戦後政治史

『戦後政治史』(石川真澄、岩波新書367、19951205)

内容<作業中

はじめに
1 敗戦
2 占領と改革の開始
3 憲法改正
4 政党の復活
5 戦後初の総選挙と第一次吉田内閣
6 社会党、第一党に
7 初の単独過半数政党
8 講和の前後
9 吉田対鳩山、左社対右社
10 保守一党優位体制の成立
11 対ソ国交回復、国連加盟
12 60年安保と政治の転換
13 経済政治の時代
14 社会党変貌の挫折
15 佐藤長期政権の始まり
16 沖縄、「本土並み」変換
17 「今太閤」と列島改造
18 「今太閤」の没落
19 首相の犯罪
20 伯仲の継続
21 「闇将軍」の支配
22 「総決算」路線の進展
23 自民党の世代交代
24 竹下派支配
25 「国際貢献」と選挙制度改革
26 「保守」政治の拡大
補論 民意の軌跡
1 参院選挙と亥年現象
2 戦後総選挙の諸相
衆議院議員総選挙・基本数字
参議院議員選挙・基本数字

「ナガサキ」を生きる 原爆と向き合う人生

『「ナガサキ」を生きる 原爆と向き合う人生』(高瀬毅、講談社、20250725)

内容

1 原爆の記録に人生を賭ける
2 「長崎小空襲」の謎
3 「小倉原爆」
4 小倉上空の謎
5 長崎上空の謎
6 「被爆太郎」の造形とこれから
7 原爆正当化論と次の「核使用」
あとがきにかえて

戦中用語集

『戦中用語集』(三國一朗<三国一朗>、岩波新書、19850820)

内容

1 関東軍-「真珠湾」まで 1
ノモハン事件 4
統帥乱れて信を中外に失う 6
関東軍 8
関特演 10
帝国国策遂行要領 14
ハル・ノート 16
12月8日 18
トレチャラス・アタック 20
2 零戦-侵攻、そして敗退 25
戦艦大和 26
零戦 28
イエスかノーか 30
死の行進 34
ミッドウェー海戦 36
POW 38
インパール作戦 40
バンザイ=クリフ 44
救護班要員トシテ召集ス 46
3 大東亜共栄圏-詐術としての戦中用語 49
大本営 50
神風 52
国民精神総動員 54
興亜奉公日 56
聖戦 58
創氏改名 62
新体制 64
紀元2600年 68
大東亜(共栄圏)70
八紘一宇 74
勇士 76
軍神 78
加藤隼戦闘隊 80
転進 82
餓島転進 84
英霊 86
玉砕 90
翼賛 92
4 疎開-「銃後」の暮らし 95
千人針 96
隣組 98
国民労務手帳 100
衣料切符 102
物資動員 104
買出し 106
雑炊食堂 108
防空ずきん 110
疎開 112
学童疎開 114
行ってまいります 116
時局捨身動物 118
5 ぜいたくは敵だ-標語・軍歌・風俗 121
ぜいたくは敵だ 122
欲しがりません勝つまでは 124
撃ちてし止まむ 126
海行かば 128
暁に祈る 130
月月火水木金金 132
空の神兵 134
言論出版集会結成等臨時取締法 138
竹槍 140
少国民 142
愛国百人一首 144
好ましからざる影響 146
映画法 148
映画新体制 152
移動演劇 154
6 徴兵検査-軍隊の内と外 159
徴兵検査 160
金鵄勲章 162
元帥、元老 164
学徒出陣 166
戦陣訓 170
軍隊内務令 174
38式歩兵銃 176
衛兵 178
ゲートル 180
私的制裁 182
驀直進前すへし 184
わかれ! 186
7 引揚げ-終戦前夜 189
ソ連対日参戦期限 190
<緑十字船>阿波丸 192
ひめゆり部隊 194
特別の勘定 196
新型爆弾 200
国体護持 202
ポツダム少尉 204
引揚げ 206
略年表(昭和10-20年)
索引

 


 

原爆災害 ヒロシマ・ナガサキ

『原爆災害 ヒロシマ・ナガサキ 岩波現代文庫 学術 149』(広島市・長崎市原爆災害誌編集委員会編、岩波書店、20050715)

内容

刊行に寄せて 荒木武(広島市長)・本島等(長崎市長)
まえがき 飯島宗一
1 一九四五年八月広島・長崎…1
広島被爆す
三日後長崎も
2 壊滅した街-広島…7
行政・文化の中心都市
被爆直前の広島市街
爆風と焦熱と
広島の被爆人口
広島での死者
余熱と灰燼のなかで
猛火をのがれて
死者を焼く煙
3 廃墟と化した丘と谷-長崎…35
歴史と信仰の町
浦上地区の被爆
大地が火を噴く
長崎の被爆人口
長崎での死者
被災への対応-混乱のなかで
救護と医療
傷ついた人びと
4 原子爆弾による災害とは何か…60
原子爆弾
火球
強烈な熱戦
衝撃波と爆風
建物の破壊
原爆放射線
放射線量の測定
線量再評価
遮蔽効果
誘導放射能
フォールアウト
5 傷ついた人びと…91
原子爆弾症
原子爆弾症の経過
6 急性期の原子爆弾症…100
原子爆弾熱傷
熱線と火炎に焼かれて
垂れ下がる皮膚
爆風による外傷
くいこむ破片
放射線障害
致死線量
急性放射能症
血液への傷害
二次被爆者
7 消えない傷あと…126
ケロイド
原爆白内障
白血病
早期入市者の白血病
がん患者の発生
甲状腺癌
乳癌
肺癌
染色体の異常
胎内被爆と小頭症
遺伝的影響
8 被爆者…153
生きのびた人びと
心身のくるしみ
傷害を背負って
家族の崩壊
原爆孤児
原爆孤老
9 廃墟のなかで…175
家もなく食も乏しく
復興へのあゆみ
10 医療と援護…182
医療体制の整備
原対協の成立
原爆医療法
行政のとりくみ
被爆者援護法へ
11 被爆体験の深化と継承…196
平和への願い
平和教育
12 核廃絶への道…204
核時代への幕あけ
ヒロシマ・ナガサキの悲願
平和への原点
文献…211
年表…213
メモ :『広島・長崎の原爆災害』(1979年 岩波書店発行)を底本とし、その主な内容を要約した文庫版。

 

日本被団協と出会う 私たちは「継承者」になれるか

『日本被団協と出会う 私たちは「継承者」になれるか』(大塚茂樹、旬報社、20250805)

内容<作業中

1 日本被団協についての一問一答
2 沈黙を乗り越えて、原爆被害者は立ち上がった
3 苦難に負けず、被爆者の訴えを貫き通した
4 被爆者とは何か、被爆体験とは何かー日本被団協の視点と私たち
5 被爆体験を受け継ぐ、核廃絶を求め続ける

 

止め

中谷クンの面影

『中谷クンの面影』(中野慶、かもがわ出版、20250720)

内容<作業中

005 六六歳の揺らめき
020 ボリビアに移住した幼なじみ
039 二四年まえに贈られた児童書
062 少年のかゆみ、被爆者の歳月
107 岡崎先生の着眼点
121 謎のファイルを受け継ぐ
141 ある被爆者との出会い
156 ノーベル平和賞受賞式の夜

あなたは戦争で死ねますか

『あなたは戦争で死ねますか 生活人新書 230』(斎藤貴男・知念ウシ・沼田鈴子・広岩近広著、日本放送出版協会、20070810)

内容

焼跡からのデモクラシー 草の根の占領期体験(上)・(下)

『焼跡からのデモクラシー 草の根の占領期体験(上)・(下)』(吉見義明、岩波書店、20241115)

内容<作業中

はじめに
1 戦争から戦後へ
2 平和の構想
1 平和主義の成立
2 原爆と平和
原爆の威力への感嘆
科学技術信仰の発生・強化
原子力の「平和利用」
民衆の中の「平和利用」論とその批判
放射能の危険性と被爆者
原爆の甘受と日本の責任
被爆体験から
原爆批判と平和の希求
原爆の国際管理と世界国家論
3 平和意識の獲得
4 戦争責任と天皇制
5 自由と民主主義の再創造 Ⅰ
6 自由と民主主義の再創造 Ⅱ
7 女性の自立と解放をめざして
8 中国・ソ連へのまなざし
9 見えない他者
10 変わらざる意識-あるエリート社員のインドネシア体験
おわりにー草の根の占領期体験の意味
あとがき
岩波現代文庫版あとがき

 

ヒロシマはどう記録されたか

『ヒロシマはどう記録されたか 上 昭和二十年八月六日 』、『ヒロシマはどう記録されたか 下 昭和二十年八月七日以後』(小河原正己著、朝日新聞出版、20140730)

『ヒロシマはどう記録されたか 上 昭和二十年八月六日 』
目次 はじめに…3
序章 そのとき、ラジオ・新聞は…25
ラジオ放送が止まった/
新聞記事にできない
第一章 それぞれの八月六日朝…39
八月六日付中国新聞朝刊/
その朝のラジオ放送/
大佐古記者の身代わり/
生き運のいい松重カメラマン/
中村記者の汚れたワイシャツ/
間一髪、三人の放送局員
第二章 広島壊滅のとき…85
原爆投下・一〇秒の衝撃/
広島中央放送局壊滅/
中国新聞・もう一つのヒロシマ/
中国新聞社壊滅/
中国新聞社国民義勇隊全滅
第三章 あの日の五枚の写真…131
八月六日午前・二枚の写真/
黒い赤ちゃんと丸坊主/
後ろ姿の少年とセーラー服の少女/
明の行方を知っていますか/
八月六日午後・三枚の写真/
被爆写真・もう一つの記憶
第四章 絵に残されたあの日の記憶…175
市民の手で原爆の絵を/
母と子の原爆の絵/
血みどろの被爆者の列/
まぼろしの声/
母と子の絵、ふたたび/
母の形見・人影の石
第五章 幻の原爆第一報…217
黒い雨/
幻となった原爆第一報/
軍管区発表、記事にできない/
ピカドン第二報、地獄の川を下る
第六章 爆心地の夜…247
八月六日夜・相生橋の一夜/
袋町小学校の朝、比治山の夜/
韓国に渡った原爆孤児/
アメリカに渡った原爆乙女/
生ましめんかな
第七章 原子野の月…277
比治山多聞院の臨時県庁/
宇品・江戸家猫八さんと原爆資料館長/
中国新聞社、代行印刷へ/
呉鎮調査隊、市内に入れず
『ヒロシマはどう記録されたか 下 昭和二十年八月七日以後』
第八章 原子砂漠の朝…11
八月七日・広島が消えた/
爆心半径五百メートル/
被爆地図復元へ/
爆心地復元の元ディレクター/
材木町から中島本町へ/
ヒロシマからの第一声
第九章 子どもたちの被爆…53
三位一体の人形になった子どもたち/
母たちの悲しみ/
元原爆資料館長と元エノラ・ゲイ機長/
動員学徒たちの被爆
第十章 アメリカ兵捕虜の被爆…89
爆心地の被爆米兵/
爆撃機ローンサム・レディー号/
元搭乗員たちの生と死/
トルーマン米大統領の声明/
二発目の原爆・長崎被爆
第十一章 特殊爆弾の正体を解明せよ…127
呉鎮調査団、爆心地へ/
密命・幻の海軍原爆調査団/
陸軍原爆調査団/
わが国の原爆研究/
三発の不発弾(?)/
終戦を決めた原爆調査報告書/
調査団員、それぞれの戦後
第十二章 新聞再開への苦闘…185
在広新聞社の被爆/
一県一紙と代行印刷/
八月九日付中国新聞、そして終戦/
九月三日付、自力発行第一号/
原爆プレス・コードの発令/
台風、ふたたび代行印刷へ/
十一月五日付、本社復帰第一号/
生きている「死せるカメラマン」/
放送局再開、平和祭の開催
第十三章 「廣島特報」から「ビロシマ新聞」へ…253
三十五年目の原爆新聞/
昭和二十年八月七日付け「廣島特報」/
昭和二十年八月八日付け「廣島特報」/
昭和二十年八月七日付け「ヒロシマ新聞」/
いまなぜ「ビロシマ新聞」か
昭和二十年八月十五日付け「沖縄戦新聞」
終章 未来への伝言…295
俳優木村功の遺言/
記者たちの伝言/
科学者たちの予見・核戦争後の地球/
ヒロシマとチェルノブイリ/
ヒロシマからフクシマへ

あとがき この十年の間に…343
解説・竹西寛子…356
引用・参考文献

 

医学的根拠とは何か

『医学的根拠とは何か』(津田敏秀、岩波新書、20131120)

内容

 まえがき
 序  問われる医学的根拠―福島・水俣・PM2.5
 1  医学の三つの根拠―直感派・メカニズム派・数量化派
 1 繰り返される三つ巴の論争
2 現代医学の柱は数量化、対象は人
 2  数量化が人類を病気から救った―疫学の歩み
1 数量化を始めた人々
2 疫学の現代化
3 病気の原因とは何か
 3  データを読めないエリート医師
1 数量化の知識なき専門家
(1)なぜ100ミリシーベルトか―「有意差がない」と「影響がない」との混同
  広島と長崎の被ばく者数
  診断X線の影響
  「有意差がない」≠「影響がない」
  解消されない混同
  福島の直観派とメカニズム派
(2)O157による大規模食中毒事件
2 水俣病事件
3 赤ちゃん突然死への対応を逸した研究班
 4  専門家とは誰か
1 進まない臨床研究
2 日本の医学部の一〇〇年問題
3 診察室でデータを作る時代
 終  医学部の”開国を”

津田敏秀[ツダ・トシヒデ]

女性・家庭・社会-広島で学んだこと

『女性・家庭・社会-広島で学んだこと』(山手茂・山手秀子著、東方出版)

まえがき 3
1 生きることと学ぶこと
学ぶことと生きること 10
一生かかって学ぶこと 13
学校での学習と社会での学習 23
読書と人生 26
変動する社会のなかでの婦人の学習 29
社会科学を国民のものに 32
科学的な家庭観をもとう 38
文学と人生と家庭と 40
2 女性・家庭・社会
人間らしく生きること 48
主婦の栄光と悲惨 68
「婦人解放の壁」は何か 82
婦人解放論の前進のために 87
共かせぎの将来 96
女性化論争・家庭論争への批判 103
大熊信行氏の家庭論への批判 114
これからの家庭はどう変わるか 119
これからの家庭と婦人 128
人間らしい生活と文化 134
3 子ども・家庭教育・学校教育
子どもの生活はどう変わっているか 138
子どもを忘れた子どものための文化 147
子どもの非行化に対する親の責任 158
カギッ子ママ 166
共稼ぎ家庭の家庭教育の方向 168
入学試験と親の立場 177
父母と教師との協力 180
家庭科教育の課題 184
高等学校教育はどう変わっているか 190
大学教育と学問の自由 193
「期待される人間像」の検討 198
平和教育と同和教育との共通の課題 205
4 原爆・人間・平和
原爆被爆者と原水爆禁止運動 220
原爆被爆体験と戦争体験の交流を 224
原爆被爆20周年を迎えた被爆者 227
原爆被爆体験を原水爆禁止運動に生かそう 232
原爆被爆者問題と被爆体験の意義 237
戦争と平和 246
拙著『現在日本の家族と家庭』への書評およびそれに対する感想
広島大学助教授・新堀通也氏の批評 250
広島県立保育専門学校主事・野垣義行氏の批評 251
『家庭と教育』誌編集長・切明悟氏の批評 252
小田原女子短大助教授・毛利明子氏の批評 255
大阪市立大学教授・上子武次氏の批評 256
『生産性新聞』HB氏の批評 258
書評に対する感想 259
あとがき 263

 

親鸞からの射程-宗教・平和・国家

『親鸞からの射程-宗教・平和・国家』(樹心の会編、永田文昌堂、19830910)<作業中

内容

著者 タイトル
001 西光義畝 はじめに
002 上田義文 念仏と平和―念仏者の社会的課題
035 日高六郎 現代の日本社会をどうとらえるか
安田講堂事件から京都精華大学へ
「十五年戦争」という表現の意味
「十五年戦争」と「きけわだつみのこえ」の手紙
戦時下の農民の手記と学生の手記
大正生まれの三つの区分
戦後三十七年の学生の思想状況と推移―革新政党から保守政党へ
戦前社会から戦後社会への転換
戦後三十七年の質的変化―時代の開閉
戦後日本社会の質的変化を計るものさし
高度経済成長
国内政治と国際関係
天皇制について
戦前の日本国家の思想的構造
「滅私奉公」から「滅公奉私」へ
現代日本人の「天皇制」意識
1985年体制
軍事費突出の意味
日本の今後の課題
マルクス主義の課題と展望
080 池田行信 念仏者にとって国家とは何か
142 李実根 原爆体験をめぐって今思うこと
183 遊亀教授 真宗学とはなにか―その将来への展望
243 加藤西郷 あとがき

原爆に生きて 原爆被害者の手記

『原爆に生きて 原爆被害者の手記』(原爆手記編纂委員会、三一書房、19530625)

内容

著者 タイトル メモ
序(原爆手記編纂委員会=山代巴・隅田義人・山中敏男・川手健・松野修輔)
1 生きる
短かき夜の流れ星 檜垣干柿 17
生命の河 小原秀治 41
白血病と闘う 恵京吉郎 52
ヌートリアの思い出 石井一郎 63
真如の心 磯川喜幸 78
母子抄 吉川みち子 87
2 歩む
敗戦日記 山下寛治 97
七年の記 日詰忍 112
「無窮」の木 鳥本正治郎 126
四十八願 浮気モト 133
夫はかえらない 多田マキ子 136
友の手紙 山野音代 146
生長の家から 宮田君子 156
行くとこなし 辻本トラ 169
未亡人の願い 山田静代 175
喜生園 大屋ヒデ 180
父情記 内山正一 187
傷害年金受給のこと 温品道義 196
3 叫び
春雪日記 山中敏男 215
平和をわれらに 上松時恵 233
青年の独想 浦本稔 239
甲神部隊の父 横山文江 248
すみれのように 牧かよ子 254
母となりて 池田精子 258
私は生きたい 西山わか子 261
子等とともに 尾形静子 271
半年の足跡 川手健 280

戦後日本と戦争死者慰霊―シズメとフルイのダイナミズム

『戦後日本と戦争死者慰霊―シズメとフルイのダイナミズム』(西村明、有志舎、20061225)

内容

戦争死者へ向き合うこと
1 戦争死者の慰霊を問い直す
1 戦争死者とは何か?
2
2 戦争死者へ向き合うことウチの死者とヨソの死者と―戦死者表象の集合化と戦死者儀礼の集団化
3 慰霊と暴力連関―戦争死者儀礼の系譜的理解
戦後慰霊と戦争死者―長崎原爆慰霊をめぐって
4 戦後慰霊の展開とその二源泉―長崎における全市的原爆慰霊の公共性を軸に
5 岡正治における慰霊と追悼―「二様の死者」のはざまで
6 死してなお動員中の学徒たち―被爆長崎医科大生の慰霊と靖国合祀
7 国の弔意?―広島と長崎の国立原爆死没者追悼平和祈念館をめぐって
まとめと展望 戦争死者慰霊とは何だったのか、そして何でありうるのか?
1 「シズメ」と「フルイ」の慰霊論
2 戦争死者慰霊と無縁空間の可能性

天皇裕仁と地方都市空襲

『天皇裕仁と地方都市空襲』(松浦総三著、大月書店、19950414)

内容

全土せん滅空襲の開始と大本営発表
1 4大都市空襲の裕仁・大本営発表 13
2 「天皇報道」の原点としての大本営発表 15
3 庶民の目、裕仁の目、米軍史料 18
4 裕仁・大本営発表への抵抗者たち 26
5 空襲「偽造」の皇国史観 30
4・13東京大空襲の死者はなぜ少ないのか
1 “ポスト焼行幸”の裕仁 37
2 「裕仁」のための「戦艦大和の最後」 40
3 4・13大空襲の死者はなぜ少ないのか 45
4 “プロフェッショナル”裕仁 52
ドイツ降伏におびえる裕仁
1 空襲警報下、裕仁44歳の誕生日 59
2 「武装解除」と「責任者処罰」仕方なし 61
3 ドイツ降伏におびえる裕仁 64
4 ソ連一辺倒コースと裕仁 68
5 名古屋・東京・横浜の潰滅 71
三代の象徴、明治宮殿焼失す
1 明治宮殿焼失と裕仁 77
2 裕仁の戦災責任を問う 90
3 裕仁決定の「一撃論」 95
ノイローゼ裕仁と阪神大空襲
1 阪神大空襲と天皇裕仁 105
2 「時局収拾試案」と裕仁 111
3 裕仁、ノイローゼに! 114
4 裕仁・荷風・顕治・高見順 120
5 空襲で崩壊に瀬する日本社会 125
中小都市に広がる空襲
1 無防備な地方都市空襲を傍観する裕仁 131
2 B297000機のうち3機撃墜す 134
3 遅すぎた、おそすぎた「聖断」 138
4 ポ宣言「黙殺」後の「富山大空襲」など 141
5 裕仁と近衛と「天皇親書」 146
原爆投下をまねいた三種の神器
1 断末魔の「ヒロヒト・ニッポン」報告 153
2 米大統領の「原爆投下」の論理と裕仁 158
3 三種の神器が「黙殺」させた 163
4 50万人殺した「黙殺」声明と裕仁 166
5 「原爆」を利用した「聖断」 171
8・15の空襲と裕仁
1 裕仁を「聖断」に追いこむ米軍ビラ 175
2 「聖断」後14日昼間大坂大空襲 181
3 玉音放送後3日間も燃えた土崎港 185
4 8月15日の熊谷空襲 189
5 不運な小田原など 193
8・15マスコミと戦後50年
1 裕仁のための8・15マスコミ 195
2 ルポと新聞はやらせ-8・15新聞 198
3 玉音放送の意味と裕仁-8・15のラジオ放送 203
4 詭弁・すり替えの「終戦の詔書」 210
5 玉音放送から疎外された声 214
6 フィナーレ・天皇報道の始まり 219
図表-地方都市空襲・4大都市空襲 224
あとがき 227
引用・参考文献 233

 

太陽 No.9 特集・長崎

『太陽 No.9 特集・長崎』(平凡社、19640212)

内容

撮影者ほか
特集1
05 長崎 撮影・島田謹介
21 石畳のある街角 撮影・坂巻とおる
28 クジラに乗った海士の話 撮影・芳賀日出男
31 長崎裏面史 非運の人たち  文・池田敏雄
□革命の玄関口 長崎□
□朝鮮独立党の首領 金玉均□
32 □ 長崎女人帳□
33 □大阪事件の国事犯 福田英子□
34 □比島独立軍支援の老朽船 布引丸□
□白系セミューノフの亡命□
35 くるわ丸山繁盛記 永島正一(長崎県立図書館司書)
38 家庭の本棚〈長崎案内書〉
史書あれこれ  読み物あれこれ  寺本界雄(長崎文庫同人)
40 石がつくる風景 長崎の道と橋と塀 宮本常一(民俗学者)
43 海をわたってきた文化 南蛮と紅毛 小野忠重 (版画家)
45 南蛮の文化 小野忠重(解説) 脇坂進(写真)
54 長崎の行事 凧(ハタ)揚げ大会  清水崑(絵)
56 ペーロン競漕
58 精霊船流し
60 オクンチの竜踊り
62 太陽ハンドブック しっぽく料理
女ひとりの旅 対馬への小さな旅  文・森崎和江
68 土地ことば一長崎県  写真・島内英佑
76 文明のかたち  76  撮影・構成/東松照明 文/寺本界雄
84 原子爆弾投下される―1945―
86 長崎・ある被爆者の系図
89 長崎の原子爆弾 井上光晴
 92  長崎ひとめぐり
148 特集2 背広

危機からの脱出 平和運動入門

『危機からの脱出 平和運動入門 合同新書』(池山重朗著、合同出版社、19621130)

内容

 第1部 平和運動はどのように発展してきたか
 Ⅰ  世界平和運動の歴史 10
 1 ストックホルム・アピールと世界平和評議会 12
戦後平和運動の出発…運動を支える要因…運動を導く平和の理念……ストックホルム・アピールの運動…世界平和評議会の結成…平和運動と革命運動との分離…ベルリン・アピールとウィーン・アピール運動…朝鮮戦争の停止
 2 混乱と論争の時期 30
 ハンガリー事件をめぐる混乱…平和運動と民族独立闘争との関係…世界平和評議会内での意見の対立…コルネチューク・スパーノ論争
 3 核軍拡競争と新しい運動の発生 43
 ヨーロッパの新しい平和運動…アメリカに生じた新しい波…多様化し重層化した運動…ストックホルムにおける意見の対立
4 全面軍縮めざす運動の統一 54
全般的軍縮と平和のための世界大会…アクラ会議とパグウォッシュ会議…キューバ事件と平和運動の高揚…中南米の抗議運動…死者をだしたイタリアの運動…世界平和運動の再編成
日本平和運動の歩み 68
1 運動の方向をさし示した知識人たち 68
平和運動の萠芽…運動出発期の諸困難…平和四原則のシンボル…しだいに組織されはじめた国民の力…先駆的役割を果した学生運動…運動内部の混乱と諸欠陥
2 さまざまな運動の簇生期 89
軍事基地反対運動のはじまり…日中友好・日ソ国交回復の運動…護憲気運の高まりと護憲連合の結成…日教組と平和教育の運動…平和運動の反省
3 原水爆禁止運動の発展 99
ビキニ事件と運動の爆発的発展…原水爆禁止署名運動の組織化…第一回原水禁世界大会の開催…運動の状況とそれの意味するもの
4 国民意識を変えた原水禁運動 114
原水禁運動のもたらしたもの…共産党の自己批判…核実験への抗議と禁止協定締結の運動
5 強力な抵抗運動の展開 120
砂川基地反対闘争の発展…クリスマス島の水爆実験への抗議…第三回世界大会と実験禁止協定
6 成功した平和行進 128
変動する情勢と運動内部の混乱…運動形態を発展させた平和行進…核武装に反対する運動
7 原水協と安保共闘との癒着 136
諸運動の重層的な発展と原水禁運動…安保闘争と第五回世界大会…安保の大衆行動と原水禁運動の混乱
8 ソ連の実験再開による混乱 148
ソ連の核実験再開と原水協の機能麻痺…ソ連の実験に対する共産党の態度
9 新しい運動の出発 155
運動再建の努力と新しい運動の出発…運動の分裂・再編のはじまり
第2部 平和運動の新しい課題と展望
冷戦から軍縮へ-転換の時代- 162
1 熱核戦争の意味するもの 162
平和運動の成立基盤…熱核兵器戦の諸特徴…人間の意志をはなれる戦争…政治的目的を果せない戦争…科学技術の発展と現代の戦争
2 新しい意味をもつ戦争と平和の矛盾 172
両体制の対立と軍拡競争…レーニンの時代との根本的相違…熱核戦争を生みだす諸条件
3 全面軍縮と冷戦構造の転換 179
冷戦構造のもたらす矛盾…冷戦構造と社会主義の矛盾…軍縮を促す要因とその条件の成熱
平和運動の性格とその可能性 188
1 平和運動の人類的性格 188
 熱核戦争と人類的平和運動…平和運動の特殊な意義…運動の自立性と主体性…平和の価値と人類意識…全面軍縮と冷戦の構造転換…人類の論理と階級の論理…平和共存と人類の解放
2 平和運動のもつ論理性 211
運動論理の二重性…平和の要求による統一…キューバ事件と平和運動の問題点…ソ連の核実験と「平和の敵」論…平和運動の重層的発展
3 科学的政策を必要とする運動 230
頭脳戦の時代の平和運動…自然科学者の貢献…科学的な政策要求の必要性…政策要求の多様な発展…政策要求をつくりだす必要性
 4 平和運動の政策構想とその展望 241
平和共存と社会主義への道…平和憲法と平和のための政策体系
5 平和運動の形態と組織的展望 245
国民の平和意欲の変遷…組織的な展望
あとがき 251

どっこい私は生きている ヒロシマの車いすおばちゃんの手記

『どっこい私は生きている ヒロシマの車いすおばちゃんの手記』(滝口富美子著、あゆみ出版、19830820)

内容

ふるさと・広島
家族 11
小学生時代 17
渡満 20
女学生生活 23
お正月 25
日中戦争始まる 28
運命の扉
小児マヒになって 33
妹の死 44
ミシンと書 46
秋田の生活 49
太平洋戦争 52
終戦前夜 58
たたけよさらば開かれん
広島へ 63
貸本屋開業 67
ひとつの転機 71
職業について 77
車いす 80
アキレス腱手術 86
タイプ 94
自動車運転免許取得 103
生きがいと自立を
県美展初入選 109
書道塾 113
書道講座 117
筆つくり見学 123
家が建った 126
原病院青年学級 133
社中展 138
障害者の“権利”にめざめ
障害者運動との出会い 149
友愛会のこと 154
ある友への手紙 166
全障研との出会い 170
国際障害者年広島のつどい 174
教育研究集会で 176
障害者のまちづくり運動
まちづくり運動 183
バス乗車 187
『広島のまちづくり』出版 193
「第5回全国まちづくり研究集会」の取り組み 196
私の「まちづくり」の話から 203
どっこい私は生きている
同窓会 215
ふれあい 220
子どもたちと 226
北海道旅行記 231
平和運動とのかかわり 238
ダイ・イン 241
平和へのねがい 246
あとがき

広島爆心都市からあいだの都市へ 「ジェンダー×植民地主義交差点としてのヒロシマ」連続講座論考集

『広島爆心都市からあいだの都市へ 「ジェンダー×植民地主義交差点としてのヒロシマ」連続講座論考集』(高雄きくえ編、インパクト出版会、20221125)

内容

1 旧陸軍被服支廠とヒロシマの記憶-何のために残すのか…23
小田原のどか 爆心地の彫刻 広島から得た視点を敷衍する…24
批評の必要…25
彫刻の恥ずかしさ…26
語り続けること…29
おわりに:まだ見ぬ誰かへ…32
森田裕美 旧陸軍被服支廠と広島の記憶…34
はじめに…34
軍都廣島を伝える「無言の証人」…36
詩画人・四國五郎と被服支廠…37
被爆…38
敗戦後の活用…40
存廃を巡る動き…41
そして私たちは…43
切明千枝子 加害と被害が刻印された全四棟が保存されることを強く望みます…44
2 在日朝鮮人女性史・生活史から学ぶ…55
宗恵媛 在日朝鮮人一世女性を読む-文学とエゴドキュメントと、そのあいだ…56
はじめに一世女性はどこにいるのか…56
在日女性研究には学問的価値がない?…58
文字資料の中で女性たちと出会う…60
一世女性たちはどのように描かれてきたか…61
「エゴドキュメント」と「文学」とその「あいだ」…64
女性たちの作品を読む…67
一世女性たちと識字教育…67
文字世界の中の一世女性たち…69
むすびにかえて…78
3 加納実紀代が語る、加納実紀代を語る…83
加納実紀代 『平和』表象としての鳩と折鶴 二〇一八年一一月一七日・『〈銃後史〉を歩く』出版記念会講演…84
表象研究の意義…84
平和とは何か…87
「平和」表象としての鳩…89
「平和」表象としての折鶴…90
〈無辜なる被害者〉の構築…90
世界に広がる禎子と折鶴…93
「右」に回収される「平和」表象…95
「右」に回収される折鶴…96
「大東亜戦争」肯定と千羽鶴…98
「表象」の持つ多面性…99
さいごに…101
池川玲子 未完の集大成「『平和』表象としての鳩と折鶴」…103
極私的交差路で辿る加納史学…103
加納実紀代さんと若桑みどりさん…103
戦争とジェンダー表象研究会…105
立つ瀬がない…107
3・11…107
「立つ瀬」を築くために-折鶴と鳩…109
二〇一八年『「銃後史」をあるく』…110
未完の集大成…112
「『平和』表象としての鳩と折鶴」の挑戦…112
ドラマへの意欲…113
未完の集大成「『平和』表象としての鳩と折鶴」を考える…114
宿題…114
「かっちゃんとミチコちゃん」…116
まとめにかえて…119
高雄きくえ 広島で「加納実紀代」を継承するということ…121
はじめに…121
『女たちの〈銃後〉』序章のインパクト…122
被爆体験を女の視点で考えるシンポジウム「女がヒロシマを語る」…126
原爆資料館で「銃後を支える力となって 女性と戦争」展…127
被爆者は加害者なのか-「加害と被害の二重性」をめぐって…130
広島で「加納実紀代」を継承するとは…132
平井和子 「被害」と「加害」の底深い悲惨さの自覚-「帝国の慰安婦」と「帝国の母」と…135
はじめに-「被害」と「加害」の二重性を引き受けつづけて…135
原点にあるもの…135
加納さんとのご縁のなかで…138
“銃後の女”は加害者か?…140
「侵略された女」と「銃後の女」をつなぐフェミニズム…143
「帝国の慰安婦」と「帝国の母」と…145
朴裕河さんの本をめぐって…145
日本兵と「慰安婦」の恋愛関係-消去されたノイズ…148
「平和の少女像」をめぐって-「被害」と「加害」の二重構造を見据えよ…149
『帝国の母』…151
まとめにかえて…152
4 『パーク・シティ』公園都市広島を語る…155
笹岡啓子 「なにかが起こったあとの場所」への眼(カメラ)-〈暗さ〉は抵抗…156
慣れ親しんだ街への違和感…156
ここは「広島に落ちた(その)原爆が落ちたみたいだ」…160
〈広島-東京-東北〉の往還から…162
公園化されていく三陸地域…167
柿木伸之 〈公園都市〉を視る写真の批評性-笹岡啓子『PARK CITY』への応答として…171
暴力が交差する場としての広島に向き合う…171
ヒロシマのアウラを剥ぎ取る写真…173
想起の媒体としての写真…176
公園化とそれを突き抜けるもの…180
5 広島の在日朝鮮人史を掘り起こすために…185
権鉉基 消える朝鮮人史への危機感から資料室づくりへ…186
「君はだれか?」という問いに…186
広島在日朝鮮人史の現在…188
資料室が新しい動きにつながるように…190
安錦珠 船越町に生きる在日韓国・朝鮮人-いつ・なぜ朝鮮人集落が形成され、どのように生きてきたか…193
はじめに…193
広島の韓国・朝鮮人…195
船越町の朝鮮人集落…197
船越町はどんな所?…197
船越町民の生活…201
朝鮮人の「船越」への流入…207
船越町の在日韓国・朝鮮人の生活…214
朝鮮人集落と日本人側の朝鮮人集落に対するイメージ…215
仕事…217
抵抗…218
仕事を失って帰国…220
定住志向と仕事の変貌…222
花都部落の宅地購入…223
地域の変化…224
朝鮮学校…226
初・中・高級学校…226
電機高校と朝鮮学校の生徒同士の喧嘩、そして教員同士の交流…228
教育内容の変化と朝鮮学校の課題…231
廉和善先生と教員免許取得…231
むすび…233
6 セクシャル・マイノリティとフェミニズムの対話…237
河口和也 家族から疎外される/を求める性的マイノリティ…238
「反家族」から出発…238
「身近な人が同性愛だった場合」の反応…240
パートナーシップ制度という動き…242
広島の場合…244
パートナーシップ制度と同性婚…246
性自認と同性婚…247
私が同性婚を容認する理由…249
堀江有里 〈反婚〉の可能性-婚姻不平等の現実と、制度がはらむ問題を同時に考えることは不可能なのか?…251
はじめに-問題の所在…251
自己紹介…252
問題関心…253
不平等の解消と〈反婚〉の可能性…254
〈分断〉をみつめる…257
性的マイノリティとフェミニズムのあいだ?…257
「同性婚」の(不)可能性…261
キリスト教の立場から-内在的な宗教批判の必要…263
それでも、なお、〈反婚〉を-分断を架橋するために…266
高雄きくえ 選択的夫婦別姓が法制化すると日本の家父長制・婚姻制度の何がひらかれるのか-フェミニズム・ジェンダー/植民主義という視点から考える…270
はじめに…270
二つのこだわり…272
自著『わたしの名前』の反響…273
わたしの「選択的夫婦別姓法制化」への共感と違和感…276
おわりに-戸籍につながる婚姻/家父長制・植民地支配を問い、ひらくために…281
7 〈この世界の片隅に〉現象を読み解くためのレッスン…283
植松青児 三つのコンテクスト(軍部・ジェンダー・植民地主義)から読み解く…284
すずの故郷・江波の顔…285
祖父と朝鮮人強制動員…287
日本軍「慰安婦」と地つづきの白木リン…288
ノスタルジーと歴史修正主義に抗する批判を…290
森亜紀子 切り落とされてきた場所・出来事から考える-呉・沖縄・南洋群島を糸口に…294
私の視点-沖縄・南洋群島を経由して故郷・呉に向きあう…294
『この世界の片隅に』はなぜ多くの人の心を掴んだのか…297
-描かれたことと切り落とされたこと-
「戦災地」としての呉を描く…297
戦時下の暮らしを詳細に再現した…298
すずの「呉市民化」の過程を丁寧に描いた…301
戦争への強い関心の一方で不可視化されてきた植民地主義…303
-南洋群島は「楽園」だった?-
「楽園」と名付ける植民者…304
沖縄エリート出身者・徳村夫婦の場合…306
チャモロ女性と光子さんのあいだ…308
沖縄人エリート層の帝国意識の内面化…310
消しさられた他者とその傷跡…314
おわりに-広島で培われてきた議論をさらに開くには-…315
川口隆行 〈この世界の片隅に〉現象をどう考えるか-植松報告、森報告を受けて…317
〈この世界の片隅に〉現象の前史について…318
『この世界の片隅に』にある朝鮮人イメージから何を考えるか?-植松報告を受けて…320
こうの史代の「普遍」へのこだわりをどう考えるべきか?-森報告を受けて…324
「復興」あるいは「レジリエンス」という言葉の浸透…326
おわりに…328
8 広島で〈加害性〉を語るということ-植民地支配/戦争責任/戦後責任と被爆都市のあいだ…329
阿部小涼 爆心都市からあいだの都市へ-植民地主義と戦争の責任という経路…330
はじめに…330
広島とあいだ…331
最近の報道から…334
沖縄の米軍基地をめぐる報道…334
被爆者をめぐる報道…338
コミュニケーションが寸断する戦争の責任という経路…339
日米首脳電話会談…339
核禁条約をめぐる平行線の同じ俎上…340
人々による別の物語の探求…343
被爆者からグローバル・ヒバクシャへ…345
軍事主義空間の忘却に抗う…346
空爆への問いと人種主義…349
米軍基地と核と女性解放…352
おわりに…357
河内美穂 植民地主義の起点・運動の継承-私自身のここ数年の最大の課題を提言として…359
私から始まる…359
「満州国」と中国残留邦人…361
「満州国」と中国朝鮮族…363
「満州国」とモンゴル系諸民族…364
加害との向き合い方…366
上野英信『天皇陛下萬歳』に見る加害との向き合い方…367
運動の継承…368
植民地主義の起点…370
アイヌについて 植民地化の原型…372
先住権を求める闘い…373
田浪亜央江 広島と中東の〈加害・被害〉と植民地主義-「復興」をめぐる齟齬から見えるもの…376
広島の「世界認識」…376
植民地経験に続く中東の現在…378
「アウシュビッツ」と広島…380
パレスチナから広島を問う…384
道面雅量 ヒロシマからは少し離れて…387
「呉」という地から…387
チョウ・ムンサンの遺書…389
美徳景さんとの出会い…390
「不戦兵士」小島清文…391
自由の価値と多様性…392
おわりに…393
中谷いずみ 未来を語ること-井上ひさし『父と暮せば』…395
はじめに…395
『父と暮せば』の時間…396
記憶の回復/整序と再生産的未来…399
単線的時間の(不)可能性-大田洋子『夕凪の街と人と』を参照軸として…404
おわりに…411

ヒロシマ調査・研究入門 原爆被害を調べる人のためのガイドブック

『ヒロシマ調査・研究入門 原爆被害を調べる人のためのガイドブック』(広島市立大学広島平和研究所ガイドブック編集委員会・堀友良平編、広島市立大学広島平和研究所、20250331)

内容

はじめに 1
1 調査・研究ガイド 6
研究の基礎(1)データベースを調べる 7
研究の基礎(2)広島を調べる 8
コラム 英語で調べる 9
文献、被爆体験記を調べる 10
公文書、文書資料を調べる 12
新聞資料を調べる 14
コラム 聞き取り調査の心構え 15
医学資料を調べる 16
コラム 放射線被曝者医療国際協力推進協議会(HICARE) 17
現物資料、絵画を見る 18
写真、絵葉書を見る 20
映像資料を調べる 22
2 広島で調べる 24
原爆被害を調べる
平和記念公園 26/
コラム 爆心地 27/
広島平和記念資料館 28
広島平和記念資料館情報資料室 29/
国立広島原爆死没者追悼平和祈念館 30
コラム 広島平和文化センター 31/
ヒロシマ平和研究教育機構 31
G7広島サミット記念館 32/
被爆遺構展示館 32/
広島市平和記念公園レストハウス 33
広島県立図書館 34
広島県立文書館 34
広島市公文書館 36
広島市役所旧庁舎資料展示室 37/
広島逓信病院外来棟 37
広島市立中央図書館・同広島資料室 38/
広島市映像文化ライブラリー 39
広島市現代美術館 40/
シュモーハウス 41/
広島市江波山気象館 41
広島市郷土資料館 42/
広島市水道資料館 42/
旧日本銀行広島支店 43
放射線影響研究所 43/
広島大学文書館 44/
広島大学平和学コレクション 44
広島大学原爆放射線医科学研究所 45/
広島大学医学部医学資料館 45
広島大学平和センター 46/
広島女学院大学図書館 46/
コラム 「学都」広島 47
広島市立大学広島平和研究所 48/
広島市立大学芸術資料館 49/
コラム 光の肖像 50
袋町小学校平和資料館 52/
本川小学校平和資料館 53/
のぼり平和資料室 53
広島県医師会館 54/
あき書房 54/
カトリック幟町教会世界平和記念聖堂 55
基町資料室 56/
コラム 基町住宅地区の歴史 56/
Pride of Hiroshima 57
加納実紀代資料室 サゴリ 57/
ANT-Hiroshima 58
平和のためのヒロシマ通訳者グループ(HIP) 58/
ワールド・フレンドシップ・センター 59
ヒロシマ・ピース・センター 59
 戦争を調べる
広島城 60/
似島平和資料館 62/
コラム 「軍都」広島 63
呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム) 64/
海上自衛隊第1術科学校教育参考館 65
軍艦利根資料館 66/コラム 戦争を学ぶ 66/
大久野島毒ガス資料館 67
3 広島を体感する 68
8月6日をめぐる
8月6日の広島をめぐる 70/
8月6日の『中国新聞』 71/
平和記念式典 72
平和記念式典のあゆみ 73/
灯ろう流し 74/
西広島灯ろう流し 75
広島市タカノ橋商店街振興組合 平和イベント「たかのばし こども みらい」 75
国土交通省(内務省)原爆殉職者慰霊式 78
原爆犠牲建設労働者・職人の碑慰霊祭 78
「原爆犠牲ヒロシマの碑」碑前祭 79/
コラム 川底に残る被爆の痕跡 79
原爆死没者追悼式 80/
原爆死没者慰霊行事 81/
韓国人原爆犠牲者慰霊祭 82
旧中島本町原爆犠牲者追悼慰霊祭 83/
コラム 戦前の中島地区 83/「
原爆の子の像」碑前祭 84
コラム 佐々木禎子 85/
川内・温井義勇隊慰霊祭 86/
広島二中原爆死没者慰霊祭 87
広島市立広島商業高等学校原爆死没者慰霊祭 88/
原爆犠牲国民学校教師と子どもの碑慰霊祭89
嵐の中の母子像供養 89/
広島市女職員生徒原爆死没者慰霊式 90
原爆犠牲新聞労働者「不戦の碑」碑前祭 91/
一中観音慰霊祭 91
広島市水道局原爆死没職員追悼式 93/
広島市医師会原爆殉職会員並びに医療従事者追悼式 93
広島県立広島第一高等女学校原爆犠牲者追悼式 94/
広島県立広島第一中学校原爆死没者慰霊祭 95
広島市原爆死没公務員追悼式 96/
コラム 原爆死没者名簿と遺骨 96
広島大学原爆死没者追悼式 98
コラム 『明子 被爆者である母のこと—南方特別留学生との友情』 99
広島赤十字・原爆病院原爆殉職職員ならびに戦没職員慰霊式 100/
似島原爆死没者慰霊祭 10
 被爆の痕跡をたどる
被爆体験講話を聞く 102/
被爆体験伝承講話・家族伝承講話を聞く 102
6のつく日 語り部さんとお話しよう! 103/
原爆の語り部~被爆体験証言者の証言 103
原爆ドーム 104/
被爆建物 106/被爆樹木 108/
平和大通り 109
平和記念公園をガイドと歩く 110/
復興と広島カープ 112
コラム 広島のスポーツと平和への取り組み 113/
広島とお好み焼き 114
4 日本で調べる 116
北海道ノーモア・ヒバクシャ会館 118/
長岡戦災資料館 118/
土門拳記念館 119
コラム 博物館で調べる 119/
原爆の図丸木美術館 120/
国立歴史民俗博物館 121
都立第五福竜丸展示館 122/
せたがや未来の平和館 123/
八王子 平和・原爆資料館 123
西東京市ひばりが丘図書館 原爆小文庫 124/
川崎市平和館 124/静岡平和資料センター 125
戦争と平和の資料館ピースあいち 125/
立命館大学国際平和ミュージアム 126
姫路市平和資料館 126/
伊陸ロンサム・レディ号平和記念館 127
山口県原爆被爆者支援センター「ゆだ苑」 127/
高松市平和記念館 128
北九州市平和のまちミュージアム 128/
原爆医学資料展示室 129/
原爆土壌試料保管室 129
長崎原爆資料館 130/
国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館 131/
長崎市永井隆記念館 132
浦上キリシタン資料館 132/
浦上教会原爆遺物展示室 133/
サンパウロ長崎宣教センター 133
長崎県立長崎図書館 郷土資料センター 134/
沖縄県平和祈念資料館 134
コラム 米国国立公文書館とプランゲ文庫 135
5 原爆被害・核問題を知る扉 136
ヒロシマと平和学 138/
広島の原爆被害 140/
グローバル・ヒバクシャ 142
核兵器の種類と仕組み 144/
核開発の現状 146/
NATOの核共有 148/
中東、南アジアと核 150
ロシア、ウクライナと核 152/
コラム ウクライナの旧ソ連核基地博物館 154/
北朝鮮と核 156
コラム へいわ創造機構ひろしま(HOPe) 158
コラム 長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA) 158
/8月6日と原水禁世界大会 160
世界の反核運動 162/
非核規範の形成 164/
日本の反核運動と被爆者運動 166
コラム ノーモア・ヒバクシャ記憶遺産を継承する会 168/
コラム 韓国・陜川(ハプチョン) 169
被爆者援護訴訟と被爆地拡大運動 170/
ヒロシマと環境問題 172/
ヒロシマと国際法 174
ヒロシマと憲法 176/
朝鮮半島から見たヒロシマ 178/
中国から見たヒロシマ 180
東南アジアから見たヒロシマ 182/
米国から見たヒロシマ184/
ヒロシマを世界に伝えた人々 186
原爆被害と中国新聞社 188/
広島と文学 190/広島と映画 191/
広島と音楽 192
原爆とアート 193/
広島と演劇 194/
漫画で読む原爆・広島 195/
広島と絵本 196
広島の復興 198/
平和記念都市 200/
平和教育 202/
次世代への「継承」の試み 204
おわりに 206
人名・事項索引 208
主要参考文献一覧 212
図版一覧 217
協力先一覧 222
執筆者一覧 223