「書誌2017」カテゴリーアーカイブ

戦後70年を越えて 平和と軍縮に向けた論点と課題

『戦後70年を越えて 平和と軍縮に向けた論点と課題 広島平和研究所ブックレットVol.3』(広島市立大学広島平和研究所、20170201)

内容

著者
被爆70年―被爆体験の継承と2015年NPT再検討議会
1 美甘章子 被爆体験の心的トラウマ―70年間にわたる影響から見た被爆体験
2 黒澤満 NPT再検討会議後の核軍縮の現状と課題
3 川崎哲 核兵器の非人道性から核兵器禁止条約へ
4 水本和実 核兵器の非人道性と戦争の非人道性
戦後の論点と課題
5 湯浅剛 「国際社会」と日本のあゆみ
6 河上暁弘 戦後日本における「平和」の形成と転換
7 竹本真希子 戦後70年の歩みと論点―ドイツの例から
8 福井康人 戦後の軍縮と国際法―条約交渉枠組みから

知らなかった、ぼくらの戦争

『知らなかった、ぼくらの戦争』(アーサー・ビナード編著、小学館、2017/04/02)

内容

戦後ってなに?―前書きにかえて 1
1 「パールハーバー」と「真珠湾」と「真実」 8
マリは 蹴りたし マリはなし 栗原澪子 10
「空母は何隻いたのか?」 原田要 18
あの日からぴたりと白人客は来なくなった リッチ日高 29
ミシガンのセロリ畑で聞いた「無条件降伏」 兵坂米子 41
生まれた集落の名前は「鯨場」 鳴海冨美子 51
2 黙って待っていたのでは、だれも教えてくれない 60
まだあげ初めし前髪の乙女たちは毒ガス島で働いていた 岡田黎子 62
「君は狭間という日本語を知っているか」 飯田進 69
それでもくたばるのはイヤだから 西村幸吉 78
十五歳で日本海軍特別年少兵 西崎信夫 99
3 初めて目にする「日本」 112
「外地」は一瞬にして「外国」となった ちばてつや 114
「日本という国が本当にあった!」 宮良作 126
「疎開」の名の下に「うっちゃられた」 平良啓子 136
農民の着物に着替えて出ていった参謀たち 大田昌秀 146
戦争に勝ったら修学旅行でニューヨークへ? 郡山直 156
4 「終戦」は本当にあった? 168
八月十五日は引っ越しの日? 三遊亭金馬 170
ストロボをいっぺんに何万個も 大岩孝平 178
昼飯のだご汁をつくり始めたら 松原淳 190
津々浦々に投下されていた「原爆」 金子力 199
戦争の「現場」はどこか 古内竹二郎 210
5 一億総英会話時代 220
GHQは東京日比谷で朝鮮戦争の業務を遂行 篠原栄子 222
公園はすべてを見てきた 小坂哲瑯 230
流れに「のっていく」ぼくらの今と昔 高畑勲 239
戦後づくり―後書きにかえて 253

アジアから考える

『アジアから考える―日本人が「アジアの世紀」を生きるために』(水羽信男編、有志社、20170330)

部章
はじめに(水羽信男)
総論 開かれたアジア論の深化のために―本書のねらいと構成(水羽信男)
1部 アジア認識の再構築のために―「外」からみる日本・アジア
1章 アフリカでビジネスと紛争にかかわる日本人たち-日本の現代小説にみるアフリカのイメ-ジ(大池貞知子)
2章 ラテンアメリカの植民地支配と独立の経験―植民地近代を考える(青木利夫)
3章 雑誌『島嶼邊縁』と一九九〇年代前半期台湾の文化論(三木直大)
4章 日本における「台湾」/台湾における「日本」(川口隆行)
5章 ライシャワ―のアジア認識と日本(布川弘)
6章 「放射能とともに生きる」―残留放射能問題と戦後の日米貝類貿易(西佳代)
2部 日本とアジアとの交流―「アジア」の実相・比較()
7章 中国の憲法制定事業と日本(金子肇)
8章 大正期東京の中国人留学生(水羽信男)
9章 竈神と毛沢東像―戦争・大衆動員・民間信仰(丸田孝志)
10章 和解への道―日中戦争の再検討(黄自進)
11章 アジアの中を移動する女性たち―結婚で日本に移住したフィリピンの女性たち(長坂格)
12章 近現代ベトナムへの日本人の関与(八尾隆生)
あとがき(水羽信男)

書誌2017一覧

書誌2017一覧

月日 書名 著者 出版社 メモ
0201 戦後70年を超えて―平和と軍縮に向けた論点と課題 広島市立大学広島平和研究所  受贈。
03 広島戦災児育成所と山下義信―山下家文書を読む 新田光子編著 法蔵館
0815 戦時秩序に巣食う「声」 日中戦争・国共内戦・朝鮮戦争と中国社会 笹川裕史編著 創土社 受贈。
1020 核開発時代の遺産 未来責任を問う 若尾祐司 編/木戸衛一 編 昭和堂 受贈。
1031 楠忠之オーラル・ヒストリー 広島大学文書館オーラル・ヒストリー事業研究成果報告書 楠忠之著、石田雅春、布川弘編 受贈。
1104 昭和天皇物語1 能條純一<原作:半藤一利> 小学館
1210 心さわぐ憲法9条 護憲派が問われている 大塚茂樹 花伝社(共栄書房) 受贈