「06 書誌」カテゴリーアーカイブ

終戦の前夜-秘められたる和平工作の諸段階

『終戦の前夜-秘められたる和平工作の諸段階』(大屋久寿雄著、時事通信社、19451215)

内容

02 はしがき
03 東条内閣の対ソ工作
06 小磯内閣の対ソ工作
10 鈴木内閣の対ソ政策決定
15 松岡・広田は起たず
17 広田・マリック強羅会談
20 近衛公の派遣決定
22 ソ連の回答即ち宣戦布告
26 御聖断遂に降る
29 大詔渙発の前後
32 時事叢書
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終戦記録-議会への報告書並に重要公文書輯

『終戦記録-議会への報告書並に重要公文書輯』(朝日新聞社編、19451115)

見出し
003 (序文)新日本への発足(有竹修二:朝日新聞社論説委員)
 8月15日玉音を拝す/鈴木内閣桂冠/、東久邇宮内閣成立/平和国家建設へ/精神的開国へ/マッカーサー司令部を迎へて/敗戦の実態を確認/
015 終戦の前後
021 帝国議会に対する終戦経緯報告書
(外務省)
087 帝国議会における東久邇首相殿下の御演説
097 連合軍の日本統治方針

ふるさと文学館 第40巻 広島

『ふるさと文学館 第40巻 広島』(磯貝英夫責任編集、ぎょうせい、19940215)

内容

1 夕凪・海辺の町
清丘八街と瓢箪 志賀直哉 9
風琴と魚の町 林芙美子 13
尾道 佐々木基一 29
暗夜行路の尾道 中村光夫 46
塩と下駄 福原麟太郎 52
汽車通学 福原麟太郎 55
煤煙の臭ひ 宮地嘉六 57
青春の息の痕(抄) 倉田百三 80
広島日記 佐藤春夫 83
ふるさと 大木惇夫 90
江波の浜辺の 大木惇夫 90
あすの日も 大木惇夫 90
流離抄 大木惇夫 91
白市の岩つつじ 大木惇夫 91
備後都市・詩と夢と 木下夕爾 92
2 瀬戸の島々
千鳥 鈴木三重吉 97
仙酔島 島村利正 117
あゝ江田島 菊村到 127
瀬戸内海の旅 木下夕爾 165
3 中国山地
朽助のゐる谷間 井伏鱒二 169
丹下氏邸 井伏鱒二 186
帝釈峡記 火野葦平 197
蕗のとう 山代巴 205
備後の山中 田山花袋 270
備後より 中村憲吉 278
頼杏坪先生 中村憲吉 280
廉塾 富士川英郎 285
三次の鵜飼 中村憲吉 294
よじろうの灯 井上政子 297
可部舟 細田民樹 301
田舎の食卓 木下夕爾 303
三段峡にて 木下夕爾 303
陸稲を送る 井伏鱒二 303
河のある風景 峠三吉 305
4 原爆ー屍の街
壊滅の序曲 原民喜 309
夏の花 原民喜 336
廃墟から 原民喜 348
八月六日 阿川弘之 361
屍の街 大田洋子 377
『屍の街』序 大田洋子 467
かきつばた 井伏鱒二 471
燃エガラ 原民喜 484
水ヲ下サイ 原民喜 484
生ましめんかな 栗原貞子 485
再建 栗原貞子 486
5 復興へ―広島・ヒロシマ
実験都市 梶山季之 489
夏の刻印 小久保均 506
島 堀田清美 540
序 峠三吉 601
八月六日 峠三吉 601
川よ とわに美しく その一 米田栄作 602
川よ とわに美しく その二 米田栄作 602
翠町仮寓 米田栄作 603
八月六日の砂 米田栄作 603
作家紹介 伊藤眞一郎/坂根俊英/槇林滉二 606
作品解説 伊藤眞一郎/坂根俊英 606
自然と風土 槇林滉二 633
文学者群像 磯貝英夫 638
本編収録作品初出・テキスト一覧 653

その日の広島 キリスト者の原爆体験

『その日の広島 キリスト者の原爆体験(新教新書)』(新教出版社編・刊、1965/07/31)

内容

その日の広島 5
その日の広島 四竃揚
神様!助けて下さい 村本節子
あの子は決して死んでいない 伊藤文子
妹を返して! 伊藤道子
み怒りの大いなる日 中尾一真
あの日・広島・私 四竃一郎
その死を越えゆくもの-四竃佑子の追憶 73
ありし日の佑子 四竃わくり
その六日間<臨終記> 四竃一郎 9
佑子逝く<詩> 四竃わくり
平和を追い求めて 113
原爆の痛みは消えない 印具徹 115
原爆体験・核兵器・教会 宗藤尚三 132
原爆体験と世界平和 松本卓夫 153
あとがき 174

母を語る 広島のトップを育てた母

『母を語る 広島のトップを育てた母』(請川洋一、春秋社、19910710)

内容

竹下虎之助(広島県知事) 序文にかえて
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粟屋敏信(衆議院議員)
鵜野俊雄(ヒロテック取締役社長) 「心臓病にも負けず、原爆にも負けなかった」
加藤誠蔵
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河尻清
桜井親
城智彦
新宅勝文
住田一也
田中登志子 <平田漆器に言及>
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田中渉
堤田英雄
永井正三郎
中野彦三郎
仁井賢治
二宮実
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柚崎博
請川洋一 あとがき

女たちの八月十五日

『女たちの八月十五日』(相賀徹夫編、小学館、1985/08/01)

内容<作業中

勤労動員
十七歳の特攻隊 重兼芳子 4
戦時下の女学生 郷静子 18
教師として
千人針と学校工場 大村はま 32
赤い苦瓜 石牟礼道子 42
戦時下の結婚
坩堝の中の女たち 佐藤愛子 56
苦しかった毎日 萩原葉子 69
飢餓と耐之
ヒロシマを歌いたい 葦原邦子 84
飢えの記憶 戸塚文子 100
軍国少女の敗戦 松谷みよ子 114
学童疎開
家族一緒に暮らしたい 中川李枝子 130
疎開
本を焚く 早船ちよ 144
官憲とのたたかい
仲間づくりと戦争 山代巴 162
空襲
父、母、妹を失って 高木敏子 177
ヒロシマとナガサキ
時の縄 竹西寛子 192
九日から十五日へ 林京子 206
その日“八月十五日”
愛する故に戦わず 住井すゑ 220
引揚げ
新京脱出 藤原てい 236
父を残して引揚げる 吉田知子 252
戦後の窮乏
ゆきてかへらぬ 田中澄江 267
敗戦で得たもの 上坂冬子 282
次の世代へ
私をこう言わせるもの 大庭みな子 296

放射線被曝の歴史

中川保雄『放射線被曝の歴史』(技術と人間、19910920)

内容

タイトル 備考
1 放射線被害の歴史から未来への教訓を -序にかえて-7
2 アメリカの原爆開発と放射線被曝問題 15
全米放射線防護委員会の誕生 15
マンハッタン計画の放射線科学者 19
戦前の被曝基準と放射線の被害 21
3 国際放射線防護委員会の誕生と許容線量の哲学 27
ICRPの生みの親 27
許容線量の誕生 31
アメリカの核開発と許容線量 36
ICRP1950年勧告 38
4 放射線による遺伝的影響への不安 43
原爆傷害調査委員会(ABCC)の設立 45
ABCCによる遺伝的影響調査 49
倍加線量と公衆の許容線量 51
5 原子力発電の推進とビキニの死の灰の影響 57
原子力発電でのアメリカの巻き返し 58
ビキニの死の灰の影響 63
BEAR委員会の登場 68
許容線量の引き下げ 71
ICRP1958年勧告 73
国連科学委員会 77
6 放射線によるガン白血病の危険性をめぐって 83
微量放射線の危険性への不安の広がり 84
死の灰によるミルクの汚染 86
ガン・白血病の「しきい」線量 88
広島・長崎での放射線障害の過小評価 90
7 核実験反対運動の高まりとリスク-ベネフィット論 101
核実験反対運動の高まり 102
リスク-ベネフィット論の誕生 104
1960年の連邦審議会報告とBEAR報告 107
ICR1965年勧告 110
8 反原発運動の高まりと経済性優先のリスク論の“進化” 113
反原発運動の高揚 113
科学者による許容線量批判の高まり 115
原発推進策の行きづまり 119
放射線被曝の金勘定とコスト-ベネフィット論 123
BEIR-1報告 127
ICRPによるコスト-ベネフィット論の導入 129
生命の金勘定 132
原子力産業は他産業より安全 135
ICRP1977年勧告 137
9 広島・長崎の原爆線量見直しの秘密 145
原爆線量見直しの真の発端 146
マンキューソのハンフォード郭施設労働者の調査 149
絶対的とされたT65D線量の再検討へ 151
軍事機密漏らしの高等戦術 156
BEIR-3報告をめぐる争い 158
日米合同ワークショップによるDS86の確定 161
10 チェルノブイリ事故とICRP新勧告 165
ICRP勧告改訂の背景 166
新勧告につながるパリ声明 170
チェルノブイリ事故と一般人の被曝限度 174
新勧告とりまとめまでの経過 177
アメリカの放射線防護委員会と原子力産業の対応 182
国連科学委員会報告 184
BEIR-5報告 186
線量大幅引き下げのカラクリ 189
新勧告最大のまやかし 190
11 被曝の被害の歴史から学ぶべき教訓は何か 195
時代の変化とともに拡がる被曝の被害 196
防護基準による被害への対応の歴史 200
現在の被曝問題の特徴 204
日本の被曝問題の特徴 214
放射性による食品汚染問題 227
12 おわりに 233
あとがきにかえて(中川慶子) 241

知らなかった、ぼくらの戦争

『知らなかった、ぼくらの戦争』(アーサー・ビナード編著、小学館、2017/04/02)

内容

戦後ってなに?―前書きにかえて 1
1 「パールハーバー」と「真珠湾」と「真実」 8
マリは 蹴りたし マリはなし 栗原澪子 10
「空母は何隻いたのか?」 原田要 18
あの日からぴたりと白人客は来なくなった リッチ日高 29
ミシガンのセロリ畑で聞いた「無条件降伏」 兵坂米子 41
生まれた集落の名前は「鯨場」 鳴海冨美子 51
2 黙って待っていたのでは、だれも教えてくれない 60
まだあげ初めし前髪の乙女たちは毒ガス島で働いていた 岡田黎子 62
「君は狭間という日本語を知っているか」 飯田進 69
それでもくたばるのはイヤだから 西村幸吉 78
十五歳で日本海軍特別年少兵 西崎信夫 99
3 初めて目にする「日本」 112
「外地」は一瞬にして「外国」となった ちばてつや 114
「日本という国が本当にあった!」 宮良作 126
「疎開」の名の下に「うっちゃられた」 平良啓子 136
農民の着物に着替えて出ていった参謀たち 大田昌秀 146
戦争に勝ったら修学旅行でニューヨークへ? 郡山直 156
4 「終戦」は本当にあった? 168
八月十五日は引っ越しの日? 三遊亭金馬 170
ストロボをいっぺんに何万個も 大岩孝平 178
昼飯のだご汁をつくり始めたら 松原淳 190
津々浦々に投下されていた「原爆」 金子力 199
戦争の「現場」はどこか 古内竹二郎 210
5 一億総英会話時代 220
GHQは東京日比谷で朝鮮戦争の業務を遂行 篠原栄子 222
公園はすべてを見てきた 小坂哲瑯 230
流れに「のっていく」ぼくらの今と昔 高畑勲 239
戦後づくり―後書きにかえて 253