「01 月忌」カテゴリーアーカイブ

社史に見る太平洋戦争

『社史に見る太平洋戦争』(井上ひさし編、新潮社、1995/08/10)

内容

社名 見出し
7  NHK 12月8日と8月15日
48  読売新聞 来るべきものが来た
64  毎日新聞 戦時下の言論統制
70  信濃毎日新聞 松代の地下大本営
73  毎日新聞 原子爆弾はどう報道されたか
83  毎日新聞 今日も明日も筆をとる!
91  新日本製鉄広畑 製鉄報国に燃えて
104 (鹿島) ト工事とイ工事 鹿島建設
121  特殊製紙 護国第2104工場の名の下で
134  トヨタ自動車 一つ目トラックも生産された
147  日本国有鉄道(JR) 全くヘトヘト
160  小田急電鉄 焼夷弾がダ、ダ、ダーッ
171  日本電電公社(NTT) 電信電話の決戦体制
180  三菱銀行 焼野原の地下金庫
188  野村証券 投資信託はお得です
206  東京海上火災保険 陸上戦争保険
209  三菱商事 日夜、精励あるのみ
234  新日本製鉄釜石 艦砲射撃でほぼ全滅
240  東洋工業(マツダ) 原爆の打撃
245  文藝春秋 剣がペンを屈服させたとき
267 講談社 軍の圧力と雑誌の休刊・廃刊・創刊
286 筑摩書房 銀座空襲
304  東京国立博物館 美術品の疎開
319 松竹 劇場燃ゆ
330  丸善 銃後の便りを戦場へ
345 岩波書店 敗戦前後
355  女子学習院 塩原疎開学園
371 成城学園 成城疎開学園の記
384 鉄道弘済み会 旅行はやめましょう
392  後楽園スタヂアム(東京ドーム) 戦時中のプロ野球
398 花王石鹸(花王) 代用石鹸の開発
404 三菱地所 丸の内の戦火
422 大蔵省造幣局 大東亜共栄圏の貨幣
441  資生堂 電髪も白襟かけて
450  高島屋 防空用品の大売出し
457 帝国ホテル 決戦体制下のホテル業
井上ひさし 戦後史をどこからはじめるのか-

日本よ国家たれ 核の選択

『日本よ国家たれ 核の選択』(清水幾太郎、文芸春秋、1980/09/25)

内容

日本よ国家たれ 7
1、 天皇の権威
2、 第九条
3、 大戦の意味
4、 「東洋のスイス」
5、 戦国時代
6、 揺れ動く日本人
7、 「経済大国」へ
8、 崩れるバランス
9、 新しい戦後
10、 安全、平和、福祉
 日本が持つべき防衛力  軍事科学研究会 103
一つのシナリオ 105
米国の確認破壊戦略の崩壊 /十六分の一  /ミサイル外交 / 米ソと日本の関係
日本攻撃のパターン 126
ソ連上陸四つのケース / 自衛隊の欠陥 / 大国にふさわしい軍事力
核の選択と防衛力の強化 144
空母部隊の新設 148
航空防衛力の強化 151
航空警戒管制組織 /地対空ミサイル /要撃戦闘機 /輸送船団の空中援護/ 戦術航空兵力/ 偵察航空兵力/ 航空基地の強化/ 輸送航空兵力
海上防衛力の強化 159
海峡防衛力 / 海上交通の防御能力
陸上防衛力の強化 168
日ソ師団の戦力比較/  増援部隊用装備の備蓄/  装備の増強 / 師団の改革計画
必要の予算と総合対策 177
国内対策 184
国土戦 /忘れられてきた民間防衛/ 愛国心 /情報能力の充実/ 西ドイツの国家総動員体制 /収集能力の強化 /国家緊急権/ 分析・決定能力の強化
防衛力としての技術 215
輸入兵器の欠陥/ 小型空母の輸出/ 武 器輸出
日本が持つべき防衛力 233
「節操」と経験 「あとがき」に代えて
1
~14

熊田秀雄

熊田秀雄

くまだ・ひでお 19040621生19580818没 享年54歳 金光教御幸教会初代教会長。『御幸教会五十年史 改りのあゆみ五十年―第一部―初代熊田秀雄の求道と布教』(熊田信道、金光教御幸教会、1986.5.9)

資料年表:奥久登

資料年表:奥久登<作業中

年月日 事項 備考
1881
0422 誕生
1950
0625 『ながれ』(村上哲夫著)
悟道入りの野人 広島信用金庫理事長 奥久登」
1964
0505 奥久登先生 思い出の記』(佐々木勲編、広島信用金庫・広島大学東雲同窓会・広島県農業協同組合連合会関係諸団体・広島県安芸郡坂小学校同窓会刊、19640505)
1974
0818 死亡。享年93歳。

 

広島県内の小学校長,県商工水産課長,広島市助役,県信用購買販売組合連合会長などを歴任。昭和17年衆議院議員(日本進歩党)。戦後,広島信用金庫理事長,県教育委員長。

 

沖原豊

資料年表:沖原豊

年月日 事項 備考
1924
0901 誕生。
1990
03 『広島大学四十一年の日々』(沖原豊学長退官記念誌刊行会編、第一法規出版)
2004
0816 没。享年79歳

沖原豊

おきはら・ゆたか 19240901生20040816没 享年79歳 広島大学長(第7代、1985年5月21日~)。教育学者。『解題:沖原豊関係文書目録』(執筆:酒井真)。

奥久登先生 思い出の記

『奥久登先生 思い出の記』(佐々木勲編、広島信用金庫、広島大学東雲同窓会、広島県農業協同組合連合会関係諸団体、広島県安芸郡坂小学校同窓会、1964/05/05)

内容

はじめに
1 師範学校入学と訓導拝命
1.幼少時代と父母の感化 2
2.仁保小学校訓導時代 5
2 安芸郡坂尋常高等小学校長時代
1.校長就任と教育方針 8
2.産業教育の推進 12
3.友光脇古着のこと 15
4.朝鮮の統営でのこと 16
5.朝鮮渡航と宿命観 18
3 安佐郡視学時代
1.後藤居三郎先生と広島県教育 22
2.社会教育の振興 24
3.実科女学校の設置 26
4.海外移住協会の設立 28
4 豊田郡視学時代
1.産業振興と郡立学校設立の構想 30
2.木江造船徒弟学校の創設 31
3.本郷農学校と里見常太郎校長 33
4.愛知県千郷小学校視察 42
5.郡視学雑感 44
〈斉島小学校〉 44
〈ある人事問題〉 45
〈富士登山〉 46
5 広島県属兼県視学時代
1.郡制廃止と郡立学校の県移管問題 50
2.高等普通教育の充実 55
3.福山師範学校の新設 56
4.東陽円成和上を西光寺に訪ねて 60
5.県視学雑感 63
〈旧制広島古同等学校設置〉 63
〈広島県立盲唖学校の新築〉 63
6 高田郡長時代
1.高田郡長就任と山県知事 66
2.高田郡の惨状と再建の努力 68
3.高田梨 75
4.各種産業の振興とその開発 78
〈養蚕〉 78
〈畳表〉 79
〈稲作の研究〉 80
〈ワサビ〉 81
5.大分県駅館村に篤農家を訪ねる 82
6.山崎文一君のこと 86
7.石川守三君のこと 95
8.精神復興と宗教情操の高揚 99
9.高田郡長退任と竹定部落補償問題 10
7 広島県商工水産課長時代
1.竹定部落補償問題の解決 110
2.芸備銀行(広島銀行)の株主総会 111
3.早速整爾先生の御葬儀に参列して 113
4.銀行統合問題 114
5.広島県産業組合連合会の刷新 115
6.大連航路の開設 117
7.神童湖の漁業権問題 118
8.今上陛下と広島兜物産 120
9.憲政会から衆議院への出馬要請 121
10.広島県水産業の振興 121
〈垂下式カキ養殖〉 122
〈朝鮮漁場の開拓〉 123
11.醸造試験場と橋爪技師 125
〈銘酒“明鏡”〉 126
〈比婆雄町〉 127
12.工業試験場 128
〈広島工業試験場〉 128
〈福山工業試験場〉 128
13.広島針 129
14.罐詰検査の県営実施 130
15.広島県魚市場法の制定 131
16.商工水産課長雑感 132
〈みかんの罐詰〉 132
〈熊野筆と脱そ病〉 132
〈南方へ宣伝隊〉 132
17.速谷神社造営と高田郡民 133
8 広島市助役時代
1.広島市助役就任の経緯 136
2.錦華人絹の誘置 137
3.人員整理の問題 141
4.畑賀療養所の設置 143
5.都市計画と河川改修 145
6.広島電鉄の買収計画 146
7.エチオピア皇族殿下を迎えて 147
8.千田祭にラジオ放送 148
9.広島県産業組合連合会長に専任の決意 150
9 広島県産業組合連合会長時代
1.有馬頼寧先生と私 152
2.華北(北支)皇軍慰問使として 154
〈大同にて〉 156
〈雪崩の石仏〉 156
〈済南にて〉 157
〈青島にて〉 157
〈大連にて〉 158
〈前線慰問より帰りて〉 159
3.大正生命の買収計画と金光庸夫氏 166
10 広島県農業会長時代
1.戦時食糧管理制度 170
2.満州国への農業移民 170
3.硫安工場を満州に建設 171
4.衆議院議員当選とその経緯 172
5.東条英機大将と私 175
6.原爆の日 177
7.農業会病院の設立 181
8.千石興太郎先生を偲ぶ 185
11 広島信用金庫理事長
1.三篠信用組合理事になった経緯 188
2.広島信用金庫理事長就任の経緯 189
12 広島県教育委員長時代
1.広島県教育委員長 202
2.教職員の勤務評定問題 204
13 戦後随想篇
1.池田総理と畝為吉氏のトンネル物語 208
2.広島女子高等師範学校付属山中高等女学校 211
3.広島県立津田高等学校の設立 214
4.広島大学東雲同窓会 216
5.財団法人西川奨学会理事長 218
6.広島県統計協会長 219
1.池田総理と畝為吉氏のトンネル物語 208
2.広島女子高等師範学校付属山中高等女学校 211
3.広島県立津田高等学校の設立 214
4.広島大学東雲同窓会 216
5.財団法人西川奨学会理事長 218
6.広島県統計協会長 219
14 広島県農業関係団体幹部諸君と私
おわりに〈西林寺本堂再建委員長〉 227
思師奥久登先生を囲みて 235
奥久登先生思い出の記に寄せて 259
経歴表 295

丸山眞男と広島─政治思想史家の被爆体験─

『丸山眞男と広島─政治思想史家の被爆体験─IPSHU研究報告シリーズ No.25』(林立雄編、広島大学平和科学研究センター、1998/03/01)

はじめに …林立雄 5
1 原爆体験の記録 林立雄
(1)被爆者の懺悔 …7
 (2)被爆者は寡黙 …10
 (3)追悼のされ方 …11
 (4)結晶化されなかった原爆体験 …13
2 録音記録『二十四年目に語る被爆体験』 丸山眞男
 (1)一九四五年四月、丸山二等兵 船舶司令部参謀部情報班に配属 …16
 (2)八月六日朝、ピカドン! …18
 (3)二十年後八月十五日、初めて語った八月六日 …21
 (4)八月六日午前八時十五分後、キノコ雲の下は修羅場 …22
(5)八月七日、丸山一等兵 米大統領「原爆投下」放送傍受 …25
 (6)八月九日、丸山一等兵ら被災地巡視 …28
 (7)八月九日、毎日新聞記者に託して父へ伝言 …31
 (8)二十四年後に語る原爆体験 …33
 (9)八月十五日→十六日、丸山一等兵 先生に変身…36
 (11)四五年九月、丸山一等兵 復員 …42
3 丸山眞男の広島 林立雄
(1)被爆後初の広島訪問 …47
(2)「拝復 被爆者はヒロシマを避けます」 …48
4 講演記録 『一九五〇年後の平和問題』 丸山眞男

 

資料年表:田辺耕一郎

資料年表:田辺耕一郎

年月日 事項 備考
1903
**** 現・広島県安芸高田生まれ。
1952
0623 『ひろしま 47号第7巻第3号』(広島鉄道管理局)
厳島の伝説 田辺耕一郎…(6)
0823 『ひろしま 49号第7巻第5号』(広島鉄道管理局)
讃岐の海女と淡海公 田辺耕一郎…(20)
1953
0101 『婦人公論 第428号』(中央公論社)
原爆は私たちだけで 120
平和のために闘う原爆の乙女たち 田辺耕一郎
0301 『広島文学 第3巻第3号 昭和28年3月号』(広島文学協会)
原爆文学に望むもの 田辺耕一郎 20
0331 田辺「広島の文学運動」(『中国新聞(夕刊)』19530331)
0801 『ひろしま 58号第8巻第6号』(広島鉄道管理局)
悲戀の閨秀画家と竹原床ノ浦 田辺耕一郎…(26)
1954
0601 『希望〈エスポワール〉第9号』(三人社)
希望の広場…(90)
私達の時の平和文学運動…田辺耕一郎
0601 『婦人公論 第446号』(中央公論社)
特集 原・水爆の災害を世界に訴える
原爆障害者の叫び 田辺耕一郎 80
0806 田辺、原水爆禁止広島平和大会で開会あいさつ(『中国新聞(夕刊)19540807』
0901 『広島文学 第4巻第1号 昭和29年9月号』(広島文学協会)
原爆障害者の実態(座談会) 田辺耕一郎・美農綾子・香川正三・田端展・平井正子・木浦愛子 2
1101 『作品 第1号』(木曜会)
われらの世界的な一使命として 田辺耕一郎 28
1955
0710 『われらのうた 第9号』(われらのうたの会)
連絡(*田辺耕一郎詞平和文化賞記念会) 2
1956
0308 『われらのうた 第17号』(われらのうたの会)
ハイネと今日の問題 田辺耕一郎  12-15
0501 『らくがき随筆』(重富芳衛著、毎日広告社広島支社)
畑耕一と田辺耕一郎 47
0610  『われらのうた 第20号』(われらのうたの会)
 たより
田辺耕一郎、遠地輝武、増岡敏和、力徳法子、
ペン・のばら、えぐさ・みのる、山上博、
かみなか・ゆうじ、岸本典雄 38-40
1959
0201 『晩鐘 第39巻第2号 2月号』(晩鐘社)
歌集「虚仮」をめぐって 田辺耕一郎 15
1961
1201 『ひろしまの河 4号』(原水爆禁止広島母の会)
特集 被爆地の原水禁運動はどうあるべきか
1963
0705 『思想 第7号 No.469』(岩波書店)
〈随想〉原水爆禁止運動の反省と再建 田辺耕一郎 128
1964
1001 『月刊社会党 10月号・第88号』(日本社会党機関紙局)
生きつづける「広島の悲願」 田辺耕一郎 21
1965
0920 『原水爆禁止世界大会報告決定集 被爆20周年』(被爆20周年原水爆禁止世界大会実行委員会)
「世界情勢と日本の平和運動をどう進めるべきか」 広島県原水協代表委員・田辺耕一郎 51
1967
0601 『広島通信 No.6』(広島県詩人協会)
《原民喜特集》 田辺耕一郎
1968
0301 『原民喜詩碑再建記念』(田辺耕一郎編、原民喜詩碑移転修復実行委員会)<8頁>
0829 『被爆23周年原水爆禁止世界大会報告決定集』(被爆23周年原水爆禁止世界大会実行委員会)
「第2部」-円卓討論-
運動側からの発言 田辺耕一郎(広島原水協) 45
1969
0201 『真樹 第40巻第2号』(真樹社)
右同 大原三八雄・田辺耕一郎 13
0801 『中央公論   第984号』(中央公論社)
夾竹桃の花の下で 田辺耕一郎 324
0801 『政治経済セミナー 第840号』(政治経済セミナー社)
原水禁運動をこう考える 29
小谷鶴次 相原和光 大原三八雄 頂岳龍乗
升川貴志栄 河村政任 中村文江 桑原英昭
森滝市郎 三宅登 浜本万三 原田東岷
田辺耕一郎 西原満 きのこ会事務局
0806 『濱井信三追想録』(浜井信三追想録編集委員会)
壮烈なり平和の戦士 田辺耕一郎 522
1970
0710 『子等よ』(沢田静馬著、広島憩いの家編集部)
序  田辺耕一郎
1976
0715 『山田節男追想録』(山田節男追想録刊行委員会)
「大久野島」に熱情  田辺耕一郎(広島憩いの家事務局長)…496
 1979
0901 『政治経済セミナー 第961号』(政治経済セミナー社)
憩いの家物語 12 主演 田辺耕一郎さん
1001 『真樹 第50巻第10号』(真樹社)
真樹五十周年を祝して 田辺耕一郎 57
1980
0701 『平和文化 第24号』(広島平和文化センター)
原爆被爆者たちと共に 田辺耕一郎
1981
0201 『心 Vol.34 No.2』(心編集委員会)
サルトルが広島に残したもの 田辺耕一郎 46
1984
0221 『核・貧困・抑圧 ’83アジア文学者ヒロシマ会議報告 ほるぷ現代ブックス』(アジア文学者ヒロシマ会議実行委員会編、ほるぷ出版)
大会発言から 287
高野庸一/原之夫/田辺耕一郎/柴谷篤弘/稲垣真美/朴寿南/梁石日/針生一郎/ノーマン・ウォーベック/ファトヒ・アブドルハミード
 1988
0531 『広島原対協会報 第109号』(広島原爆障害対策協議会)
0731 『広島原対協会報 第110号』(広島原爆障害対策協議会)
1991
0925 『原水禁ニュースヒロシマ No.72』(原水爆禁止広島県協議会)
四面 田辺耕一郎氏の死を悼む
2010
1220 「田辺耕一郎」<『広島県現代文学事典』(岩崎清一郎・記)>。

 

たなべ・こういちろう 1903生19910817没 享年87歳 「広島憩いの家」事務局長。1957年に開設された被爆者のための「憩いの家」を管理運営。『広島県現代文学事典』(岩崎清一郎・記)。憩いの家で面談、資料閲覧。