現代史の課題

『現代史の課題』(亀井勝一郎、中央公論社、19590115)

内容<作業中>

005
010 現代歴史化への疑問
 歴史への欲求と二つの史観
歴史家の資格
現代史のむずかしさ
歴史教育について
付記
034 歴史家の主体性について
 交流のための提案
歴史を書く人と読む人
歴史における客観性とは何か
058 日本近代化の悲劇
 三つの現代
対中国関係と日本の矛盾
近代化と危機の意識
092 擬似宗教国家
 開国の中の鎖国
「かのように」
新しい型の天皇悲劇
無政府状態の独裁
天皇と国民のつながり
古典の歪曲と死の教育
127 革命の動きをめぐって
 祖国の中の異国
戦術について
革命と知識人
現代知識人の二つの特徴
166 戦後日本についての覚書
 敗戦の特徴
新しい歴史の創造と破壊の条件
198 付録 民族性をめぐる様々の感想
 後記

戦後文学を問う―その体験と理念

『戦後文学を問う―その体験と理念』(川村湊、岩波新書、19950120)

内容

「戦争」が終わった
帰還/死者たち/たどりつけない「日本」/廃都の獣/戦後文学の始まり
初めての海外旅行
1
中国へ―中野重治/「事実を見て書く」/反右派闘争をめぐって/政治に従属する文学/「片寄った眼」
2
1960年の「中国」―開高健/砕けちる幻想/「大躍進」を見る―野間宏/健全で幸福な旅-大江健三郎
放散するエネルギー―60年安保と文学
1
パルタイの時代―倉橋由美子/若い世代の信仰告白/青春の群像―舟橋聖一/連帯をうながすもの/衝動に走る若者たち/
2
学生運動の精神的風景―柴田翔/純粋を志向する青春/観念的風俗の小説群/エネルギーの追い風=野間宏/虚無に支えられたエネルギー―石川淳//
1960年の雛祭り
1
目に見えないタブー/説得力のない擁護/夢の物語/悪意あるイタズラ/三島由紀夫の配慮//
2
「聖婚」への反対者/作家の孤立/////
ベトナムを見る眼
1ベトナム青年の銃殺―開高健
〈見る〉ことの犯罪性/25年ののちに―日野啓三/〈聞く〉体験/インドシナ地域への関心/三角関係の構造―結城昌治/「ベトナム」の意味する者/ベトナム・朝鮮・日本
〈性〉の冒険者たち
方法としての〈性的なもの〉―大江健三郎/文学の新潮流/性的人間/原初的欲求の解放―宇能鴻一郎/現実に追いつかれる文学/〈性的なもの〉の変貌/”性の自叙伝”の系譜/観念化された〈性〉/野坂昭如の世界/
関係としての〈性〉
ジェンダーの文学/「内向きの世代」―古井由吉/日常生活のエロティシズム/徹底した性描写―中上健次/80年代の〈性〉―村上龍・山田詠美/孤独な男たち/母体回帰の物語/フェミニズム的視点
クルマの中の闇
1
移動する”個室”/小説空間としてのクルマ―義之淳之介/家庭崩壊とクルマー立松和平/浮遊する密室///
2
ガレージに住む少年―日野啓三/孤独で凶暴なクルマ/自画像としてのクルマ―村上春樹/魔法の箱
「家」が流れる
漂泊する「家」―宮本輝/宙吊りのコンクリート箱―後藤明生/「家」を脅かす”敵”/歪んだ「家」―干刈あがた/戦後民主主義の帰結―山田太一/
普遍化する〈アメリカ〉
1
作品空間のアメリカ化/”新世界”を目指す文学―村上春樹/〈アメリカ〉の変貌/〈アメリカ〉化する感性/私たち内部の〈アメリカ〉//
 2
〈アメリカ〉への変身願望/テーマとしての「亡命」/黒人と混血児/”ここがアメリカだ、ここで跳べ”
「在日する者」の文学
1
定着しない呼称/その誕生/三つの問題意識/第一世代とその前史/第ニ、第三世代/
 2
 新たな事態/「アイデンティティーの危機」の消失/立原正秋と金石範/否定される「民族」/在日朝鮮人文学から在日の文学へ
「戦後文学は」が終わった
新しい文学の予兆/みなし子の物語-吉本ばなな/家庭崩壊から孤児感覚へ/文学伝統からの孤立―笙野頼子/夢の世界のリアリティー/架空の「地図」と「地誌」/日本の新しい文学
作家一覧

 

体験ルポ 日本の高齢者福祉

『体験ルポ 日本の高齢者福祉』(山井和則・斉藤弥生、岩波新書、19940920)

内容

 家族介護の限界
 1  なぜ、家族だけで看られないのか?
 2  家族は理想的な介護者か?
3  女性と男性の意識のズレ
 在宅福祉の三本柱
 1  デイサービス
2  ショートステイ
 3  ホームヘルプサービス
 高齢者を支える施設と病院
 1  老人病院での「社会的入院」体験
 2  老人ホームでの「寝たきり体験」
 3  グループホーム
 さまざまなサービス
 1  シルバービジネス
 2  住民参加によるサービス
V  福祉は市町村の時代へ
 1  あなたの町はあなたの老後を守ってくれますか?
 2  ”むらおこし”から”福祉”の町へ ―山形県西川町
 3 保健と福祉の充実で寝たきり老人が減少 ―兵庫県加西市
 4  敬老金を廃止して24時間ケアを―大阪府枚方市
 市民の声をどう福祉に生かすか?
 1  「老人保健福祉計画」の責任はだれがとる?
 2  市民の福祉は市民が決める―東京都三鷹市
 3  福祉、女性、地方行政
高齢社会の取り組み―スウェーデン、ドイツ、そして日本
1  市町村主役の高齢化対策―スウェーデンと日本
 2  高齢化に公的介護保険で対応―ドイツと日本
 人間らしく老いるために
 あとがき

 

国連と日本

『国連と日本』(河辺一郎、岩波新書、19940120)

内容

はじめに
1 国連総会で揺れる米国の姿勢
 賛成率が10%だった米国
 米国をなぞる日本
 米国の国連利用はなぜ可能になったか
2 「国連中心主義」の本音と建前
 なぜ「連合国」が「国際連合」と訳されたのか
 冷戦の一コマとしての国連加盟
 加盟促進のためのアジア・グループ入り
 安保条約改定の便法として
 打ち捨てられる国連中心主義
 日本外交の本音と建前
3 「平和国家」日本の実像
 反核日本から反・反核日本へ
 なぜ日本は核軍縮に反対したか
 非核地帯への矛盾した対応
 対米関係の取引材料として
4 PKOの軍事化と日本
 妥協措置としてのPKOの限界
 経費負担を渋り、PKOを押さえつける日本
文民利用を妨害し軍事化を進める日本
PKO協力法の裏で行っていること
「平和への課題」が出される前に成立を
「平和への課題」はどこが問題か
5 人権問題、紛争解決と日本
 植民地独立ー日本は安保理で何をしているのか
国内紛争に対しては日本は何もしない
加発途上国の人権問題を抑え込む日本
 国内への姿勢も後向き
6 何のための国連改革か
国連改革とは何か
日本はなぜ「国連改革」を推進したか
これで財政貢献といえるか
苦戦続きの安保理選挙
日本はなぜ安保理に他薦できたのか
常任理事国になって何をするのか
おわりに

原爆が落とされた日

『原爆が落とされた日』(半藤一利・湯川豊、PHP研究所〈文庫〉、19940815)

内容<作業中>

1 競争
出発 1941年
前進 1942年
展開 1943年
目標 1944年
2 混乱
寒さと空腹 1945年1月
天皇と重臣 1945年2月
B29と焦土 1945年3月
大統領と分離筒 1945年4月
戦闘力と精神力 1945年5月
多数派と少数派 1945年6月
モスクワとポツダム 1945年7月
広島とエノラ・ゲイ 1945年8月
3 その日
午前八時 1945年8月6日
閃光と暗黒 1945年8月6日
爆心地 1945年8月6日
若い犠牲者 1945年8月6日
地獄絵 1945年8月6日
広島の軍隊 1985年8月6日
生と死のあいだ 1985年8月6日
夜の底で 1985年8月7日
屍の町 1985年8月7日
「これは原爆です」 1985年8月8日
エピローグ
死者の列
あとがき 半藤一利・湯川豊 1972年7月
文庫版のためのあとがき 半藤一利・湯川豊 1994年6月
 本書は1972年『原爆の落ちた日』として文芸春秋より出版。
参考文献

「反日感情」韓国・朝鮮人と日本人

『「反日感情」韓国・朝鮮人と日本人』(高橋宗司、講談社現代新書、19930810)

内容<作業中>

はじめに
1 韓国は「反日教育」をしているのか
2 未解決のままの補償問題
3 批判される日本の歴史教科書
4 指紋押捺は必要だったのか
5 天皇と朝鮮人
6 被徴用者と遺族の訴え
7 「従軍慰安婦」問題と「反韓感情」
8 日朝交渉の経過と問題点
9 日本の「誇れない歴史」
おわりに
  朝鮮人の自制
  温泉入浴「差別事件」
 植民地統治の清算を
索引を兼ねた近現代日朝関係史年表

 

キメラ―満州国の肖像

『キメラ―満州国の肖像』(山室信一、中公新書、19930725)

内容

はじめに
1 日本の活くる唯一の途
――関東軍・満蒙領有論の射程
2 在満蒙各民族の楽土たらしむ
――新国家建設工作と建国理念の模索
3 世界政治の模範となさんとす
――道義立国の大旆と満州国政治の形成
4 経邦の長策は常に日本帝国と協力同心
――王道楽土の蹉跌一体化の道程
おわりに
あとがき

 

ヒロシマ・ナガサキへの旅 原爆の碑と遺跡が語る

『ヒロシマ・ナガサキへの旅 原爆の碑と遺跡が語る』(水田九八二郎著、中央公論社〈中公文庫〉、19930710)

内容

15 はじめに--ヒロシマの碑の思想
広島平和記念公園周辺略図
長崎爆心地公園周辺略図
〈広島編〉
1 広島平和記念公園 25
2 原爆資料館 28
3 原爆慰霊碑 34
4 原爆ドーム 38
5 原爆の子の像 43
6 原爆供養塔 47
原爆死没諸霊位供養塔 50
7 嵐の中の母子像 51
8 原爆犠牲国民学校教師と子どもの碑 54
9 原爆慰霊碑の周辺 58
祈りの泉  平和の池  平和の灯  平和の泉  平和の時計塔  平和の鐘
10 韓国人原爆犠牲者慰霊碑 64
11 峠三吉詩碑 71
12 原民喜詩碑 76
13 平和乃観音像 80
14 平和祈念像 84
15 平和の像「若葉」(湯川秀樹碑)86
16 天神町組町民慰霊碑 88
天神町北組町民慰霊碑 90
「材木町跡」の碑 91
17 県立広島第一中学校職員生徒追憶碑 92
18 県立広島第二中学校職員生徒慰霊碑 95
19 市立高等女学校教職員生徒慰霊碑 98
20 県立広島第二高等女学校職員生徒慰霊碑 102
広島女子高等師範学校・同附属山中高等女学校職員生徒  慰霊碑
21 安佐郡川内村温井義勇隊の碑 105
22 動員学徒慰霊塔 110
動員学徒慰霊慈母観音像 113
23 原爆犠牲 ヒロシマの碑 115
24 島病院爆心地の碑 120
25 世界平和記念聖堂 123
26 慈仙寺跡 126
被爆アオギリ 128
禿翁寺の六地蔵 130
27 大田洋子文学碑 131
28 エドマンド・ブランデン詩碑 135
マルセル・ジュノー博士像 138
29 移動演劇さくら隊殉難碑 140
30 「生ましめんかな」の詩碑 144
31 本川国民学校の被爆遺構 148
32 済美国民学校職員生徒慰霊碑 152
33 平和大橋・西平和大橋 155
34 平和大通り 158
35 三滝山無縁墓地 159
〈長崎編〉
1 平和祈念像 164
2 原爆殉難者名奉安(所)168
折鶴の塔 170
3 世界平和シンボルゾーン 170
平和の記念碑  人生の喜び  Aコール  諸国民友好の像  未来の世代を守る像  平和  乙女の像  生命と平和との花  人生への賛歌  太陽と鶴  平和の碑  無限
4 戦災復興記念(碑)182
5 動員学徒・女子挺身隊・徴用工・一般市民原爆殉難者碑、長崎の鐘 184
6 平和の泉 186
7 原爆殉難者無縁仏納骨堂 191
被爆者の店 193
8 被爆遺構 194
原子爆弾落下中心地(標柱) 火の見櫓  瓊浦中学校貯水タンクと三菱製鋼所の鉄骨  大橋橋塔  浦上天主堂遺壁
9 平和を祈る子(像)199
10 外国人戦争犠牲者追悼・核廃絶人類不戦(碑)201
11 追悼長崎原爆朝鮮人犠牲者(碑)203
12 福田須磨子詩碑 205
13 原爆句碑 210
14 長崎国際文化会館 212
長崎市平和会館 216
15 平和母子像 217
16 トーテムポール 219
17 原爆殉教教え子と教師の像 220
18 平和(碑)222
19 PEOPLE AT PEACE(碑)223
20 長崎医科大学関係の慰霊碑と遺構 224
長崎医科大学慰霊碑  長崎医科大学職員並に学生慰霊の碑  長崎医科大学・同附属薬学専門部正門門柱(遺構) 角尾晋 先生胸像
21 浦上天主堂 228
浦上五番崩れ 浦上天主堂鐘楼ドーム 232
平和の聖母像 232
22 如己堂@233
永井記念館 236
帳方屋敷跡 238
23 長崎市名誉市民・永井隆の墓 239
24 山里国民学校の慰霊碑と遺構 240
あの子らの碑  山里国民学校防空壕跡
25 城山国民学校原爆慰霊碑と遺構 245
少年平和像  原爆殉難者之碑  嘉代子桜  平和の鐘    城山小学校被爆校舎(遺構)
26 片足鳥居 253
原爆クス(楠)256
坂本町民原子爆弾殉難之碑 256
27 「樹影」文学碑 257
〈資料〉
広島平和記念都市建設法 261
国際文化都市建設法 263
原爆被爆者援護法 266
原爆慰霊碑碑文争 268
広島・長崎の原爆病院 270
広島・長崎の原爆養護ホーム 274
広島市の花・長崎市の花 278
被爆体験の語り部を紹介する団体一覧 281
平和のうたごえ 285
原爆を許すまじ  青い空は
おわりに--ヒロシマの普遍化 291

昭和天皇の終戦史

『昭和天皇の終戦史』(吉田裕、岩波新書、19921221)

内容

「天皇独白録」とは何か 1
I 太平洋戦争時の宮中グループ 9
1 開戦をめぐる宮中グループの動向 11
2 戦局の悪化と近衛グループの台頭 18
3 ポツダム宣言の受諾 23
近衛の戦後構想 39
 1 「自主裁判」構想とその挫折 41
2 保守勢力の敗戦への対応 47
3 占領期の近衛 55
III 宮中の対GHQ工作 65
1 宮中グループによる政治工作の開始 67
2 高松宮の政治活動 72
3 GHQの対天皇政策 78
IV  「天皇独白録」の成立事情 85
 1 東久迩宮発言の波紋 87
2 GHQの対応 92
3 宮中グループの動き 98
4 寺崎英成の虚像と実像 103
5 松平康昌の役割 109
V 天皇は何を語ったか 123
1 2つの参考資料 125
 2 「独白録」の論理構成1 13
 3 「独白録」のなかの天皇像 146
4 「独白録」・その後 156
5 「独白録」をめぐる人脈 163
VI 東京裁判尋問調書を読む 171
 1 ニュルンベルク裁判との相違 173
2 尋問への協力 181
3 公判廷における証言 196
VII 行動原理としての「国体護持」 209
1 陸軍との対立 211
2 英米との協調の重視 215
3 国体至上主義 219
4 宮中グループの人脈 224
 再び戦争責任を考える 231
あとがき 243

教科書の社会史―明治維新から敗戦まで

『教科書の社会史―明治維新から敗戦まで』(中村紀久二〈きくじ〉、岩波新書、19920619)

内容

まえがき
プロローグ 江戸時代の初等教育
1 近代教育の揺籃期
1 明治初年の初等教科書と教材
2 教科書政策の転換点
3 教科書はいくらだったか
2 教育勅語体制下の教科書
1 明治の教科書検定方針
2 天皇教材はどう扱われたかー歴史教科書から
3 国定教科書の時代
1 教科書疑獄事件
2 国定教科書と「お古」の使用
4 教科書教材の時代相(1)
1 メートル法か、尺貫法か―算術/読本/地理/理科
2 「お母さん」という表現―読本
3 「数え歌」の拒否と採用―唱歌
4 何桁でくぎるか―算数
5 教科書教材の時代相(2)
1 教科書伝記教材の操作
2 二宮金次郎教材の非政治性
3 ジェンダー教材の歪曲
エピローグ 敗戦と「墨ぬり」教科書

技術開発の昭和史

『技術開発の昭和史』(森谷正規、朝日文庫〈朝日新聞社〉、19901120)

内容<作業中>

はしがき
1 軍事化の中で電子・高分子の萌芽
―戦前(昭和元~20年)の技術
1 写真電送
2 無装荷ケーブル
3 フェライト
4 零戦
5 石炭液化
証言 テレビジョンの開発
高柳健次郎 前・日本ビクター顧問
2 大型革新技術の導入
―復興期(昭和20年代)の技術
3 生産・改良向上技術で国際水準
―産業躍進期(昭和30年代)の技術
4 応用型新製品技術で国際水準
―高度成長期(昭和40年代)の技術
5 先端技術の開発で国際水準
―自立の時代(昭和40年代)への技術
昭和が終わり平成へ

 

ナチス追及

『ナチス追及』(望田幸男〈もちだゆきお〉、講談社現代新書1015、19900820)

内容

いまドイツのなにを問うべきか
いまドイツにを問う意味
アウシュヴィッツは終わらない
美少年ゆえの数奇な半生
問われる国民の戦争責任
二つのファッショ体制の相違
「ヴァイツゼッカー演説」を貫くもの
ナチス追及の広がりと深さ
本書の構成
1 追う者と追われる者
逃亡14年――アイヒマンとモサド
「他者」による追及と裁き
時効なき「みずから」による裁き
2 「ワルトハイム」たちの悩み
「過去」を捨てられなかったワルトハイム
「過去」を墓場に埋葬したカラヤン
「庶民のなかのワルトハイム」とその家族たち
3 西ドイツにおける極右=ネオナチの流れ
生きている「ナチスの残党」
旧ネオナチから新ネオナチへ
ヒトラーの孫たち
ナチス追及の未来
日本における「ナチス追及」論の二つの流れ
道徳的リゴリズム
道徳的な非政治の世界
道徳的な非政治の落とし穴
ナチス追及史における新たな問題状況
熱望と不安のなかの「ドイツ統一問題」
ドイツ統一問題と「過去の克服」
ナチスなきナチス追及
「ナチス追及」が日本に問いかけるもの
<沼田鈴子、日本の原水爆禁止運動、・・・>
あとがき

象徴天皇制への道-米国大使グルーとその周辺

『象徴天皇制への道-米国大使グルーとその周辺』(中村政則、岩波書店〈新書〉、19891020)

内容

『滞日十年』の成立事情…1
“Report from Tokyo” ―日本軍国主義批判―…11
和平のテーマ ―鍵としての天皇制―…25
シカゴ演説 ―集中砲火をあびる―…37
『滞日十年』の刊行…63
穏健派とは何か ―牧野伸顕・樺山愛輔・吉田茂―…75
対日戦後計画の形成 ―グルーの遠図―…109
ポツダム宣言 ―奮闘するグルー…127
グルーとマッカーサー…147
「象徴」の由来 ―三つの流れ―…161
おわりに―象徴天皇制の成立…201
参考文献…211
あとがき…215

ぼくたちの軍隊

『”ぼくたちの軍隊” 武装した日本を考える 岩波ジュニア新書』(前田哲男、岩波書店、19881220)

内容

プロローグ-3つの「事故」 1
日本を点検する-ぼくたちの今いるところ 25
1 海の核戦争 26
2 C3I〈シー・スリー・アイ〉とは何か 44
3 日本の中の外国 57
4 「神話」はつくられる 64
もうひとりでは歩けない-世界戦略の中の自衛隊 83
1 世界にひろがる共同演習 84
2 盾にされる日本 109
ぼくたちの軍隊  自衛隊の長く太い道のり 121
1 日本再武装 122
2 ぶっちぎりで高度成長  カネ・モノ・ヒト 133
3 そして「歯どめ」はなくなった 162
4 軍事化する日本 180
もうひとつの世界、もうひとつの日本 199
1 新しい潮も流れている 200
2 ”ぼくたちの、未来” 215
あとがき 227

現代社会主義を考える―ロシア革命から21世紀へ

『現代社会主義を考える―ロシア革命から21世紀へ』(渓内謙〈たにうち・ゆずる〉、岩波新書、19880120)

内容

1 ロシア革命70年
1 本書の意図
2 社会主義
3 思想・運動・体制
4 本書の構成
2 ナショナリズム
1 いまなぜナショナリズムか?
2 ロシア革命と民族問題
3 一国社会主義
4 ナショナリズムを超えて
3 国家
1 問題の所在
2 なぜ「党」を問題にするか?
3 一党支配
4 一枚岩としての党
5 党の「国際化」
6 社会から国家へ
4 現代社会主義
1 ロシア革命―「二重の性格」
2 スターリン主義
3 非スターリン化
5 展望
1 E・H・カーのロシア革命観
2 歴史的展望の中の社会主義

 

現代社会100面相 これだけは知ってほしい

『現代社会100面相 これだけは知ってほしい』(鎌田慧〈かまた・さとし〉、岩波ジュニア新書121)

内容

はじめに
002 国家秘密法
004 自衛隊
006 基地
008 沖縄
010 日の丸・君が代
012 靖国神社
014 教科書検定
016 金権政治
018 長期政権の退廃
020 首相と文相の暴言
022 教育改革
024 偏差値
026 「乱塾」
028 いじめ
030 「浮浪者」狩り
032 管理教育
034 夜間中学
036 障害児の就学
038 在日朝鮮人
040 指紋押捺
042 中国残留日本人
044  南京大虐殺
046  東南アジアの日本人
048  アジアへの経済侵略
050  パック旅行
052  ジャパゆきさん
<作業中>
174 健康産業
178 人材派遣あ安
180 パートタイマー
182 男女雇用機会均等法
184 労働組合
186 団結権
188 ストライキ
190 働きがい
192 労働時間
194 余暇
196 労働災害
198 航空機事故
200 FF現象
202 テレビの現在
205 タレント発掘
206 記者クラブの弊害

原爆文献から あの日あの時 「死の行進」を探る

『原爆文献から あの日あの時 「死の行進」を探る』(新居国夫編・刊、198612)

内容<作業中>

ひろしま
1 ひろしまの歩み 4
2 太田川(母なる川)5
3 あの日、あの時 7
4 広島三つの顔 8
広島平和記念公園
広島平和記念公園全景図 10
原爆慰霊碑等案内一覧図 11
1 広島平和記念公園の建設 13
2 広島平和記念資料館 14
人影の石 15
3 原爆慰霊碑 17
① 碑文論争 18
② 原爆慰霊碑説明板 19
③ 碑文は何でも知っている 20
4 平和の池 21
あの日、あの時 22
5 平和の灯 23
6 原爆供養塔 24
あの日、あの時 25
7 原爆ドーム 27
① 説明板(平和記念公園側)27
② 原爆ドーム存廃諭議 27
③ 原爆ドーム保存記念碑 28
④ 原爆ドームを国の持別史跡に 29
8 嵐の中の母子像 30
① 母は強し 30
② あの日、あの時 31
9 小女とバンビの像 32
10 教師と子どもの像 33
① 碑板 33
② あの日、あの時 34
③ 原爆詩人 正田篠枝 34
11 慰霊碑(広島市立商業学校)39
① 碑文 39
② 強制建物疎開と学徒動員 40
12 慰霊碑(広島二中)41
① 碑文 41
② あの日、あの時 41
③ 芸陽観音同窓会報より 41
13 義勇隊の碑(旧安佐郡川内村温井)42
① 碑文 42
② あの日、あの時 43
14 慰霊碑(旧天神町南組)44
15 慰霊碑(広島市立高女)44
① 碑文 44
② 建立由来 44
③ 説明板 45
④ あの日、あの時 45
16 マルセル・ジュノー博士を讃える碑 46
① 碑文 46
② 広島救援へGHQ「横車」 46
③ あの日、あの時 48
17 広島平和記念館 49
① ローマ法王「平和アピール」碑 50
② 平和のキャラバン「壁画」 51
18 峠三吉詩碑 54
① 詩文 54
② 詩人 峠三吉 54
③ あの日、あの時 55
19 材木町跡碑 56
20 旧天神町北組慰霊碑 56
21 原爆の子の像 57
① 千羽鶴 57
② 募金 57
③ 原爆の子の像 58
22 平和観音像(中島本町跡碑)59
① 碑文 59
② 中島地区(爆心から100~700m)の説明板 59
③ 中島地区五町 60
23 元安川 60
① 説明板 60
② あの日、あの時 61
③ 灯ろう流し 61
24 本川 61
① 説明板 61
② あの日、あの時 62
25 元安橋 62
26 平和大橋 63
27 西平和大橋 63
28 相生橋 64
① 概容 64
② 原爆投下目標は相生橋
エノラ・ゲイ機長初証言 65
③ 新相生橋完成 65
④ あの日、あの時 67
29 原爆犠牲 ヒロシマの碑 68
① 碑詩 68
② 碑文 68
30 原民喜詩碑 70
① 碑銘 70
② 碑文 70
③ 碑銘偶感 71
④ 原民喜の略歴 73
⑤ 夏の花 74
⑥ あの日、あの時 75
31 爆心地 76
① 説明板 76
② 島外科病院(爆心地)76
③ 爆心地の測定 77
32 韓国人原爆犠牲者慰霊碑 78
① 碑の所在地 79
② あの日、あの時 79
③ 在韓被爆者の渡日治療制度の期限切れ 80
④ 原爆供養塔に朝鮮人遺骨 80
33 本川国民学校(現本川小学校)81
① 説明板 81
② あの日、あの時 81
34 大田洋子文学碑 83
① 碑銘 83
② 碑文 83
③ 原爆スラムが消えた 84
④ 原爆乙女を尋ねて 85
⑤ あの日、あの時 87
35 原爆犠牲者追憶之碑(第一県女)88
① 碑銘 88
② 碑の所在地 88
③ あの日、あの時 88
36 移動演劇さくら隊殉難碑 89
① 碑文 89
② 所在地 90
③ 移動演劇さくら隊殉難記 90
④ あの日、あの時 91
原子爆弾爆発
1 原爆投下前のヒロシマ 92
2 原爆投下 93
① あの日の米軍側情報 95
② あの日の日本側情報 103
3 ヒロシマに原爆投下が決まるまで 112
① 原爆の対日使用決定 112
② 原爆使用都市の決定 113
4 ヒロシマへの原爆投下批判 115
① 原爆裁判「投下は違法」 115
② 原爆投下は国際法違反
中曽根首相、米TV番組で見解 116
③ 日本への原爆投下は正当
レーガン米大統領発言 116
④ 原爆投下は無差別攻撃 117
⑤ 世界の教科書と原爆投下記述 118
5 核爆発と気象現象 120
① 核の冬 121
② 黒い雨 123
原子爆弾の威力
1 熱線の威力 125
① 被害の状況 125
② あの日、あの時 125
2 爆風の威力 126
① 被害の状況 126
② あの日、あの時 127
3 放射線の脅威 128
① 障害の状況 128
② あの日、あの時 129
③ 七十年不毛説 133
原爆絵画「死の行進」の写真
原爆絵画「死の行進」
1 被爆と構想 136
2 核禁PRには「生きた画像」を 137
3 原爆披災体験記 神田周三記 138
4 神田周三画伯について 141
① 素描 141
② 志賀直哉氏を訪ねて 142
③ 川端康成氏と神田画伯 144
核兵器開発の歩み
1 概況 145
2 ダモクレスの剣 146
3 原水爆の種類 148
① 原子爆弾 148
② 水素爆弾 148
③ 中性子爆弾 148
4 核兵器について 150
① 射程距離による分類 150
② 核戦略体系よりの分類 151
③ 核兵器いろいろ 152
④ 米ソ軍拡競争の現状 154
核拡散への危機
1 核拡散と原子力発電 155
2 第三世界の核開発 156
① インド 156
② イスラエル 157
③ パキスタン 159
④ アルゼンチン 159
⑤ イラン 160
⑥ 北朝鮮 160
⑦ 南アフリカ 161
⑧ その他 161
 原爆余話
1 朝鮮戦争 163
2 台湾海峡危機 164
3 キューバ危機 166
4 中ソ国境紛争166
5 第四次中東戦争 167
 被害者と加害者の反省
 1 再び過ちをくり返さないため 168
2 軍都広島と反省 169
3 日中戦争と反省 170
あとがき 173
付録
春を待つ北方領土 177

メイド イン 東南アジア 現代の『女工哀史』

『メイド イン 東南アジア 現代の『女工哀史』』(塩沢美代子、岩波ジュニア新書、19830420)

内容

まえがき
思いがけない発見ーマリちゃんの宿題から
1 社会科の宿題
2 ヨッちゃんのブラウスができるまで
3 おばさんの話
『女工哀史』の時代―地獄のような工場
近代的な工場のなかで―仕事はらくになったか
1 太平洋戦争が終わって
2 紡績女子労働者の一日
3 女子労働者のたたかい
4 紡績工場に働きつづけて30年
5 超近代的なテレビ組立工場で
6 工場で働くお母さんたち
現代の『女工哀史』-日本の繁栄とアジアの苦しみ―
1 アジアと日本
2 小さな国際会議
3 失われた美しい浜辺(フィリピン)
4 夢の島から電子工業地帯(マレーシア)
5 出来高払いに苦しむ縫製労働者(香港)
6 「団結」を目指しての語らい(タイ)
7 たたかう繊維労働者(韓国)
やがて働くあなたへ

アカデミー賞 オスカーをめぐる26のエピソード

『アカデミー賞 オスカーをめぐる26のエピソード』(川本三郎、中央新書、19900325)

内容

003 フォンダ父娘のオスカー・オディッセイ
012 「もらって当然だと思うわ」
022 「欠席」ばかりのキャサリン・ヘプバーン
028 アカデミー賞の誕生
036 オスカー像
045 フランク・キャプラの屈辱と栄光
054 オスカーに引き裂かれた姉妹
063 オスカーをとれなかった人々
078 2つのミスジャッジ
087 ジョーン・クロフォードの復讐
095 ボス支配からの独立
104 アカデミー賞を拒否した2人の名優―ジョージ・C・スコットとマーロン・ブランド
112 欠席した大物たち
123 オスカー・ハンターたち
130 エリザベス・テーラーとオスカー
137 バーブラの敗北
145 オスカーの犠姓者たち
153 悪魔の声のたたり
160 アル中演技で受賞
166 コメディに冷たいアカデミー賞
173 オスカー効果
183 イギリスの侵略
191 外国人の受賞者たち
200 赤狩り時代のオスカー
211 授賞式はファッション・ショー
222 名スピーチ
233 あとがき
238 アカデミー賞主要6賞受賞者・受賞作品一覧

民族と国家―イスラム史の視覚から

『民族と国家―イスラム史の視覚から』(山内昌之、岩波新書、19930120)

内容

はじめに
1 イメージとしての民族と国家―レコンキスタから冷戦終了まで
1 湾岸戦争とボスニア=ヘルツエゴヴィナ内戦
2 神話・象徴複合としての民族
3 二つのナショナリズム
2 イスラム史のなかの民族―ムスリムと啓典の民
1 イスラムにおける民族の系譜
2 レンズを通して見た非イスラム世界
3 ムスリム・キリスト教徒・ユダヤ教徒
4 中東とヨーロッパのキリスト教
3 パックス・オットマニカ―ミッレト制による「諸民族の平和」
1 オスマン帝国とアラブ独立王朝
2 ボスニア=ヘルツエゴヴィナのイスラム化
3 イスラム国家とヨーロッパ
4 他民族と平和共存
4 愛国心か、ナショナリズムか―ムスリムの見た外国と異民族
1 ヨーロッパのなかのイスラム
2 国名のない国家
3 フランス革命とオスマン帝国
5 ムハンマド対マルクスー資本主義・労働運動・民族問題
1 クウェートとサウディ・アラビア」の原型
2 「アラブ国家」か、エジプト国家か
3 民族問題と経済問題
4 民族モザイクの変容
5 バルカンの労働運動とアナトリアのアルメニア問題
6 「高貴な民」の目覚め―アラブ人とトルコ人
1 ミレットから民族へ
2 「高貴な民」としてのアラブ
3 イスラムから生まれたアラブ意識
4 預言者の正系とアラビアのロレンス
5 中央集権化対地方分権化
7 イスラム帝国の終焉―国民国家に向かって
1 植民地分割か、国民国家の成立か
2 エジプト・ナショナリズムの開花
3 ムスリムからつくられたトルコ人
4 イスラムと複合アイデンティティ
5 ユーゴスラヴィアの「ムスリム人」
民族と国家のリアリズム―構造と神話