運動などを紹介(山本洋子・記者)。 C
2019
1215 『原爆ドームと楮山ヒロ子』(寺田正弘、中村秀次、吉村勝文著、原爆ドームと楮山ヒロ子の会刊)