原爆被害の調査研究

 

団体 テーマ・報告書など 備考
日本教育学会 「平和の呼びかけ」 1951年5月
長田新 「平和のための教育」研究 1951年4月-『原爆の子』
京都大学同学会 「わだつみの声にこたえる全学文化祭」 1951年5月、「原爆展」と「原爆に関する講演会」
国際医師会議日本準備会 「原子爆弾症に関する日本医師有志の見解」 1951年9月15日、結成。1952年9月にイタリアで開催予定の会議は中止。53年5月にオーストリア・ ウィーンで開催。
日本心理学会 1952年4月3日、第14回大会に際し、
アメリカの心理学者に送る
「平和のアピール」への署名を大会参加者にもとめる。
1952年、「広島原爆被爆影響調査に協力することとなり古賀、戸川、宮城各理事が交渉に あたることになった」(日本心理学会編『日本心理学会50年史(第2部)』(金子書房、1987)
平和と学問を守る大学人の会 研究論集『原爆と広島』(1954年12月刊) (1953年2月21日発足)久保良敏・中野清一・森滝市郎・大原三八雄
世界平和集会広島世話人会 『8時15分-原爆広島10年の記録』(1955年1月) (1954年10月6日発足)
原水爆禁止世界大会広島準備会 『原爆被害資料』その1-3 (1955年8月)
広島県地域婦人団体連絡協議会 『原爆被害者実態調査結果表』 (1955年8月)
原水爆禁止広島協議会 『原爆被害者実態調査報告』 (1956年8月)
原水爆禁止広島協議会 『原爆被害者実態調査報告Ⅱ』 (1957年?)
日本原水爆被害者団体協議会 『原爆被害の実相と被害者の苦しみ』 (1959年8月)
日本原水協専門委員会 『原水爆被害白書-隠された真実』 (日本評論新社、1961年7月)
東京都・多摩被爆者団体連絡協会 1960年調査
平和のための心理学者懇談会 『平和心理学のいぶき』
(京都・法政出版、1990)

原水爆白書作成運動

 

1964.10.03 談和会、原爆被災白書作成のアピールをまとめる。
1974.04 広島大学原医研に原爆被災学術資料センター設置。

 

平和教育・平和研究・被爆体験継承運動

 

年月日 動向
67.夏 – 広島女学院大学「講座:8・6の意味するもの」
*小黒薫編『ヒロシマの意味』(日本評論社、1973年)
67.10 広島平和文化センター、設置。
68.02 原爆被災資料広島研究会、発足。
68. 原爆文献を読む会(東京、長岡弘芳)。
68.? 長崎の証言の会、発足。
72.06 広島平和教育研究所、設立。
73.09 日本平和学会、設立。
75.02.10-04.14 原爆体験を伝える会「連続・核セミナー」
*原爆体験を伝える会編『原爆から原発まで(上)・(下)』(アグネ、1975)
75.11.08 医療ソーシャルワーカー「交流会」(広島)
広島原爆被害者問題ケースワーカー懇談会、発足。(その後、広島原爆被害者問題研究会)。
77.07-08. NGO「被爆の実相とその後遺・被爆者の実情に関する国際シンポジウム」
一般調査を実施した県=41都道府県
第1次集計を行った県=35都道府県(1977年7月15日現在)、7741人。
81.06.13 原爆被害者相談員の会、発足。
81.11.26-11.28 日本学術会議ほか「シンポジウム:核戦争の危機と人類の生存」
83.02 長崎平和推進協会設置
83.06.17-10. ほるぷ出版「『日本の原爆文学』刊行記念連続講演会」
83.10.22- 長崎「原爆問題」研究普及協議会「原爆問題シンポジウム」
90.04.07- 日本被団協「被爆者問題研究会」
原爆被害報告書-広島の大学関係者を中心にまとめられたもの-

 

発行
年月日
調査組織 テーマ・報告書など
1954.12 平和と学問を守る大学人の会 研究論集『原爆と広島』
1955.01 世界平和集会広島世話人会 『8時15分-原爆広島10年の記録』(1955年1月)
0956.08 原水爆禁止広島協議会 『原爆被害者実態調査報告』
1957. 原水爆禁止広島協議会 『原爆被害者実態調査報告Ⅱ』
1959.08.06 日本原水爆被害者団体協議会 『原爆被害の実相と被害者の苦しみ』
1961.07.31 日本原水協専門委員会 『原水爆被害白書-隠された真実』(日本評論新社)

 

原爆被害の調査研究(広島大学を除く大学関係)
研究者 所属 テーマ 調査年月日 調査対象など
川合隆男・米山桂三・原田勝弘 慶応大学 被爆地広島にみる社会変動 1964年-
隅谷三喜男 東京大学 厚生省原子爆弾被爆者実態調査・事例調査 1965年
中鉢正美 慶応大学 厚生省原子爆弾被爆者実態調査・事例調査 1965年
石田忠 一橋大学 厚生省原子爆弾被爆者実態調査・事例調査 1965年
石田忠・浜谷正晴・栗原淑江 一橋大学 被爆者の生活史調査 1967年- 長崎被爆者
青木秀男・牛草英晴・深沢建次・江嶋修作・春日耕夫 広島修道大学 広島市における「被爆体験」の社会統合機能をめぐる一研究 1976年
大阪都市圏における被爆者の意識と行動 1977年