いまに問うヒバクシャと戦後補償

『いまに問うヒバクシャと戦後補償 【市民講座】いまに問う』(高橋博子・竹峰誠一郎責任編集、凱風社、20061020)

内容

1 二一世紀における平和秩序の構築を求めて
今こそ、原爆(核兵器)と劣化ウラン兵器の禁止・廃絶を! 木村朗 6
2 <シンポジウム:主催=グルーバルヒバクシャ研究会>
未来の戦後補償 広島・長崎原爆、東京大空襲、重慶爆撃をむすぶ 23
●一日でも早く援護行政改革を 原爆症認定訴訟 田中熙巳 25
●「受忍論」の突破をめざして 民間の空襲犠牲者訴訟 星野ひろし 36
●加害意識を曇らせた「空からのテロル」重慶爆撃・中国人被害者対日訴訟 前田哲男 48
◆被害者の立場で戦争責任を追及する意味<パネリストの発言を受けて>内藤雅義 60
◆ドレスデンと東京・重慶を結ぶもの<パネリストの発言を受けて>柳原伸洋 63
【略年表】被爆者運動のあゆみ 66
3 原爆症認定集団訴訟が問いかけるもの
残留放射線による内部被曝の影響    沢田昭二 69
4  ビキニとヒロシマ・ナガサキをつなぐ
グルーバル・スケールの汚染とABCC  竹峰誠一郎 82
5 <写真が語る>ビキニの「あの時」そして「現在」
クロスロード作戦から六〇年によせて      高橋博子・竹峰誠一郎 90
6  <写真が語る>ニュークリア・レイジズム
核による人種差別            豊崎博光 106
7 チェルノブイリ原発事故二〇年
地域社会がまるごと消滅    今中哲二 118
8 放射能の脅威は我らが生活の間近かに迫る
映画「六ケ所村ラプソディー」の制作に取り組んで 鎌仲ひとみ 130
9 ヒロシマからウラン兵器禁止を訴える
「ウラン兵器禁止を求める国際連合」国際大会報告 振津かつみ 141
10 隠されたヒロシマ・ナガサキの実相
民間防衛計画(国民保護計画)にみる核対策 高橋博子 153
あとがき 162