ヒロシマ研究の会1年の歩み(年表・改変・抄)
年 | 月日 | 事項<注:この欄への月日のあるものは「ヒロシマ研究の会」以外の関連事項> |
1967 | 0615 | ヒロ研第1回例会 |
0707 | ヒロ研第2回例会 | |
金井利博「原爆と補償」=原爆投下は、非戦闘員まで死滅させた無差別爆撃であったという特殊性をもつ国は戦争責任をとるべきであり、被爆者が補償を要求するのは当然の権利である。 | ||
朴寿南「朝鮮人被爆者の実態と問題」=労働者確保の為、広島に強制的に連れてこられた朝鮮人は原爆をうけたことを一アクシデントとしてしか感じない程しいたげられていた。日本人は、被害者であると同時に戦争の加害者だったのだ。 | ||
0720 | ヒロ研第3回 | |
橋本栄一「被爆者救援活動の問題」=活動は継続してこそ意味がある。上から見る形、つまり慈善的な取り組み方ではなく、自己の問題として深めよう。 | ||
0726 | ||
0803 | ヒロシマ世界を結ぶ集い | |
0811 | ヒロ研第4回 | |
庄野「原水爆をめぐる世界史」=被爆者の問題は核につながる今日の問題である。又、既成団体に依存しない市民団体の運動としての平和運動が必要。 | ||
0901 | ヒロ研第5回 | |
栗原貞子 | ||
0908 | ヒロ研第回 | |
早川美子 | ||
*花美鈴 | ||
0921 | ヒロ研第7回:南の | |
1006 | ヒロ研第回 | |
1020 | ヒロ研第9回 | |
1027=第1回対話の会。 | ||
1101=厚生省「原子爆弾被害者実態調査 健康調査及び生活調査の概要」発表。 | ||
1102=広島市長、市独自で全数調査をする旨言明。 | ||
1109 | ヒロ研第10回:厚生省調査結果に対する討論。この時完全な実態調査を市に要求するための署名運動をすることを決定。 | |
1124=YMCA会員の沖縄報告会。 | ||
1125 | 署名運動開始。 | |
1130 | ヒロ研第11回:署名運動の経過報告と方針。この時1130名の署名が集まっていた。 | |
1208 | ヒロ研第12回:市長への要望書の内容検討。 | |
1219 | ヒロ研第13回:署名運動の方針、公開セミナーの構想 | |
1220=対話の会 | ||
1221 | 市長との会見:おざなりの返事しか貰えなかった。地道にやっていくことが必要である。 | |
1223=白書の会「実態調査促進運動に全面協力」。原爆小頭症の認定児は全て医療保護されることを決定。 | ||
1226=平和の会「被爆者招待クリスマス」 | ||
1968 | 0108=フェニックス号北ベトナム公開記録公開。 | |
0111 | ヒロ研第14回:新年における会員夫々の抱負を話し合い新年の展望を概要的にまとめる。 | |
0114 | 第1回対話のつどい開催準備。 | |
0115=第1回対話のつどい―青年とヒロシマ―。会員山本暁子発題。 | ||
0125 | ヒロ研第15回 | |
田原伯(原爆資料収集家)=ヒロシマの問題を一生の仕事として取り組んでいられる田原さんの話を通してもっともっと真剣にならねばならぬとおもった。 | ||
0127=白書の会。女学院高校生徒が募金を朝鮮の人達に渡した。 | ||
0208 | ヒロ研第16回 | |
大牟田稔(中国新聞)「全国に散在するヒロシマをめぐるグループの動向」=ヒロシマをもっと知って欲しいという態度ではなく全国に散在するヒロシマに関心を抱いている人々との提携という態度が大切。 | ||
0210=広島べ平連の第1回デモ。 | ||
0215=原爆被災資料広島研究会結成。大本営建設の問題化。 | ||
0222 | ヒロ研第17回:セミナーの開催準備。 | |
0301=原水協・原水禁、ビキニデー全国集会(於静岡・焼津)。 | ||
0301=市長を囲む市民対話の会。 | ||
0302 | ヒロ研第18回:セミナーの開催準備。 | |
0307=「青年の船」セイロンで青年対象のアンケート「日本でれんそうすることは」「ヒロシマ」が17%で1位。 | ||
0308 | ヒロ研第1回セミナー実施。 | |
0309 | ヒロ研第1回セミナー | |
0310 | ヒロ研第1回セミナー | |
0330=特別措置法が閣議決定国会提出。 | ||
0311 | 厚生省の認定、被爆者追跡調査に数人の会員が参加。 | |
0312=原水協・原水禁「第五福竜丸、保存国民運動」計画にのり出す。 | ||
0314 | ヒロ研第19回:田原さんの提唱により、毎月6日に6時から八丁堀で「ピカより〇○日」のチラシ配りをすることを決定。「ピカより〇○日」の運動は少しでも市民に核戦争の恐ろしさを知って貰うと同時に広島の一市民として共に23年という年月の重みをかみしめようという趣旨から。 | |
福竜丸の保存の件について、ヒロシマ研究の会としては、はっきりした考えをだすことはできなかった。 | ||
0316 | 第1回「ピカ〇○日」実施。爆心地調査に数人の会員が参加。 | |
0403=原爆被災資料広島研究会第2回会合「専門部会を設置」 | ||
0323=白書の会。 | ||
0404 | ヒロ研第20回:実態調査・資料、外国人被爆者問題、平和運動。の3グループに分れてもっと問題を深めていくことに決定。 | |
0410=朝鮮人被爆者を囲む会、出席者が一人もなく問題の複雑さがわかった。 | ||
0418 | ヒロ研第21回 | |
平岡敬「広島の問題を深める」方向から助言。 | ||
会員が春休みにアルバイトとしてやった実態調査の感想報告 | ||
0418、0419=映画、記録なき青春。 | ||
0420=原爆映画、幻のフィルム―初公開。 | ||
0423=対話の会、広島ベ平連との提携、協力体制。 | ||
0425 | ヒロ研第22回 | |
森滝市郎「被爆者団体の動向と援護法」=今日の現存する被爆者は、広島・長崎あわせて30万人。原爆そのものもひどかったが、その後の2~3年の貧乏の方が辛かった。その間は、夫々自分自身の身のふり方を考えるのが精一杯で意識的に被爆者が、まとまるのは困難だった。被団協などのグループが生まれたのは訳10年を経過してからであった。昭和29年のビキニのとき「広島の百万名署名」と名の残っている様、市民の意識が高まった。被爆者問題と原水禁運動が2本の基本底流をなすものであり、被爆者の声には常に重きをおかれるべきものである。 | ||
0426=厚生省、広島県、市、長崎県、市、が実態調査の実施について審議会。 | ||
0430=海田町原爆被害者の会240名の体験談を収録した被爆者懇談集録」を発刊。 | ||
0431=基町、5度目の大火。 | ||
0505=折り鶴の子の像、除幕10周年記念式典。 | ||
0506 | 第2回ピカ○○運動実施。 | |
0511 | ヒロ研会員合宿=各自夫々被爆者訪問を通して精神的継承というか、祖父、祖母の話を孫の様な気持ちできき継承していこうということに決定。 | |
0512 | ||
0511=山口県、原爆被爆者福祉会館「ゆだ苑」完工。 | ||
0512=広島県スラム対策に調査費1千万円を計上。 | ||
0514=プルトニウム国産化成功。平和利用国で4番目。 | ||
0515 | ヒロ研第23回:実態調査の促進運動について、ヒロシマ研究の会なりに目安をたてた。 | |
0517=学術会議、「原爆被災資料広島懇談会」を開催(於広大原医研)。「原爆被災資料センター」けんせつについての意見をきく。 | ||
0520=映画「広島の証人」上映協力委員会発会式。 | ||
0521=被爆者バッジができる。 | ||
0523 | 広島女子大において原爆映画を考える写真展を開催。~25日。 | |
0525=佐世保の放射能汚染問題で米原子力委員会の調査団は、「ソードフィッシュは、佐世保帰港期間中、放射性物質は1滴も放出していない」と言い残して帰国。 | ||
0530 | ヒロ研第24回例会 | |
森下弘「教科書の中の原爆問題」=学徒動員により生徒学生もいっせいにかり出された。こうした事実があるにも拘らず現在の高校教育において何ら教えられていない。ただ一部の教師の自主性に頼っている状態だ。又原爆映画の視聴率から見て高校生の間に意識が必ずしも低いとはいえない。しかしヒロシマが自分の問題となりえないところに問題がある。もっと何らかの形で日常的にとり入れられる様にすることが必要ではないか。 | ||
0605=映画「ヒロシマ 1966年」 | ||
0606 | ヒロ研第25回例会。第3回ピカの運動実施。 | |
この一年についての率直な反省がなされ今後の方針について話し合いが行われた。会員募集の機会を何度も作ったにも拘らず、尚かつ会員が増えない。ヒロシマの問題が、オキナワ、ベトナムに比べて現代の若者にとって魅力あるものになりにくいということを示すものではないだろうか。私達はいつでも誰でも自由に出入りできる開放的な若さあふれるヒロ研にしてゆくことによって新しい感覚のヒロシマを私達青年の手で創って行かねばならないと思う。 | ||
0606=園田厚生大臣:被爆者の全数調査を国勢調査に付帯して実施することは至難だが、市町村が独自で調査できる様補助費を出すと発表。 | ||
0608=対話の会。第2回市民対話の会の準備。 | ||
0613 | ヒロ研第26回例会:2年目の展望をたてる。 | |
0613=社会党、共産党との統一協議断わる。 | ||
0615=第2回市民対話の会。岡村昭彦、本多勝一 | ||
0616=ヒロ研1周年記念会。 |