『核兵器裁判』(NHK広島核平和プロジェクト、NHK出版、19970725)
目次
章 | ||
1 | 世界法廷運動への道 | |
世界法廷に持ち込まれた核兵器 | ||
非核先進国ニュージーランド | ||
キッチンから世界的市民運動へ | ||
世界法廷プロジェクト発足 | ||
ヒロシマからハーグへ | ||
2 | 持つ国VS持たざる国、二週間の攻防 | |
WHOの提訴決議 | ||
1993年 一回目の挑戦、そして挫折 | ||
提訴決議案再提案へ | ||
1994年 国連の攻防「第一幕 国連第一委員会」 | ||
11月9日~提訴決議案提出 | ||
11月10日-16日~核保有国の切り崩し | ||
11月17日~審議延期の動き | ||
11月18日~決議案採決 | ||
1994年 国連の攻防「第二幕 国連総会本会議」 | ||
11月18日~決議案採決 | ||
11月18日~12月14日~総会本会議を前に | ||
12月15日~総会本会議 | ||
3 | 史上初の核法廷~各国陳述 | |
核兵器は全面的に違法~オーストラリア、口火を切る | ||
フランスとの限りなき闘い~ニュージーランド陳述 | ||
告発された核植民地主義~ジンバブエ陳述 | ||
主権不平等への怒り~マレーシア陳述 | ||
市民と小国の連帯~ロートブラッド氏の陳述書 | ||
核兵器を違法とする法はない~アメリカ陳述 | ||
自衛権の下、核使用は合法~フランス陳述 | ||
国際法違反を明言せず~日本政府の陳述 | ||
核兵器は国際法違反~広島・長崎市長の陳述 | ||
陳述をめぐる外務省と広島市長の対立 | ||
4 | 判事たちの対立~勧告的意見発表の舞台裏 | |
一四人の国際司法裁判所判事 | ||
難航する審理 | ||
七月八日 勧告的意見の発表 | ||
勧告的意見の骨子 | ||
各判事の個別意見~対立する判断 | ||
・ペジヤウイ裁判長の声明 | ||
・シュベーベル判事(アメリカ)の反対意見 | ||
・フェラリーブラボ判事(イタリア)の声明 | ||
・ウィーラマントリー判事(スリランカ)の反対意見 | ||
・ギョーム判事(フランス)の個別意見 | ||
・コ囗マ判事(シエラレオネ)の反対意見 | ||
・史判事(中国)の声明 | ||
・小田判事(日本)の反対意見 | ||
5 | 核廃絶を目指して~勧告的意見以後 | |
勧告的意見の反応 188 | ||
勧告的意見を具体化する動き | ||
核兵器廃絶への提言 | ||
包括的核実験禁止条約の採択 | ||
軍人と文民の指導者たちの反核声明 | ||
南半球が非核地帯条約の下に | ||
カナダ、核抑止政策の見直しへ | ||
核兵器審理の意義 | ||
ヒロシマからハーグへ、そして世界へ | ||
6 | 核廃絶へ向けて~世界有識者の提言 | |
核拡散防止条約の評価 | ||
包括的核実験禁止条約の評価 | ||
史上初の笹界核法廷”の評 | ||
核廃絶へのシナリオ~キャンベラ委員会報告 | ||
核廃絶に向けて | ||
あとがき | ||
資料 核に関する国際法、条約 | ||
年表 「核をめぐる外交」 | ||