年表:スミソニアン協会とヒロシマ

Y M D NEWS1
87 08 03 米のスミソニアン国立航空宇宙博物館、原爆投下機「エノラ、ゲイ」号の原爆搭載部分を復元したと発表。
88 08 05? 広島に原爆を投下した米軍材「エノラ・ゲイ」、保存のためスミソニアン研究所で解体・修理中。
89 02 23? 米のスミソニアン天文台発行の機関紙、小惑星の1つに平和を願って「ヒロシマ」と命名されたことを報道。
90 01 29 米国スミソニアン博物館、ワシントン郊外に建設される同館別館に、原爆投下機「エノラ・ゲイ」を展示するとの計画を発表。
93 04 05 スミソニアン協会・国立航空宇宙博物館のマーティン・ハーウィット館長ら、広島市役所を訪れ、平岡市長に被爆関係資料の貸与を要請。
93 04 06 スミソニアン協会国立航空宇宙博物館長ら、被爆資料の借用について大牟田広島平和文化センタ-長らと協議。広島市、博物館の計画策定がまとまる秋に貸出について最終決定することを伝える。
93 05 31 スミソニアン協会・国立宇宙博物館の職員3人、被爆50周年の原爆投下をテーマとした展示会の資料収集打ち合わせのため広島市を訪問。広島市、資料を貸し出す方向で検討。
93 06 01 トーマス・クローチ米国スミソニアン協会・国立航空宇宙博物館航空学部長、広島市との協議を終え記者会見し、投下50周年の展示の概略について説明。
93 08 03 広島市、米国スミソニアン協会・国立航空宇宙博物館が送ってきた被爆50周年の「展示計画書」(7月17日届く)の和訳を公表。長崎市にも同様の書簡が届く。
93 08 04 ハーウィット・米スミソニアン博物館館長、広島市入り。6日、平和祈念式典に参列。
93 10 08 平岡広島市長、米国スミソニアン協会・国立航空宇宙博物館への被爆資料貸与問題について、今月中に結論を出すとの意向を表明。
93 11 24 長崎市原爆被災資料協議会、米国スミソニアン協会国立宇宙博物館への資料貸出に応じることで意見が一致。
93 11 30 広島・長崎両市、スミソニアン協会・国立航空博物館の被爆資料貸与要請を受け入れることを決定したと発表。
93 12 07 広島県被団協(森滝市郎理事長)、米スミソニアン協会・国立宇宙博物館への被爆資料貸出について、被爆地の意見や助言が的確に反映されるよう責任ある対処を求める要望書を広島市長に提出。
94 02 09? 長崎国際文化会館、日本映画社の記録フィルムを米国立公文書館から入手。(米国スミソニアン協会航空宇宙博物館が寄贈)
94 02 24 長崎市、米国のスミソニアン協会国立航空宇宙博物館から寄贈された「広島・長崎における原子爆弾の効果」の原板複写フィルムの試写会を開催。約3時間。
94 03 30? 米国の退役軍人ら、スミソニアン協会のエノラ・ゲイ機と被爆資料の同時展示に猛反発。
94 08 10 24人の米下院議員がスミソニアン宇宙航空博物館のエノラゲイ展示計画に、原爆被害を強調し過ぎているとの抗議の書簡を出していたことが判明。
94 08 17 ルイス米下院議員、スミソニアン博物館にエノラ・ゲイ展示計画の変更を求める声明を発表。
94 08 18 スミソニアン博物館が「エノラ・ゲイ」展示で米下院議員に意向を配慮するとの返答を出していたことが判明。
94 08 29 米スミソニアン航空宇宙博物館、退役軍人らの批判にこたえ、太平洋戦争のコーナーを追加設置すると発表。
94 09 08? ワシントン・ポストやウォールストリート・ジャーナルなど米紙がスミソニアン博物館の特別展「原爆投下と第二次世界大戦の集結」における被爆展示に批判を強めていることが判明。
94 09 12 本島長崎市長、市議会で、スミソニアン航空宇宙博物館の原爆企画展の展示計画をチェックするため10月に調査団を同館に派遣することを明らかにする。
94 09 19 ナンシー・カッセボム米上院議員、スミソニアン航空宇宙博物館が予定しているエノラ・ゲイ展示は、バランスを欠き侮辱的だとして計画変更を求める決議案を提出。
94 09 20 米国のカトリック系の平和団体パクス・クリスティUSAや環境保護団体グリーンピースの代表ら、スミソニアン航空宇宙博物館に被爆者関連の展示を増やすよう要請。
94 09 23 米上院本会議、エノラ・ゲイ機の展示を計画しているスミソニアン航空宇宙博物館に対して「米国人の思い出を非難することになるのを避けるべきだ」として展示内容の変更を求める決議を満場一致で可決。
94 09 26 広島県被団協・県原水協・県平和委員会、スミソニアン航空宇宙博物館で計画中の原爆投下に関する展示会に対し展示内容の修正を求める決議を採択した米上院に抗議などを求める要請書を平岡広島市長あてに提出。
94 09 27 スミソニアン航空宇宙博物館が計画しているエノラ・ゲイ展示問題で米下院に計画の修正を求める決議案が提出されていることが判明。
94 09 28 広島市、スミソニアン航空宇宙博物館から原爆投下展の最終スクリプトの送付が遅れるとのファックスが入る。
94 09 29 米紙ワシントン・ポスト、スミソニアン航空宇宙博物館が、全米退役軍人協会からのエノラ・ゲイ展示への抗議に対する譲歩として、被爆時計の展示中止など展示内容の変更を決めたと報道。
94 10 13? 長崎市、スミソニアン博物館から「原爆展問題に関する米上院決議は影響を受けない」、「計画に抗議していた米国在郷軍人会とは合意に達した」などと説明した文書を受け取る。
94 10 20 米スミソニアン航空宇宙博物館、エノラ・ゲイの展示をめぐる退役軍人らの批判を入れ、「感情に訴えるような(被爆状況の)写真や遺品」は展示から除き、太平洋戦争の経過に関する展示は増やすなどの修正計画の概要を公表。
94 10 20? 高橋昭博広島平和文化センター事業部長、米国立スミソニアン航空宇宙博物館が計画している原爆展に関連し、ポール・チベッツ元「エノラ・ゲイ」機長に、「ヒロシマの心」を伝える手紙を発送。
94 10 25 共産党広島市議会議員団、国家補償に基づく被爆者援護法の制定と米国スミソニアン航空宇宙博物館の原爆展問題について、市議会決議に向けた各派代表者会議を召集するよう市議会議長に文書で申し入れ。
94 10 26 米スミソニアン航空宇宙博物館、来年5月から予定している広島原爆投下爆撃機エノラ・ゲイの詳細な展示計画書(約450頁)を公表。米退役軍人団体の批判を受け入れ、太平洋戦争全体の説明を大幅に増やした内容。
94 10 27 広島市、米スミソニアン航空宇宙博物館が原爆投下展の修正計画を発表したことに対し、展示計画書が届きしだい、被爆資料の貸与問題について被爆者らから意見を聞く場を設ける方針を固める。
94 10 28 「広島・長崎の証言の会」、米国立スミソニアン航空宇宙博物館と米上院に対し、原爆展示の内容の変更反対の緊急要請書を送付。
94 10 29? アメリカのキリスト教平和団体「パックス・クリスティUSA」など、米国立スミソニアン航空宇宙博物館が軍人団体側の要求に沿って計画中の原爆特別展の展示内容を見直したことに反発、独自の原爆展の開催を検討。
94 11 06 「長崎の証言の会」、長崎市で総会を開催。政府・連立与党がまとめた被爆者援護法案に反対する要望書を首相と各政党の代表に送ることと、米国立スミソニアンン航空宇宙博物館が被爆資料の展示予定を貫くよう要請文を送ることを決める。
94 11 17 バーンシュタイン、ウィットナーなどアメリカの歴史学者ら52人、スミソニアン米航空宇宙博物館に、エノラ・ゲイ展の退役軍人会の圧力による修正企画案を元に戻すよう申し入れる書簡を発表。
94 11 21? 広島・長崎両市に、米スミソニアン航空宇宙博物館の展示台本の修正版が届く。広島分3点、長崎分5点を削除。
94 11 23 米スミソニアン航空宇宙博物館、来年5月から展示する広島原爆投下機エノラ・ゲイの胴体を、メリーランド州の同館ガーバー施設から展示場所に搬入。
94 12 03? スミソニアン協会が、原爆展示問題の説明のためハーウィト館長が広島・長崎を訪問することをストップさせていることが判明。
94 12 07 天江喜七郎外務省報道・広報審議官、スミソニアン博物館の原爆展について、日米のわがかまりが問題に発展していく可能性があれば無関心ではいられない、と広島市内の記者会見で語る。
94 12 07 米ワシントンのアメリカン大学で、スミソニアン博物館が企画している原爆投下の特別展についてのパネル討論会が開催される。約250人が参加。
94 12 15 核戦争防止国際医師の会米国支部「社会的責任のための医師の会」など17の平和団体代表ら、スミソニアン航空宇宙博物館のエノラ・ゲイ展示について、被爆の惨状を復活するよう要請。
94 12 21 広島市、米国スミソニアン協会航空宇宙博物館の特別展について被爆者など11人から「意見を伺う会」を開催。9人が参加。
94 12 25 平岡広島市長、米国スミソニアン博物館への被爆資料の貸出に応じる考えを明らかにする。
94 12 25? 長崎の証言の会、米国立スミソニアン航空宇宙博物館の原爆展問題で同博物館や退役軍人団体などに当初の展示計画を修正しないよう求めた緊急要請書に対する共感の返書4通を受け取る。
94 12 27 長崎市、米国立スミソニアン航空宇宙博物館の原爆展問題で「市原爆被災資料協議会」を開く。被爆資料貸出に大半が前向き。
95 01 09 長崎県被爆者手帳友の会、拡大理事会を開催。5月に被爆50周年記念の慰霊祭の開催、2月から被爆地域是正要望地域住民の健康調査の実施、被爆資料の米国立スミソニアン航空宇宙博物館への貸出への反対などを決める。
95 01 10 平岡広島市長、スミソニアン航空宇宙博物館の原爆投下展をめぐり際だってきた日米の原爆観の溝を修復するため6月頃に訪米する意向を表明。
95 01 10 本島長崎市長、米スミソニアン原爆展への被爆資料貸出に前向きな見解を表明。
95 01 18 米復員軍人協会、スミソニアン航空宇宙博物館に対し、エノラ・ゲイ展示の中止を申し入れ。
95 01 19 米下院の共和党議員2人、スミソニアン航空宇宙博物館のエノラ・ゲイ展示問題で、ハーウィット博物館長の辞任を要求すると言明。
95 01 25 アメリカ下院議員81人、スミソニアン航空宇宙博物館が計画している原爆展の内容を不満としてハーウィット館長の辞任を求める連名の書簡を同協会に提出。
95 01 26 ギングリッチ米下院議長、スミソニアン協会の評議員に、エノラ・ゲイ展示計画批判派のサム・ジョンソン議員を指名すると発表。
95 01 26? 長崎市、2月上旬に原爆被災資料協議会を開き、スミソニアン航空宇宙博物館への被爆資料の貸出について決める方針を固める。
95 01 27 ギングリッチ米下院議長、スミソニアン航空宇宙博物館の広島原爆投下機エノラ・ゲイの展示計画について、スミソニアン協会から大幅に縮小するとの話があったことを明らかにする。
95 01 27 マカリー米大統領報道官、スミソニアン航空宇宙博物館の原爆展についてクリントン大統領も関心を持っていると述べる。
95 01 30 アメリカの3大テレビネット、スミソニアン航空宇宙博物館のエノラ・ゲイ展示計画の大幅縮小についてニュースで大きく取り上げる。
95 01 30 マカリー米大統領報道官、クリントン大統領がスミソニアン協会の原爆展縮小を支持していると述べる。
95 01 30 米紙ニューヨーク・タイムズ、社説「歴史の乗っ取り」で、スミソニアン協会の原爆展示縮小を批判。
95 01 30 スミソニアン協会、評議員会を開催。エノラ・ゲイ展示の大幅縮小を決定。
95 01 31 米紙ウォールストリート・ジャーナル、社説で、スミソニアン協会の原爆展示縮小を批判。
95 01 31 米紙ニューヨーク・タイムズ、スミソニアン航空宇宙博物館の原爆展変更を批判するバートン・バーンシュティーンの論文「書き換えられたヒロシマ」を掲載。
95 01 31 本島長崎市長、スミソニアン航空宇宙博物館の原爆展示縮小に関連し、アメリカでの独自の原爆展開催の意向を表明。
95 01 31 村山首相、米国のスミソニアン航空宇宙博物館が企画中の原爆展で広島・長崎の遺品を展示しない方針を決めたことについて「日本の国民感情からみれば残念なことだ」と述べる。
95 01 31 平岡広島市長、ヘイマン・スミソニアン協会事務局長から原爆投下展大幅縮小を伝えるファックスを受け取る。
95 01 31 平岡広島市長・原田浩原爆資料館館長、ハーウィット・米スミソニアン航空宇宙博物館館長から原爆投下展の大幅縮小に遺憾の意を示すファックスを受け取る。
95 01 31 原田広島原爆資料館長、スミソニアン航空宇宙博物館の原爆展示縮小に関連し、アメリカの新聞に意見広告の掲載などを検討したいと語る。
95 02 01 米紙クリスチャン・サイエンス・モニター、社説で、スミソニアン協会の原爆展示縮小を批判。
95 02 01 米紙ワシントン・ポスト、社説で、スミソニアン協会の原爆展示縮小を支持。
95 02 01 米紙ロサンゼルス・タイムズ、社説で、スミソニアン協会の原爆展示縮小を支持。
95 02 02 スミソニアン協会が原爆展示縮小問題で退役軍人協会・歴史学者・平和団体の代表などによるシンポジウムを計画していることが、広島市に入った連絡で判明。
95 02 03 長崎の証言の会、米国立スミソニアン航空宇宙博物館の原爆展中止問題で、米国内での原爆展開催への意向を伝えるなどを伝える声明を同博物館や博物館の当初企画を支持したグループなど約30団体・個人に送ることを決める。
95 02 10 広島市、米スミソニアン航空宇宙博物館の原爆投下展について「意見を伺う会」を開催。市民組織と連携して「ヒロシマの心」を米国側に伝えていくことなどが提案される。
95 02 17 広島市、被爆の実態を米国民に知らせるため、原爆資料展をスミソニアン航空宇宙博物館の特別展に近い時期に米国の大学で独自に開き、平岡市長や被爆者を派遣する方針を決める。本島長崎市長、共同開催に前向きの意向を表明。
95 02 23 ヘイマン米スミソニアン協会事務局長、エノラ・ゲイの展示は当初予定の5月から6月に延期される可能性を示唆。科学者団体から「否定的な側面を強調しすぎる」と批判されていた科学関連展示コーナー「米国生活の中の科学」を変更する方針を明らか
95 03 10 米下院歳出委員会内務小委員会、スミソニアン協会の「エノラ・ゲイ」公開展示問題を取り上げる。ヘイマン同協会事務局長、展示では原爆投下正当論を採用することを明らかにする。
95 03 10 岡本三夫元日本平和学会会長、米タフツ大学で開催された米国平和研究学会第7回年次大会で講演。スミソニアン航空宇宙博物館の原爆投下正当論に反論。
95 03 17? 長崎の証言の会、トーマス・キルクリン米退役軍人協会会長から、国立スミソニアン航空宇宙博物館の原爆展計画に反対したことに対する抗議文への返書を受け取る。
95 03 22 長崎平和推進協会、「平和文化市民講座」を市平和会館で開催。米コルゲート大学平和学のニジェール・ヤング教授が「スミソニアン博物館の原爆展中止をめぐって」と題して講演。
95 04 19 米スミソニアン協会とミシガン大学、同大学でシンポジウムを開催。トム・クラウチ同博物館航空部長、原爆展の意図は挫折したと語る。
95 04 23? 市民団体「ピースボート」、米国立スミソニアン航空宇宙博物館が退役軍人団体の圧力で中止にした原爆展を、今夏の世界一周航海を利用した「船上展示」で実現することを決める。
95 05 02 米スミソニアン航空宇宙博物館館長マーティン・ハーウィット、辞任。原爆展に対する退役軍人協会や議会筋の圧力を受け、責任を取る。
95 05 11 米上院議事運営委員会、スミソニアン航空宇宙博物館が企画した広島原爆展に関する公聴会を開催。広島に原爆を投下したエノラ・ゲイの元パイロットら退役軍人5人が原爆投下の正当性を主張。
95 05 18 米上院規則小委員会、スミソニアン航空宇宙博物館の原爆展示問題で公聴会を開催。リンゾール・ウィスコンシン大学教授、中止を批判、クラウチ航空宇宙博物館部長、原爆投下についての米国の気持ちを理解できなかったと語る。
95 06 07 日本被団協、米国スミソニアン博物館の原爆展中止を受け、被爆語り部代表団5人をアメリカに派遣。長崎被災協から三輪博志が参加。7日、ワシントン到着、8日、原爆展示を開始。
95 06 11 NHKテレビ、NHKスペシャル「アメリカの中の原爆論争-スミソニアン展示の波紋」を放映。
95 06 11? 米スミソニアン航空宇宙博物館が企画した原爆展の大幅縮小の経緯を詳細に描いた著書『スミソニアンの審判』、7月中旬に出版の予定。著者は、ジャーナリストのフィリップ・ノビーレとスミソニアン博物館の館員4人。
95 06 15 小西悟日本被団協国際委員長ら5人、スミソニアン航空宇宙博物館を訪れ、玄関前の石段に原爆犠牲者の写真を並べ黙祷。
95 06 22? 米ワシントンのスミソニアン協会航空宇宙博物館のB29「エノラ・ゲイ機」の展示予定会場にペンキがまかれていたことが判明。
95 06 27 米国立スミソニアン航空宇宙博物館、B29爆撃機「エノラ・ゲイ」展を報道陣に公開。会場入り口に当初の「原爆展」の企画を誤りだったとするヘイマン・スミソニアン協会事務局長の釈明文を掲示。
95 06 27 反核・平和団体の代表ら、米ワシントンのスミソニアン航空宇宙博物館前で「エノラ・ゲイ」展に対する抗議行動。
95 06 28 米スミソニアン協会航空宇宙博物館、原爆投下機エノラ・ゲイの展示を開始。
95 06 28 米スミソニアン協会航空宇宙博物館の「エノラ・ゲイ」展会場で抗議行動を行った反核活動家21人が逮捕される。
95 07 04? 米科学史家でスミソニアン航空宇宙博物館の原爆展示の専門家諮問委員を務めたゴールドバーグ、原爆開発に巨費を投じた責任追及を恐れて原爆を投下したとの説をまとめ発表。
95 07 10 森下弘・池田精子・原田浩、米アメリカン大学での被爆証言を終え、スミソニアン博物館で「エノラ・ゲイ」を見学。
95 07 14? アメリカの科学史家スタンリー・ゴールドバーグ(スミソニアン航空宇宙博物館の原爆展示専門家諮問委員を辞任)、マンハッタン計画の幹部が原爆の殺傷効果を高めるため投下直前に超強力サイレンか異常な光を利用することを計画していたことを示す
95 07 25 長崎市が昨年2月に米スミソニアン航空宇宙博物館から寄贈された記録フィルム「広島・長崎における原子爆弾の効果」の日本語版の試写会、長崎市女性センターで開催。約15人の関係者が出席。8月5日に一般公開。
95 07 31 マーティン・シャーウィン米タフツ大学教授、米歴史家でつくる「ヒロシマに関する公開論議のための歴史家委員会」の名で、ヘイマン・スミソニアン協会事務局長宛に抗議の手紙を送ったことを、広島市で明らかにする。
95 08 01 アメリカの歴史学者約200人、スミソニアン航空宇宙博物館の原爆展の縮小に対する抗議文をヘイマン・スミソニアン協会事務局長に提出。
95 08 06 テレビ新広島(フジテレビ系)、報道特別番組「揺らぐ太陽」をローカルで放映。スミソニアンの原爆展示の経過・背景を取り上げる。
95 09 08 シンポジウム「アジア・太平洋と戦争」をハワイ・ホノルル市で開催。米スミソニアン航空宇宙博物館・長崎市原爆資料センターなどの関係者が参加。
95 10 04? 中止となった米国立スミソニアン航空宇宙博物館の原爆展の展示説明書の邦訳が出版される。
95 10 06? フィリップ・ノビーレ、バートン・バーンスタイン、中止となった米スミソニアン航空宇宙博物館の「エノラ・ゲイ展」の未公開展示台本を収録した「葬られた原爆展」の日本誤訳版が出版される。
96 01 31 「戦争と原爆展-幻のスミソニアン展、アジアから見た原爆」三次展、三次市教育会館で開催。県内の会場としては3番目。-6日。
96 06 13 米国スミソニアン航空宇宙博物館の新館長に元海軍中将のダナルド・エンゲンが就任。
96 06 28 米スミソニアン航空宇宙博物館の「エノラ・ゲイ」展示が開幕1年を迎える。
96 09 03 ドール米共和党大統領候補、ユタ州で開催された全米在郷軍人大会で、スミソニアン博物館のエノラ・ゲイ展に関連し、原爆投下決定を支持。
96 11 08 ハーウィット米国立スミソニアン航空宇宙博物館前館長、「原爆展拒否の真相」と題して東京大学教養部で講演。
96 12 10? マーチン・ハーウィット元米スミソニアン航空宇宙博物館館長、原爆展中止の経過を詳述した「拒絶された展示」を出版。
97 08 05 ハーウィット前米国スミソニアン航空宇宙博物館館長、広島市で開催された第4回世界平和連帯都市市長会議で講演。
97 08 05 スモーレン元アウシュビッツ館長とハーウィット元スミソニアン航空宇宙博物館長、広島市の原爆ドーム前で対面。
97 08 08? ハーウィット前米スミソニアン航空宇宙博物館館長の著書「拒絶された原爆展」の日本語版、出版。
97 08 27 広島平和文化センター、平和文化市民講座を開催。マーティン・ハーウィット前米スミソニアン航空宇宙博物館館長が「アメリカは広島・長崎への原爆投下をどう見ているのか」をテーマに講演。約300人が参加。
98 03 20 「科学技術と社会に関する国際会議組織委員会」、シンポジウムを広島国際会議場で開催。中山茂神奈川大学教授(広島の被爆者)の講演、グレッグ・ハーケン米スミソニアン博物館学芸員などによるシンポジウムなど。
98 05 18 米・スミソニアン航空宇宙博物館のエノラ・ゲイ機の特別展示、閉幕。2001年末、ダレス国際空港に完全修復した形で永久保存される予定。
98 07 26 石川県在住のアメリカ人劇団主宰者ウエスタハウト、スミソニアン航空宇宙博物館の依頼で原爆の子の像のモデル「サダコ」のミュージカルを作るため広島を訪れ取材。