「内閣総理大臣とヒロシマ・ナガサキ」カテゴリーアーカイブ

広島市平和式典総理大臣など式辞(1952年)

広島市平和式典総理大臣式辞(1952年)

(内閣総理大臣吉田茂)

八月六日を迎えるに当り,遙かに想いをはせて,戦災犠牲者の冥福を祈ると共に、苦難に充ちた過去の陰影を払拭して着々と,平和郡市建設の理想を実現せられつつある広島市民諸君の努力に対し,心から深甚なる敬意を表するものであります。

世界の平和を目指して,民主々義に基く,文化国家を建設することは,わが国憲法の理想とするところであり,われわれ国民の進むべき目標であります。新しい広島市の建設も,この意味においてわが国の理想を世界に闡明せんとするものであり,広島市の生成は,平和的文化的なる日本国家の成長を表徴するものであります。身を以て尊い平和の礎となられた地下の霊も民主日本の成長発展をのぞみ見らるるものと信じてうたがいません。この式典に当り,私は謹んで原爆死没者各位の冥福を祈ると共に,市民諸君が更に決意を新たにし,理想達成への途に邁進せられんことを切望して已みません。

 

(衆議院副議長岩本信行)

本日原爆死没者慰霊並びに平和記念式典を挙行するに際し、一言御挨拶を申し上げます。

思うに戦争ほど人類を不幸におとし入れるものはありません。もし,第三次世界大戦が勃発するようなことがあれば折角今日まで人類が築き上げてきたすべての文化を破壊し,人類そのものをも滅亡にみちびくであろうことは疑う余地がありません。恐るべきは将来の原子戦争であります。

当市は,さきに平和宣言を発して広島の悲劇を再び繰返すことのないよう世界に呼ぴかけてくれたのでありますが,人類史上最初の原子爆弾の犠牲となった当市としては,洵に当然の措置であったと存じます。

どうか広島市民におかれましては,原爆の凄惨な体験を想い起され,この地上から永久に原子戦争の恐怖と罪悪を抹殺するよう世界平和の勇敢な使徒として起ち上っていただきたいと存じます。そして真に平和な日本の建設と世界の恒久平和に貢献することこそ原爆によって散華した方々の霊にお報いする所以であると存じます。

本日の式典に際し謹みて死没者の霊に哀悼の誠を捧げると共にその御冥福を祈念いたしまして,私の御挨拶といたします。

昭和二十七年八月六日

衆議院副議長 岩本信行

 

(参議院議長佐藤尚武)

原子爆弾第一号の洗礼を受けました広島市民が,あの悲境にも,屈せず起ち上りますとともに恒久の平和を誠実に実現しようとする理想の象徴,広島平和都市の建設を目ざして奮闘せられ,いま,その逞しい復興の姿をまのあたりに致しまして,私ども,各位の勇気とご努力に対し,心から敬意を表します。

あれから七ケ年,日本国独立後最初の記念日であります本日,竣工した「慰霊碑」を前に,原爆死没者の霊を慰めますことは,その尊い犠牲を再認識いたしまして,在天の霊のご加護のもとに,平和都市広島の完成と,さらには新鮮な未来の創造へ躍進する決意を新たにするものと致しまして,まさに大きな意義があると存じます。

私どもは,ここに改めまして,平和日本国建設の先駆者としての広島市民のご自重と,被爆犠牲者ご遺族近親の御健祥を切に念願いたしてやみません。

〔広島市役所蔵〕

広島市平和式典総理大臣挨拶(2019年)

広島市平和式典総理大臣挨拶(2019年)

https://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/statement/2019/0806hiroshima.html

今から74年前の今日、原子爆弾により、十数万ともいわれる貴い命が失われました。街は焦土と化し、人々の夢や明るい未来が容赦なく奪われました。一命をとりとめた方々にも、筆舌に尽くし難い苦難の日々をもたらしました。
原子爆弾の犠牲となられた数多くの方々の御霊(みたま)に対し、謹んで、哀悼の誠を捧(ささ)げます。
そして、今なお被爆の後遺症に苦しまれている方々に、心からお見舞いを申し上げます。
核兵器によってもたらされた広島と長崎の悲劇を決して繰り返してはなりません。唯一の戦争被爆国として、「核兵器のない世界」の実現に向けた努力をたゆまず続けること。これは、令和の時代においても、変わることのない我が国の使命です。新しい時代を平和で希望に満ち溢(あふ)れた時代としなければなりません。
近年、世界的に安全保障環境は厳しさを増し、核軍縮をめぐっては各国の立場の隔たりが拡大しています。
我が国は、「核兵器のない世界」の実現に向け、非核三原則を堅持しつつ、被爆の悲惨な実相への理解を促進してまいります。核兵器国と非核兵器国の橋渡しに努め、双方の協力を得ながら対話を粘り強く促し、国際社会の取組を主導していく決意です。
明年は、核兵器不拡散条約(NPT)発効50周年という節目の年を迎え、5年に1度のNPT運用検討会議が開催されます。この会議において、意義ある成果を生み出すために、一昨年、ここ広島から始まった核軍縮に関する「賢人会議」の提言等を十分踏まえながら、各国に積極的に働きかけていく決意です。
私たちには、唯一の戦争被爆国として、核兵器の非人道性を、世代や国境を越えて伝え続ける務めがあります。
被爆者の方々から伝えられた被爆体験を、しっかりと、若い世代へと語り継いでいく。
そして、広島や長崎を訪れる世界中の人々が、被爆の悲惨な実相に触れることで、平和への決意を新たにすることができる。そうした取組を我が国として、着実に推し進めてまいります。
被爆者の方々に対して、保健、医療、福祉にわたる支援の必要性をしっかりと受け止め、今後も、被爆者の方々に寄り添った援護施策を総合的に推進してまいります。特に、原爆症の認定について、引き続き、一日も早く結果をお知らせできるよう、できる限り迅速な審査を行ってまいります。
結びに、「国際平和文化都市」として発展を遂げた、ここ広島市において、「核兵器のない世界」と恒久平和の実現に向けて力を尽くすことをお誓い申し上げます。原子爆弾の犠牲となられた方々のご冥福と、ご遺族、被爆者の皆様、並びに、参列者、広島市民の皆様のご平安を祈念いたしまして、私の挨拶といたします。

令和元年8月6日
内閣総理大臣・安倍晋三

広島市平和式典総理大臣挨拶(2020年)

広島市平和式典総理大臣挨拶(2020年)

https://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/statement/2020/0806hiroshima.html
令和2年8月6日

本日ここに、被爆75周年の広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式が挙行されるに当たり、原子爆弾の犠牲となられた数多くの方々の御霊(みたま)に対し、謹んで、哀悼の誠を捧(ささ)げます。
そして、今なお被爆の後遺症に苦しまれている方々に、心からお見舞いを申し上げます。
新型コロナウイルス感染症が世界を覆った今年、世界中の人々がこの試練に打ち勝つため、今まさに奮闘を続けています。
75年前、一発の原子爆弾により廃墟(はいきょ)と化しながらも、先人たちの努力によって見事に復興を遂げたこの美しい街を前にした時、現在の試練を乗り越える決意を新たにするとともに、改めて平和の尊さに思いを致しています。
広島と長崎で起きた惨禍、それによってもたらされた人々の苦しみは、二度と繰り返してはなりません。唯一の戦争被爆国として、「核兵器のない世界」の実現に向けた国際社会の努力を一歩一歩、着実に前に進めることは、我が国の変わらぬ使命です。
現在のように、厳しい安全保障環境や、核軍縮をめぐる国家間の立場の隔たりがある中では、各国が相互の関与や対話を通じて不信感を取り除き、共通の基盤の形成に向けた努力を重ねることが必要です。
特に本年は、被爆75年という節目の年であります。我が国は、非核三原則を堅持しつつ、立場の異なる国々の橋渡しに努め、各国の対話や行動を粘り強く促すことによって、核兵器のない世界の実現に向けた国際社会の取組をリードしてまいります。
本年、核兵器不拡散条約(NPT)が発効50周年を迎えました。同条約が国際的な核軍縮・不拡散体制を支える役割を果たし続けるためには、来るべきNPT運用検討会議を有意義な成果を収めるものとすることが重要です。我が国は、結束した取組の継続を各国に働きかけ、核軍縮に関する「賢人会議」の議論の成果を活用しながら、引き続き、積極的に貢献してまいります。
「核兵器のない世界」の実現に向けた確固たる歩みを支えるのは、世代や国境を越えて核兵器使用の惨禍やその非人道性を語り伝え、継承する取組です。我が国は、被爆者の方々と手を取り合って、被爆の実相への理解を促す努力を重ねてまいります。
被爆者の方々に対しましては、保健、医療、福祉にわたる支援の必要性をしっかりと受け止め、原爆症の認定について、できる限り迅速な審査を行うなど、高齢化が進む被爆者の方々に寄り添いながら、今後とも、総合的な援護施策を推進してまいります。
結びに、永遠の平和が祈られ続けている、ここ広島市において、核兵器のない世界と恒久平和の実現に向けて力を尽くすことをお誓い申し上げます。原子爆弾の犠牲となられた方々のご冥福と、ご遺族、被爆者の皆様、並びに、参列者、広島市民の皆様のご平安を祈念いたしまして、私の挨拶といたします。

令和2年8月6日
内閣総理大臣・安倍晋三

内閣総理大臣菅義偉広島市平和式典挨拶(2021年)

内閣総理大臣菅義偉広島市平和式典挨拶(2021年)

ttps://www.kantei.go.jp/jp/99_suga/statement/2021/0806hiroshima.html
本日、被爆76周年の広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式が執り行われるに当たり、原子爆弾の犠牲となられた数多くの方々の御霊(みたま)に対し、謹んで、哀悼の誠を捧(ささ)げます。
そして、今なお被爆の後遺症に苦しまれている方々に、心からお見舞いを申し上げます。
世界は今も新型コロナウイルス感染症という試練に直面し、この試練に打ち勝つための奮闘が続いております。
我が国においても、全国的な感染拡大が続いておりますが、何としても、この感染症を克服し、一日も早く安心とにぎわいのある日常を取り戻せるよう、全力を尽くしてまいります。
今から76年前、一発の原子爆弾の投下によって、十数万とも言われる貴い命が奪われ、広島は一瞬にして焦土と化しました。
しかし、その後の市民の皆様のたゆみない御努力により、廃墟から見事に復興を遂げた広島の美しい街を前にした時、現在の試練を乗り越える決意を新たにするとともに、改めて平和の尊さに思いを致しています。
広島及び長崎への原爆投下から75年を迎えた昨年、私の総理就任から間もなく開催された国連総会の場で、「ヒロシマ、ナガサキが繰り返されてはならない。この決意を胸に、日本は非核三原則を堅持しつつ、核兵器のない世界の実現に向けて力を尽くします。」と世界に発信しました。我が国は、核兵器の非人道性をどの国よりもよく理解する唯一の戦争被爆国であり、「核兵器のない世界」の実現に向けた努力を着実に積み重ねていくことが重要です。
近年の国際的な安全保障環境は厳しく、核軍縮の進め方をめぐっては、各国の立場に隔たりがあります。このような状況の下で核軍縮を進めていくためには、様々な立場の国々の間を橋渡ししながら、現実的な取組を粘り強く進めていく必要があります。
特に、国際的な核軍縮・不拡散体制の礎石である核兵器不拡散条約(NPT)体制の維持・強化が必要です。日本政府としては、次回NPT運用検討会議において意義ある成果を収めるべく、各国が共に取り組むことのできる共通の基盤となり得る具体的措置を見出す努力を、核軍縮に関する「賢人会議」の議論等の成果も活用しながら、引き続き粘り強く続けてまいります。
被爆の実相に関する正確な認識を持つことは、核軍縮に向けたあらゆる取組のスタートです。我が国は、被爆者の方々を始めとして、核兵器のない世界の実現を願う多くの方々とともに、核兵器使用の非人道性に対する正確な認識を継承し、被爆の実相を伝える取組を引き続き積極的に行ってまいります。
被爆者の方々に対しましては、保健、医療、福祉にわたる支援の必要性をしっかりと受け止め、高齢化が進む被爆者の方々に寄り添いながら、今後とも、総合的な援護施策を推進してまいります。
先月14日に判決が行われました、いわゆる「黒い雨」訴訟につきましては、私自身、熟慮に熟慮を重ね、被爆者援護法の理念に立ち返って、上告を行わないことといたしました。84名の原告の皆様には、本日までに、手帳交付の手続きは完了しており、また、原告の皆様と同じような事情にあった方々についても、救済できるよう早急に検討を進めてまいります。
今や、国際平和文化都市として、見事に発展を遂げられた、ここ広島市において、核兵器のない世界と恒久平和の実現に向けて力を尽くすことをお誓い申し上げます。原子爆弾の犠牲となられた方々の御冥福と、御遺族、被爆者の皆様、並びに、参列者、広島市民の皆様の御平安を祈念いたしまして、私の挨拶といたします。
令和3年8月6日
内閣総理大臣・菅義偉

内閣総理大臣(安倍晋三)挨拶 20200806

内閣総理大臣(安倍晋三)挨拶 20200806

本日ここに、被爆75周年の広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式が挙行されるに当たり、原子爆弾の犠牲となられた数多くの方々の御霊(みたま)に対し、謹んで、哀悼の誠を捧(ささ)げます。
そして、今なお被爆の後遺症に苦しまれている方々に、心からお見舞いを申し上げます。
新型コロナウイルス感染症が世界を覆った今年、世界中の人々がこの試練に打ち勝つため、今まさに奮闘を続けています。
75年前、一発の原子爆弾により廃墟(はいきょ)と化しながらも、先人たちの努力によって見事に復興を遂げたこの美しい街を前にした時、現在の試練を乗り越える決意を新たにするとともに、改めて平和の尊さに思いを致しています。
広島と長崎で起きた惨禍、それによってもたらされた人々の苦しみは、二度と繰り返してはなりません。唯一の戦争被爆国として、「核兵器のない世界」の実現に向けた国際社会の努力を一歩一歩、着実に前に進めることは、我が国の変わらぬ使命です。
現在のように、厳しい安全保障環境や、核軍縮をめぐる国家間の立場の隔たりがある中では、各国が相互の関与や対話を通じて不信感を取り除き、共通の基盤の形成に向けた努力を重ねることが必要です。
特に本年は、被爆75年という節目の年であります。我が国は、非核三原則を堅持しつつ、立場の異なる国々の橋渡しに努め、各国の対話や行動を粘り強く促すことによって、核兵器のない世界の実現に向けた国際社会の取組をリードしてまいります。
本年、核兵器不拡散条約(NPT)が発効50周年を迎えました。同条約が国際的な核軍縮・不拡散体制を支える役割を果たし続けるためには、来るべきNPT運用検討会議を有意義な成果を収めるものとすることが重要です。我が国は、結束した取組の継続を各国に働きかけ、核軍縮に関する「賢人会議」の議論の成果を活用しながら、引き続き、積極的に貢献してまいります。
「核兵器のない世界」の実現に向けた確固たる歩みを支えるのは、世代や国境を越えて核兵器使用の惨禍やその非人道性を語り伝え、継承する取組です。我が国は、被爆者の方々と手を取り合って、被爆の実相への理解を促す努力を重ねてまいります。
被爆者の方々に対しましては、保健、医療、福祉にわたる支援の必要性をしっかりと受け止め、原爆症の認定について、できる限り迅速な審査を行うなど、高齢化が進む被爆者の方々に寄り添いながら、今後とも、総合的な援護施策を推進してまいります。
結びに、永遠の平和が祈られ続けている、ここ広島市において、核兵器のない世界と恒久平和の実現に向けて力を尽くすことをお誓い申し上げます。原子爆弾の犠牲となられた方々のご冥福と、ご遺族、被爆者の皆様、並びに、参列者、広島市民の皆様のご平安を祈念いたしまして、私の挨拶といたします。

令和2年8月6日
内閣総理大臣・安倍晋三

総理大臣など挨拶 ・出席状況

平和式典への総理大臣など挨拶 ・出席状況

総理大臣(代理) 衆議長 参議長 備考
1947 [片山哲]
マッカーサー(メッセージ)・森戸文部大臣
1948 [芦田均]
ロバートソン
1949 [吉田茂]
1950 [中止]
1951 [吉田茂]
1952 [吉田茂] [岩本信行(副議長)] [佐藤尚武]
広島平和都市記念碑除幕。広島県知事、県・市議会議長の式辞
1953 [吉田茂] [堤康次郎] [河井弥八]
広島県知事、県・市議会議長の式辞
1954 [吉田茂] 高松宮夫妻
1955 [鳩山一郎]
1956 [鳩山一郎]
1957 [岸信介] 三笠宮夫妻
 1958  [岸信介]  高松宮夫妻、灘尾文部大臣
1959  [岸信介]
1960  [池田勇人]中山マサ(厚生大臣)  清瀬一郎(議長)    皇太子参列
1961  [池田勇人]
 1962  [池田勇人]
 1963  [池田勇人]   灘尾文部大臣**全国戦没者追悼式(第1回)
 1964  [池田勇人]
1965   橋本登美三郎(内閣官房長官)
1966  古屋亨
(総理府総務副長官)[佐藤栄作]
 灘尾幸吉(代理)  藤田進(代理)    長崎式典:代読
 1967  堀総務長官?
[佐藤栄作]
1968   亀岡官房副長官[佐藤栄作]  ローマ法王メッセージ
長崎式典:原爆被爆者対策課
の主管となる。
 1969   床次総務長官
[佐藤栄作]
1970   内田厚生大臣
[佐藤栄作]
 荒船清十郎(副議長)  安井謙(副議長
 1971  佐藤栄作(総理大臣)  船田中(議長)  森八三一(副議長)    長崎式典:
1972 二階堂進(内閣官房長官)
[田中角栄]
(メッセージのみ) (メッセージのみ) 長崎式典:
1973 二階堂進(内閣官房長官) (メッセージのみ) (メッセージのみ) 広島・長崎の式典相互参列(初)
長崎式典:二階堂進
1974 斉藤邦吉(厚生大臣) (メッセージのみ) (メッセージのみ) 厚相の代理は初
長崎式典:二階堂進?
1975 田中正己(厚生大臣)
[三木武夫<訪米中>] 秋田大助(副議長) (メッセージのみ) 長崎式典:植木総務長官
1976 三木武夫(総理大臣) (メッセージのみ) (メッセージのみ) 田中厚相
被爆者団体代表との会見
長崎式典:三木武夫
1977 藤田正明(総務長官)
[福田赳夫]
(メッセージのみ) 加瀬完(副議長) アメラシンゲ国連総会議長参列
長崎式典:渡辺厚相
1977 アメラシンゲ国連総会議長参列
1978 安倍晋太郎(官房長官) (メッセージのみ) (メッセージのみ) 長崎式典:小沢厚相
1979 橋本龍太郎(厚生大臣)[大平] 1979年~国庫補助
灘尾弘吉(議長) (メッセージのみ) 長崎式典:
1980 宮沢喜一(官房長官)
[鈴木]
(メッセージのみ) 徳永正利(議長) 長崎式典:斎藤厚相
徳永正利
1981 鈴木善幸(総理大臣) (メッセージのみ) 秋山長造(副議長)
原爆死没者
全国都道府県遺族代表(初)
国際軍縮促進議員連盟代表
長崎式典:村山厚相
徳永参院議長
原爆死没者全国都道府県遺族代表(初)
国際軍縮促進議員連盟
1982 森下元晴(厚生大臣) (メッセージのみ) 徳永正利(議長)
長崎式典:鈴木善幸総理大臣
初村滝一郎労相
7月23日、長崎大水害死没者
(71名)の名簿も奉安。
1983 中曽根康弘(総理大臣) (メッセージのみ)  木村睦男(議長)   谷川防衛庁長官
長崎式典:林厚相
1984 渡部恒三(厚生大臣) (メッセージのみ) (メッセージのみ) 長崎式典:中曽根康弘総理大臣
1985 中曽根康弘(総理大臣)   坂田道太(議長) 木村睦男(議長)
増岡厚相
被爆者援護功労者厚生大臣表彰
被表彰者
第1回世界平和連帯都市市長会議
長崎式典:増岡厚相
1986 斉藤十朗(厚生大臣) 原健三郎(議長)   藤田正明(議長)
デクエヤル国連事務総長
メッセージ
長崎式典:中曽根康弘総理大臣
**全国戦没者追悼式に原爆
死没者遺族を国費で公式招待(初)。
1987 中曽根康弘(総理大臣) 多賀谷真稔(副議長) 藤田正明(議長) 長崎式典:斎藤厚相
1988 藤本孝雄(厚生大臣)[竹下登]  多賀谷真稔(副議長) 藤田正明(議長)
三木武夫国際軍縮促進議員連盟会長
長崎式典:小渕恵三官房長官
藤本孝雄厚相
原健三郎(衆院議長)?田村?
1989 宇野宗佑(総理大臣) 安井吉典(副議長) 瀬谷英行(副議長)
長崎式典:デクエヤル国連事務総長
メッセージ(明石事務次長代読)
1990 海部俊樹(総理大臣) 桜内義雄(議長) 小山一平(副議長)
津島厚相
長崎式典:海部俊樹(両式典
への参列は1976年以来2人目)
沖縄全戦没者追悼式に初参列??
1991 海部俊樹(総理大臣) 桜内義雄(議長) 土屋義彦(議長) 長崎式典:下条厚相
1992 山下徳夫(厚生大臣) 桜内義雄(議長)   長崎式典:宮沢喜一総理大臣
1993 [閣僚の出席なし]文田久雄総理府次長 ストヤン・ガーネフ国連総会議長
長崎式典:
古川貞二郎厚生省事務次官
**8月9日細川内閣発足。
1994 村山富市(総理大臣 土井たか子(議長) 原文兵衛(議長) 井出厚相
長崎式典:村山富市
1995 村山富市 土井たか子(議長)  斉藤十朗(議長) 井出厚相
草場良八最高裁判所長官
三権の長全員が参列(初)
長崎式典:村山富市
三権の長全員が参列(初)
1996 橋本龍太郎 鯨岡(副議長) 斉藤十朗(議長)
菅直人厚相
長崎式典:橋本龍太郎 土井たか子(議長)
1997 橋本龍太郎 伊藤(議長) 松尾(副議長)
第4回世界平和連帯都市市長会議
長崎式典:小泉純一郎厚相
1998 小渕恵三 渡部恒三(副議長)  菅野(副議長)
宮下創平厚相
長崎式典:小渕恵三
宮下創平厚相
1999 小渕恵三   渡部恒三(副議長) 宮下創平厚相 長崎式典:宮下創平厚相
伊藤宗一郎(衆議院議長)
2000 森喜朗 長崎式典:森喜朗
長崎式典:森喜朗。渡部恒三衆議院副議長、菅野久光参院副議長。
2001 小泉純一郎
アナン国連事務総長メッセージ
第5回世界平和連帯都市市長会議
長崎式典:小泉純一郎。坂口力厚労相。衆参両院議長が代理も含め欠席するのは1989年以来。今年から両議長の来賓あいさつを取りやめ、献花だけをしてもらうことに決めていた。
2002 小泉純一郎
長崎式典:小泉純一郎(今年は被爆者団体からの要望聴取や慰問はせず、帰京)、坂口厚生労働大臣。倉田寛之参院議長、約五千五百人。
2003 小泉純一郎
長崎式典:小泉純一郎、(被爆者団体からの要望聴取や慰問はせず)。倉田寛之参院議長、坂口力厚労相
2004 小泉純一郎 長崎式典:小泉純一郎、
長崎式典:小泉純一郎、扇千景参院議長、坂口力厚労相。約五千四百人。
2005 小泉純一郎   アナン国連事務総長メッセージ
長崎式典:小泉純一郎、
アナン国連事務総長メッセージ
長崎式典:小泉純一郎、尾辻厚労相。町田顕最高裁判所長官。長崎市は今年、核保有五カ国を含む計十一カ国に参列を求める招請状を送付。ガルージン代理大使とウクライナのユーリー・コステンコ駐日特命全権大使だけが参列。【32】
2006 小泉純一郎 横路(副議長) 扇千景(議長) 坂口力厚労相
長崎式典:小泉純一郎、
長崎式典:小泉純一郎、川崎二郎厚生労働大臣。河野洋平(議長)、角田(副議長)。核保有国のロシアを含む七カ国の駐日大使ら約四千八百人が参列。【35】
2007 安倍晋三
国連事務総長(セルジオ・デ・ケイロス・ドアルテ軍縮担当上級代表が代読)
長崎式典:安倍晋三、柳沢伯夫厚生労働大臣。横路(副議長)、江田五月(議長)。核保有国ロシアを含む十五カ国の政府代表らが参列。【42】
2008 福田康夫  河野洋平(議長)   江田五月(議長)  【55】
舛添要一厚労相。
国連事務総長(セルジオ・ドアルテ国連軍縮担当上級代表が代読)
55カ国の大使や参事官。
長崎式典:福田康夫、舛添要一厚労相。河野洋平(議長)、山東(副議長)。核保有国のロシア、今回が初めてのスペインなど八カ国の駐日大使ら・
2009  麻生太郎 江田五月(議長)  【59】
舛添要一厚労相。59カ国の代表
国連事務総長(セルジオ・ドアルテ国連軍縮担当上級代表が代読)
長崎式典:麻生太郎。舛添要一厚労相。江田五月(議長)。保有国のロシアを含め過去最多となる海外29カ国の代表。約5800人(市発表)
2010  菅直人  横路孝弘(議長)?  江田五月(議長
長妻厚生労働大臣。潘基文(バンキムン)国連事務総長<(事務総長本人が参列するのは初)>、デスコト国連議長。米・英・仏(初)など74カ国の代表
長崎式典:菅直人、外務大臣。厚生労働大臣。デスコト国連議長。西岡(議長)江田五月(議長) 。核保有国の英、仏、ロシア、パキスタン、実質的核保有国のイスラエルなど32カ国。約5600人。【74】
2011  菅直人  西岡(議長)
細川律夫厚生労働大臣
長崎式典: 菅直人、外務大臣。厚生労働大臣。44カ国の政府代表【66】
2012 野田佳彦  平田 健二(議長) 【71】+EU、13年
中野外務大臣政務官。小宮山厚生労働大臣。
潘基文(バンキムン)国連事務総長代理;アンゲラ・ケイン国連軍縮担当上級代表。米・英・仏(初)など71カ国の代表
長崎式典:野田佳彦。外務大臣政務官。厚生労働大臣。42カ国の代表。
2013  安倍晋三  赤松広隆(副議長)  山崎正昭(議長)
岸田文雄外務大臣。田村憲久厚生労働大臣。
ブーク・イェレミッチ国際連合総会議長潘基文(パン・ギムン)国際連合事務総長(代理)。
【70】
2014  安倍晋三 潘基文(パン・ギムン)国際連合事務総長(代理)。【68】
2015  安倍晋三  【100】
2016  安倍晋三  【91】
2017  安倍晋三  【80】
2018  安倍晋三  【85】
2019  安倍晋三  【89】
2020 安倍晋三
2021
【】は、平和式典に参列した外国政府・国際機関代表の数

 

 

 

 

 

 

ノー句碑・句集

 

『ノー句碑 句集 霜月おんな』(デルタ女の会、19890319)

内容

表紙・裏 「句碑反対」の句会計画
俳句 風見鶏 鳩をまねても 右を向き (布美子作)
短歌 地中より あまたの拳突きあげよ 見せかけの句碑 倒さんがため (布美子作)
あとがき 1989年2月24日 大喪の礼の日に 浜村匡子(デルタ・世話人)
新聞報道
首相の句碑も”任期切れ” 広島市 反対相次ぐ建立計画 朝日新聞19881108
強行に波紋広がる 前首相句碑据え付け 中国新聞19871113
「息長く前首相句碑反対運動」 16団体、抗議座り込み 読売新聞19871115
栗原さんが抗議の詩 市民グループ、市役所で朗読 読売新聞1987119
<句碑建立に抗議して市役所前で座り込み> 毎日新聞19871122

 

 

内閣総理大臣とヒロシマ・ナガサキ

内閣総理大臣とヒロシマ・ナガサキ

事項
1955 鳩山一郎首相の広島・長崎訪問
1960 9月11日 池田勇人首相、首相就任後初のお国入り。広島市の原爆慰霊碑を参拝、広島原爆病院を慰問。
1971 佐藤栄作首相の広島市平和式典参列
1974 6月 田中角栄首相の長崎平和祈念像(4日)と広島原爆慰霊碑への参拝(8日)
1976 三木武夫首相の広島市・長崎市平和式典参列
1977 福田赳夫首相の広島(8月22日)・長崎(9月18日)訪問
1981 鈴木善幸首相の広島市平和式典参列
1982 鈴木善幸首相の長崎市平和式典参列
1983 中曽根康弘首相の広島市平和式典参列
1984 中曽根康弘首相の長崎市平和式典参列
1985 中曽根康弘首相の広島市平和式典参列
1986 7月1日 中曽根康弘首相の広島訪問、原爆慰霊碑参拝
1986 中曽根康弘首相の長崎市平和式典参列
1987 中曽根康弘首相の広島市平和式典参列
1989 宇野宗佑首相の広島市平和式典参列
1990 海部俊樹首相の広島市・長崎市平和式典参列
1991 海部俊樹首相の広島市平和式典参列
1992 宮沢喜一首相の長崎市平和式典参列
1993
1994 村山富市首相の広島市平和式典参列
1995 村山富市首相の広島市・長崎市平和式典参列
1996 橋本龍太郎首相の広島市・長崎市平和式典参列
1997 橋本龍太郎首相の広島市平和式典参列
1998 小渕恵三首相の広島市・長崎市平和式典参列
1999 小渕恵三首相の広島市平和式典参列
2000 森喜朗首相の広島市・長崎市平和式典参列
2001 小泉純一郎首相の広島市・長崎市平和式典参列
<2002~2006>小泉純一郎首相の広島市・長崎市平和式典参列
2007 安倍晋三首相の広島市・長崎市平和式典参列
2008  福田康夫
 2009  麻生太郎
2010  菅直人
 2011  菅直人
2012  野田佳彦
 2013  安倍晋三
 <2014~2020>安倍晋三

平和記念式典後の総理記者会見20010806

小泉内閣総理大臣記者会見録
(広島市)
平成13年8月6日(月)
【司会】それでは、ただいまから小泉内閣総理大臣の記者会見を始めさせていただきます。
初めに、広島市政記者クラブから代表質問をお願いいたします。

【質問】 第1点目ですが、在外被爆者の支援問題についてお尋ねします。
大阪地裁は6月1日、在外被爆者にも、被爆者援護法の適用を認める判決を出しました。国外に出ると援護法の適用が認められない現状に、在外被爆者の不満は強く、国内でも支援の動きが強まっています。
判決後、厚生労働省も援護法見直しの検討会を設置しましたが、総理として、在外被爆者支援の在り方をどのように考えておられますか、お聞かせください。

【小泉総理】今日は坂口大臣もお見えになっておられますが、この在外被爆者の問題については、保健・医療等、どういう辺の措置ができるかというのを検討会を設けまして、年内に一定の結論を出していただこうかなということで今、検討を進めていると思います。その検討結果を待って、しかるべき援護措置を講じたいと思っております。

【質問】2点目をお伺いします。
国が平和記念公園内に建設中の原爆死没者追悼平和記念館の展示説明文を巡って、被爆者団体は国策の誤りが戦争につながったという文言を盛り込むように強く求めています。総理はこの問題をどう解決しようと考えていらっしゃいますか。

【小泉総理】 各方面の御意見を伺って、碑文ですから、どういう表現がいいか、それぞれ専門家の意見を伺って妥当なものにしていけばいいのではないか思っております。

【質問】地元からは最後の質問になります。
米国のブッシュ政権は、包括的核実験禁止条約の死文化を目指して、議会に批准を求めない姿勢を見せたり、ミサイル防衛システムの早期配備に意欲を示したりして、核軍縮の動きを逆行させていると被爆者から懸念の声が出ています。
総理は核軍縮を前進させるため、どのような対応を取られるつもりでしょうか。

【小泉総理】アメリカはアメリカの事情もありますし、確か、上院で一度否決されているんじゃないですか。そういうことも伺っております。日本としては、唯一の被爆国として今後も核軍縮に向けて国際社会の場でも今までの歩んできた道を振り返りながら、今後も核廃絶に向かって一歩一歩地道な努力を続けていきたい。また、それぞれの場を生かして、積極的な核廃絶に向かっての努力を世界にも理解してもらえるような努力を続けていきたいと思っております。

【司会】引き続きまして、内閣記者会から代表質問をお願いいたします。

【質問】まず、初めに靖国神社の参拝について、改めて伺います。
総理は8月15日の靖国神社参拝をこれまで繰り返し表明されてきましたけれども、今現在もその気持ちにお変わりはないでしょうか。
また、参拝する場合には、公式参拝という認識かどうか。どのように記帳なさるか。参拝の形式は神道形式にするのかしないのか。公用車を使用し、秘書官を同行させるか。以上の点について、それぞれ御見解をお述べください。

【小泉総理】相変わらずの御質問で、相変わらずの答弁で申し訳ないんですが、虚心坦懐に各方面からの御意見を伺っているところでございます。それぞれ傾聴に値すべきいい御意見だと、お聞きしながら感じております。私自身のことを心配してくださる方、また、日本国家の利益とは何ぞやという観点から、いろいろ御助言くださる方、また、近隣諸国の友好関係を増進していくという外交的見地から、忠告やら御提言をいただく方々、それぞれ本当に親身になって御心配していただく方々の御意見に対しまして、本当にありがたいと思っております。
私自身はそういう御意見をいろいろ今伺っている最中でございまして、まさに賛否両論ありますが、虚心坦懐、熟慮している最中でございますので、いずれ結論を出さなきゃならない問題でございますが、もう少し時間をいただきたいと思います。まさに今、熟慮している最中でございます。

【質問】続いての質問に移ります。来年度予算の概算要求基準の問題なんですけれども、経済財政諮問会議で従来の歳出から5兆円を削減をして、重点7分野に2兆円を配分する方針が確認されました。塩川財務大臣は、公共事業の10%削減などにも言及されていますが、総理御自身は公共事業やODA、防衛費などをどの程度削減するイメージを持っていらっしゃるのでしょうか。
それから、これまで重点化枠と称して与党に配分を任せる方法も取られてきましたけれども、この点などについて与党とどのように調整されるお考えでしょうか。

【小泉総理】

【質問】続きまして、最後の質問ですけれども、今年度予算の補正予算の問題です。経済指標の低迷から、景気の先行きに対する不安が高まり、与党内からも景気対策のための補正予算を望む声が出ています。現時点での総理の補正予算についての考えをお聞かせください。
それから、景気対策の策定の判断基準についてもお聞かせください。

【小泉総理】

平和記念式典後の総理記者会見20000806

森内閣総理大臣記者会見録
(広島市)
平成12年8月6日(日)
【司会】それでは、ただいまから森内閣総理大臣の記者会見を始めさせていただきます。

【質問】まず、1つ目の質問ですけれども、森総理の「神の国発言」に対して、被爆者団体の中からは不快感を示す声が上がりました。「森総理は広島に来て欲しくない」という声も上がりました。今日のこれから開かれる被爆者の「要望を聞く会」では、代表の出席を取りやめるということでボイコットの意思を示した団体もあります。こういう反応をどのように感じておられるか。まず最初にお聞かせください。

【森総理】私の発言が十分意を尽くさない表現で、多くの方々に誤解を与えたことにつきましては、その後、いろんな機会におきまして、その真意を御説明を申し上げてきております。私の発言が原因で、本日の一部代表の方が御参加いただけなかったことは、大変残念なことだと思っております。
私は、過去の歴史に学び、反省すべきことは反省し、未来に向かっていくことが必要であると考えております。
本日、広島を訪れ、再びこのような悲劇が繰り返されるようなことがあってはならないという思いを新たにいたしております。その意味で、私にとっても今日の会合は大事な機会でありまして、出席された方々のお話は十分真摯にお承りをして対応してまいりたいと、こう考えております。

【質問】それでは、2つ目の質問ですが、今年5月にニューヨークで開かれたNPTの再検討会議の最終文書で、「核兵器廃絶に向けた明確な約束」という文言が盛り込まれました。これまでの「究極的目標」という表現との違いはどこにあって、今後の核兵器廃絶への取り組みをどのように促していかれるのか。また、具体的な日本の役割は何だと思われるか、お聞かせください。

【森総理】我が国は、94年に初めて究極的核廃絶決議を国連総会に提出をいたしましたが、このことは、核兵器国に最終的には核兵器のない世界を目指すという目標を認めさせた点では画期的なものであったと思います。
先般の核兵器不拡散条約運用検討会議にて採択されました最終文書では、5核兵器国が「究極的」という文言を削除をいたしまして、「核兵器廃絶に向けた明確な約束」という文言を認めたわけでありまして、このことは核廃絶をより現実的な課題として認めたということになるわけでありまして、核廃絶へ向けてさらなる前進であったと、このように考えております。
それから、先般の九州・沖縄サミットにおきましては、議長国として核兵器不拡散条約運用検討会議の成果に基づいて、核軍縮・不拡散に向け一層努力していくということで、G8の合意を達成をいたしました。改めて沖縄から世界に向けて平和へのメッセージを発出することができたと、このように感じております。
我が国は唯一の被爆国といたしまして、今後とも核軍縮推進の先導役を果たす考えでありまして、今後は運用検討会議で合意された核軍縮に関する現実的措置の実施を確保するために、外交努力を一層強化していきたいと考えております。
その一環といたしまして、この秋行われます国連総会にも新たな核廃絶決議案を提出したいと考えております。

【質問】それでは、最後3つ目の質問ですが、日本国内、そして朝鮮半島など海外には今も多くの被爆者の方が、今も続く被害と闘っています。今後、日本の被爆者、それから海外の被爆者、それぞれどのような援護対策を講じるべきだと思われておられますか。

【森総理】多くの被爆者の方が、今もなお国の内外において後遺症等で苦しんでおられることは誠にお気の毒に思っております。今日、平和記念式典に参列させていただきますこの機会に、原爆養護ホームの「倉掛のぞみ園」を慰問させていただきまして、あのような惨禍が2度と繰り返されることがないよう、また、被爆者の方々が安心して暮らしていくことができるように努力していくことが私の責務であるという思いを新たにいたしました。被爆者の方々の援護に関しましては、被爆者援護法に基づく各種援護施策が講じられているところでございますが、これからお伺いする御要望も真摯に受け止めて、被爆者の方々の実情を十分に酌み取りながら、被爆者援護法に基づく援護施策の着実な実施に努めてまいる、そのような所存であります。
なお、朝鮮半島を始めとする在外被爆者の方への援護に関してでありますが、被爆者援護法は、法制定当時の経緯やその給付が保険料等の拠出を要件とせず公的財源により賄われているものであることなどから、国内に居住又は滞在している方のみを対象としております。
しかしながら、この法律では国籍要件を設けていないことから、在外被爆者の方でありましても、日本においでになられた場合には、国籍を問わず、その間、被爆者援護法に基づく医療の給付等が可能になっておりまして、政府としては、対象となる方々が訪日される場合には、きちんと誠意を持って対応し、被爆者援護法に基づく医療の給付等の援護を行う考えでございます。
また、韓国、北米、南米の海外の被爆者に対しましては、これまでも医療支援、健康診断事業といった措置を実施してきております。
また、北朝鮮につきましては、本年2月から3月にかけて、朝鮮被爆者実務代表団が訪日し、日朝双方関係者の意見交換が行われたと承知をいたしております。
今後ともかかる交流を通じまして、相互の認識が深められることを期待いたしておりますとともに、政府としても、在北朝鮮被曝者の実態に応じて、医療上の人道支援を含め、どのような援助が可能であるかを検討していきたいとこのように考えております。

【質問】総理は衆議院予算委員会で、靖国神社の参拝について、「国民や遺族の思い、近隣諸国の感情を考慮し、慎重に、自主的に判断したい」と答弁されましたが、公式参拝について最終的にどう判断されますか。日をずらしての私的参拝といった可能性も含めてお答えください。
また、靖国神社を巡りましては、野中幹事長が官房長官時代にA級戦犯の分祀と特殊法人化を提唱しましたが、この考えについてはどう思われますか。

【森総理】常に申し上げておりますとおり、私自身、戦没者に対する追悼の気持ちは誰にも増して強く、また、今日の我が国の平和と繁栄が、戦没者の方々の尊い犠牲の上にあると考えておりますことには、変わりはございません。
今年の8月15日につきましては、諸般の事情を総合的に考慮した結果、先に国会でも申し上げておりますように、私自身が、自主的に、また慎重にいろいろ判断をいたしまして、公式参拝することは控えたいと考えております。
なお、今お尋ねの私的参拝についてということでございますが、これはまだその時期に至っているわけでもございませんし、これも国会で申し上げておりますように、私個人の心の問題でございますから、慎重、かつ自主的に判断をしたいとこのように考えております。
それから、分祀の問題、あるいは特殊法人化の問題でありますが、これはもう我が党でも20年以上、この靖国問題を議論している中ではいつもこの問題が出ているわけでございまして、私自身も、まだ若いころにも、この点につきましても、議論を重ねてまいりました。靖国神社は宗教法人でありますから、憲法の保障する信教の自由に基づいて検討されるべきものと考えております。この時点で、政府として見解を申し上げる事項ではないと考えております。

【質問】総理は先の臨時閣議で公共事業の大幅な見直しの方針を示されています。これはどういったことを念頭に置いておられるのか。具体的にお答えいただければと思います。
その中でも象徴的な存在となっています吉野川の可動堰、あと中海の干拓事業については、どのように対処されようと考えていらっしゃいますでしょうか。

【森総理】

【質問】最後の質問になりますが、あっせん利得罪について、国会議員だけではなく、秘書や地方議員も含める案がありますけれども、総理は適用範囲、法制化の時期についてどう考えておられますか。

【森総理】