動員学徒慰霊塔

動員学徒慰霊塔
建立年月日:1967(昭和42)年5月
場所:広島市中区大手町・原爆ドーム側

HIC090C
HIC090A
HIC090B

動員学徒慰霊塔

[裏面]
広島県動員学徒犠牲者の会
会長 石橋礒一
建設委員長 大東和徳雄
後援会長 檜山袖四郎
設計者 村田相互設計事務所
彫刻者 円鍔勝三
施工者 株式会社砂原組

昭和42年5月
[右側碑]
慰霊塔建設委員
委員長 大東和徳雄
副委員長 朝日輝一 松田亀夫
委員 石橋礒一 沖本津代 栗末義則 笹野口栄 佐々木寿雄 住田道子 平馨 辰本キミヨ 寺前妙子 土井通哉 二井サワエ 温品康子 判田勇 升田建造 丸谷儀一
[側碑]

動員学徒 歌
ほのお果てては
一、君知るや 学徒百万 祖国こそ 生くる命と うち捨てぬ ペンもノートも

二、たたかいの すさぶ折から こぞり立ち 力つくして うち振りし 鎌やハンマー

三、黒髪の 子らも男の子も 若き胸 血汐こぼれて うち絶えし 者や幾人

四、禍つ日の ほのお 果てては いけにえの 人となりもて うち目守る 明日の世界を
うち目守る 明日の世界を ああ学徒 動員学徒

(広島県動員学徒犠牲者会撰)
第二次世界大戦中増産協力等いわゆる勤労奉仕に動員された学徒は全国にわたり三百数十万人あたら青春の光輝と学究の本分を犠牲にしつつ挺身した者の内戦禍にたおれた者は一万有余人その六千余人は原爆死を遂げたこの塔は明眸青雲を望み将来空高く羽ばたこうとした夢も空しく祖国に殉じたそれら学徒の霊を慰めようと有志同胞の手によってうち建てた