遺品は語る

『遺品は語る』(深沢一夫 (文)、森下一徹 (写真)、汐文社、19820806)

目次

見出し 備考(著者、寄贈者など)
巻頭言 被爆資料から声なき声が聞こえる 高橋昭博
1 無言の語部
2 消せない記憶
溶けた瓦に埋まった人骨
学生服上衣の一部 (寄贈者・河野寿)
罹災証明書 (寄贈者・)
学生服上衣 (寄贈者・)
原爆瓦
陸軍将校の軍服 (寄贈者・)
軍刀 (寄贈者・)
学徒の地下足袋 (寄贈者・)
学徒隊女学生の下駄 (寄贈者・)
象牙製の印鑑 (寄贈者・)
炭化した象牙のパイプ (寄贈者・)
眼鏡のレンズ・ハサミ等 (寄贈者・)
文字の焼け抜けたポスター片 (寄贈者・)
焼跡のついた竹 (寄贈者・)
硬貨の溶融塊 (寄贈者・)
懐中時計 (寄贈者・)
2 消せない記憶
八丁堀付近のガラス瓶 (寄贈者・)
23年後の爆発 (文・深沢一夫)
中学生の弁当箱、水筒、財布 (寄贈者・)
わが子の遺体に呼び寄せられて (文・深沢一夫)
学徒が残した生爪と生皮 (寄贈者・)
おもかげ (文・深沢一夫)
皮ベルト (寄贈者・)
母もあびた放射能 (文・深沢一夫)
陶製の学生服ボタン
剛武と名づけた父 (文・深沢一夫)
ガラス小瓶の集塊 (寄贈者・)
死者へのいとおしさ (文・深沢一夫)
女学生の弁当箱 (寄贈者・)
遺体すらかえらずに (文・深沢一夫)
妻のモンペ (寄贈者・)
永遠に妻の形見を (文・深沢一夫)
生死不明のままに (文・深沢一夫)
〈轟沈〉をうたいつつわが子は (文・深沢一夫)
おくれた後遺症対策におびえて (文・深沢一夫)
うす墨の空に黒い雨が (文・深沢一夫)
夫との最後の一夜 (文・深沢一夫)
いつかこの声がとどかぬ日が (文・深沢一夫)
遠ざかるヒロシマの記憶 (文・深沢一夫)
落果した青い果実 (文・深沢一夫)
兵隊がくれた金米糖 (文・深沢一夫)
シカゴにも落としてやったぞ! (文・深沢一夫)
いのち断つ炎の街が…… (文・深沢一夫)
不運の中の幸福 (文・深沢一夫)
忘れたい記憶をいま語り継ぐ (文・深沢一夫)
穿たれた青春 (文・深沢一夫)
穿たれた青春 (文・深沢一夫)
大義の末 (文・深沢一夫)
広島の惨劇 (文・深沢一夫)
資料館で胸に迫った兄の最期 (文・深沢一夫)
米軍の警告ビラ
ポツダム宣言ビラ (寄贈者・)
船舶司令官告諭
原爆投下が意味するもの (文・深沢一夫)
3 平和記念資料館の歴史
あとがき 高橋昭博(広島平和資料館館長)
取材後記 深沢一夫(作家)
撮影後記 森下一徹(写真家)