1999年8月1~5日のうごき

う ご き
01 (日本時間2日)米のバーナード・サイモン博士、死亡。87歳。広島の独身女性25人を1955年に米国で治療。
01 広島原爆資料館東館で原爆供養塔納骨名簿の掲示と遺族などの相談。-6日。
01 長崎・ヒバクシャ医療国際協力会など、カザフスタン共和国セミパラチンスク市の核実験場などを題材にした写真展を原爆資料館で開催。-9月30日。
01 市民団体「チェルノブイリ支援・広島」、写真展「ノーモア・ヒロシマ ノーモア・チェルノブイリ」を広島原爆資料館で開催。
01 「第五福竜丸」が水揚げしたマグロ類が東京・築地市場に埋め立て処分されたのを記録したプレート(銘板)が同市場に取り付けられる。
01 長崎原爆中心碑訴訟の原告団と支援者、集会を爆心地公園で開催。
01 広島の平和宣言で若い世代への被爆体験の継承の大切さを改めて強調することが明らかになる。
01 広島原爆資料館、44カ国の大使から寄せられた平和メッセージを展示。-31日。
01 第12回縮景園原爆犠牲者慰霊碑供養・平和を願う集い(広島市)。約120人が参列。
01 広島市竹屋公民館の「慰霊碑ガイド・ボランティア講座」の受講生有志、市民を対象に「原爆慰霊碑めぐり」を実施。
01 埼玉県被団協、第14回慰霊祭を浦和市別所沼公園で挙行。
01 千葉県被団協、第21回慰霊祭を千葉市亥ノ鼻公園で挙行。
01 原爆資料保存会、原爆慰霊碑巡拝を実施(広島)
01 広島原爆資料館、被爆者証言ビデオの出演者を初めて一般公募。-31日。
01 広島原爆資料館、「ヒロシマ原爆写真パネル展」をJR広島駅で開催。-9日。
01 広島市仁保公民館、「仁保島発平和のメッセージ展・1945年ごろのくらし展」を開催。-15日。
01 広島市映像文化ライブラリー、平和祈念映画特集を開始。-28日。
01 中国放送と「ヒロシマと音楽」実行委員会、原爆平和に関する音楽1800曲をデータベース化し、中国放送のホームページで公開。
01 原水禁系の世界大会に参加する海外代表の第1陣、広島入り。「インド核軍縮運動(MIND)」の中心メンバー、アチン・バナイク、インドと広島・長崎両市の間で学生の相互派遣をするよう両市市長に提案することを明らかにする。
01 日本青年会議所、世界の青年会議所の幹部候補者が研修する「第12回国際アカデミー」を広島市で開催。-8日。
01 公明党・同広島県本部、「平和を考える広島集会(第19回広島平和市民集会)」を広島市内で開催。平岡敬前広島市長が「核兵器廃絶への日本の役割」と題して講演。
01 「ピースウイーク99inNAGASAKI」始まる。今年が13回目。-9日。
01 「核兵器廃絶をめざし、すべての核実験に反対する長崎ネットワーク」、高校生の「国連平和大使」の選考面接会を長崎原爆資料館で開催。2回目。59人が参加。
01 「世界平和音楽祭オーガスト・イン・ヒロシマ99」のオープニングセレモニー&コンサート、元安川護岸特設ステージ、広島世界平和記念聖堂などで開催。
01 音楽茶房「ムシカ」、広島市・アステールプラザに復元。-31日。
01 広島原爆資料館、開館時間を1時間延長(午前9時-午後7時)。-15日。
01? 湾岸戦争で多国籍軍が使用した劣化ウラン弾の影響と見られる白血病などのがん患者が、イラクで急増していることが判明。
01? 広島市立大学広島平和研究所長の後任選びが8月6日までに内定困難なことが判明。
02 元横綱千代の富士(現九重親方)の父・秋元松夫、死亡。74歳。広島市宇品の旧陸軍船舶司令部で被爆。
02 韓国原爆被害者協会大邱・慶北支部の33人、広島市を訪れ、被爆者健康手帳の切り替えや新規申請を行う。
02 広島県警、8月6日の平和式典の警備体制について発表。3-6日に延べ4000人を動員し、式典は1700人を動員。
02 広島原爆資料館、「あの夏、ヒロシマの声・音」をテーマにした「原爆の絵」を展示。
02 広島原爆資料館、「プランゲ文庫展 勝次から見る占領下の日本-プレスコードと広島」を開催。-31日。
02 鳥取市役所ロビーで「原爆と人間展」。-9日。
02 広島原爆資料館東館で市民の描いた原爆の絵「あの夏、ヒロシマの音」を開催。
02 日本被団協の被爆者訪米遊説団、出発。12日帰国予定。
02 被爆54周年原水爆禁止世界大会国際会議、広島市で開催。-3日。日本を含む10か国16人が参加。
02 原水爆禁止99年世界大会・科学者集会(第12回)、静岡大学で開催。テーマは「核兵器廃絶・人権・平和教育-科学者の役割を問う」。約150人が参加。
02 非核の政府を求める長崎県民の会、大平外相の核持ち込み了承問題で、非核三原則の厳守などを求める要望書を小渕首相と高村外相に郵送。
02 広島原爆資料館、ホームページ内に「資料館バーチャル(仮想)ツアー」を新設。
02 ハワイ日本文化センター「嘉屋日米交流基金」の奨学生アンデレア・オールドリッジ、藤田広島県知事を表敬訪問。
02 柳井俊二外務事務次官、大平正芳外相とライシャワー米駐日大使の核搭載艦密約文書について「承知せぬ」と記者会見で語る。
02? 朝日新聞社、史上初の核実験「トリニティ・テスト」の前後9か月にわたる内幕を同時進行で書きつづった科学者の手記のコピーを入手。
02? 福岡県のエフコープ生活協同組合、被爆体験証言集Ⅴ「つたえてください あしたへ・・・」を発行。
03 中国新聞社、広島市平和公園に眠る街「中島本町」の被災状況をまとめる。被爆死者は436人。
03 秋葉広島市長、平和宣言の骨子を発表。被爆者の足跡を全面に打ち出して若い世代に被爆者の意志と勇気を継ぐよう呼びかける。
03 広島平和公園一斉清掃。約1600人が参加。1972年から始まり今年で28回目。
03 広島市立袋町小学校昭和36年卒業同期会、被爆の伝言壁の残る校舎の全体保存を求める署名運動を開始。
03 世界23カ国に約4万9000人の会員を持つ奉仕団体「シビタンインターナショナル」最新号、広島市在住の松島圭次郎(70歳)の被爆手記(広島工業専門学校で被爆)を掲載。
03 ピース21下関実行委員会、「99下関平和のための戦争展」を開催。-6日。18回目。
03 東広島市役所ロビーで原爆資料展。-9日。
03 広島平和美術協会など、広島平和美術展を、県民文化センターで開催。-8日。
03 イタリア・ボローニャで創作活動をし、ヒロシマをテーマにした作品も手がける烏丸由美の個展「ときのふういん」、広島県立美術館で開催。-8日。
03 広島市立中央図書館で原爆講談会「医師に影を灼きつけた男の話」を上演。講釈師は緩急車雲助。
03 「長野文憲ギターセレナーデ・イン・ヒロシマ」、広島市内で開催。
03 国際教育音楽祭パシフィック・ミュージック・フェスティバル(PMF)オーケストラ演奏会広島公演(「世界平和音楽祭オーガスト・イン・ヒロシマ99」の一環)、広島国際会議場で開催。1200人が参加。
03 東京と富山をスタートした「原水爆禁止国民平和大行進」、広島市に到着。
03 原水爆禁止1999年世界大会国際会議、広島市内で開催。中国代表が13年ぶりに参加。-5日。
03 広島市内の小学生たち約1300人が描いた「平和のでっかい絵」、本通り、金座街両商店街のアーケード天井に展示される。広島青年会議所の企画。
03 非核の政府を求める長崎県民の会、大平外相の核持ち込み了承問題で、非核三原則の厳守などを政府に対し働きかけるよう求める要望書を金子県知事に提出。
03 広島県三良坂町・平和公園で「戦争・核・差別を許さない99みらさか平和の集い」。大田昌秀前沖縄県知事が「平和のために、今私たちができること」と題して講演。
03 広島平和教育研究所、親と子のヒロシマ体験学習を広島市内で開催。-4日。
03 北海道・北広島市の「子ども大使」6人と引率者3人、姉妹都市の東広島市を訪問。6日の広島市平和式典に参列。
03 トルーマン米大統領が原爆投下後に発表する声明草案を承認した電報の手書き原文が、トルーマン博物館に保管されていることが判明。
03 高村外相、東京フォーラムの報告書を「究極的核廃絶決議案を国連に提出してきた政府の姿勢と方向は同じ」と中国新聞とのインタビューで評価。
03? 広島県のまとめで、県内の被爆者が14万人を切ったことが判明。平均年齢は69.7歳。
03? 広島県北部解放教育推進協議会など、三次市を4日朝出発し広島に徒歩で向かう「戦争も核も差別もいやだ!平和のための大行進」を今年は中止することを決める。
04 広島市、被爆当日から1945年末までに死亡した原爆死没者を新たに約1000人確認。これにより45年末までの死没者は8万8800人余。
04 原爆被爆者手帳を受けるため提出された申請書類が、大量に廃棄されたり、紛失していることが、読売新聞社の調べで判明。
04 長崎市、平和式典会場の設営を開始。
04 原爆殉難教え子と教師の慰霊式、長崎市平和会館で挙行。18回目。約300人が参列。
04 原爆犠牲国民学校教師と子どもの碑慰霊祭(広島)。約1000人が参列。
04 故・金井利博の遺族、原爆関係の文献768冊を中国新聞社に寄贈。
04 岡山県笠岡市から広島市までリレーマラソンする「ピースラン99」、笠岡市役所前を出発。
04 「ヒロシマ・平和へ 室内楽コンサート」、広島市内で開催。
04 池田精子広島県被団協副理事長、米ニューメキシコ州で開かれる反核平和団体「ピースアクション」の総会で、被爆体験を語るため、ヒロシマを出発。
04 原水爆禁止1999年世界大会国際会議(第2日目)。海外の核実験ヒバクシャが分科会などで被害の実態を報告。
04 被爆54周年原水爆禁止世界大会広島大会。約4500人が参加。-6日。
04 広島県原水禁など、折鶴平和行進を広島市内で実施。
04 広島市女性団体連絡会議、「ヒロシマ平和の灯」つどいを平和公園の原爆慰霊碑前で開催。約200人が参加。
04 連合長崎の平和キャラバン隊、広島に向け長崎を出発。
04 四国4県の生活協同組合、瀬戸内しまなみ海道の多々羅大橋で平和行進を実施。約300人が参加。
04 広島県甲田町役場前広場で、「平和のための大集会 甲田ピースアクション99」を開催。約600人が参加。
04 広島YMCA国際ビジネス専門学校、高校生のための平和セミナーを開催。-6日。
04 愛知県豊橋市の私立豊橋中央高校の生徒ら、31万羽の折りづるを広島市平和公園の原爆の子の像に供える。
04 広島県・宮島中学校、平和学習の集いを開催。
04 広島平和教育研究所、大本営跡など広島城周辺や宇品の軍用桟橋などを巡る「戦跡をたどるフィールドワーク」を実施。
04 広島平和教育研究所、「被爆電車に乗って被爆体験を聞く会」を開催。約100人が参加。
04 明石康元国連事務次長ら、東京フォーラムの報告書をアナン国連事務総長に手渡す。
04 広島原爆資料館、所蔵する約1万2000点の被爆資料のデータベース化を終え、秋からインターネットで公開することを決める。
04 日本原水協代表、広島市での記者会見で、米ニューメキシコ州アルバカーキにある国エネルギー省・国立原子博物館の売店で、広島・長崎に投下された原爆をかたどったピアスが販売されていることに抗議することを明らかにする。
04 1964年12月に当時の佐藤栄作首相がライシャワー駐日大使に、日本の核武装化の可能性に言及していたことが、米公文書館の資料で判明。
04? 東京在住の写真家・小林正昭、原爆ドームの内部を撮影した写真展「超大型写真機からの記録」を広島市内で開催。-31日。
05 原水禁大会に出席しているカザフスタンのイズマイロフ、核実験の放射能により身体の成長が遅れている2女レナータが描いた風景画12点を広島原爆資料館に寄贈。
05 中国地方建設局、国立広島原爆死没者追悼平和祈念館」の建設工事を一般競争入札で実施すると発表。9月28日入札。完成は2002年3月。
05 小渕首相、平和式典に参列のため広島入り。
05 長崎県被爆者友の会島原南高連合会、「被爆54周年祈念慰霊式典」を南高千々石町の橘神社境内・原爆慰霊碑前で挙行。約160人が参列。
05 原爆死没水道局職員追悼式。
05 広島県原水禁など、原水爆禁止世界大会広島大会子どもの慰霊祭を原爆供養塔前で挙行。
05 韓国人原爆犠牲者慰霊祭(広島市平和公園)。公園内に移設後初。約400人が参列。
05 (午前10時)広島市立観音中学校生徒会、「二校慰霊祭」を開催。
05 広島市原爆死没者公務員追悼式。約350人が参列。
05 第18回原爆犠牲ヒロシマの碑碑前祭。約150人が参列。
05 第3回戦争遺跡保存全国シンポジウム、京都市の立命館大学で開催。-6日。
05 朝日新聞社・広島平和文化センターなど、国際シンポジウム「語ろう、核兵器廃絶を!-ヒロシマから21世紀に向けて」を開催。映画監督・山田洋次が講演。約600人が参加。
05 日本青年学生平和友好祭長崎県実行委員会の「反核平和の火リレー」の最終ランナー、長崎市の爆心地公園に到着。
05 「ドキュメンタリー朗読劇場 人形になったよう子ちゃん」、東京・下北沢・北沢タウンホールで上演。モデルは長崎の被爆者。-7日。
05 長崎平和推進協会など、「ながさき8・9平和展」を県立美術博物館で開催。-9日。
05 「99We Love the EARTH from HIROSHIMA」、広島市内で開催。
05 日本被団協などによる訪米団の田丸正夫・米田チヨノ、米ニュージャージー州プリンストン大学で開催された記念集会で被爆体験を語る。
05 原水爆禁止1999年世界大会国際会議(第3日目)。核兵器のない21世紀を目指す「広島宣言」を採択して閉会。
05 似島少年少女の集い(広島)
05 第26回原水爆禁止似島少年少女のつどい、広島市似島で開催。約60人が参加。
05 99連合平和ヒロシマ集会、広島厚生年金会館で開催。約2000人が参加。
05 ヒロシマの今から過去を見て回る会、原爆遺跡・軍都広島巡りフィールドワークを開催。
05 「ナガサキピーススフィア貝の火基金」事務局、「ピーススフィア平和展」を長崎市内で開催。
05 カトリック広島司教区平和行事実行委員会、「平和を祈ろう99」を広島市・世界平和記念聖堂などで開催。
05 グリーンピース・ジャパン、グリーンピース・インターナショナルとともに、国際社会に核拡散の危険性を警鐘する声明を発表。
05 米反核団体「ピースアクション」、総会をニューメキシコ州で開催。-9日。池田精子広島県被団協副理事長と長崎市の元教員・元山寿恵子が参加。
05 中国新聞労働組合など、「99広島平和フォーラム」を広島市内で開催。大田昌秀前沖縄県知事と大牟田稔前広島平和文化センター理事長が講演と対談。80人が参加。
05 日本生協連・広島県生協連、「99ヒロシマ虹のひろば・生協ヒロシマ行動」を広島市の郵便貯金ホールで開催。約1300人が参加。
05 ジャパン・リターン・プログラム実行委員会と広島高校生平和ゼミナール、「若者たちの平和討論会」を広島工大広島校舎で開催。カナダ・ロシア・中国・イギリス・イタリア・日本の若者が、平和について討論。約150人が参加。
05 連合広島、「慰霊碑を囲む鎮魂と慰霊の平和の灯火」を広島市平和公園で開催。
05 日本宗教者平和協議会・、「広島宗教者平和の集い」、広島YMCAで開催。
05 「8・6ヒロシマ平和へのつどい1999メイン集会」、広島市内の県民文化センターで開催。約100人が参加。
05 長崎県教組南総支部、第23回親と子の平和のつどいを南高愛野町の中央公民館で開催。約80人が参加。
05 非核宣言自治体全国大会、広島市内で開催。128自治体の代表284人が参加。非核自治体数が2456(全自治体の74.3%)となっていることが報告される。
05 米ニューメキシコ州アルバカーキの国立原子力博物館、日本原水協の原爆ピアス販売抗議に関し、販売を続ける方針を明らかにする。
05 長崎県原水協、米ニューメキシコ州の国立原子博物館が原爆をかたどったピアスなどを販売していた問題で、販売と宣伝の中止を求めたクリントン大統領あての抗議文を在日アメリカ大使館に送付。
05? 広島市佐伯区の水戸城治、同区の茶臼山城跡に原民喜の詩「永遠のみどり」を刻んだ石碑を建立。