核兵器のない世界へ 勇気ある平和国家の志(岸田文雄)

『核兵器のない世界へ 勇気ある平和国家の志』(岸田文雄著、出版者 日経BP、20201019)

内容

はじめに(2020年秋 岸田文雄)
1 故郷・広島への想い 11
生い立ちと家族 12
ニューヨーク時代 15
四賢人のビジョン 20
プラハ演説 26
分断から協調へ 34
運命の訪問 40
2 保守本流の衿持 65
池田勇人と宏池会 66
広島県というルーツ 68
戦後保守の源流 73
吉田ドクトリン 78
リベラル派の衿持 85
宏池会のリアリズム 87
憲法改正について 96
3 核廃絶のリアリズム 107
米朝電撃会談 108
失われた三十年 116
CVIDを巡る応酬 121
核超大国・中国 132
ロシアの核偏重 141
変わるNPR 150
ブッシュ・ドクトリンの影 154
4 核の傘と非核三原則 169
核の先制不使用 171
「核の傘」を巡る葛藤 179
密約外交の功罪 183
「日本核武装論」の虚実 192
脱・密約の時代 199
爆弾発言の底流 205
5 岸田イニシアティブ 215
核兵器禁止条約を巡る逡巡 217
NPTの守護神として 224
日米拡大抑止協議 235
李下の冠 244
「核兵器のない世界」に向けて 255
ローマ教皇のメッセージ 263
おわりに 270
あとがき 276