「07山代巴」カテゴリーアーカイブ

民話を生む人々 広島の村に働く女たち

『民話を生む人々 広島の村に働く女たち 岩波新書』(山代巴、岩波書店、19580924)<作業中

見出し
 まえがき
001  蝸牛
 003  中井先生のお話
 006  火には火箸、みみずには塩
013  民話勉強のはじまり
 025  婦人会との七年
 027  婦人会館でのデザート
 034  グロート女史のメッセージ
 041  インタレスト・グループ
 044  袋の中の鼠
048 アカツキ部部隊長
054 蜃気楼の中へ
057 原水爆禁止世界大会の果実
066 文化バスに乗って
 067  “みてくれ”を逃れて
 071  表彰される村々
 079  家計簿グループ
 084  トマト・グループを訪ねて
 088  生活改良普及員の研修会
 092  因島へ
 097  重井から鏡浦へ
 106  中ノ庄から田熊へ
 113  指導者の笑顔
 118  民話を生む人達
 123  錐蛙
 125  “広島人は河原の砂よ”
 132  コンマ以下の力
 149  よそにも似た者のいる話
 159  この笑い我が家のあかり一つ消し
 170  仁平原の仁平墓
 183  ”山椒魚の問わず語り”と“絞りと絣とぼろ布の織”
 191  “へえでも”の童話
 あとがき

私の学んだこと 山代巴

『私の学んだこと 山代巴文庫第二期第6巻』(山代巴著 径書房)

内容<作業中

人名 見出し
005 藤原覚一 郷土の恩師
055 中井正一 三つの根性
農民運動期の中井正一先生
軍国娘の戦争反省のために
城間功順君の手紙から
093 栗原佑 思いがけない出会い
127 武谷三男 苦難の時期をささえたもの
247 牧原憲夫 解説:理論を生活者の手に

資料年表:山代巴

資料年表:山代巴

年月日
1912
0608 誕生。
1951
1201 『世界 第72号』(岩波書店)
創作 或とむらい 山代巴 202
 1952
0528 山代巴、メアリー・マクミラン、佐久間澄、峠三吉(編集事務)ら、「原爆の詩編さん委員会」をつくり作品公募。 C
0901 『詩集・原子雲の下より-広島の人々の平和のうたごえ』(原爆の詩編纂委員会編、青木書店)
1970年5月、編者を峠三吉・山代巴に代えて出版。
1953
0801 『世界 第92号』(岩波書店)
創作 おかねさん(二) 山代巴 188
0828 『Jap : poetry and critic No.25』(JAPの会) G
エッセイ(Ⅰ)
原爆の詩編纂委員会のこと 山代巴 13
0901 『世界 第9号』(岩波書店)
創作 おかねさん(三) 山代巴 197
1954
0215 『風のように炎のように-峠三吉追悼集』(峠三吉追悼集出版委員会・われらの詩の会編刊) G
原爆の詩編纂委員会のこと 山代巴 96
1101 『作品 第1号』(木曜会)
蕗のとう 山代巴 62
1955
0510 『文学 第23巻 第5号』(岩波書店)
広島の文化文学運動 山代巴(6)
0707 原爆傷害者懇談会(広島市・朝日ホール)。山代巴らの呼びかけで C
0805 『原子力と文学』(小田切秀雄編、大日本雄弁会講談社) G
『原爆に生きて』序 山代巴他 124
0806 原水禁世界大会参加の文学者、広島市内のホテルで懇談会。中野重治・中野好夫・山代巴・永瀬清子ら。 C
1956
0810 山代巴『荷車の歌』(筑摩書房) G
1101 『芸備地方史研究 第19号』(芸備地方史研究会)
金井利博「山代巴著「荷車の歌」をめぐつて 時間の貧しさということ」 G
1115 『広島商人 人間の記録双書』(久保辰雄著、平凡社)
「広島商人」について 山代巴 306 G
1210 『われらのうた 第26号』(われらのうたの会)
山代巴著「荷車の歌」紹介(一) 水野宏 35-37
1958
0620 『講座現代倫理 第6巻 過去につながる習俗と倫理』(筑摩書房) G
嫁・しゅうと 山代巴 197
0924 山代巴著『民話を生む人々―広島の村に働く女たち 岩波新書』(岩波書店)  GU
1959
0801 『世界 第164号』(岩波書店)
平和の友金井さんのこと 山代巴 98
 1960
0925 『ふるさとを訪ねて 広島 少年少女文学風土記 9』(井伏鱒二編、泰光堂)
荷車の歌(抄)山代巴 166
1964
0330 『広島随筆』(豊田清史著、広文館本通店)  G
山代巴の「おかねさん」 198
1965
0627 「きのこ会」発会式。広島県婦人会館。世話人:長岡千鶴野。山代巴・文沢隆一・小久保均・山口勇子らが山口に住む原爆小頭症患者9人を突き止め会を結成。 C
0720 『この世界の片隅で 岩波新書 566』(岩波書店)  GU
ひとつの母子像 山代巴 149
1101 『文化評論 No.49』(日本共産党中央委員会)
一つの補足 山代巴-『この世界の片隅で』を編集して- 86
1970
0401 『にんげん 中学生』(庄原比婆教育研修所)  G
仁平塚  山代巴 3
1971
1204 『この炎は消えず 広島文学ノート』(毎日新聞社) G
荷車の歌  山代巴 226
1972
0301 『中央公論  3月特大号 第1020号』(中央公論社)
 老いる  川上武・小池保子・山代巴 378
0801 『きのこ会会報 No.8 1972年夏』
わたしの報告 山代巴 1
1973
0801 『きのこ会会報 No.9 1973年夏』(きのこ会事務局)
対話(山代巴) 122
 1224  『連帯の探求 民話を生む人びと』(山代巴、未来社)  U
1975
0401 『未来 No.103』(未来社)
田中ウタ(五) 山代巴 8
0501 『未来 No.104』(未来社)
田中ウタ-黎明を歩んだ人(6) 山代巴 10
0528 『君はいまどこにいるか』(山代巴著、筑摩書房) G U
0601 『未来 No.105』(未来社)
田中ウタ-黎明を歩んだ人(7) 山代巴 16
0701 『未来 No.106』(未来社)
田中ウタ-黎明を歩んだ人(8) 山代巴 14
0801 『未来 No.107』(未来社)
田中ウタ-黎明を歩んだ人(9) 山代巴 30
1977
0415 『主婦専従農業 叢書・民話を生む人びと 3』(内田千寿子著、而立書房) GU
<解説>自作農家の主婦との出会い 山代巴 279
1979
0630 『一九四五年八月からの出発 叢書・民話を生む人びと 1』(内田千寿子著、而立書房)
1980
1130 『霧氷の花 (囚われの女たち 第1部)』(山代巴 著、径書房)  G
1981
0630 『金せん花と秋の蝶 (囚われの女たち 第2部)』(山代巴 著、径書房)  GU
0720 『広島文学ノート』(河村盛明編、溪水社)  G
《荷車の歌》 山代巴 238
 1981
1001 『出船の笛 (囚われの女たち 第3部)』(山代巴 著、径書房) U
1982
0130 『トラジの歌 (囚われの女たち 第4部)』(山代巴 著、径書房) U
0520 『転機の春 (囚われの女たち 第5部)』(山代巴 著、径書房) U
1983
0321 『未来を拓く ひろしまの女性 1983』(広島婦人問題研究会)  G
私の歩んだ道 山代巴 1
編集後記-広島県婦人問題研究会の紹介にかえて- 36
0720 『転機の春 (さそりの眼の下で 第6部)』(山代巴 著、径書房) U
0725 『何とも知れない未来に 集英社文庫』(日本ペンクラブ編・大江健三郎選、集英社)  G
或るとむらい 山代巴 58
0801 『日本の原爆文学 14 手記/記録』(「核戦争の危機を訴える文学者の声明」署名者編、ほるぷ出版) G
Ⅱ 八月六日その後 109
『原爆に生きて-原爆被害者の手記』序 山代巴 110
0801 『日本の原爆文学  15 評論/エッセイ』(「核戦争の危機を訴える文学者の声明」署名者編、ほるぷ出版) G
『原子雲の下より』あとがき 山代巴 327
1984
0331 『重家豊資料目録 広島県社会・労働・文化運動史料』(広島市職員労働組合)  G
重家豊と文学運動………山代巴  1
第1部 1945―1951
第2部 1952―1980年
Ⅰ 文化・文学運動……103
6 山代巴来翰……109
0820 『安芸文学(安藝文学)50号 記念特集号』(安芸文学同人会編集事務局)
〈読書ノート〉山代巴「囚われた女たち」中野青史…130
1101 『ひろしま文学紀行 ひろしま文庫』(河村盛明著、広学図書)  G
三次・雲石街道  山代巴『荷車の歌』134
1985
0801 『女たちの八月十五日』(相賀徹夫編、小学館)  G
仲間づくりと戦争  山代巴 162
0801 『国文学解釈と鑑賞  第50巻9号』(至文堂)
特集=原爆文学
作品論
『原爆に生きて』山代巴ほか編/国岡彬一 128
1986
0806 『ひとすじの道』(金井時子著、金井時子さんを偲ぶ会) G
平和の友 金井時子さんのこと 山代巴 285
1988
0430 『とっておけない話 山代巴文庫 11』(山代巴著、径書房)  GU
0501 『けんみん文化  第4巻第2号』([広島]県民センター)
けんみん・えっせい 「荷車の歌」に思う 山代巴 1
0801 『世界  第518号』(岩波書店)
〈対談〉『囚われの女たち』の世界 山代巴・阿部謹也 294
1989
0622 『原子雲の下より 新編8・6少年少女詩集』(被爆実態調査会編、亜紀書房)  G
詩集「原子雲の下より」と私とのかかわり-山代巴…251 U
0730 『山陽路の女たち 続』(広島女性史研究会、ドメス出版)  G
山代巴 128
苦難の体験を小説に
 1990
1201 『私の学んだこと 山代巴文庫第二期第6巻』(山代巴著 径書房) U
1991
0525 『日本の原爆記録  19 原爆詩集 広島編』(家永三郎・小田切秀雄・黒古一夫、日本図書センター) G
原子雲の下より(抄)峠三吉・山代巴編 58
0725 『原爆に生きて 山代巴文庫第二期第4巻』(山代巴著 径書房)  GU
1015 『広島の文学』(岩崎文人著、溪水社)  G
山代巴 府中・三次 87
1992
1201  『けんみん文化 第8巻第9号』([広島]県民センター)
ひろしま人物誌 山代巴 8
1994
0215 『ふるさと文学館 第40巻 広島』(磯貝英夫責任編集、ぎょうせい) G
蕗のとう 山代巴 205
0710 『ヒロシマの青春 私の中の峠三吉』(ひろしまミニコミセンター編、峠三吉記念事業委員会)  G
<原子雲の下より>と原爆被爆者の会のころ 山代巴 41
1997
0125 『山代巴と民話を生む女性たち』(神田三亀男編著、広島地域文化研究所)  G
 0701  『新日本文学 第52巻第6号No.583』(新日本文学会)
山代巴さんをお尋ねして-川手健のことなどなど 水上洋 55
1999
 0625  『日本原爆論大系 第2巻 被爆者の戦後史』(岩垂弘 外、日本図書センター)   G
わたしの報告(山代巴)401
2000
0315 『尊魚(第五号)』(井伏鱒二文学研究会)  G
山代巴文学の原郷 清水凡平 80
0429 「山代巴記念室」、三良坂町中央公民館ホールの一角にオープン。記念式典、集い「現代民話を育むためにー山代巴を語る」(『朝日新聞』20000428)
2002
0527 『福田正義評論集 文化・芸術論 創刊45周年』(長周新聞社)   G
2 映画評・書評など
農村婦人の生活の叙事詩―諦めの中の抵抗・山代巴『荷車の歌』 196
0801 『ひろしま備北文学 第5号』(備北文芸の会事務局)
■評論
山代巴著「霧氷の花」を読んで 三次 高松絹代 (72)
2003
1225 『人権でめぐる博物館ガイド』(解放出版社)   G
広島県
三良坂平和美術館 126
山代巴記念室 128
2004
0720 『山代巴 中国山地に女の沈黙を破って kazoku-sya・1000シリーズ 6』(小坂裕子著、家族社)  GU
1107   死亡。享年92歳。
 2005
1031 『秋の蝶を生きる 山代巴 平和への模索』(佐々木暁美、山代巴研究室)
 2009
1102 「コラム 視点 没後5年、広島の作家・山代巴さんの業績に光を」(『中国新聞』田城明・センター長) C
1102 「被爆者・農村描いた作家・山代巴さん没後5年」(『中国新聞』二井理江・記者) C
1221 『原爆文学研究 8』(原爆文学研究会、花書院)
◇特集〈広島/ヒロシマ〉をめぐる文化運動再考
特集にあたって/冒頭提起(川口隆行/道場親信) 89
《報告》
竹内栄美子 山代巴の文学/運動  110
松本麻里 山代巴を読み継ぐことの希望  121
 2010
1010 『地平線 No.49』(広島KJ法研究会)
峠三吉研究資料 山代巴・且原純夫・尾山隆造
 1220  『広島県現代文学事典』。「山代巴」(佐々木暁美・記)
 2012
1130 『希望〈エスポワール〉 復刻版 第1巻』(三人社)  G
1231 『トランセンド研究 平和的手段による紛争の転換 第10巻第2号』(トランセンド研究会)
研究ノート  79
藤田明史  山代巴『囚われの女たち』を読む
「人権」概念を求めて
2013
0410 『原爆の図 丸木美術館ニュース 第113号』(原爆の図丸木美術館)
連載 丸木位里・丸木俊の時代〈第14回〉女子美術の指導教員/山代巴との出会い/秋香会の仲間たち(岡村幸宣)……p8,9
0630 『われらの詩 復刻版 第2巻』(三人社)  G
0630 『われらの詩 復刻版 別巻』(三人社)  G
2014
0901 『原民喜と峠三吉 わたしのフィールドワーク』(松本滋恵) G
第12章 新しい発見 130
2 山代巴から大宅文庫へ 135
1221 『原爆文学研究 13』(原爆文学研究会、花書院)
宇野田尚哉 被爆体験・生活記録・山代巴 34
 2015
 0331  「戦後70年 志の軌跡 第2部 中井正一」(『中国新聞』連載1~5<20150331~0404>林淳一郎・記) C
0801  『被爆70年 文学に描かれた8月6日』(ふくやま文学館)
手記・記録…55
山代巴他編 『原爆に生きて-原爆被害者の手記』
2016
0224 『広島大学文書館蔵大牟田稔関係文書目録 書籍・雑誌編』(広島大学文書館)
12.書籍
(6)芸術・言語・文学…50
①芸術②言語③文学④大江健三郎⑤大岡昇平⑥梶山季之⑦山代巴⑧広島文学
2018
0806 『原爆の世紀を生きて 爆心地からの出発』(米澤鐡志著、アジェンダ・プロジェクト) G
Ⅱ 戦後の広島の街で  35
忘れえぬ人たち 64(内藤知周 64 松江澄 66  山代巴 70)
 2019
0726 『「この世界の片隅」を生きる 広島の女たち』(堀和恵、郁朋社) G
第一章 山代巴-『この世界の片隅』で 7
 1221 『原爆文学研究 18』(原爆文学研究会、花書院)  G
 キアラ・コマストリ 原爆被害者と農村女性をつなぐ<表現>と<運動>―山代巴と手記集『原爆に生きて』をめぐって―  20
 2021
1001 『対抗文化史 冷戦期日本の表現と運動』(宇野田尚哉、坪井秀人編著、大阪大学出版会) G
第1部 1945~1959
第2章 山代巴の原点―「蕗のとう」をめぐって キアラ・コマストリ 33
2022
0228 『卒業生証言記録集 1 広島大学文書館オーラル・ヒストリー叢書』(石田雅春、伊東かおり編、広島大学文書館・75年史編纂室)
文沢隆一(本名増本勲一)氏(昭和24年広島高等学校文科甲類卒業、作家) 19
・武一騒動について
・山代巴との関係
・原爆スラムの取材
・原爆小頭症、きのこ会とのかかわり
0228 『広島抗いの詩学 原爆文学と戦後文化運動 鹿ヶ谷叢書 ,001』(川口隆行著、琥珀書房)
第Ⅱ部 復興批判論
策六章 朝鮮戦争と民衆の自画像-山代巴「或るとむらい」論 167

 

07 2004 やましろ・ともえ  92 1929年東京女子美術専門学校(現・女子美術大学)入学。1932年、日本共産党に入党。1937年山代吉宗(1901年 – 1945年)と結婚。代表作『荷車の歌』。『広島県現代文学事典』(佐々木暁美・記)

山代巴 中国山地に女の沈黙を破って

『山代巴 中国山地に女の沈黙を破って』(小坂裕子著、家族社刊、20040720)

内容

見出し 備考
はじめに
1 山代巴―中国山地に女の沈黙を破って
1.序章
2.生い立ち
3.闘いの中へ
4.冬の底
5.戦争反省
6.呼び水
7.女のネットワーク
8一語りの力、読む力
9.家族幻想
10.シスターフツド
11.男たちの山代論
12.山代巴獄中手記書簡集
13.山代巴とフェミニズム
座談会「女たちの山代論」
(出席者)駒尺喜美・加納実紀代・牧原憲夫・高雄きくえ(聞き手小坂裕子)
第3部 資料
1.小西綾さんとの出会い(語り山代巴)
2.山代巴年譜
3.参考文献
おわりに