「1999年」カテゴリーアーカイブ

1999年3月のうごき

う ご き
01 日本宗教者平和協議会、久保山愛吉の墓前祭を焼津市・弘徳院で挙行。約2000人が参列。
01 原水禁国民会議など、ビキニデー全国集会を静岡市内で開催。約400人が参加。
01 広島県原水協など、「3・1ビキニデー広島集会」を広島市内で開催。約90人が参加。
01 鳥越忠行北海道苫小牧市長、非核神戸方式の準用を求めることを昨年12月につづき再表明。
01 金子長崎知事、入港する外国艦船に核兵器を積載していない証明を求める「非核神戸方式」について現段階では同方式の条例、要綱化に取り組まない見解を示す。
01 松尾徹人高知市長、記者会見で高知県が提案している「非核港湾条例」に理解を示し国を批判。
01 長崎地区労、3・1ビキニデーの決起集会を長崎市内の公園で開催。約600人が参加。
01 原水禁国民会議と憲法擁護・平和・人権フォーラム、合同会議を静岡市内で開催。旧総評系の大衆運動団体を一本化する新組織「平和運動フォーラム」(仮称)について協議。
01 沖縄県原爆被爆者協議会(被爆協、伊江和夫理事長)など、核兵器廃絶を求める「被災45周年3・1ビキニデー県集会」が那覇市内で開く。労働組合員など100が参加。(「琉球新報」hp)
01 広島の「ワールド・フレンドシップ・センター」、対人地雷全面禁止条約が発効を記念し、広島市平和公園にある「平和の鐘」を鳴らす。65人が参加。
01 長崎新聞労組、「3・1市民集会」を長崎市内で開催。前田哲男が「新ガイドラインと県内への影響」と題して講演。約100人が参加。
01? ニューヨーク大学ジャーナリズム学部、20世紀のジャーナリズム活動のベスト100の第1位に広 島への原爆投下を描いたジョン・ハーシー氏(故人)のノンフィク ション作品「ヒロシマ」を選ぶ。
02 原水禁国民会議、全国委員会(総会)を静岡市内で開催。旧総評系の大衆運動団体を一元化する新組織「平和運動フォーラム」(仮称)への加盟を大筋で了承。
02 米バーモンド州の「タウン・ミーティング」で、「核廃絶決議」が提案された39か所のうち33か所で採択。
02 長崎市、オランダ・ハーグで5月に開かれるNGO(非政府組織)主導の国際市民平和会議「ハーグ平和アピール1999」に幹部職員ら数人を代表として派遣する方針を明らかにする。
03 李実根広島県朝鮮人被爆者協議会会長、野中官房長官に会い、北朝鮮在住被爆者への支援を要請。同長官、医師の来日研修に前向きな姿勢を示す。
03 放影研、「臨床遺伝ワークショップ」を開催。-4日。約60人が参加。
03 聴覚障害者のために字幕が付いた原爆映画「夏少女」、広島市の松竹東洋座で上映。
03 那覇市の親泊康晴市長、高知県の橋本大二郎知事が非核証明書を求める条例案を県議会に提出していることについて理解を示す。(「沖縄タイムス」hp)
03 大浜長照石垣市長、高知県の橋本大二郎知事が外国艦船の入港時に「非核証明書」の提示を外務省を通して求める条例制定を提示したことについて、重要港湾の石垣港を抱える同市も賛同する考えであることを明らかにする。(「沖縄タイムス」hp)
03 藤田広島県知事、高知県の非核港湾条例案などを「ナンセンス」と述べたことを陳謝。
03 カナダの反核活動家ビル・ロビンソン、広島市を訪れ、坪井直広島県被団協事務局長と懇談。
03? ベラルーシの非政府組織「チェルノブイリ児童基金」(会員約7000人)、ルカシェンコ政権下で非合法化の危機に直面し、世界各国に支援と連帯を求める。
04 李実根広島県朝鮮人被爆者協議会会長、北朝鮮の医師の日本での研修実現に善処するとの野中官房長官の発言を伝える書簡を「反核平和のための朝鮮被爆者協会」に送付。
04 愛媛県立三瓶高校教諭、同校生徒会の呼びかけで県内52校から寄せられた折りづる2000羽を広島市平和公園の原爆の子の像に届ける。
04? 米欧ロの核専門家や元政府高官、議員ら40人でつくる「各政策委員会」、クリントン政権の核軍縮政策を批判し、停滞しているSTARTとは別の核軍縮など包括的な提言をまとめる。
05 平岡敬前広島市長、「ヒロシマ・セミパラチンスク・プロジェクト」の名誉会長に就任し、現地へ検診車や医薬品を送るため1000万円を目標とした募金を呼びかける。
05 原爆養護ホーム舟入むつみ園、広島市舟入幸町西町内会自主防災会と災害応援協力の協定を結ぶ。
05 世界平和研究所(日本)、米ハーバード大学科学・国際問題センター、アデナウアー財団(ドイツ)の3研究機関、「核申告制度」導入などを柱とした「核不拡散・核軍縮に関する共同提案」を発表。
05? 呉市出身の洋画家・久保俊寛、オブジェ「ノーモア・ネバダ」の公開制作を千葉市内での個展会場で開催。
06 第2次世界大戦末期、呉を爆撃した元米兵、広島で被爆死した2米兵をしのぶため来広。旧中国憲兵隊司令部跡の追悼銘板前で黙祷。
06? 伊藤明彦、「シナリオ・被爆太郎伝説」を出版。
07 広島市現代美術館、公開中の反核タペストリーの前で琴のコンサートを開催。
08 伊藤長崎市長、「非核神戸方式」の導入を県に要請しない考えを、市議会で明らかにする。
08 橋本大二郎高知県知事、非核港湾条例案などについて、非核証明がなくても入港を容認する意向を、県議会予算委員会で表明。
08 「非核の政府を求める会」、高知県の非核港湾条例の実現を求める声明と全国から寄せられた賛同メッセージを発表。
08 長崎県平和・労働センターなど3団体、ガイドライン関連法案の国会審議に伴い、県内の空港や港湾の軍事利用などを国に反対するよう県知事あてに申し入れ。
09 秋葉広島市長、市議会予算特別委員会で、レストハウスについて「観光、被爆建物両面から検討する」とし、解体の是非についての明言を避ける。
09 高知県、知事の見直し方針に沿った新しい県港湾施設管理条例改正案を県議会各会派に提示。
09 広島市、原爆資料館など平和施設への昨年度の観光入り込み数をベースに、平和関連施設の経済波及効果を、直接消費で160億円、2次波及効果で250億円とする試算結果を、議会で示す。
09 来日中の中国・河北省興隆県の教育関係者一行、広島市を訪れ、原爆資料館を見学。
10 フランス・アンジェ市のジャン・リュルサ美術館で、長崎で被爆した柿の木の2世を植樹。長崎の樹木医・海老沼正幸が参加。
10 放影研、所内でワークショップを開催。-11日。終了後、今後免疫学の分野の調査に力を入れることを決める。
10 大浜沖縄県石垣市長、与党議員との協議の結果、非核港湾条例の市議会への提案を「時期尚早」として見送る方針を明らかにする。(「沖縄タイムス」hp)
10 国立広島原爆死没者追悼平和祈念館の「広島検討会議」開催。厚生省、同館の200分の1模型を提示。
10 ペリー米政策調整官、小渕首相と会談。北朝鮮の核疑惑やミサイル開発などに「包括的アプローチ」を進めることで一致。
11 広島の主婦らでつくる女性合唱団「コール・セシリア」、イタリアでの8日間の演奏旅行に出発。「広島不虚」など広島の歌を披露の予定。
11 ピースリンク広島・呉・岩国、「非核平和函館市民条例」案への賛成を求めた緊急要請書を、公明党函館支部長と同市議会公明党控室あてに送付。
11 高知県議会企画建設委員会、非核港湾条例案を継続審議とすることを決定。15日の本会議で決定。任期切れで、廃案となる。
11 長崎県北松・大島村議会、「非核・平和の村宣言に関する決議」を全会一致で可決。
12 「非核港湾を求める高知県民の会」、高知県の非核港湾条例を支持する著名者人の賛同者が251人に達したと発表。
12 北海道函館市議会予算特別委員会、「非核・平和行政の推進に関する条例」案を継続審議とすることを決める。事実上廃案となる。
12 長崎県北松・小値賀町議会、「核兵器廃絶恒久平和の町宣言に関する決議」を全会一致で可決。
12 長崎県北松・鷹島町議会、「核兵器廃絶・平和の町宣言に関する決議」を全会一致で可決。
13 「核兵器廃絶を求める広島・長崎市民の集会」、長崎市内で開催。約200人が参加。12月の広島集会に続き、4月にニューヨークで開かれる東京フォーラムに被爆地の声を繁栄させるのがねらい。
14 恵の丘長崎原爆ホーム別館の演劇同好会、被爆劇「あの空から・・・」を同所内で上演。
14 「子ども音楽親善使節団」10人の出発式、広島市内で開催。21日からセネガル・ポーランド・レバノンの3か国を訪問し4月5日帰国予定。「オーガスト・イン・ヒロシマ99」の一環。
15 広島市議会、「第9条の会ヒロシマ」が請願していた「核兵器搭載艦船の広島港入港拒否に関する決議」を継続審査とする。事実上、審議未了となる。
15 長崎県対馬・美津島町議会、「核兵器廃絶平和の町・美津島町」宣言を決議。これで県内の全自治体(県・8市・70町・1村)で核兵器廃絶・平和宣言を決議。
15? 日比野正己長崎純心大教授、伝記「福祉に生きる 渡辺千恵子」(大空社)を出版。
16 厚生省、原爆死没者追悼平和祈念館の開設準備検討会(森亘座長)を開催。施設概要を了承。今秋の着工が正式に決定。
16 3年前に原爆ドームの調査を広島市から委託されたコンサルタント会社の報告で、原爆ドーム補修の必要性が指摘されていたことが判明。
16 長崎地裁、原爆資料館の展示変更訴訟で、「監修者に責任なし」として、原告側の損害賠償請求を棄却。
16 東京都・杉並ユネスコ協会青年部のメンバー12人、広島市の平和公園を訪問。
16 米国と北朝鮮、地下核施設疑惑問題で、北朝鮮が複数回の施設立ち入りを容認することで最終合意。
17 「マーシャル諸島共和国の核と温暖化を考える会」、集会を京都市内で開催。18日には大阪市内で。
17 広島県河内町の河内西小学校で「平和の礎」披露式。被爆遺跡であった旧広島陸軍糧秣支廠倉庫のレンガで制作したオブジェ。
17 非核の政府を求める長崎県民の会、県内自治体の「非核宣言」が100パーセント達成したことを受け、今後は宣言の具体化や長崎港などの非核化を自治体に働きかけていく考えを示す。
17 大牟田稔広島平和文化センター理事長、任期を1年残し、3月末に勇退。
18 広島県原水禁、常任理事会を開催。5月にオランダのハーグで開催されるハーグ国際市民平和会議に7人の派遣団を送ることを決める。
18 神戸港湾共闘会議など、「非核神戸方式24周年のつどい」を兵庫県神戸市内で開催。
18 広島原爆資料館の対話ノートが無くなっていることが判明。
18? 広島市立幟町中学校の生徒たちが制作していたベンガル語の絵本「サダコの物語」が完成。
19 崇徳高校の生徒ら、同校を訪問したベラルーシ共和国の医師にチェルノブイリ原爆事故による放射能汚染に苦しむ同国の子供達に医薬品などを贈るために集めた募金11万円余を渡す。
19 広島県原水禁、「反核平和のための朝鮮被爆者協会」から、8月にも平壌で原爆展を開催する意向を李実根広島県朝鮮人被爆者協議会会長を通じ受け取る。
19 広島市在住の陶芸家・西本瑛泉、日本芸術院賞・恩賜賞の受賞が決まる。1960年に原爆の惨禍から立ち上がる広島を表現した「廃墟に起つ」が日展初入選。
19 広島平和文化センター、平和文化セミナー「女性が背負わされた戦争のきずな-女性の戦後を考える」を広島原爆資料館で開催。磯野恭子山口放送取締役テレビ制作局長が講演。
19 長崎の原爆展示をただす市民の会、常任幹事会を開催。長崎地裁の展示変更訴訟判決を不服とし控訴することを決める。
19 パキスタンの与党ムスリム連盟のハック副党首、広島市を訪問し、原爆資料館を見学。
20 山口県原爆被爆者福祉会館「ゆだ苑」、設立30周年記念式典を開催。
21 長崎県歴史教育者協議会・長崎平和研究所、「歴史・平和教育講演会」を長崎市内で開催。
22 台湾のNGO「台湾放射能安全協会」の調査で、原発被ばく建材で建設されたマンションになお1200世帯が居住していることが判明。
22 講釈師・久保浩之、自作の「黒い弁当箱」と「石に影を灼きつけた男」を広島市現代美術館で披露。
22 「ナガサキ学生平和ボランティア”8・10”会議」(通称ハト会議)、「第1回長崎学生ピーススタディツアーin広島」を開催。
23 クラウチャンカ・ベラルーシ駐日大使、広島市の原爆資料館を見学。
23? 広島の市民グループ「ナマステINDIA」、8月のインドでのイベントに被爆の語り部と一緒に参加することを計画。
24 広島市立大学、広島平和研究所の所長候補者推薦委員会を発足させる。
24 ウクライナ議会、NATO軍のユーゴスラビア爆撃を非難し、政府に非核国家の地位を取り消す手続きを求める決議を採択。
24 世界平和連帯都市市長会議(会長:秋葉広島市長)、5月に開催予定の核拡散防止条約(NTP)再検討会議に向け、核兵器廃絶への積極外交を進めるよう求める要請書を、182か国に送付。
24 秋葉広島市長・伊藤長崎市長、5月に開催予定の核拡散防止条約(NTP)再検討会議に向け、政府が核兵器廃絶への積極外交を進めるよう求める連名の要望書を送付。
24 「ナガサキ学生平和ボランティア”8・10”会議」(通称ハト会議)の13人、秋葉広島市長を訪ね、意見交換。
25 広島地裁、「三菱・韓国徴用工訴訟」で原告全面敗訴の判決。4月2日、原告、判決を不服として控訴。
25 長崎原爆被災者協議会、「原爆の被害を考えるつどい」を長崎市・被爆者会館で開催。本島等前長崎市長ら約30人が参加。
26 日本短波放送、中沢啓治原作の漫画「はだしのゲン」のCD-ROM版を出版。
27 東京・九段の「昭和館」、開館記念式典。小渕首相ら約400人が参列。28日から一般公開。
28 米コロラド州のデンバーウエストハイスクールの生徒7人、長崎市松山町の平和公園を訪れ、世界恒久平和を願い千羽づるをささげる。
29 「ヒロシマ・セミパラチンスク・プロジェクト」、カザフスタンの国立放射線医学環境研究所の意志二人の報告会を広島国際会議場で開催。約30人が参加。
29 「長崎原爆中心地訴訟」の原告団、長崎地裁の第7回口頭弁論(2月15日)で担当裁判官が居眠りをしたのは不愉快とする抗議文を地裁に提出。
29 広島原爆資料館、図録を発刊。開館44年で初めて。
30 「長崎の原爆展示をただす市民の会」、長崎原爆資料館の展示変更訴訟で長崎地裁の判決を不服として福岡高裁に控訴。
30 長崎市、同市原子爆弾被災資料協議会を開催。被爆鳥居・石垣の永久保存のための具体的工法を説明。
30? フランスの版画家シモーヌ夫妻、平和をテーマにした作品「バード」を広島原爆資料館に寄贈。
31? 韓国ソウルの市民約50人、佐賀県の名護城跡など九州各地を訪ねる旅の途次、長崎市の長崎原爆朝鮮人犠牲者追悼碑前で法要を営む。
31? 長崎如己の会、故永井隆の歌集「新しき朝」を出版。
31? 井伏鱒二の小説「黒い雨」の素材となった「重松日記」の続編が神石郡三和町の重松静馬宅で見つかる。

1999年2月のうごき

う ご き
01 広島工業大学付属中学校、入学試験を実施。社会科の試験問題に広島市の平和宣言の全文を分かりやすく書き換えて掲載。
01 秋葉忠利、広島市長選当選後の記者会見で、英語で平和宣言を読み上げる、世界の主要大学でヒロシマ・ナガサキ講座を開講する、外務省への働きかけを強める、などの抱負を語る。
01 広島市原爆資料館、企画展「銃後を支える力となって-女性と戦争」を開催。-4月30日。
01 米エネルギー省、2000会計年度(1999年10月-2000年9月)予算案に、ネバダ州地下核実験場での2回の臨界前核実験経費を盛り込んだことを明らかにする。
02 長崎大学医学部、ベラルーシのゴメリ州と衛星通信で結び診療データを送受信する「国際ヒバクシャ学術情報交換システム」を稼働させる。
02 「1999年度米国防報告」公表。テポドンの脅威、核兵器の拡散防止を強調。
02? 北朝鮮の「反核平和のための朝鮮被爆者協会」、帰国した原爆被害者とその子孫に人道的措置を直ちにとるよう求めた書簡を小渕首相宛に送る。
03 長崎県原水禁など、米が2000会計年度予算案に臨界前核実験2回分の経費を形状していることに対する抗議文を在日米大使館に送付。
03? 長崎市、修学旅行生の学習の場になっている被爆鳥居や浦上天主堂の石垣を永久保存するための調査を開始。[被爆遺跡]
03? 日本被団協の一員として作夏アメリカを遊説した山口県防府市の木原千成、米国の反核運動家に対する激励文を募集。
04 広島市、1月21日に提出された韓国人原爆犠牲者慰霊碑の公園内への移設許可申請を許可。
04 世界音楽祭「オーガスト・イン・ヒロシマ99」の一環で、セネガル・ユーゴスラビア・レバノン3カ国を訪れる小・中・高校生の親善使節団の10人、平岡広島市長に会い、団の結成を報告。
05 広島市の韓国人原爆犠牲者慰霊碑を平和公園内へ移設するための委員会、設立総会を碑前で開催。約50人が参加。移設費用約1500万円を募金でまかなうことを決める。
05 ペータル・アンドノフ・ブルガリア駐日大使、広島市を訪れ原爆資料館を見学。
06 広島市・那覇市など、「広島・沖縄-平和のキャンパス」を国際青年会館で開催。3回目。-8日。中国・台湾・韓国からの留学生を含む30人が参加。
07 ピース・ネットワーク南風原、「戦争体験を子供たちへ伝える夕べ」を開催。沖縄県原爆被爆者協議会顧問の金城文栄と南風原赤十字奉仕団の仲程シゲを招く。30人余が参加。(「琉球新報」hp)
07 「広島・沖縄-平和のキャンパス」(第2日)。小林よしのり「新ゴーマニズム宣言スペシャル戦争論」、山上たつひこ「光る風」、「がきデカ」の3作品を取り上げ討論。
07? 高橋昭博元広島原爆資料館長、昨年10月に修学旅行で広島を訪れ被爆証言を聞いた大阪府豊中市立東丘小学校6年生から寄せ書きや募金を受け取る。
08 広島市、原爆ドームの「健全度調査」(3回目)を実施。
08 広島大学原医研、早川式彦教授を所長に選出。
08 日本原水協が1月にインドに派遣した核兵器廃絶訪問交流団副団長・片山明吉の報告集会、長崎県勤労福祉会館で開催。
09 長崎県原水禁など、「反核9の日座り込み」を長崎市平和公園で実施。約70人が参加。
09 米の反核団体「シュンダハイ・ネットワーク」・「原爆復員兵士連盟」のメンバー、ネバダ核実験場門前で臨界前核実験中止を呼びかける集会を開催。
09 広島県生協連・生協ひろしま、核兵器廃絶条約の締結を求める請願を、地元選出の与野党代議士や衆参両院議長に提出。
09 郵政省、今年夏から発行する20世紀デザイン切手の題材アンケートの中間集計を発表。戦前では、広島・長崎原爆投下などが上位となる。
09 広島市在住の大崎恵実、米国の小学校の生徒が折った折り鶴約200羽を原爆の子の像に供える。
09 米エネルギー省、6回目の臨界前核実験をネバダ州の地下核実験場で実施。
10 原爆被害者相談所、被爆者健康手帳を取得するため証人を捜している4人を公表。
10 ロシアの慈善団体「ブラゴベスト」代表、公明党北海道女性局の党員らで作る「チェルノブイリの子を支援する会」に感謝状を贈呈。
10 日本原水協など、原水爆禁止世界大会実行委員会の総会を東京都内で開催。今夏の大会の基調を決定。
10 広島県被団協・県原水協など8団体の約90人、米の臨界前核実験に抗議する座り込みを広島市平和公園で実施。
10 広島県被団協・県原水禁・連合広島など13団体の約60人、米の臨界前核実験に抗議する座り込みを広島市平和公園で実施。
10 広島県の「三良坂平和を願う会」、米の臨界前核実験に抗議する座り込みを同町の平和公園で実施。81人が参加。
10 日本原水協、米の核実験に対する抗議集会を大使館前で開催。24人が参加。
10 原水禁国民会議・核禁会議・連合など、米の核実験に対する抗議集会を大使館前で開催。約100人が参加。
10 野中官房長官、米の臨界前核実験について不快感を表明。
10 連合長崎、地方委員会で米国の臨界前核実験に抗議する特別決議を採択。
10 自民党、明石康・広島平和研究所長を都知事選の候補として擁立することを決定。
10? 国際ネットワーク「アボリション(廃絶)2000」に参加するNGO、各国の核兵器廃絶に関する世論調査の結果をまとめる。ドイツでは「国際法に反する」が93%、アメリカでも87%が「賛成」。
11 広島県原水禁など、「紀元節復活反対!平和・民主・人権を守る2・11ヒロシマ集会」を広島市内で開催。約140人が参加。
11? 平和国際教育研究会、「広島修学旅行ハンドブック」を発行。
11? 長崎県南高来郡布津町、「非核・平和の町」を宣言。
12 池田行彦自民党政調会長、「非核証明は国権侵害」との書面を同党高知県連会長に手渡す。
13 早坂暁、原爆映画「夏少女」の上映と講演を広島県川尻町で開催。
13 日本原水協、池田行彦自民党政調会長が同党県連に「非核条例」を阻止するよう求めたもとに対する抗議文を小渕首相宛に送付。
13 「非核の政府を求める高知県の会」と高知県原水爆対策協議会(高知県原水協)、全国シンポジウム「非核港湾条例制定を考える高知県の成果と課題」を高知市内で開催。約120人が参加。
14 核実験に抗議する長崎市民の会、米の臨界前核実験に抗議する座り込みを長崎市の平和公園で実施。46人が参加。
15 沖縄平和運動センター、中部地区労、県原爆被爆者協議会は十五日、北中城村の米軍司令部ゲート前で「米国の臨界前核実験強行に抗議する緊急集会」を開く。75人が参加(「琉球新報」hp)
15 高知県、県港湾施設管理条例改正案を2月定例県議会に提案することを決める。「非核神戸方式」は見送り、「非核三原則」の尊重という理念を盛り込む。
15 自民党高知県議団、県が検討している非核港湾条例案に反対することを、議員総会の全会一致で決定。
15 小渕首相、高知県が検討している「非核神戸方式」の条例化について、好ましくないとの見解を衆議院予算委員会で表明。
16 九州電力長崎営業所、長崎原爆病院などにスズラン65鉢を寄贈。
16 放影研、広島県被爆二世団体連絡協議会・県原水禁・県被団協の代表と話し合い。40か所以上を修正した新しい冊子を8月を目途に作成することを確認。
16 非核の政府を求める長崎県民の会、「一日も早い核兵器廃絶・非核宣言を」との要望書を北松大島村と同村議会あてに提出。
16? 路上や石の表面の凹凸を鉛筆などで紙にこすり取るフロッタージュアーティストの岡部昌生、個展「被爆した広島旧宇品駅プラットフォーム」を札幌市内で開催。
17 広島市、新年度一般会計予算案を発表。7-9月に広島平和記念都市建設法の施行50周年を記念し、子どもや市民を対象にしたシンポジウムやパネル展などを計画。
17? 米科学者、機密指定が解かれた1960-72年に米国がスパイ衛星で撮影したソ連の核兵器関連施設33か所の写真数百枚を公表。
18 チェルノブイリ原発事故による健康被害をテーマとした公開シンポジウム、広島市の放射線影響研究所で開催。ロシア・ベラルーシ・ウクライナと日本の研究者が地元住民の被災実態を報告。-19日。
18 明石康広島平和研究所長、小渕首相と会談し、都知事選への出馬要請を受諾する意向を伝える。
19 原爆遺跡保存運動懇談会、第9回総会を広島市内で開催。
19 明石康広島平和研究所長、都知事選出馬のため所長職を辞任。
20 村井志摩子、「原爆ドーム、ヤン・レツル三部作」の第3部「瑠璃硝子・慟哭」をレツルが設計した建物があった東京都千代田区の雙葉学園で上演。
20 バジパイ・インド首相、パキスタンを訪問。同国の首相のパキスタン訪問は10年ぶり。
20 日本修学旅行協会調べによる高校の1997年修学旅行先ベストテン。1.東京ディスニーランド、2.清水寺、3.長崎ハウステンボス、4.法隆寺、4.奈良公園、6.薬師寺、7.ひめゆりの塔、8.太宰府天満宮、9.首里城、10.長崎平和公
20? [14-20日の週]第14回広島・長崎宗教者平和会議、広島市内で開催。
21 仏放射能研究情報委員会の報告で、仏が南太平洋で実施した核実験の残存放射能が依然として高い水準にあることが判明。
21 広島高陽学園「広島幼稚園」、広島市内で「未来へとどけ!子どもフェスティバル」を開催。園児たちが朗読劇「原爆の子の像の物語」を披露。
21 バジパイ・インド首相とシャリフ・パキスタン首相、パキスタンのラホールで会談。偶発的な核戦争の防止を核政策の調整を共同で進めることなどで合意。
22 自治労・日教組など旧総評系労働組合、「原水禁」や「憲法擁護・平和・人権フォーラム」などの大衆運動団体を一元化した「平和運動フォーラム」(仮称)の設立準備会を結成。
22 平岡敬広島市長、退任。
22? 四国五郎、約50年間の創作活動をまとめた画集「四国五郎平和美術館」を発行。
22? 草野信男元日本原水協理事長の卒寿祝う会、東京都内で開催。
22? 米テネシー州オークリッジの核兵器工場で、広島に投下した原爆製造に使われた同位元素分離器の閉鎖作業が進行中。
23 長崎市、被爆地域是正を求めるため未指定区域の住民を対象に被爆証言の収集などの調査を4月から始めると発表。
23 「新ガイドラインとその立法化に反対する広島県連絡会」(広島県被団協・原水協など)、同法案の撤回を求める座り込みを広島市平和公園で実施。
23 橋本大二郎高知県知事、非核港湾条例案と、外国艦船の寄港の際は非核証明書を外務省に求めるとする事務処理要綱案を県議会に提示。
23 秋葉忠利広島市長、平和公園の原爆慰霊碑に参拝後、初登庁。記者会見で米国にある被爆関連資料の収集に乗り出す方針を明らかにする。
23 米ワシントン郊外のメディアの博物館「ニュージアム」、20世紀の100大ニュースを選ぶ投票の結果を公表。第1位「米国の広島・長崎への原爆投下による第二次世界大戦終結」、第2位「アポロ11号の月面着陸」、第3位「日本軍の真珠湾攻撃」
23 電気事業連合会、フランスから日本に返還される高レベル放射性廃棄物を積んだ輸送船が現地時間の25日に青森県六ケ所村に向けシェルブールを出港する発表。返還は今回が4回目。
23? 馬興国・中国・遼寧大学教授、被爆写真を掲載した中学2年用世界史の教科書を広島市の原爆資料館に寄贈。
24 社民党呉市部協議会、呉市非核港湾条例の制定などを市長に申し入れ。
24 藤田雄山広島県知事、記者会見で高知県が提案した非核条例案を批判。25日、社民党県連などが抗議。
25 長崎市城山小学校の「被爆校舎」、同小平和祈念館として開館。
25 生協ひろしま、日本被団協制作の写真集「原爆と人間展」のスリランカ・マレーシア・フィリピン・シンガポール4カ国への発送式を広島市の本部で開催。26日、郵送。
25 社民党広島県連合と同党県議団、非核港湾条例の制定を藤田広島県知事に申し入れ。
25 函館市議会議員14人、「非核・平和行政の推進に関する条例案」を市議会議長に提出。
25 「ピースリンク広島・呉・岩国」、結成10周年を迎える。これまで発行した「ピースリンク叢書」の合本を製作中。
25 米の科学者グレン・シーボーグ死去。86歳。1940年にプルトニウムを発見し、マンハッタン計画に参加。
25 フランスから日本に返還される高レベル放射性廃棄物を積んだ輸送船が青森県六ケ所村に向けシェルブールを出港。返還は今回が4回目。
26 共産党広島県委員会、高知県の非核港湾条例案に否定的発言をした藤田県知事に撤回を要請。
26 広島県被団協・県原水禁など3団体、高知県の非核港湾条例案に否定的発言をした藤田県知事に撤回を要請。
26 ロベルト・ロバイナ・キューバ外相、広島市の原爆資料館を見学。
26 「日独青少年リーダー交流事業」(文部省委託事業)で来日中のドイツ・ボン市の大学生ら20人、広島市の原爆資料館を見学。
27 長崎原爆松谷訴訟を支援する会、定期総会を長崎被災協講堂で開催。約50人が出席。
27 長崎市「山王神社大楠を守る会」、「被爆クスノキ」の樹勢回復工事が完了し、境内で報告祭を挙行。約70人が参加。
27 日本原水協、3・1ビキニデー国際交流会議を静岡市内で開催。約80人が参加。
27 長崎YMCA、今年3月27日-4月5日、オーストラリア・ブリスベーンに派遣する児童・生徒35人を対象とした事前学習会を長崎原爆資料館などで実施。
28 日本原水協、3・1ビキニデー日本原水協全国集会を静岡市内で開催。約1300人が参加。高知県の「非核港湾条例」実施に向け支援することを決議。
28 長崎県被爆二世教職員の会など、「もう一つの「3・1」を考える集い」を長崎市内で開催。
28 日本宗教者平和協議会、シンポジウムを静岡市内で開催。ビキニで被災した第5福竜丸元乗組員・大石又七が出席。
28 ビキニ被災事件調査静岡県研究会と3・1ビキニデー静岡県実行委員会、「第3回ビキニ被災の全容解明をめざす研究交流集会」を静岡市内で開催。

1999年1月のうごき

う ご き
01 英公文書館が公開した公文書で、東西両陣営が戦争に突入した場合、英国各地は合計389メガトン規模の核兵器攻撃にさらされる、1967年当時の国防機密文書が想定していたことが判明。
01 英公文書館の公開記録で、「プラハの春」を押しつぶした1968年のソ連軍事介入に衝撃を受けたNATO軍が核兵器使用に言及しながら装備の改善を訴えていたことが判明。
02 豪国立公文書館が公開した政府文書で、1960年代末に豪政府が核武装を検討していたことが判明。
04? 広島市の旧猿楽町の住民ら、原爆爆心地の街並みをCGで復元することを計画。
07 長崎県平和・労働センター、ロシア・サンクトペテルブルグ(旧レニングラード)市の国立歴史博物館に長崎原爆資料の常設展示コーナーを設置することを計画。
07 米国立ローレンス・リバモア研究所のカーティングス博士ら、プルトニウムなど放射性元素が、地下水中の浮遊粒子に付着して比較的短期間に遠くまで運ばれることを実証。
07 広島市の映像プロダクション社長・田辺雅章、旧猿楽町を描いたハイビジョン作品「原爆ドームと消えた街並み」を広島市に寄贈。
08 中国新聞読者室、映像プロダクション経営・田辺雅章が制作したハイビジョン作品「原爆ドームと消えた街並み」の視聴を開始。
08 広島市女性団体連絡会議、広島市長選に立候補を表明している5人に「平和」などに関する公開質問状を出す。
08? 広島市の原田東岷、ドイツ・エルトビレ市から送られた新品種のバラ「平和公園ヒロシマ」の苗木46本を受け取る。
09 長崎県・諫早地区労など、150回目の「反核・平和座り込み」を実施。1986年7月9日から始め、延べ5768人が参加。
09 長崎県平和・労働センターと県原水禁、「反核9の日座り込み」を長崎市の平和公園で実施。約80人が参加。
09 小渕首相、バチカン市国のローマ法王庁でヨハネ・パウロ2世と会見。法王、首相に核兵器廃絶への努力を要請。
09? 広島平和教育研究所など、冊子「ヒロシマへの旅-平和学習のしおり」の改訂版を発行。18年ぶりの改訂。
10 広島市・観音学区子ども会育成協議会、平和公園の平和の灯から採火し、観音小学校グランドでとんど祭を開催。約500人が参加。
10 メーター・インド・デリー大学副学長、広島市を訪れ、原爆資料館を見学。
11 シドニー・モーニング・ヘラルド、オーストラリア政府が同国内で実施された英国の核実験による人体への影響を調査することを決めたと報道。
11 広島市、8月に開催する世界音楽祭「オーガスタ・イン・ヒロシマ99」のPR看板を市役所前など3か所に設置。
11 「広島市長候補を知りたい市民の会」、公開討論会を広島県民文化センターで開催。約600人が参加。
11? 米国家安全保障局、朝日新聞社の公開請求に対し、沖縄返還時の核密約の存在を認める。
12 広島市長選に立候補している秋葉忠利を応援するシンポジウム、広島市内で開催。長崎で被爆した田辺元・元衆議院議長が応援。約300人が参加。
12 バーガー米大統領補佐官、兵器用核分裂物質生産禁止(カットオフ)条約の交渉を前に、核実験実施6か国に自主的な生産凍結構想を提唱したことを明らかにする。中・印・パ3国は反対を表明。
12? 故ニクソン米大統領が1972年2月に中国を訪問する際に、「日本の核武装は認めない」などの手書きの対日政策メモをまとめていたことが明らかになる。
13 健康管理手当の支給を韓国帰国後も支給されるよう求めている李康寧(釜山市在住の元徴用工)、長崎県庁を訪れ、迅速な採決を求める厚生大臣宛の要請書を提出。
13 カブドゥラフノフ・カザフスタン駐日大使、大使館で対日政策を説明。その中でセミパラチンスク核実験場の汚染対策などで一層の協力を日本に要請。
13? 国際原子力機関(IAEA)、2000年問題で「核の暴走」を防止するための指針をまとめる。
14 長崎市、原爆死没者追悼平和祈念館建設問題検討委員会を長崎原爆資料館で開催。国が提示した施設デザイン案に批判が相次ぐ。
14 広島市・倉掛児童館に通う児童34人、広島原爆養護ホーム「倉掛のぞみ園」を慰問。
14 中国新聞「ワールド99-変質したアジア安保体制-核とミサイル、暴発の脅威」
14? 「キッシンジャー会話録」(ニュープレス社)発刊。この中で、故周恩来・中国首相が、日本が「核の傘」の下に止まることを積極的に支持したこを明らかにする。
16 東京の劇団「木山事務所」、ミュージカル「はだしのゲン」をニューヨーク市立大学ハンター校で上演。-20日。
16 日本原水協、核兵器廃絶訪問交流団をインドに派遣。-30日。
16 NACを支える長崎の会、2月上旬に渡米する「ネバー・アゲイン・キャンペーン」派遣大使・本間誠子の壮行会を長崎原爆資料館で開催。17人が参加。
17 比婆郡西城町に戦時中疎開した広島高等師範付属国民学校の元児童、5月23日に同窓会を開くことを計画。
18 広島市の原爆養護ホーム「舟入むつみ園」で市長選の不在者投票。
18 米・ハワイ・ホノルル市でキング牧師の生誕祭。辻本久義長崎県被爆者手帳友の会副会長らも招待され出席。
18 「核兵器の廃絶を願い、すべての核実験に反対する長崎ネットワーク」のメンバー12人、「東京大行動」を実施。-18日。米ロ在日大使館などに臨界前核実験の中止要請。
19 厚生省、放射線影響研究所の計画している被爆二世健康影響調査問題で、調査結果を踏まえ援護施策に生かす方針を、全国被爆二世団体連絡協議会に示す。
19 ジュネーブ軍縮会議の99年第1会期が始まる。
20 マレーシアの中国系住民団体「タイピン華人協会」、ベラク州タイピンで「戦争と原爆展」を開催。-21日。広島平和教育研究所が資料を提供。
20 広島県被団協(伊藤サカエ理事長)、地区代表者会議を広島市内で開催。約100人が参加。
20 長崎原爆資料館、1998年度の入館者数が100万人を割り、約97万人にとどまる見込みを明らかにする。
20 長崎原爆資料館、運営協議会を開催。昨年9・10月に実施したアンケート調査の結果、入館者の54%が30分以内の「駆け足」見学であることが明らかにされる。
21 渡辺美代子宅で被爆前の広島市中心部の写真が見つかる。
21 日教組教育研究集会、岡山県内で開催。同県津山市立鶴山小学校教諭、レポート「「おこりじぞう」をたずねて」を発表。
22 1955年に「原爆乙女」の渡米治療に尽力した横山初子、死去。89歳。
22 平岡広島市長、緊急記者会見で市長選で大田晋候補を応援することを明らかにする。
24 日本原水協のインド派遣団一行、ケララ州コチ市で開かれた原爆展と平和・反核の集いに参加。約500人が参加。
24? 広島市在住の児玉辰春、自作の絵本「よっちゃんのビー玉」(原爆の熱線で溶けたガラス瓶にまつわる兄弟の物語)のアニメ化を計画。3月末完成の予定。
25 連合長崎と連合広島、平和運動連絡会議の発足準備会を長崎市内で開催。今秋正式に発足させる予定。
26 松谷裁判ネットワーク、国の上告を棄却するよう求める署名約11万9000人分を最高裁に提出。
26 文部省の海外青少年交流推進事業で来日中のイギリスのガールガイド(ガールスカウト)のリーダーら11人、長崎市の平和公園などを見学。
27 静岡県、「第5福竜丸」での被ばくが原因として小塚博が提出していた肝臓障害再発に対する船員保険療養給付の再適用の申請を却下。小塚ら、2月10日、社会保険庁を訪れ船員保険再適用を要請。
27 広島県原水禁、「ネバダ・デー」(48年前アメリカがネバダで初めて核実験を実施)の座り込みを広島市平和公園の原爆慰霊碑前で実施。約70人が参加。
27? 長崎ウエスレヤン短大でタイ語を教えていたチャタナコン・オンカシン、母国に帰国後、永井隆の「長崎の鐘」をタイ語に翻訳し出版。
28 アジア医師連絡協議会(AMDA)の招きで来日しているアフガニスタン・タリバン政権のアミン厚生省医療局長ら、広島市の原爆資料館を見学。
29 長崎市、平和推進専門会議の第2回会合を長崎原爆資料館で開催。
29 ブラジル・サンパウロ市の私立松柏学園の教師と児童など25人、広島市の原爆資料館を見学。
29? NHK番組「みんなの歌」の2・3月の歌に、広島市出身の被爆二世・山村貴子の「折鶴(おりづる)」が決まる。
30 原水爆禁止日本協議会、全国理事会を東京都内で開催。-31日。1999年度の運動方針としてガイドライン関連法案反対運動を推進すること、5月にハーグで開催される国際平和市民会議に代表団を派遣するこなどを決定。
30 長崎市・長崎平和推進協会、「核兵器廃絶を考える市民フォーラム」を長崎原爆資料館で開催。市民約100人が聴講。
31 原水爆禁止日本国民会議と憲法擁護・平和・人権フォーラム、全国活動者会議を長崎市内で開催。-2月1日。約130人が参加。
31 広島市長選挙。秋葉忠利が当選。秋葉=154011票、大田晋=132162、中本弘=75010、小林正典=21082、柳楽寿=14801票。

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ハーグ平和市民会議

 1899年にハーグで開催された平和会議の100周年を記念し、1999年5月12日~15日、オランダのハーグで開催。「国際反核法律家協会」・「核戦争防止国際医師会議」・「国際平和ビューロー」・「世界連邦運動」の4団体が、国際社会から戦争と軍備(とりわけ核兵器)をなくすための討論と運動を、世界に呼びかけた。

文献

 

年月日 書名 編著者
2000806 戦争のない世界の実現を-公正な世界秩序のための基本10原則 日本ハーグ平和アピール運動

 

年表

Y M D NEWS1
99 01 30 原水爆禁止日本協議会、全国理事会を東京都内で開催。-31日。1999年度の運動方針としてガイドライン関連法案反対運動を推進すること、5月にハーグで開催される国際平和市民会議に代表団を派遣するこなどを決定。
99 03 02 長崎市、オランダ・ハーグで5月に開かれるNGO(非政府組織)主導の国際市民平和会議「ハーグ平和アピール1999」に幹部職員ら数人を代表として派遣する方針を明らかにする。
99 03 18 広島県原水禁、常任理事会を開催。5月にオランダのハーグで開催されるハーグ国際市民平和会議に7人の派遣団を送ることを決める。
99 04 27 ピースボート(本部:東京)、ハーグで開催される世界市民平和会議に北朝鮮の代表を招き、北東アジア非核化などについて討議する計画を明らかにする。
99 04 27 日本被団協・日本生協連などでつくる「つたえようヒロシマ・ナガサキ」、ハーグで開かれる世界市民平和会議に総勢79人の共同代表団を派遣することを明らかにする。広島県からは、両被団協の代表ら5人が参加。
99 05 06 中国新聞連載「築け非核市民ネット-印パ衝撃から1年-ハーグNGO平和会議を前に」(-8日、3回)
99 05 07 伊藤長崎市長、記者会見でハーグ市民平和会議に出席することを明らかにする。
99 05 09 「第9条の会ヒロシマ」の世話人・藤井順子、ハーグ平和会議に出席するため出発。
99 05 10 朝日新聞「ハーグ平和会議 期待と役割-県内から惨禍の4人に聞く」
99 05 10 広島からハーグ平和会議に出席する金子一士・坪井直・石川俊義の出発式、JR広島駅で実施。約30人が見送る。
99 05 10 秋葉広島市長、ハーグ平和会議に出席するため広島を出発。-16日。
99 05 11 長崎原爆松谷訴訟の原告・松谷英子、ハーグの市民平和会議に出席するため日本を出発。
99 05 11? 「核兵器廃絶を求める広島・長崎市民集会」実行委員会、「ハーグ平和アピール1999」で、NATO軍によるユーゴスラビア空爆の中止や今世紀中に国連軍縮特別総会を開き核兵器廃絶宣言をすることなど7項目を提言することを計画。
99 05 11? ハーグ市民平和会議で採択される提言「21世紀の平和と正義への課題(ハーグ・アジェンダ)」の草案が明らかになる。1.市民(団体)の重要性、2.軍備に頼らない人間の安全保障と人権の尊重、3.力の支配から法の支配への転換、など。
99 05 12 世界市民平和会議「ハーグ平和アピール1999」、オランダのハーグ市国際会議場で開催。-15日。100か国から日本の400人を含む約8000人が参加。
99 05 12 日本被団協などの「つたえようヒロシマ・ナガサキ共同代表団」、オランダ・ハーグ市内で被爆者の証言集会を開催。約60人が入れる会議室は満員。
99 05 13 秋葉広島市長、「ハーグ平和アピール1999」の中の「軍縮と人間の安全保障」全体会で冒頭発言。核抑止論の打破を訴える。
99 05 13 秋葉広島市長・伊藤長崎市長、「ハーグ平和アピール1999」の「ジャパン・デー」で講演。被爆体験の継承を訴える。
99 05 13 ハーグ世界市民平和会議、広島・長崎の被爆者や世界の核実験被害者が被爆の実相を語る討論集会を開催。200人以上が参加。
99 05 14 世界平和連帯都市市長会議と「ピースメッセンジャー都市国際協会」、オランダ・ハーグで会合を開く。20都市の約90人が参加。秋葉広島市長、ネットワークの強化を呼びかける。
99 05 14 日本のNGOピースボートが「ハーグ平和アピール1999」で企画した東アジアの非核地帯化を目指す会合、予定していた北朝鮮のパネリストが欠席のまま開催。
99 05 14? 森下一徹・伊藤孝司・桐生広人・豊崎博光・本橋成一の5人、「ハーグ平和市民会議」の会場で世界の「ヒバクシャ」をテーマとした写真展を開催。
99 05 15 朝日新聞「時時刻刻:ハーグ市民会議-空爆・・・すくむ平和の理念」
99 05 15 世界市民平和会議「ハーグ平和アピール1999」、核兵器禁止条約の交渉完結などを求める「21世紀の平和と正義に向けたハーグ・アジェンダ(提言)」を採択して閉幕。
99 05 16 朝日新聞社説「ハーグ会議-したたかに、しなやかに」
99 05 16 オランダ・ハーグからNATO本部のあるベルギー・ブリュッセルまで歩く「核廃絶2000ウオーク」、ハーグを出発。平和市民会議の出席者ら約500人が参加。出発集会で日本の被爆者4人が挨拶。
99 05 16 秋葉広島市長、ハーグでの世界市民平和会議から帰国し、記者会見。
99 05 17 伊藤長崎市長、ハーグの国際市民平和会議から帰国し、記者会見。
99 05 18 中国新聞連載「ハーグ発平和-検証世界NGO会議」(-19日、2回)
99 05 19 朝日新聞「主張・解説:ハーグ平和市民会議-NGO、収穫と課題と-国際舞台で軍縮けん引、日本の指導性に期待も」(山本敦子・深津弘・斎賀孝治)
99 05 19 朝日新聞「ハーグ市民会議-「戦争」被害手つなぎ発信-広島・長崎の被爆者-核実験場の犠牲者らと証言」
99 05 25 朝日新聞(広島版)「風・取材ノートから-ハーグ会議で知った「市民」の様々な主張」
99 05 25 大庭里美「プルトニウム・アクション・ヒロシマ」代表、広島市役所で世界市民会議「ハーグアピール1999」の帰国報告。
99 05 28 長崎新聞連載「ハーグの報告-平和会議に参加して」(-6月4日、7回)
99 05 28 坪井直・金子一士ら、オランダ・ハーグで開かれた世界市民会議に参加した5人、広島市役所で共同の記者会見。
99 06 05 中国新聞「中国論壇:ハーグ精神とNATO空爆-国連軸に平和の世紀に」(神谷昌道)
99 06 08 中国新聞「中国新聞を読んで:ハーグ平和会議-「核」追跡継続を熱望」(三上瞻)
99 06 09 朝日新聞(広島版)連載「ハーグからヒロシマへ」(-11日、3回)
99 06 26 毎日新聞「ウイークエンド・リポート:NGOから世界へ発信-ハーグ平和アピール1999-100か国超、8000人が参加」
99 07 23 「被爆体験証言者交流の集い」、広島原爆資料館で開催。坪井直広島県被団協事務局長と石川俊義自治労連委員長がハーグ会議への出席報告。約20人が参加。
99 07 23 広島原爆資料館、講演会「ハーグ平和アピール1999に参加して」を同館で開催。講師:金子一士、坪井直。(「ひろしま市民と市政」)