編年資料:梶山季之

編年資料:梶山季之<作業中

年月日
1930
0102 京城(現・韓国ソウル)に生まれる。京城中学校4年の時終戦。1945年末、広島県地御前村に引揚げ。広島二中に編入。
1948  広島高等師範学校入学。
1966
0225 『松田重次郎』
「はしがき」の巻頭
 自叙伝というものがある。よんでみると、なかなかに面白いものである。だが、私は、自叙伝というものを、あまり信用していない。(中略)また伝記というものがある。政財界の大立者が物故すると、必ずといってもよいぐらいに、伝記が刊行される。なかには良心的なものもあるが、故人を追慕するのあまり、美しい面ばかりを取り上げて、欠点や短所はとり上げない傾向の方が強い。人間だから長所もあれば短所もあるはずなのだが、どういうものか、人間の醜い面が取り上げられないのは不思議である(日本に不足しているのは、真の伝記文学とユーモア小説ではあるまいか?)というのは私の持論だが、伝記を書く以上は正確に、その人間像を浮き彫りに、私生活も描かねばならないと、私は考えていた。
 1973
 1020  『広島の文芸 小説・評論 知的風土と軌跡』(岩崎清一郎 著、広島文化出版)
「第五章 死の影―原 民嘉・大田洋子 阿川弘之…88」
1975
 0511  没。享年46歳。
0720 『別冊新評 梶山季之の世界 追悼号』
 0731  『ヒロシマの原風景を抱いて』(栗原貞子著、未来社)
 「梶山季之作「ケロイド心中」をめぐって 87」
1977
0415 『旅とその世界』(山と溪谷社)
1979
0313 『定本原民喜全集 別巻』(山本健吉他編、青土社)
「梶山季之 「天邪鬼」のころ 362」
1991
0615 『梶山季之のメジャー・コンタクト(17回忌・文学碑建立 記念号)』(季節社・代表梶山美那江)
2007
1110 時代を先取りした作家梶山季之をいま見直す 没後33年記念事業』(梶山季之記念事業実行委員会、中国新聞社)
 2010
 1220  『広島県現代文学事典』(天野裕康・記)